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花粉症考(くしゃみ篇)

2013.03.27

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今日、患者さんが面白いことをおっしゃった。


その患者さんは、整形外科的な問題や、婦人科疾患や皮膚科疾患はあるものの、現在のメインの症状は花粉症


清明院で治療し、諸々の症状は楽になってきているが、今日、清明院で治療している最中にくしゃみが出てきた。


連発連発。


しかも今日で2回目。(苦笑)


そこで、冷静に体表観察すると、治療に間違いはないものの、患者さんはやや不安顔で、

「なんで治療していると、くしゃみが出てくるんですか・・・??」

と。

 

 

たまに、治療中、あるいは治療後に、思いがけない症状が出たりして、患者さんが不安になる場合がある。

 

 

そういう時は、体が調う方向に向かう過程で、体のどこかに気の停滞が一時的に起こっているもので、一過性のものであり、いずれ解消されるので心配ない、

 

という風に解釈することが多い。

 



そこで、この現象(治療中に出てきたくしゃみ)を考えてみる。



くしゃみは東洋医学では「噴嚔(ふんてい)」と呼び、基本的にはカゼの症状の一種として考えるか、「肺の臓」の弱りとして考えるか、

の2パターンであります。

 

(『症状による中医診断と治療 上巻』P518)

 


ちなみに肺は、東洋医学では「嬌臓(きょうぞう)」と言われ、嬌臓の嬌は”ひ弱、弱々しい、なまめかしい”という意味であり、

まあ、か細く、繊細な女性のような臓器である、と考えられています。



だから弱りやすい、また、外界の変化の影響を受けやすい、という訳です。



これについても、またそのうち、詳しく書きましょう。



「肺の臓」に対する深い理解は、あらゆる病を治療する上で、超重要だと思います。


また、今日の例を考える上では、これが重要なんですが、古典の中に、くしゃみは、胃腸に問題がある場合や、

ある種のカゼや、冷えを中心とする慢性病が回復する兆候であったりと、意外と、

”くしゃみは、体が回復する時に現れる兆候”

という解釈があることです。

 

(『黄帝内経霊枢』口問萹(28))




ところで、くしゃみが出る前の、あの「鼻がムズムズ」する症状も、東洋医学では「鼻痒(びよう)」と呼んで、治療法を考えています。


 


・・・話が長くなるので、次回に続く。(笑)

 




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