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花粉症考(くしゃみ篇②)

2013.03.28

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前回のお話・・・

花粉症考(くしゃみ篇)

 


早速、続きいきます!!


前回、くしゃみは病的なものばかりではなく、症状が回復する時に出るものもある、というお話をしました。


今日は、くしゃみする前の、あの鼻がムズムズする感じ、「鼻痒(びよう)」について、ちょっと話しときましょう。



これは、大まかに言うと、

1.諸々の原因で、結果的に鼻に熱がこもった場合

2.肺の臓が弱っている場合

この2パターンです。

 

(『症状による中医診断と治療 下巻』P514)




また、鼻を「風邪(ふうじゃ)」という邪気が襲った場合にも生じる、とあります。


これも、邪気を陰陽に分けると「陽邪」であり、「熱邪」の仲間ではありますが、治療法が違います。



自然界においても、火を燃やせば上昇気流が生じます。



気圧の高いところから、低いところに向かって、大気が移動します。



これとよく似た現象が、人体内でも起こります。

詳しくは
「風」「火」について 参照


また、古典には、

「心の臓が蔵する”神”が乱れると、鼻痒が起こってくしゃみが出るよ~ん。」

という記載があります。

(明代:董宿、方賢著『奇効良方』鼻門から抜粋意訳by竹下)


つまり、鼻がムズムズしてくしゃみが出る場合、「風」「熱」「肺の臓」「心の臓」に着眼することが大事で、

これらが傷んでいるような兆候(所見や症状)がみられない場合は、陽気が回復してくる兆候とみてもよい、

ということです。



つまり、体が回復し、陽気が立ちあがってくる際、一過性に鼻部で陽気が充満して、熱を生じ、気の「生理的な」停滞が起こり、

それを通じさせるためにくしゃみが出る場合がある、という訳です。


こういう判断が、きちんとできるかどうか、臨床の現場では、極めて大事なのです。



また、そのように患者さんに説明し、理解を得ないといけません。

 



花粉症の話はまだまだあるんで、シーズンが終わっちゃう前に、もうちょい進めときましょうかね。(笑)

 




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