東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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インフルエンザの季節(その3)

こんばんは、松木です。

続きを書いていきます。

インフルエンザの季節(その1)
インフルエンザの季節(その2)

東洋医学において、インフルエンザのような症状はどのように考えるのでしょうか。

ここで重要なのは、東洋医学において「インフルエンザ=〇〇」というような概念は存在しないということです。

西洋医学においては、インフルエンザに感染したことを証明するためには、インフルエンザウイルスに感染しているかどうか調べる必要があります。

私は学生時代、綿棒の大きいようなもので鼻の粘膜などをこすって調べてもらった事があります。体調が悪いときのあの検査はなかなかキツかったですね。

ともかく、西洋医学では

「インフルエンザとはインフルエンザウイルスに感染している状態」

というのが定義になります。

東洋医学においては、「どのような人が、どんな時に発症し、どのような症状が、どのような経過で起きているか」、などを総合的に分析して、診断を行います。

ですので、インフルエンザと言えども様々な病態が考えられます。

とは言いましても、インフルエンザの多くは、同じ時期に、同じ場所で、同じような症状で流行することが多いことから、ある程度の予測は立てられます。

また、東洋医学においても、疫病(伝染病、急性感染症)については、

「疫癘(えきれい)」

という、六淫より強力な、伝染性と流行性を持っている邪が原因であると考えています。

前置きが長くなりましたので、続きは次回に書いていきます。

つづく

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マイコプラズマ肺炎急増(その5)

こんばんは、森岡です(^_^)

前回までのお話し・・・

マイコプラズマ肺炎急増(その1)

マイコプラズマ肺炎急増(その2)

マイコプラズマ肺炎急増(その3)

マイコプラズマ肺炎急増(その4)

続き行きます!!

前回は、秋の収斂作用が内熱を漏れにくくさせた、という話でした。

今回は、秋における気候という視点から、考えてみたいと思います。

東洋医学では、自然界の気候変化を大きく6つに分けました。

これを、

「六気(ろっき)」

と呼びます。

その6つとは、

「風・暑・火・湿・燥・寒」

です。

それぞれ、

「ふう・しょ・か・しつ・そう・かん」

と読みます。

古代中国民族は農耕民族でしたから、自分たちの生命線である農作物に多大な影響を及ぼす気候については、本当によく研究していたようです。

この「六気」は、旺盛になる季節が決まっています。

風は春に、暑・火は夏に、湿は長夏(夏と秋の間)に燥は秋に、寒は冬に盛んとなります。

この辺は何となくわかりますよね。

春は風がよく吹くし、夏は暑いし・・・云々

この「六気」の変化が過度になりすぎたり、逆に不足したりすると、体に異常を引き起こす因子となると考えられています。

(この辺の話は『素問』運気七篇あたりに詳しく書いてありますよね。)

異常を引き起こす因子のことを「邪(じゃ)」と呼びます。

それが6つあるので、

「六邪(りくじゃ)」または「六淫(りくいん)」

なんて呼ばれます。

つまり、「風邪・暑邪・火邪・湿邪・燥邪・寒邪」というようになります。

そして、マイコプラズマ肺炎が流行する秋冬にかけては、

「燥邪」「寒邪」が活躍します。

活躍なんていうと何かプラスイメージになっちゃいますが・・・。

次回に続く。

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