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こんばんは。齋藤です。
前回の続きです。
前回のお話はコチラ。
また、「肝色青、宜食甘。秔米飯、牛肉、棗、葵皆甘」「心色赤、宜食酸、犬肉、麻、李、韭皆酸。」「脾色黄、宜食鹹。大豆、豚肉、栗、藿皆鹹。」「肺色白、宜食苦。麦、羊肉、杏、薤皆苦。」「腎色黒、宜食辛。黄黍、鶏肉、桃、葱皆辛。」と書かれています。
訳は以下の通りです。
肝は青色を主っているので、肝病の時は甘味を食べるのが良いです。秔米、牛肉、棗(なつめ)、葵などは全て甘味です。
心は赤色を主っているので、心病の時は酸味を食べるのが良いです。犬肉、ゴマ、スモモ、韭などは全て酸味です。
脾は黄色を主っているので、脾病の時は鹹味を食べるのが良いです。大豆、豚肉、栗、藿(豆の葉)などは全て鹹味です。
肺は白色を主っているので、肺病の時は苦味を食べるのが良いです。麦、羊肉、杏、薤(のびる)などは全て苦味です。
腎は黒色を主っているので、腎病の時は辛味を食べるのが良いです。きび、鶏肉、桃、葱などは全て辛味です。
長かった、、、、笑
ここでは飲食物を色で区分したうえで、五行の法則に従って、食べて良い物と、悪い物を説明しています。
例えば肝病で見ていきますと、この様に考えることができます。
春は肝の気が盛んですから、そのうえに酸味の物を食べ過ぎて、肝を過度に補う事を慎み、甘味の物を摂取し、肝に剋される恐れのある、脾気を補いましょうと解釈します。
また、五行の分類により、五穀、五蓄、五果、五菜が異なる五味を持ち、それが五臓に対して、それぞれ対応した働きがある事を説明しています。
また、五味の食物が、病理に対してそれぞれ禁忌があることを説明しています。
続く。
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こんばんは。齋藤です。
本日は奇跡的に、7月22日ナッツの日です!!
それでは、前回の続きです。
前回の話はコチラ!
アーモンド、クルミなどなど食べられる木の実はたくさんありますが、なぜピスタチオは殻に付いたままなのでしょう?
なぜ殻付きのままで発売されているかというと、ピスタチオの殻は、栗やギンナンの実とは違い、ローストして割れるのではなく、木になっている収穫前の段階で割れています。
殻の割れていない状態のものもありますが、実が十分に熟していないことが多く、人工的に割る方法もあるようですが、そのような実は味の点で劣るので日本ではあまり扱われていないみたいです。
熟していて殻から抜け落ちる実もありますが、それは、もっぱらベーカリーやアイスクリーム用に使われています。
それでは本題、東洋医学的に考えていきます。
寒熱でみますと、穏やかに体を温める、「温」の作用があり、また、気を体の内に収める作用の「収」があります。
臓腑では、腎や脾に作用し、五味でみると発散させ気を巡らせる作用のある、「辛」となっており、胃腸の弱い人に有効とされています。
しかし、きゅうりと一緒に食べると下痢をする恐れがあります。
きゅうりは寒性で体を冷やすはたらきがあり、ピスタチオは脂質を多く含むため、一緒に摂ると消化器系に冷えが停滞しやすく、腹痛や下痢を引き起こしやすくなります。
ピスタチオときゅうりを一緒に食べる機会はあまりないと思いますが、、、
続く
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