東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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第45回 順天堂東医研で喋ってきました。

2022.11.12

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10.27(木)の夜は、第45回の順天堂東医研で喋ってきました!!

 

 

今回のテーマは

 

 

前半:東洋医学的診察法⑫「弁証問診その4(女性生理)」

 

後半:実技デモ「婦人科疾患の体表観察のポイント」

 

ということで、前回の長瀬先生の講義に続き、婦人科にフォーカスした内容でした。

 

 

 

 

生理痛、生理不順、PMS、PMDD、子宮筋腫、卵巣嚢腫、子宮癌、卵巣癌、不妊症、不育症、更年期障害などなど、婦人科がらみの症状や病気で苦しんでおられる患者さんは非常に多いです。

 

 

 

婦人科医院の方でも、痛み止めやホルモン補充療法などなど、色々な方法で対処しているものの、なかなか対処しきれていないのが現状ではないでしょうか。

 

 

そういうものに、東洋医学(鍼灸・漢方)が意外と効果を発揮します。

 

 

清明院でも、婦人科の主訴の患者さんを診ない日はありません。

 

 

外科手術を急いでせざるを得ないような腫瘍系の疾患以外であれば、ほとんどのものに、少なくとも有効ではある、という印象を持っています。

 

 

私の少ない経験でも、減薬、廃薬に導くことが出来た症例は数多くあります。

 

 

今回は、シリーズで講義している「弁証問診」にフォーカスし、患者さんが女性であったら、どのような疾患であっても婦人科に関する問診を取ることが重要である旨、お話ししました。

 

 

女性の一生における、初潮→月経→妊娠→出産→閉経という生理的な一連の流れにおける諸相には、その女性の体質素因や、重要な病理を示す情報が、多分に含まれています。

 

 

ですので、東洋医学的な診療においては全症例において婦人科に関する情報を聴取し、治療の役に立てます。

 

 

また、前回から対面ハイブリッド開催になったので、実技デモも行いましたが、音声、映像が思いのほか乱れており、オンライン参加の方には大変見にくかったと思います。

 

 

大変失礼しました。<m(__)m>

 

 

これは次回の12.15(木)の講義ではキッチリと修正し、リベンジしたいと思います。

 

 

 

暫くはハイブリッド開催になりますので、お近くの大学の方はぜひ現地にて、遠方の医大生の皆さんはオンラインで、お気軽にご参加ください☆(*‘∀‘)

 

 

 

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(一社)北辰会ライブ配信「症例解説(陰部瘙痒感・堕胎の一症例)」で喋ってきました。

2022.09.15

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9.4(日)は、(一社)北辰会ライブ配信「陰部瘙痒感、堕胎の症例解説」を解説してきました!!

 

(・・とはいっても、僕は最後にチョロッとコメントするのみだったんで、もう楽チンです。司会進行や細かな解説は、もう次世代が立派にやってくれてます。)

 

 

まあ、北辰会の真骨頂とも言われる、症例検討会。

 

 

かつて、その激しいやり取りは、会の内外で賛否両論を巻き起こしたこともありました。笑

 

 

現在では、事前に学術部の担当メンバーによってしっかりと添削、査読を入れて、ある程度論点を明確にした上で発表されます。

 

 

この症例は、決して綺麗な症例ではなかったかもしれないが、術者の苦悩や、一生懸命さの伝わる、会員の先生方にとって非常に示唆や教訓に富んだ症例だったと思います。

 

 

・・まあ何しろ、

 

「西洋医学が治せないような難病を、鍼灸のみで、数回の治療で劇的に治してみせた!!」

 

みたいな、完璧で鮮やかな、世の中の度肝を抜くような症例なんていうのは、そうそうあるもんじゃないし、術者はみんな、日夜試行錯誤して、

 

艱難辛苦、苦汁辛酸を舐めながら、苦悩しながらやっているのが、偽らざる現実なのであります。笑

 

 

