東洋医学 伝統鍼灸 清明院

お電話

03-6300-0763

10:00~21:00(完全予約制)

休診日:日曜(土曜、祝日の診療は18時迄)
〒151-0053東京都渋谷区代々木2-15-12クランツ南新宿601
初診・再診の御予約、予約の変更、
その他お問い合わせはこちら

「肥満」と東洋医学 2

2014.05.23

**********************************************************************************************
人気ブログランキングへ
     にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ
   ↑↑↑          ↑↑↑
この2つのバナーを、1日1回クリックに是非ご協力下さい!<m(__)m>

クリックしていただくと、ランキングポイントが上がります!!
**********************************************************************************************



前回のお話し・・・

「肥満」と東洋医学


 

では続きいきます!!


前回、肥満は現代病として、問題視されているが、中国古代では、さほど問題視されていなかった、というお話をしました。


◆肥満のメカニズム


・・・なぜ、肥満になるのか。


これは、西洋医学的に言えば、摂取カロリーと消費カロリーのアンバランス(摂取過剰)から、体内に余ったエネルギーを脂肪組織に蓄えてしまうため、

それが徐々に徐々に体内に蓄積するためです。



何故脂肪なのかというと、糖質やたんぱく質よりも、圧倒的に脂肪の方が貯蔵効率が高いからですよね。


これが、単純な運動不足や飲食の不摂生に起因する、単純性肥満の西洋医学的なメカニズムだそうです。

 

(詳しくは(一社)日本肥満症予防協会様のサイト 参照)




・・・では、東洋医学ではどうか。



中医学では、肥満のことを”肥胖(ひはん)”と呼び、

主に脾の臓を中心とした臓腑及び全身の代謝機能の低下(気虚)+痰湿、脂膏を中心とした病理産物の増加

と説明されます。

 

(『症状による中医診断と治療 上巻』参照)

 


因みに中医学、脾の臓、気、湿痰については過去記事

カテゴリ「中医学」
「脾」って何ですか?(その9)

「気」ってなんですか?
「痰(たん)」「瘀血(おけつ)」について
「湿熱」について                参照


まぁ要は、東洋も西洋も、似たようなこと言ってるわけですが、これは中医学の方が、西洋医学の考え方に寄せてまとめたような感じがします。


なぜなら、前回言うように、東洋医学では、太っていること自体はあまり問題ではなく、太っている人が何らかの陰陽バランスの不調和を起こしていないかどうか、

を問題にするので、肥満そのものについては「イコール病気」とはとらえてこなかったからではないかと思います。

 

ここにも、個体差(各々における陰陽バランスの調和度合い)を重視する東洋医学と、やれBMIだの理想体重だのと、集団における平均値や理想値を重視する西洋医学の違いがハッキリと見て取れますね。

 

 

また、一般国民が理想とするような体格も、男性は背が高く、手足が長く、スリムであり、女性では胸があり、腰はくびれがあり、お尻は大きく、足は長く、

 

という、もともとの日本人らしからぬ体型なのも、明治維新以降の、西洋化の流れの一つかもしれませんね。

 

 

そういう視点で見ても、興味深いと思います。

 


因みに、あまり聞きなれない「脂膏」という表現ですが、『黄帝内経霊枢 衞氣失常(59)』に出てきますし、『黄帝内経素問 異法方宜論(12)』には「脂肥」という表現が出てきます。

 

 

専門家の方はご参照あれ。

 



続く

 




読者の皆様、1日1回、こちらのバナーをそれぞれ1クリックお願いします!!

 

人気ブログランキングへ にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ

 

清明院オフィシャルホームページ(PC)


清明院スタッフブログ『清明なる日々』

 

 

 

関連記事: 肥満と東洋医学

ブログ記事関連タグ

この記事に関するコメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です



:上の図のアルファベットと数字を、左のボックスに御記入ください。 (迷惑コメント対策ですので、お手数おかけしますがよろしくお願い致します。)

 RSSリーダーで購読する

ブログ内検索
おすすめ記事一覧
カテゴリー
最近の投稿