東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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身土不二

こんばんは、森岡です(^_^)

ある本を読んでいて出てきた言葉。


「身土不二(しんどふじ・しんどふに)」

これは、もとは仏教用語であり、その意味は、

「身」(=今までの行為の結果)

「土」(=身が拠りどころとしている環境)

は、切っても切り離せない関係である。

という言葉。

また、この考えから転じて、

人間の身体は住んでいる風土や環境と密接に関係しているため、

その土地の自然に適した、旬な食べ物を育て、食することで健康な状態を維持できる。

という、食養思想の中で使われたりしています。

”体と土は一つである”

この考え方は、東洋医学においても非常に重要な考え方です。

東洋医学において「土(大地)は万物の母である」と言われ、

その止まない変化・生成の基盤を”土”に据えております。

これを人体の五臓六腑に置き換えると、


土=脾胃

となります。

脾胃のつかさどる主な機能として、

”受納と腐熟”

つまり消化・吸収ということになります。

院長ブログ 「脾」って何ですか?
        「胃」って何ですか?     参照

ですから、栄養のあるものをバランスよく食べていれば、

同化と異化が正常に行われ、気血が充足し、健康に生きることができますよ

と教えてくれています。

そんな訳で、脾胃は東洋医学において、歴史的にも超重要視されております。

風評被害による、甚大な悪影響が伝えられている東北産の農作物や魚肉類。

これからが旬です。

しかし、これら旬のものが食べれないとなると、やはり体にとって影響が出て来るんじゃないでしょうか。

(・・・まぁ、僕は気にしないで食べちゃいますが(笑))

これも、文明社会がもたらした「身土不二」なのでしょうか。

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現代人に多い熱の発生と治療(その3)

こんばんは、森岡です(^_^)

前回までのお話・・・

現代人に多い熱の発生と治療(その1)

現代人に多い熱の発生と治療(その2)

続き行きます!!

これまでに、「熱邪(火邪)」の発生原因と診断所見についてお話ししてきました。

昨日、学校の同級生が調子が悪いということで治療したのですが、まさに熱の病症でしたね。

それは、風邪から生じた「熱邪」でしたが、それにより、

だるさ・むかつき・呼吸が苦しい・喉の渇き・口の粘り・のぼせ感・便秘などがでていました。

そして、しきりに熱い熱いと言っていました。

やはり目は充血し、顔は紅潮。

皮膚を触ると熱く、汗ばんでおりました。

そこで手足に鍼を打つこと10分。

目の充血・顔の紅潮が引き、発汗も止まっていました。

「今、熱い?」と聞くと、鍼を打ってすぐに涼しくなってきたとのこと。

体が軽くなったと喜んでいました。

鍼すごいですね~。

ということで(前置き長すぎ・・・)、今回は「熱邪」の治療方法です。

この「熱邪」を相手にする時のポイントは、


「位置と深さ」

です。

熱邪が悪さをしている位置が、

体の上の方なのか、真ん中の辺りなのか、下の方なのか。

またそれが、

体の浅い所なのか、深い所なのか、はたまたその間なのか。

これを鑑別し、治療に当たるのです。

では、どうやって鑑別するのでしょうか?

と、その前に、東洋医学的に治療を進めていく時には、その診断治療の物差しとなる、様々な”方法”が存在します。

それを「弁証」と言います。

この「弁証」を病気の性質や状態に合わせ使い分けるのです。

簡単に言えば、小さい魚を獲るときには、小さくて網目の細かい網を使いますよね。

しかし、大きい魚を獲るときには、小さく網目の細かい網ではうまく獲れません。

そこで、大きく頑丈で網目の粗い網を使う訳です。

このように魚の性質・大きさによって網の選択を変えるように、

病気の性質・状態によってそれに見合った「弁証」を選択し、病と戦っていくのです。

これが、東洋医学による治療の核となるところです。

それは西洋医学でも同じで、”骨を折った”という病態なら、

選択される診断法と治療は”レントゲン”であり”ギプス固定”であります。

ここで”胃カメラ”と”胃薬”を選択する医師はいませんよね(笑)

そして、熱邪と戦っていくための「弁証」として選択されるのが、

「衛気営血(えきえいけつ)弁証」「三焦(さんしょう)弁証」

という弁証法です。

聞いたこともない!?なんて鍼灸師さんはいませんよね(汗)

次回に続く。

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