この症例も、福岡の筒井まりか先生が苦心しながら、どうにか妊娠出産という、患者さんの一番の目標達成に漕ぎ着けて見せた症例で、素晴らしかったと思います。

 

 

まあしかし、2時間じゃ正直、全然足らないですね。

 

 

あの症例一例で半日とか、丸1日かけてやってもいいくらいだと、個人的には思っています。

 

(以前は北辰会の症例検討会は、一症例で半日丸々やってたんですよね。)

 

 

また、若い先生方には、こういう苦慮した症例でも、ガンガン自分の症例を表に出して欲しいですね。

 

(僕もそうしていました。)

 

 

その術者がやった一症例には、ある意味すべてが詰まっており、それを第三者としての大先輩から、冷静に、深く細かく検討してもらう、という経験から、

 

非常にプライスレスな知見を得ることが出来、それをこれからの患者さんに、大いに還元できるものと思います。

 

 

まあ要は、真面目に症例出したら、結果、臨床家レベルが上がる、ということです。

 

 

自分の業績加算目的とか、単なる売名とか、そんなクソしょーもない発想じゃないんです。笑

 

 

 

ですので皆さん、症例を出しまくりましょう。(^^)

 

 

 

 

 

 

 

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1年ぶりの患者さん

2018.08.11

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今日は連休初日、お盆休みに入っている人も多いというのに、まずまず忙しかったですな。

 

 

何故か今日は、ほぼ1年ぶりに見える患者さんが何人か続きました。

 

 

こちらとしては、つい昨日まで診ていたかのような感覚があり、もう1年も経ったのかと、時間の速さに引きましたね。

 

 

清明院では、最後の治療から1年以上開くと、「再診」という扱いになり、初診と同じく、予診票の記入から問診を取らせていただいています。

 

 

来ていない間に何があったか聴くわけです。

 

 

その間に出産したとか、結婚したとか、転勤したとか、転職したとか、患者さんの人生にも色々あります。

 

 

それに応じて、治療も変わります。

 

 

診どころも変わります。

 

 

でも、忙しい都会人が、普段の生活の中に3時間という時間をとるのはなかなか大変です。

 

 

ですので、患者さんの中には、調子が良くても、ギリギリ1年開けずに来る人もいます。(笑)

 

 

ちゃんと分かってらっしゃる訳ですね。

 

 

 

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全日本鍼灸学会に参加してきました!! ③

2018.06.07

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これまでのお話

 

全日本鍼灸学会に参加してきました!! ①

全日本鍼灸学会に参加してきました!! ②   参照

 

 

では続きいきます!!

 

 

全日、ラストは鍼灸実技セッション「女性鍼灸」を聴きに。

 

 

清明院も、ま~多いです、女性特有の疾患でのご来院。

 

 

PMS、PMDD、生理痛、生理不順、無月経などの月経に伴う諸症状はもちろん、つわり、妊娠中毒症、妊娠糖尿病、逆子などなど、妊娠時のトラブル、

 

不妊症、不育症、子宮筋腫、卵巣嚢腫、乳癌、子宮癌などなど、清明院には、西洋医学で解決しない女性疾患でお困りの患者さんが、毎日たくさん見えます。

 

 

もちろん、上記のような新患一つ一つについて、鍼灸で全て完璧に治せるなんて主張はしませんが、鍼灸治療が介入してから、顕著に良性の変化が起こって、

 

患者さんに喜んでいただける、なんてことは、日常茶飯事として経験します。

 

 

まあ、女性特有の疾患についても、清明院では、いつも通り、四診合参の上、弁証論治するのみなんですが、他の先生方がどうやっているか、気にならないでもないです。

 

 

・・・というわけで今回、覗いてみました。(゜レ゜)

 

 

一人目は大阪の「まり鍼灸院」院長の中村真理先生

 

 

中村先生には、去年の日本東洋医学会で初めてお目にかかったのですが、とてもパワフルな先生、という印象です。

 

