東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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(一社)北辰会、エキスパートライブ配信を視聴しました!!

2021.07.14

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7.11の日曜日は、(一社)北辰会エキスパートライブ配信の症例解説「嘈囃(そうざつ)、食欲不振」を視聴しました!!

 

 

嘈囃(そうざつ)というのは聞き慣れない病名だと思いますが、中医学的な弁病名であり、要は胸やけのことです。

 

 

福岡の筒井先生が、苦心しながらも、よく患者さんに寄り添っている様子が分かる症例であり、同時に、北辰会方式の弁証論治を進めていく上で、

 

初学者から中級者が陥りやすい部分におけるヒントが多く含まれた症例だったと思います。

 

 

また今回、強く感じたのは二つ。

 

 

一つは、質問の数がリアル開催よりも多い!!

 

 

もう一つは、原先生と油谷先生の仕切りが上手い!!

 

 

この二つです。(^^)

 

 

世界広しといえども、鍼灸臨床において、北辰会方式ほど、細かく患者さんの情報を拾う治療方式もないと思います。

 

 

北辰会は1979年の創立以来、一貫してこの姿勢を貫いています。

 

 

それだけに、症例を聞いていると、ハッキリさせたくなる部分も多く、1つの症例を本気で掘り下げたら、ホントは何日もかかるぐらい、質問が山ほど出てくるくらい、素材が豊富だと思います。

 

 

今回、下手するとリアル開催よりも質問が多かったように感じたのは、ネット配信講義であり、顔が見えないからなのか、思ったことをすぐにチャット欄に打ち込めるからなのか、

 

それは分かりませんが、これだったら、やり方をブラッシュアップしていけば、リアル開催よりもある意味盛り上がるのかもしれません。

 

 

また、舌診所見や顔面気色診所見なども、全員がPCやスマホの画面上で綺麗な画像で確認することが出来ますので、大会場のスクリーンに映すよりも正直見やすいし、

 

参加するのに移動する手間や交通費もかからないわけで、以前は北辰会の本部定例会といえば、北海道の先生から沖縄の先生まで飛行機で来られて参加されていましたが、

 

そういう遠方の先生にとっては、非常に参加し易くなったのではないでしょうか。

 

(僕も今回、開始5分前まで家で寝てました。。(笑))

 

 

また今回は原先生と油谷先生の司会コンビが非常に良かったですね。

 

 

進行といい、まとめといい、非常に分かり易かったと思います。

 

 

油谷先生のメガネ+作務衣姿の佇まいは、もはや僧侶の域に達していましたね。

 

 

まあ、いつまで続くか分からない、このコロナ禍の中で、そこら中で、オンライン講座や、非対面非接触サービスのインフラが整いまくってきています。

 

 

治療家youtuberみたいなものも、今後はどんどん増えるでしょう。

 

 

新時代到来ですね。

 

 

30年前は、インターネットどころか、携帯電話すらほとんどなかったのに。。。

 

 

ここから20年後、30年後は、どうなっているか。

 

 

こうなってしまった以上、変わるもの、変えるべきものと、変わらないもの、変えるべきでないものを、それぞれがそれぞれの現場で、よくよく考えざるを得ない時だろうと思います。

 

 

『孫子』の兵法が、いまだによく読まれることの意味を考えなくてはいけませんね。

 

 

 

 

 

 

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日本東方医学会、第16回中医学研修講座(臨床の部)視聴しました!!

2021.07.13

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7.10(土)の夜は、日本東方医学会第16回中医学研修講座(臨床の部)に参加してきました!!

