東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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大人も気持ちいい小児鍼(その5)

こんばんは、森岡です(^_^)

前回までのお話・・・

大人も気持ちいい小児鍼(その1)
大人も気持ちいい小児鍼(その2)
大人も気持ちいい小児鍼(その3)
大人も気持ちいい小児鍼(その4)  参照

5回に渡り書いてきました「小児鍼」もここで一旦、区切ろうと思います。

最終回の今日は、お子様の周りの方々ができる、「かんむし」予防法です。

僕らが、お子様と接することができるのは、治療を行う、数十分~数時間です。

その他の時間の、ほぼ全てを、お子様は周りの方々と過ごすわけです。

ですから、この予防法を行うことで、治療効果はグッと上がると思います。

①早期発見・早期治療

当たり前のことですが、重要です。

特に「早期発見」するには、お子様に関心を持ち、こまめな観察が必要となります。

これがやはり、一番難しいのではないでしょうか。

今泣いているのは、何を意味しているんだろう?

急に、言う事きかなくなったのはなんでかな?

お子様の好きなもの、嫌いなもの。

怒られた時の反応。

色んなところに、お子様の異常は、暗号のように散りばめられています。

まずは、関心を持ってください。

②規則正しい、生活リズムを送らせる

これも、ごくごく当たり前のことです。

しかし、現代では共働きの方や、生活リズムの乱れている御両親が多いようです。

大人の都合に、ついつい、子供を付き合わせてしまったり、御両親が小さい時もそのような生活だったため、これが当たり前なんて方もいます。

お子様は、平気な顔をしているかもしれませんが、確実に体は堪えているはずです。

早寝早起きで食事の時間を守り、おやつや昼寝を適度に与え、おむつをしっかり換えてあげる。

こんなことでも、体はグッと良くなります。

③スキンシップをとる

皮膚は「第三の脳」なんて言われるくらい、様々な刺激に対して、敏感に反応する感覚器です。

ですから、幼い子には、毎日しっかり抱きしめ、顔を見て話しかけてあげて下さい。

用事が出来る年頃になったら、手伝わせ、「ほめて」あげて下さい。

「忙しいから後にして!」と言わずに、話を最後までしっかり聞いてあげてみて下さい。

④発散(運動)させる

子供は大人のように、自己をうまく表現できません。

自己表現の手段として「泣く」ことに、大きなウェイトを占めます。

ですから、大人のように、お酒を飲むことも、ドライブに行くことも、恋人と過ごすこともできません。

自分の欲求がうまく満たされなければ、ストレスが溜まります。

しかし、それをうまく発散させるすべもない。

となると、体は不調をきたします。

また、文明が発達したおかげで、現代っ子は外で遊ぶ機会が圧倒的に少なくなりました。

ですから、やはり発散の場が極端に少ないです。

子供は、なるべく外に出させ、できる限り発散させてください。

⑤愛情

最後にこれです。

①~④を行うには、時間も、体力も、気力も使います。

ですから、それが、苦にならないような「愛情」を持って、お子様に接してあげて下さい。

親の愛を、いい意味でも、悪い意味でも、子供は非常に敏感に感じ取ります。

たくさんの「愛」で、お子様を、すくすくのびやかに育ててあげて下さい。

上記の予防法は、どれも本当に基本的なことだと思います。

読んでいて、「そんなことわかってるよ」と、お思いの方もいると思います。

ですが、忙しい日々の中で、初めはできていた、当たり前のことが、少しずつできなくなってきます。

また、できていないことに、気付きにくくもなってきます。

「もう一度、子育てを見つめ直す。」

難しいですが、非常に重要だと思います。

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大人も気持ちいい小児鍼(その2)

こんばんは、森岡です(^_^)

前回までのお話

大人も気持ちいい小児鍼(その1) 参照

今回は小児鍼の歴史です。

小児に対する治療が、最初に記載されているのは、中国の明という時代の書物だそうです。

ここでは、主に、「できもの(腫れもの)」に対する治療法が書かれています。

治療法は「瀉血」といって、皮膚を切って「滞った悪い血」を排出する、という方法でした。

そして、江戸時代中期に、この日本でも、特殊な用具を用いて(扇型や先の丸くなった、刺さない鍼など)、皮膚に軽度な接触刺激を与える「小児鍼」が、大阪において考案されました。

ですから、関西では関東に比べ「小児鍼」の認知度は高いですよね。

よく患者さんでも、関西方面の方は、小さい時に鍼や灸をしていた、という方がいらっしゃいます。

そして大正~昭和中期頃にかけ、「小児鍼」は最盛期を迎えます。

この頃には1日100人以上の小児患者を治療している鍼灸院がザラにあったそうです!!

「月に二度、「小児鍼」をしておけば安心」とまで言われたほどでした。

この時代は、医者にかかれば高額な医療費がかかったため、鍼灸なら安価で、安心して、さらに効果も高かったので、大幅に普及していったと考えられます。

しかし、昭和36年に「国民皆保険制度」の発足を機に、医者の治療も比較的安価に受療することができ、経済状況も好転、設備の整った病院で診てもらう方が、安心できると考えられるようになり、「小児鍼」は衰退していきました。

うーん、やはり日本人は、目新しいものにすぐ興味を持つ、少しミーハーな部分があるんですかね。

これだけ流行って、かつ効果も出していたのにねぇ・・・。

ここ数年、日本の出生率は上昇しているのに、小児科は少なくなる一方です。

また、数値化できずに、検査では異常なしとされながらも、不調を訴える子供も増えてきているように思います。

(まぁ、疳のムシなんかまさにそうですよね。)

子供も、心身共に病む時代なんですね。

(僕が子供の時は、そんな子全然いなかったのにな。)

こんな時こそ「小児鍼復活!!」に期待します!!

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