 

この先生の発表は、たくさんの症例をまず集積して、それを統計学的な手法でもってキチッと分類、分析して、何が言えるかを述べる、という手法であり、

 

EBMを踏まえた発表が当たり前となっている昨今、非常に参考になる発表姿勢だと思います。

 

 

また、病態把握の方法として中医学の理論と用語を採用しており、そういう意味でも分かりやすいご発表でした。

 

 

発表後、フロアの婦人科医の先生から、少々厳しい突っ込みもありましたが、それも含めて大変勉強になりました。

 

 

会場にいた人は分かると思いますが、あの突っ込み、

 

「もし僕ならどう答えるかなー・・・。」

 

と思いましたね。。。(゚∀゚)

 

 

二人目の先生は近畿大学東洋医学研究所の附属診療所の鍼灸師である井本蓉子先生

 

 

このように、医学部を持つすべての大学に当たり前に東洋医学研究所があり、そこには当然、付属の鍼灸院、付属の漢方クリニックがあり、

 

そこに多くの鍼灸師が勤務し、毎日患者さんの治療にあたる、というのが日本の標準的な姿になるといいと思います。

 

(しかも出来れば附属病院の西洋医学とも緊密に連携しながら治療にあたったら、と思います。)

 

 

井本先生は、とても優しそうな先生でした。

 

 

あの落ち着いた雰囲気は、多くの患者さんを安心させていることでしょう。

 

 

また、治療に対する一生懸命な姿勢もよく伝わりました。

 

 

女性疾患については、女性の鍼灸師の先生の方が、患者さんも相談しやすいでしょうし、鍼灸師の先生自身も、月経や妊娠出産に関しては、

 

自分の実体験を通じて、アドバイスしやすいだろうと思います。

 

 

20年前と比べたら、「女性・小児専門」と掲げた、女性院長の鍼灸院が全国にずいぶんと増えましたが、これは大変良いことだと思いますねえ。

 

 

 

続く

 

 

 

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泣いてた子が笑った

2018.04.30

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久々に治療に来た、小児の患者さん。

 

 

もともとは、お母さんが不妊治療で見えていた。

 

 

清明院で不妊症を治療し、無事妊娠し、出産なさった。

 

 

出産してすぐの頃、不調を訴えて、赤ちゃんを一度連れてきた。

 

 

その時はキョトンとしていて、おとなしい子だった。

 

 

つい最近、それから何年か経って、「カゼが治らない」と訴えてやってきた。

 

 

近医の薬を飲んだが、治らない。

 

 

熱が出て、咳が出て、下痢が出て、食欲もない。

 

 

今回は、体表観察に入ると、即座にギャン泣き。

 

 

「こわい!いやだ!かえる~~!!」

 

と、ギャン泣き。(苦笑)

 

 

う~ん、小児科で、何があったんだ。。。( ;∀;)

 

 

・・・で、二診目に連れてきた。

 

 

前回の治療後、諸症状、劇的に改善。

 

 

またギャン泣きかと思いきや、今回はまったく泣かなかった。

 

 

僕と目が合うと、ニコニコしている。

 

 

痛くないこと、怖くないことを理解したのだ。

 

 

僕が

 

「もうこわくないか?」

 

と聞くと、

 

「こわくない。」

 

と恥ずかしそうに笑う。

 

 

・・・鍼はこわくなく、よくきくのだ。(゚∀゚)

 

 

 

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6月(一社)北辰会スタンダードコース東京会場

2017.06.27

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25日の日曜は、高田馬場で開催された、(一社)北辰会スタンダードコース東京会場に参加してきました!!