 

 

今回のテーマは「皮膚科・泌尿器科」

 

 

講師の先生は菅沼栄先生

 

 

菅沼先生については、私の手持ちの御著書『いかに弁証論治するか』シリーズと、『東洋医学が教える食養生』を通じてと、お名前のみしか存じ上げなかったので、

 

どんな先生か知らなかったので、楽しみにしていました。

 

 

菅沼先生は1954年に北京にお生まれになり、1970年代後半から北京中医薬大学で講師を務め、1980年代には来日され、その後帰化され、

 

日本における中医学啓蒙の旗振り役を長年やってこられた先生です。

 

 

今回、皮膚科と泌尿器科の病の中医学的な考え方を基礎から臨床的な話も含めて分かり易くお話ししてくださいました。

 

 

皮膚科において、有名な黄連解毒湯という漢方薬を迂闊に使うと、かえって血虚や津液の不足を助長してしまって悪化させる場合があるというお話は、訳も分からずに

 

「皮膚科=皮膚の熱=黄連解毒湯」

 

みたいに、短絡的な発想からこの薬を使って悪化させてしまった経験のある人にとっては耳が痛い話ではないかと思いますし、皮膚疾患において、

 

邪気の種類や、皮膚は皮膚でも、病変が起こる深さの微妙な違いの問題はやはり非常に重要で、先生の臨床上の工夫が随所に盛り込まれた内容でした。

 

 

こういう、非常にストレートでスクエアな中医学の話を、実は久しぶりに聞いたんですが、やはりこういう基本が、完璧に頭に入っているかどうかというのは、

 

臨床上非常に重要なことだと思いました。

 

 

臨床では、必ず行き詰まる場面に出くわすことがある訳ですが、一つ一つの方剤、一つ一つの生薬に対する理解が的確であれば、乗り越えていくことが出来る筈ですね。

 

 

泌尿器科においても、同じ利水でも、ゆっくりと利水するのか、激しく利水するのか、場面場面に応じて使い分けることが必要ですね。

 

 

 

これは鍼灸も同じですので、非常に初心に帰ることが出来ました。

 

 

 

 

 

 

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(一社)北辰会、第二回古典ライブを視聴しました!!

2021.07.01

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6月最終日の昨日、(一社)北辰会会員限定企画である古典ライブ講義に参加してきました!!

 

 

第二回のテーマは

 

「古典に学ぶ病因病機 ~万病回春病因指南を題材として~」

 

です!

 

 

今回の講義の題材である『万病回春病因指南』というのは、江戸時代の著名な医家であり、北辰会(というよりも近現代日本の東洋医学業界全体)が尊崇してきた岡本一抱(1655-1716)が著した、

 

中国明代、龔廷賢(きょうていけん 1522-1619)の『万病回春』の解説書です。

 

参考論文『『万病回春病因指南』の成立過程と構成』渡部栄輝

 

(万病回春については名古屋大学医学部史料室内サイト参照)

 

 

奥村学術部長の圧倒的知識量と、新風代表のサクッとしたまとめ、というコンビネーションで語られるこの講義ですが、今回は後半の奥村先生の考証学的な解説が恐ろしかったです。( ;∀;)

 

 

奥村先生のことは20年前から存じ上げていますが、先生はそのもっともっと前、1980年代から中医学研究、古典研究を日々続けてこられ、今回の講義や最近の発言をうかがっていると、

 

それらの積み重ねがいよいよ縦横斜めに繋がってきており、集大成されてきている雰囲気を感じました。

 

 

今回、寒邪に侵襲される「中寒」を中心に解説して下さいましたが、印象的だったのは、外邪に侵襲されて脈が堅いものは順、外邪に侵襲されているのに脈が緩んでいるものは逆、

 

それ以外にも、病態と脈が反するものは危ない、というお話。

 

 

また、順逆にも幅があり、逆だからイコール死病、ということではなく、難治なものと死病の弁別も重要ですね。

 

 

臨床をやってて思うことの一つとして、この、病態と脈が一致しないものというのは、しばしばドキッとするんです・・・。

 

 

改めて、よくよく肝に銘じるべきだと思いました。

 

 

 

 

 

 

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2021年 7月の診療日時

2021.07.01

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◆患者さん各位

 

 

 

