東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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「怒りかたの大事」

2010.08.17

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お盆中、奈良の藤本漢祥院に見学にいった時、一人、蓮風先生にガツンと怒られている患者さんを見ました。


なんでそうなったのかは長くなるのであえて書きませんが、僕もその現場を横で見ていて、

「あー、そりゃ無理もないわ。」

と、思っていました。


でももちろん、蓮風先生は怒りっぱなしにはしていません。その後キチッとしたフォローをしておられました。


・・・僕も、正直、ごくたま~にですが、患者さんに怒ることがあります。


毎日何人も患者さんを診ていると、中には、自分のしていることをまったく棚に挙げて、治らない、あるいは治りが悪い、と、こちらの責任を責めてくる患者さんがいます。

(・・・医者と神様は違いますからねえ。。。)


また、こちらが養生指導であらかじめ禁止しておいたことを平然とやってのけ、それによる悪化や不安をこちらにぶつけてくる患者さんもいます。

(・・・コレは単純に失礼です。)


あるいは、こないだ声高に述べていた症状のことはどこかへ消えてしまい、何しろ自分の悪いところを探し出しては、それを大げさに訴える患者さん・・・。


・・・悪い部分を探して「ネガティブ」になるのは得意なのに、よくなったことを感謝して「ポジティブ」になるのは苦手みたい・・・。

(まあ、だからこそ”患者さん”なのかもしれないが・・・。)


こういう患者さんでも、僕は粘り強く指導します。

 

同じことを何度も何度も言うこともあります。


でも、それでもどうしても伝わらなかった時に・・・。

 

(苦笑・・・でも、僕もちゃんとフォローはします。)


もちろん、臨床家はみんな、本当はそんなこと(怒る)はしたくないです。


こちらの言うことをよく守って下さり、信じてついてきて下さる患者さんに対しては、怒りなんて感情、まったくありません。


医療者―患者間が、信頼関係で出来た「いい関係」の方が、病気もよく治る、なんていうのは、もう「当たり前」の話です。


だからこそ、こちらがお勧めする養生指導、注意事項に関しては、是非とも、よく聞いて、よく守っていただきたいものです。


・・・ところで、患者さんに限らず、例えば上司-部下でも、親子でも、人間の関係性において、あんまり怒ってばっかりいると、相手が「委縮」してしまうことがあります。



この状態、関係性があまり長く続くと、怒られている相手は当然、去っていきますよね。

 


これはこれで、「当り前」です。

 

・・だってつまんないからです。


しかし中には、面白いことに、怒ってばっかりいるのに、いい関係性が成立しているケースもありませんか?


僕は患者さんの御夫婦なんかを見ていて、そう思うことがあります。


かたや怒ってばっかりの御主人や奥さん、しかし、なぜか仲良さそうです。


これは、「怒り方」、あるいは「怒る前の2人の関係性」に秘密があるような気がします。


(ここまで書いたら急用が入ってしまったので、次回に続く)

 



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