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胞衣について、その1~「胞衣」って何ですか?~

2013.02.11

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こんばんは、下里です




まだまだ空気が冷たいですが、日差しは日増しに強くなっていますね




今回は、前回のブログで妊娠中のセックスについて取り上げた際に参考にした『竹林寺女科』にあった記載で、




同書では、妊娠中のセックス(および、性欲)を戒める理由として




「胞衣が厚くなり、難産になる」とあり、



なぜ、そういう理論になったのかが疑問でしたので、今回はまず「胞衣」について調べてみました。




「胞衣」は、「えな」とも呼ばれ「恵那」とも表記されます。




これは赤ちゃんが生まれた後に後産として産み落とされる胎盤・羊膜・臍帯などのことで、




胎児の分娩後に強い陣痛が起り、体外へ排出されます。

 





中医学では乾燥させた胎盤は「紫荷車(しかしゃ)」と呼ばれ、精力を増強する漢方薬として知られています。



「万里の長城」で有名な秦の始皇帝も、不老長寿の薬として、愛用したとか。




現代でも、「プラセンタ」といってブタの胎盤のエキスを、若返りに効果がある、と言ったりしますよね



胎盤はお母さんと赤ちゃんをつないで、栄養や酸素をおくる役割を果たします。




もともとは、受精卵の子宮壁側が発達したもの=胎児と同じ物から発生します。




志を同じくする仲間のことを「同胞(どうほう、はらから)」といったりしますよね!ここから由来するのかなと思いました。



胎盤と言えば、私の知り合いで立会出産された旦那さんは、その場でお刺身にして食べたと仰っていましたが、「胞衣を食べる」という習慣も、世界各地に昔からあるそうです。





この「胞衣」は、現代では産汚物とされ、処理されます。




日本では近世まで地中に埋める習慣が貴賎を問わずに各地であったそうです。


古くは奈良時代の『医心方』から、記載があり、婦人向けの養生書や、『徒然草』にもその風習について記載があります。



「胞衣壺」といって、地中に埋めるために胞衣を納める専門の壺もあったそうです。



それは、生まれた赤ちゃんの健康を願って行われていたのだとか。





さて、後産のことだけに注目すれば、それはラクなほうがいいですから、量が少なく、スッキリ排出されるのがいいのかもしれません




しかし、お母さんの子宮の中にあっては胞衣は赤ちゃんを守る大切な臓器でもあるわけです。




なぜ、それが「厚くなる」ことがいけないことなのか?について、次回は考えてみたいと思います。



<来週につづく>


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