緊急事態宣言は明けましたが、コロナ禍、まだまだ続いています。。。

 

 

当初、「5月11日まで」といって施行された緊急事態宣言でしたが、延長で「5月末まで」となり、まあ仕方ないかな、と思っていたら、

 

なんとまさかの再々延長で、今度は6.20(日)までとなり、ようやく明けたものの、再び蔓延防止等重点措置。

 

 

これでまた感染者が増えてきたら、再び緊急事態宣言になるんでしょう。

 

(ほぼ1年中緊急事態という、緊急性が伝わらない事態。。。)

 

 

飲食店は、相変わらず2021年に入ってからは、1日も通常営業出来てないそうで、サスガにたまりかねて、通常営業を再開するお店も多くあるようです。

 

(いくら感染拡大が怖くても、これを責める人の感覚は、僕には正直ちょっと、ついていけません。。。)

 

 

飲食のオーナーさんは、清明院の患者さんにも多いですし、近所のうまい店のオーナーさんはみんな知っているので、道で会って、辛そうな顔を見ると、こっちもホント辛いです。

 

 

このまま感染対策、感染対策と言って、飲食店を中心に、自由経済を制限し続ければ、企業の倒産、個人の廃業、失業はますます増加し、

 

日々失業者が増え、借金苦や貧困、将来に希望が持てないことからの精神病患者や自殺者が増えることは自明。

 

 

これはもうすでに、ずいぶん増えてきているようです。

 

参考サイト

 

 

街の空き物件も、日に日に増えています。

 

 

もはやここまで来ると、ワクチンが国民のほとんどに出回ったとしても、残念ながら、すぐに景気が回復したり、感染者問題が解決するとはとても思えず、

 

まだまだ暫く(数年?下手すりゃ数十年??)は、この騒動は続くのでしょう。

 

 

そして数年後、数十年後には、これまでのように大勢で集まって大声を出すようなイベントや、飲食、旅行などの形は、これまでとは違ったものになってしまうのではないでしょうか。

 

 

これらは、どれもとても不安なことですが、じゃあ何が出来るかと言えば、結局は出来る範囲の感染対策をしつつ、普通に生活することしかない。

 

 

・・・という訳で、今は確定している、信頼できる情報を参考に、冷静に、出来る範囲で感染予防をしつつ、常に心身を調整し、最適化しておくことが一番でしょう。

 

 

自覚的な体の不調があるなら、早め早めに対処しておくことです。

 

 

鍼灸も、大いにご活用下さい。

 

 

いずれにせよ、終息しない疫病はありませんので、しっかりと前向いていきましょう。

 

 

清明院では、感染対策については最新情報を参考に最適化しつつ、この騒動中もいつも通り診療しております。

 

清明院のコロナウイルス対策に関して   参照

 

 

なお、ネット等々の雑多な情報や、煽情的な極論の類に惑わされないよう、以下に参考サイトを示します。

 

 

【一般の方向け】

 

 

内閣官房 「新型コロナウイルス感染症対策」特設ページ

 

厚生労働省 「新型コロナウイルスに関するQ&A」(随時更新)

 

新型コロナウイルスに関する帰国者・接触者相談センター(各都道府県)

 

新型コロナウイルス関連、経済産業省支援政策一覧(随時更新)

 

 

【専門家の方向け】

 

 

(公社)日本医師会特設サイト

 

COVID-19 感染症に対する漢方治療の考え方 改訂第二版(金沢大学 小川恵子先生)

 

【緊急寄稿】新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する漢方の役割(渡辺賢治ほか)

 

新型コロナウイルス肺炎診療ガイドライン試行第8版(中華人民共和国国家衛生健康委員会弁公庁)日本語訳版

 

新型コロナウイルス感染症の舌診について(医道の日本社 随時更新)

 

中国鍼灸学会「COVID-19のための鍼灸介入ガイドライン(第2版)」日本語訳版

 

 

 