 

 

午前中は実技訓練

 

「原穴診・井穴診」

 

です。

 

 

意外と、きちんと理解し、きちんと運用できる人が少ない、この診察法。

 

 

原穴を触る意味、井穴を触る意味、それぞれをキチッと理解した上で、他の診察法と常にリンクさせながら、意味を考えながら診ることが重要です。

 

 

午後一は竹山先生による講義

 

「神・精」

 

でした。

 

 

竹山先生は大人しい、無口な先生で、喋りは苦手なんだそうですが、年々講義力が上がっています!!

 

 

非常に分かりやすい講義だったと思います。

 

 

最後は本山先生による講義

 

「婦人科基礎」。

 

 

鍼灸治療をやっていたら、避けて通れない婦人科疾患。

 

 

清明院でも、毎日必ず診ます。

 

 

妊娠、出産、月経など、女性特有の生理現象について、東洋医学的にキチッと理解できていないと、なかなか婦人科疾患に太刀打ちできません。

 

 

本山先生のマシンガントークに、着いていくのが大変だった受講生も多いようですが、非常に分かりやす資料でしたので、

 

何回も何回も見直して、自分でまとめ直し、婦人科学を自分のものにしてほしいと思いますね。

 

 

さて、来週は、予告したように、本部で喋ります!!

 

北辰会本部での講義迫る☆   参照

 

 

いっちょやってきます☆(゚∀゚)

 

 

 

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男女の生命力

2016.02.05

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こないだ、学生から問われました。

 

「女性の方が寿命が長いのは東洋医学的にどう考えられますか?」

 

と。

 

僕は、

 

「知らんがな。」

 

と答えました。(笑)

 

 

男性と女性では、言うまでもなく生理的特性が違う。

 

 

女性は妊娠、出産できる。

 

 

そのことについては、東洋医学では細かく説明している。

 

 

男性は平均値から見れば、基本的な運動能力が女性よりも高い。

 

 

でもこれはあくまでも平均値の話しであって、運動能力の低い男性も、運動能力の高い女性もいる。

 

 

また、細々した身体的特徴にも違いがある。

 

 

これについても、東洋医学では説明している。

 

 

平均寿命は女性の方が長い。

 

 

このことから、女性の方が生命力が強いと言えるか。

 

 

男女の生命力については、遺伝学的にXY染色体の見地からあれこれと論じてみたり、ストレスに強いとか痛みに強いとか、色々説明している人がいるらしいです。

 

 

また、東洋医学の本の中には、

 

「女性は月経があるから血虚になりやすい」

 

などという、トンデモ解説をしてある本もあるらしい。。。(苦笑)

 

(因みに僕は、この解釈はまったく間違っていると思っています。女性にとって月経はごく自然な生理現象であり、それをもって血虚になりやすいなんてことはありません。)

 

 

・・・ま、畢竟するに、あんまり面白くない話題ですね。(爆)

 

 

僕的な結論は、

 

「別に、人間としての大枠は大して違わないんで、一人一人に合わせて陰陽調整して、治療すればよくね?」

 

で終了です。

 

 

「男女」「ヒト」です!

 

安藤昌益(あんどうしょうえき)という人物 参照

 

 

人間の生命力の堅脆なんてのを、平均寿命の男女比較で考えるという発想が、実に西洋医学的。

 

 

 

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賀川玄悦という人物

2016.01.22

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先日、墓マイラー 14いう記事を書きました。

 

 

今日はその時墓参した、賀川玄悦先生(1700-1777)を紹介します。

 

賀川玄悦 『子玄子産論』 1765年(1859年校正再刻) | 図書

 

(↑↑名古屋大学医学部史料室HPより https://www.med.nagoya-u.ac.jp/medlib/history/archive/print/1859kagawa.html)

 

 

 

落語家っぽいビジュアルの賀川先生ですが、1700年、江戸時代後期に、槍の達人で、藩士であった父のもとに、彦根藩、今でいう滋賀県に生まれました。

 

 

ただ、婚外子であったため、家を継ぐことは出来ず、7歳の時に農家であった母の実家に出されました。

 

(これ以来、賀川と名乗るようになったそうです。)

 

 

