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こんばんは、下里です
節分も過ぎ、春の足音が近づいてきましたね!外にいて陽気を感じる瞬間が増え、ワクワクしています
突然ですが、「2人目不妊」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
平たく言うと、第2子を希望していても、なかなか授からずに1年、2年、、とベビ待ち状態が続いていることです。
これには、加齢や環境の変化に伴う卵子や精子の質の変化、
出産後何らかの理由で骨盤の中の状態が変わり、排卵した卵をうまく卵管に取り込めなくなるピックアップ障害
などのほか、夫婦生活の減少も大きな原因とされています。
「妊娠中にいいセックスができると、産後の夫婦間の関係が良好である」とも言われていますが、
妊娠中にセックスレスになると、そのまま、産後もセックスレスにとなりやすいといわれます。
セックスレスとは、日本性科学会によれば、「特別な事情がないのに、カップルで合意したセクシュアルコンタクトが1か月以上ない場合」と定義されています。
この場合のセクシュアルコンタクトとは、セックスだけでなく、キスなども含みます。
厚生労働省が2011年に行った調査では、 10~40代夫婦の4割近くがセックスレスであったという報告がされています。
既婚者でセックスレスの人は36・5% で、2年前の調査より1・9ポイント、 10年前には28・0%であり、増加となっています。
理由は男性では「仕事で疲れている」が24・ 6%、「出産後何となく」(13・6%) 「面倒くさい」(9・3%)。 女性は 「出産後何となく」(21・0%)「面倒くさ い」(18・8%)「仕事で疲れている」(1 5・1%)の順。
このデータからも、出産の影響がうかがえます。
「第五回男女の生活と意識に関する調査」PDFファイルはこちら http://nk.jiho.jp/servlet/nk/release/pdf/1226502324050
昨年「産後クライシス」なんて言葉もメディアを通じ広まりましたが、産後の夫婦の擦れ違い(女性視点の比重が高い考察なのは、気になりますが)をなくすのに有効とされる家事育児の共同作業や、
お互いのいたわり、思いやりの中には夫婦生活も含まれている、、、と考えれば、妊娠中のセックスの状態が、産後の夫婦関係に与える影響というのは、無視できないのかもしれません。
セックスレスでも関係が良好!というご夫婦もいらっしゃいますし、その逆もしかり、ですが、コミュニケーションの延長として大切な手段でもあるセックスについて、医学的に妊娠中の位置づけはどのようになっているのでしょうか。
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現代医学的には、感染症を除き、早産・流産など赤ちゃんの健康と妊娠中のセックスには、直接的な関係はないという見解です。
安定期までは控え、激しい動きは避ける、お腹が張ってきたら中断する、感染症予防のためにコンドームをつける
など、普段以上の気遣いは必要ですが、安全に行えるのであれば行って大丈夫、ということです。
カップルのコミュニケーションがうまくいき、精神的に落ち着くことで、逆に早産の可能性が低くなる、なんていう見解もあり、
また、前述したように産後のカップルの関係を考えたうえでは大切なコミュニケーション手段であるため、一般の出産経験者の意見などをみているとどちらかというと推奨ムードであるように感じました。
では東洋医学の世界ではどうでしょうか。
今回は『竹林寺女科』(歴代僧医の学識経験を踏まえ、清代に竹林寺の僧によりまとめられた本。ん?僧が医学???なんで?と思われた方は、森岡副院長のブログ僧医・梶原性全 ~世界最古の解剖(その5)~をご参照ください)という本を参考にします。
これは、現代からみると「医学書」というよりは、「医学的歴史資料」と言ったほうがいいような記載内容の本ですが、一つの見解として、面白いので紹介します。
まず、節のタイトルが「妊娠宜禁房労」と有るように、真っ向否定ムードです。
いわく、欲望を持たずにいるのが理想だが、それは難しいので、欲望をできるだけ抱かないようにし、心身ともに穏やかに静かに過ごせ、と
セックスはしないほうが安産につながるし、赤ちゃんも生後健やかに育つという考えのようです。
安定期前のセックスは流産につながるし、それ以降は早産や後産も含め難産になり、赤ちゃんも生後体が弱く、場合によっては死亡してしまう、
妊娠中のセックスはリスクが高く、これは両親の責任でコントロールしなければならない、と考えられていたようです。
中医学では、「房事不節(セックスの不摂生)」で、生殖および、人が生まれながらに持つバイタリティーにおいて重要な臓である腎のパワーを損なってしまうという考えがありますので、
そういった観点から、お母さんの腎気を損なう=妊娠継続や胎児の栄養状態に悪い影響を及ぼす、と考えたのでしょうか。
また、キーワードとして「欲」を戒める記述となっていますので、
本書が歴代僧医の学識経験を踏まえ、僧により記述されたことを思うと、医学的な側面だけでなく宗教的な理由もあるのかもしれません。
他にも、同書にはアレをするな、コレを食べるな、体を動かせ
と、節ごとに、養生指導が続きます。心身への過度な刺激を減らし精神を安静に保て、というのが共通点でしょうか。
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妊娠中のセックスに関して、「安全」のボーダーラインは時代や立場により違うわけですが、いずれにしろ体に負担がないようにし、精神衛生を健やかに保つことが妊婦さんの体には求められるわけで、その目的にかなっているか?が最終的には重要になってくるのですね。
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