◆清明院、2021年7月の診療日時

 

 

臨時休診日、休診時間等も、全てこちらに告知してありますので、御予約の際は、予めご参照下さい。

 

◆毎週日曜日は、外来診療、訪問診療とも、終日休診となります。

 

 

◆毎週月曜日は、外来診療のみ、終日休診となります。

 

 (※往診事業部は稼働しておりますので、初診、再診のご予約や、予約時間変更のお電話は受付可能です。)

 

 

◆火曜~金曜は14時から17時まで、土曜日は14時から15時は、昼休みとさせていただきます。

 

 

◆水曜日は、院長が東洋鍼灸専門学校にて講義のため、外来は①14時~、②17時半~、③18時半~の3枠のみの受付とさせていただきます。

 

 

◆7.29(木)は院長が順天堂大学医学部、東洋医学研究会に参加のため、午後は18時~の再診受付、15時半~の初診受付が最終枠となります。

 

 

 

以上、診療時間外の活動等で、ご迷惑をおかけしますが、何卒ご理解ご協力のほど、よろしくお願い申し上ます。

 

 

 

 

清明院 院長 竹下有

 

 

 

 

第30回、順天堂東医研で喋ってきました!!

2021.06.26

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6.24(木)の夜は、第30回、順天堂東医研で喋ってきました!!

 

 

今回のテーマは

 

「東洋医学では精神疾患をどう考えるか ~心身一如の具体性~」

 

です。

 

 

2018年の12月に第1回の講義をし、それから毎月、定期的に講義を行って、2年半が経ち、第30回まできたんですが、ここまでの講義で、医大生から実は一番多かった質問が、

 

「東洋医学では精神科疾患にどのように対応するのでしょうか??」

 

というものでした。

 

 

これについては、一般の方向けには、このブログでも何度か書いています。

 

カテゴリ「精神科疾患と東洋医学」 参照

 

 

僕はこれまで、この質問が出る度に、

 

「東洋医学では心身一如といって、心と体を分けて考えません。ですので、東洋医学的な考え方で体の状態を調えることは、そのまま心を安定させることに繋がります。(因みに”心身一如”はもともと禅の言葉らしいです。)

 

と、教科書的、総論的な答えをしてきましたが、これだと、詳細が分かりませんよね。(笑)

 

 

ですので、詳しいことはいずれ喋ります、として先送りにしてきたのですが、今回、zoomだし、録画できるし、アーカイブ化できるので、僕自身の失敗談、成功談含めて、気合入れて作りました。

 

 

でも2時間枠で、質問が出ることも考えると、湯液の話まではとても盛り込めないので、あくまでも基礎と鍼灸の話に寄せて、コンパクトに作りました。

 

 

結果は、非常に盛り上がりましたね。

 

 

学生さんたちの食いつきが、思いのほか良かったですし、参加された医師の先生方の発言も非常に良かったです。

 

 

谷川教授からも、近代日本の精神科における牽引者である中井久夫先生や、神田橋條治先生、現代心療内科の父ともいえる池見酉次郎先生の紹介もあり、

 

学生の皆さんは非常に勉強になったことと思います。

 

 

まだまだ語り足りないところはありますが、今後、第二弾があるかもしれません。(笑)

 

 

・・・ふう、今月は全日本鍼灸学会といい、大船GIMといい、今回の講義といい、なかなかヘビーかつ充実した活動が出来た月でした。

 

(実はまだ月内に楽しみなことが3つもあるんですが。。。(゚∀゚))

 

 

 

・・・まあ、7月は少しゆっくり過ごそうかな。

 

 

 

 

 

 

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第70回(公社)全日本鍼灸学会、視聴しました!

2021.06.25

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先日予告した、第70回、全日本鍼灸学会学術大会福岡大会に、オンライン参加してきました!