個人的にはこの生い立ちが、後々彼が産科に傾倒していく基盤になっているような気がしてなりません。。。

 

 

玄悦は農家の道には進まず、まずは鍼灸、按摩を学び、後に京都に出て、昼は鍛冶屋(鉄銅機の売買)、夜は鍼灸、按摩をして生活をしながら、産科については独学で学んだそうです。

 

(苦労人の元鍼灸師、いいですね~~)

 

 

40歳の時に、近所の夫人が難産で苦しんでいるのを診た玄悦は、秤の分銅をかける鉤(※)を、死産の際に胎児を引っ張り出す器具として用いることを思いつきました。

 

(※・・・因みに提灯を吊る鉤だったとも言われています。鍛冶屋の経験がある玄悦ならではの発想だったかもしれません。)

 

 

これは後代、鉗子分娩の発明に繋がります。

 

 

江戸時代の出産と言ったら、母子ともに命がけです。

 

 

難産の場合に、胎児を母体から出せないと、そのまま母体にまで影響が及び、最悪、母子ともに死に至ることも珍しくありませんでした。

 

 

玄悦が考案したこの手術(回生術)によって、たとえ死産であっても、母体を救うことには数多く成功したようです。

 

 

このことは当時、いまだに迷信的な信仰が色濃く残っており、産婆が中心となって行っていた出産現場に、積極的に医師が関わるきっかけになったそうです。

 

 

玄悦は50歳の頃、妊娠中期以降の正常胎位は、頭が下であることを唱えました。

 

(今では考えられませんが、当時は臨月まで頭が上であり、陣痛の時に胎児が初めて頭を下に向けて出産される、と考えられていたそうです。)

 

 

このことは、同時期にアメリカの産科医であるスメリーも言っていますが、二人は特に面識があったわけでもなく、玄悦のこの指摘は世界初と言っていいと思います。

 

(・・・まあ、スメリーの考えを参考にしたのでは?という厳しい指摘もあるようですが。。。)

 

 

これ以降、産科に関する臨床と研究をさらに進め、後に”賀川流産科術”と言われる、世界的に有名な産科術の元を作り上げました。

 

 

これが、玄悦が現代産科学の父と言われる理由です。

 

 

1766年、66歳の頃、自身の臨床経験をまとめた『産論』を出版。

 

 

因みにこの本は、漢文が不得手であった玄悦に代わって、当時の大儒者である皆川淇園(Ⅰ735-1807)が書いたことでも有名なんだとか。

 

 

玄悦は1768年、68歳の時には徳島藩医に取り立てられたそうです。

 

 

1777年、78歳で没。

 

 

彼が嚆矢となり、彼の2代目である養子の賀川玄迪(字は子啓)がさらに補い、まとめ直して完成したと言われる「賀川流産科術」は、かのシーボルトによって、ヨーロッパでも広く伝えられました。

 

 

彼の弟子は2000人を超えたと言われ、弟子の仕事も含めたら、救った命は数知れずでしょう。

 

 

彼は弟子に、極力堕胎の手術はしないように、と教えていたそうです。

 

 

当時は避妊の方法も不十分であり、いわゆる”口減らし””間引き”といった、今では考えられないようなことがまかり通っていた時代、彼は命の大事さを、生涯かけて訴えた訳ですね。

 

 

生い立ちからして、何やら人間味あふれる感じがしますね、この先生は。

 

 

 

合掌

 

 

 

◆参考文献

 

近藤出版社『日本史小百科20 医学』服部敏良 P216-217 他

 

 

 

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患者さんの声(30代女性 前置胎盤、再生不良性貧血)

2015.10.03

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「患者さんの声」をいただきましたので紹介します。

(さらに…)

赤ちゃんだらけになってきた清明院

2015.05.01

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ここ最近、不妊治療で来られていた患者さん達の出産ラッシュが続いたこともあって、清明院が赤ちゃんだらけに。。

(さらに…)

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