東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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輸血で血虚が治るか

2013.08.22

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東洋医学的な「血(けつ)」が不足している状態を、東洋医学では「血虚(けっきょ)」と言います。

 


当然ながら、東洋医学の言う「血」と、西洋医学の言う「血液=blood」は、意味的にはオーバーラップする部分もありつつも、違う概念です。

 

したがって、東洋医学の言う「血虚」と西洋医学の言う「貧血」は、違います。

 

東洋医学の言う「血」の意味については、以前書きました。

「血」って何ですか?(その10) 参照

 


 


患者さんで、様々な理由から、「貧血」になっている方がいます。

 


重篤なものになると、西洋医学では「輸血」を行い、赤血球などの数値が、正常値に近くなるようにしようとします。

 

そういうレベルの「貧血」の患者さんが、仮に東洋医学的に見ても「血虚」に該当する状態だったとします。

 


ではそこで、輸血すると、東洋医学の言う「血」は補われるのでしょうか。

 

輸血によって、「血虚」は回復するのでしょうか。

 

これは、個人的には、輸血された時点の、その患者さんの正気(清陽)の充実度に依存すると思っています。

 

要は、戻る場合と、戻らん場合がある、と思っています。

 

輸血することにより繋がる命があることは事実ですから、輸血という方法論はもちろんながら否定できません。

 

輸血療法は、素晴らしき、人類の英知の結晶と言っていいでしょう。

 

しかし、問題は輸血された「カラダ側」にそれを使いものにするだけの力がなかったら、単純に瘀血が増すのみ、になる可能性があることです。

「痰(たん)」「瘀血(おけつ)」について 参照

 


ここのところの判断は、血液検査の貧血の数値のみでは判断不能でしょう。

 


・・・まあ、これはまた長くなるから書かないけど、今は熱中症のシーズンですが、「点滴」による「輸液」と、東洋医学における「陰虚」「津液の虧損」も同じことです。

 

また、臓器移植なんかでも、同じようなことが考えられるでしょうね。

まー最近、そういう症例と立て続けに出会いました。

西洋医学も、東洋医学も、どっちも素晴らしいけど、完璧でなく、発展途上なんです。

 

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35℃超え!!

2011.06.29

いや~、いよいよ夏到来ですねえ・・・♪

僕は海の近くで生まれたせいか、個人的には夏が好きなのです。

なぜだか妙にテンションが上がります。

本日、都内でもついに35℃を超えた、とニュースでやっていました。

清明院の患者さん達、突然の暑さから、水分をガブガブ。

(暑くてもがぶ飲みとかアイス過食とかは極力控えてね~って、言ってはいますが・・・。ちなみに外作業等の、大量発汗時は、話は別よ。念のため。)

まーとにかく、そのせいで、体が余分なお水でジャボジャボ。

タプンタプン。

デロンデロン。

どんどん排出しなきゃいかんのに、かえって汗やお小水が出にくくなってる人なんかもいたりして、危なくてしゃーない。(苦笑)

そんなこんなで、体重い、集中力ない、のぼせてめまいがするなどなど、色んな症状の患者さんが見えております。

勉強になります。

まあ微妙な違いはありますが、根本的には暑さ(熱)と、それにあてられて水分飲み過ぎしたとか、眠れてないとかが原因になっていることが多いです。

この時期は、西洋医学的にも、「熱中症」という病気がよく問題になることがあります。

コレは、きっちり予防すればなんら恐れることのない病気ですが、いざなってしまって、その時の対応が間違ってたり、遅れたりすると、

命にもかかわる、重大な病気です。

残念なことに、それを毎年、テレビ等のメディアで盛んに呼びかけるにもかかわらず、何人もの人が亡くなります。

みんな、自然の力を甘く見ています。

 

・・・てなわけでちょっと、「熱中症」について、一般向けにつらつらと書こうかな、と思います。

 

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「肺」って何ですか?(その10)

2010.09.12

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これまでのお話・・・

「肺」って何ですか?(その1)
「肺」って何ですか?(その2)
「肺」って何ですか?(その3)
「肺」って何ですか?(その4)
「肺」って何ですか?(その5)
「肺」って何ですか?(その6)
「肺」って何ですか?(その7)
「肺」って何ですか?(その8)
「肺」って何ですか?(その9)

 

☆「肺」と「お水」

一般によく言われることに、

「人間の体の約60%は水分!!」

という言葉がありますよね?


今年の夏も、熱中症で多くの方が亡くなりました。


だからこの言葉を、つい最近聞いた人も多いのではないかと思います。

暑くて汗をかき過ぎて、しまいには脱水症状を起こすと、場合によっては生命が危ない。

だから人間の健康は、一つには、この水分の出納(出入り)がうまくいっているかどうかにかかっている、と。

(・・・ただ、だから誰も彼もガンガン飲め、というのは、いかにも短絡的で僕は嫌いなんですがネ。)

僕もこのブログで、以前から再三、東洋医学における「水分」と「健康」の関わりの重要性を説いてきました。


患者さんの質問
たくさん飲んだ方が健康に!?
どうしてムクむの?
どうしてムクむの?(その2)
「湿熱」について
「脾」って何ですか?(その5)   などなど参照


これらを読んでいただくと、


量的に余分なお水、あるいは質的に偏ったお水、あるいはその両方
   ↓
胃腸に入る
   ↓
受け止めきれない(うまく捌ききれない)
   ↓
体内に余分なお水の停滞発生
   ↓
胃腸および全身の働きが弱り、諸症状発生

 


・・・という、簡単なメカニズムがご理解いただけるんじゃないかと思います。


このメカニズムから言えば、お水と直接関わるのは、五臓六腑で言うと「脾胃」や「小腸」「大腸」であり、他の臓腑はあまり関係ないようにも思えます。

しかし、そんなことはないのです。


「余分なお水」と「脾胃、腸以外の臓腑」は大いに関わります。


・・・「めちゃめちゃ」関わります。(笑)


ではどう関わるのか、という問題です。


人間に備わった、主な「余分な水分排出機構」というのは即ち、「発汗」、「排尿」、「排便」ですよね?


このうち、特に中心になるのが「排尿」と「発汗」ですよね?

例えば、「肺」って何ですか?(その6)で述べたように、「肺の臓」には、気を降ろす働きがあります。


気を降ろし、全身に気をくまなく巡らせる、というのは、肺の重要な働きでしたよね?


「気を降ろす」ということは、最終的には「下焦に降ろす」と考えていただいて差し支えない。


ということは、

「下焦に存在する”腎の臓”や”膀胱の腑”に降ろす」

と考えてよい。

「腎と膀胱」の重要な働きの一つは、

「尿を作って(溜めて)体外に排出すること」

です。

カテゴリ 「腎・膀胱」 参照

 

この働きに大きく関わる(助ける)のが、実は、”気を降ろす”働きを持った「肺の臓」なんですよ。


・・・そして、「発汗」ですが、発汗するところはどこかと言えば当然「皮膚」でございます。

「肺」って何ですか?(その7)で述べたように、その皮膚(皮毛)をつかさどるのは「肺」でございましたよね?


さらには、「余分な水分排出機構」の中では脇役である、「排便」に関しても、実は「肺」は大きく関わります。

 


長くなってきたので、その話は次回・・・。(笑)

 

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