東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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旧スタッフ

守・破・離(その1)

2010.09.21

こんばんは、森岡です(^_^)前回は、「学問」について書きました。学習と学問 参照今日は「学問」を進めていくには、というお話です。そのヒントとなることを、室町時代の猿楽師(今で言う能師)の世阿弥(ぜあみ)さんが、彼の著書「風姿花伝」の中でこんな風に述べていました。この世阿弥さん、非常に面白い人です。室町時代初期(1363~1443年)に活躍した猿楽師で、お父さんも有名な猿楽師です。世阿弥12歳の時に父とともに、将軍足利義満の前で猿楽を舞い、義満は父の舞台に感激したが、共演した美少年世阿弥にメロメロ。以後、寵愛をうける。(この年で将軍様の御前で堂々と舞えるなんてタダ者じゃない!!)現在の能で代表的な作品は約240曲とされる中、世阿弥さんの作品は約50曲!!スゴイですねぇ。また、後年には出家されています。そして能の理論書とされる「風姿花伝」を著します。この本は、能師としていかにして上達し、いか ....

学習と学問

2010.09.20

こんばんは、森岡です(^_^)授業中のよくある風景。先生:「ここまで、何か質問ある人いますか?」生徒:「・・・。」先生:「では次に進みます。」皆さんもこんな場面に遭遇したことがあると思います。僕なんかは、せっかく時間もお金も割いて「学び」に来ているのにもったいないなぁと感じてしまいます。この「学ぶ」という字を使った語句で「学習」と「学問」があります。非常に似ているようで全く非なる言葉です。「学習」とは、その字のごとく「学」を「習う」事です。つまり学ぶ側の姿勢としては、非常に受動的です。一方、「学問」とは、「学」を「問う」事です。学ぶ側の姿勢は、能動的になります。「問う」ということは「疑問」をもつことです。習っていることに、「そうかな?」「本当なのか?」と常に考える。これが知識の探求において非常に重要だと思います。また、「学問」の始まりは、「問答」だったと言われています。東洋医学の古典書籍に ....

バトン

2010.09.19

タッチです!!始めまして。往診事業部の森岡です。「ん? だれ?」と、お思いの方もいらっしゃると思いますが、9月より清明院で働かせて頂いております。この「清明なる日々」は、副院長松木先生と、私、森岡が約一週間交代で綴らせて頂きます。日々の業務内容は松木先生と同じく往診です。また、午前中は大森にある鍼灸学校の教員養成科(院長も副院長も在学されてました)に通っています。内容としましては、☆授業で感じたこと☆日々感じていること等を中心に、東洋医学のことも織り交ぜていきたいと思います。以後よろしくお願いします!!愛すべき読者の皆様、1日1回、こちらのバナーをそれぞれ1クリックお願いします!! 清明院に皆様のお力を! ↓↓清き1票を!   ↓↓清き1票を!

10記事目

2010.09.18

こんばんは、松木です。本日で、当ブログも10記事目です。まだまだ清明院院長のブログ「最高の鍼灸の追求」の足元にも及びませんが、これからも多くの皆様に読んで頂けるよう、書き続けていきますので、応援よろしくお願いします。明日から一週間は、清明院の新スタッフである、森岡先生が記事を書いて下さいます。乞うご期待ください。愛すべき読者の皆様、1日1回、こちらのバナーをそれぞれ1クリックお願いします!! 清明院に皆様のお力を! ↓↓清き1票を!   ↓↓清き1票を!

昭和鍼灸の歳月

2010.09.17

こんばんは、松木です。またまた本の紹介です。本日は学生さん向きかもしれません。「昭和鍼灸の歳月」 上地栄著 タイトル通り、昭和初期の鍼灸にまつわるお話しです。この時代の鍼灸に携わる人々の「熱さ」を体感できる本です。とあるマンガの単行本の帯に、このようなキャッチコピーが書いてありました。「熱くなれなきゃ仕事じゃねぇだろ。」 私はこの仕事観に一票を投じます。愛すべき読者の皆様、1日1回、こちらのバナーをそれぞれ1クリックお願いします!! 清明院に皆様のお力を! ↓↓清き1票を!   ↓↓清き1票を!

試験勉強

2010.09.16

こんばんは、松木です。はり師、きゅう師、あん摩マッサージ指圧師の国家試験は、毎年2月の最終の土日で開催されています。夏休みも終わり、学生の皆さんから「国家試験の勉強の仕方を教えて下さい!」という質問を耳にする季節になって参りました。僕の回答は常に同じです。「まず過去問を解き、その後教科書を読むのがオススメです。」その理由は、過去問を解くことによって、「国家試験で問われること」がどういったことか、が大体分かります。その後教科書を読むと、たくさんの情報の中で、「対国家試験用」の優先順位が見えてきやすいからです。勉強の効率が上がりにくい学生さんの中には、教科書の全ての情報が大切なように感じてしまわれる方が見受けられます。しかし、必ず情報には優先順位があります。過去問を解いた後、教科書を読むと「あ~ここ問題に出てたな。」と思いながら教科書を読み進めていくことができると思います。同様のことが臨床でも ....

漢方小説

2010.09.15

こんばんは、松木です。 今日は本の紹介です。 少し前になりますが、「漢方小説」という小説を読みました。 内容紹介を引用させて頂くと、 川波みのり、31歳、脚本家、独身。胃がひっくり返ったようになるのに、眠れないのに、病院に行って検査をすると『特に異状なし』。 あのつらさは何?昔の 男が結婚したショックのせい?それとも仕事のストレス?最終的にたどりついた東洋医学で、生薬の香りに包まれながら、みのりが得たものは。 心と体、そして 人間関係のバランスを、軽妙なテンポで書き綴る、第28回すばる文学賞受賞作品。 紹介文どおりテンポがよく、すらすら読める小説でした。 患者さん目線で、東洋医学がどのように感じられているかが書いてあり、とても勉強になりました。 興味がある方は是非ご覧下さい。 愛すべき読者の皆様、1日1回、こちらのバナーをそれぞれ1クリックお願いします!! 清明院 ....

正しく古いものは永遠に新しい

2010.09.14

こんばんは、松木です。私は講師になってから現在まで、「東洋医学概論」という科目を毎年担当しています。「東洋医学概論」とは、その名の通り、「東洋医学」の「領域全体のあらましを要約して述べたもの。」です。要するに、清明院院長が「最高の鍼灸の追求」において日々述べられている、東洋医学の理屈について講義してるわけです。(因みに東洋医学概論の教科書は専門用語ばかりでややこしいです。教科書が難解だと思った方は「最高の鍼灸の追求」の解説をオススメします。)この授業を担当していると、とても興味を持つ学生さんと、全く興味を示さない学生さんが目に付きます。前者の中には、古くから行われているんだから「絶対に」正しいんだ!と思っておられる方がちらほら見受けられます。後者の中には、東洋医学なんて非科学的で、最新の科学に拠っている考えの方が「絶対に」正しいんだ!と思っておられる方がちらほら見受けられます。これは個人的 ....

定期試験

2010.09.13

こんばんは、松木です。 本日は学校で定期試験の採点を行いました。 試験というのは、学生の皆さんの学習度合いを評価すると同時に、教師の情報伝達力が評価される場だと思います。 「教授錯覚」なる言葉があります。 教授錯覚とは、大学教育において、 「自分の筋道だった理論の授業によって,学生たちもよく理解できているはずだ。」とか、 「自分の教育への熱意は,学生たちに共感をもって受けとられているにちがいない。」 という類の、教師側の勝手な思い込みのことです。 今回も、定期試験の採点をしていて、とても基礎的な内容で間違いを記入しておられる学生が見受けられました。 ここで、「こいつ勉強しなかったんだな。」と考えるのは簡単ですが、教授錯覚に陥っている可能性も否定できません。 特に、同じ箇所を複数の学生が間違っているとなると、その可能性は高くなると思います。 「普通なら正しく解答でき ....

落語に学ぶ教育技法

2010.09.12

こんばんは、松木です。 私は清明院での業務の他に、専門学校で講師の仕事もさせて頂いております。 人に何かを教えるという事の難しさ、伝える事の難しさを日々痛感しております。 そんな中、大いに参考にしている教材があります。 「落語」です。 特に「古典落語」は授業に大いに参考になります。 それは、「古典落語」というものが、決められた演目を噺家さんがいかにオリジナリティーのある芸に昇華するか、という所にその醍醐味があるからだと思います。 学校教育において、教えるべき内容はあらかじめ決まっています。 その中でいかに「面白い!」と思ってもらえるか。 この、「決まった内容を、いかにして面白く伝えるか」という点で、落語は大いに参考になるわけです。 立川流家元 立川談志師匠は、弟子への指導の際、このようなことを言っておられます。 「落語はリズムとメロディーだ。」 どのようなリズ ....

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