 

 

我々(一社)北辰会の代表である藤本新風先生が登壇されたシンポジウムの内容と感想に関しては、北辰会公式ブログの方に書きましたので、

 

そちらを参照いただくとして、ここではそれ以外の講演に関する感想を述べようと思います。

 

 

まず今回、6.4(金)~6(日)という日程でしたが、金土は診療だし、ここ最近めちゃ忙しいので、なかなかゆっくり時間が取れない。。。

 

 

ですので、オンライン視聴できること、オンデマンド配信があることは、非常に助かりました。

 

 

登録や視聴にもさしてストレスはなく、正直、今後はこれが主流になるとみて間違いないと感じました。

 

(倍速再生は出来るようにしてほしかった。。。)

 

 

まあ対面でないと、臨場感を感じられないこととか、普段お会いできない先生方との飲み会や、グルメや観光などが出来ないという、寂しい思いもありますが、

 

これも時代の流れであり、仕方ないことだと思います。

 

 

今回、視聴期限が22日までだったのですが、何度か聴かないと消化しきれないような、濃い内容の講演も多々あり、欲を言えば今月いっぱいくらいにして欲しかったです。苦笑

 

(あと倍速再生)

 

 

一つ一つの講演に、細かい感想を述べていくとキリがないので、ここでは特に印象的だったもののみにしますが、熊本赤十字病院の総合内科部長である加島雅之先生「漢方サポートはじめました」は素晴らしかったですね。

 

 

総合病院内の入院患者さんに対して、鍼灸漢方で積極的に介入を行い、入院期間を短くすることに寄与できるのではないか、という内容で、この試みを継続し、いい結果を出し続ければ、

 

全国の総合病院で、入院患者に対して積極的に鍼灸を導入してみよう、という流れとか、それを目指したり、それ専門の鍼灸師が生まれる、という動きに繋がるかもしれません。

 

 

また加島先生は、以前からそうですが、伝統医学である鍼灸漢方を行うにあたっては、現代の研究成果を踏まえつつも、古典の記述を重んじる姿勢を一貫されており、そこも非常に嬉しかったですね。

 

 

大変稀有な存在で、心強い先生だと思います。

 

 

また、シンポジウム「医学部における鍼灸の教育の現状と課題について」では、長年、医学部において鍼灸医学を教育されている先生や、最近教育し始めた先生方が登壇され、

 

医学部における鍼灸教育の現状と課題がよく分かり、私も現在、順天堂東医研で講師を務めさせて頂いているので、大変参考になりました。

 

 

やはり多くの医大生や医師が、鍼灸医学に潜在的に興味や期待を抱いているという事実があり、色々と誤解されている側面もある訳なので、

 

そこは鍼灸師の側から積極的に働きかけるべきだと思います。

 

 

また、シンポジウム「気分障害に対する鍼治療の可能性 ~基礎と臨床、日本と世界の架け橋~」では、精神科疾患における鍼灸治療の可能性として、

 

日本とアメリカの基礎研究や臨床研究の現状を紹介して下さり、これも非常に期待が膨らむ内容で、興味深かったです。

 

 

あとは森之宮医療大学大学院教授である長野仁先生による教育講演「日本における灸の千五百年史と鍼の五百年史」は圧巻でした。

 

 

相変わらずの、圧倒的文献資料調査力。。。

 

 

これ、何回も聴きたかったんですが、視聴期限が来てしまって残念でした。

 

 

私も注目している、八十瀬玄為齋という鍼灸家の話が聴きたかったんですが、そこは都合で配信できなかったようで残念でしたが、長野先生にはぜひ「シン・日本鍼灸医学史」を構築してほしいです。

 

 

まあそれ以外にも、ここには書ききれないほど、興味深い講演が多数あり、素晴らしい回でした。

 

 

今回、コロナ禍に翻弄され、会場の設定やら何やら、二転三転を余儀なくされる状況の中で、最終的には完全オンラインという、未来を予感させる方法で、

 

70回の節目の学会運営を成功させた運営委員の先生方には、頭が下がる思いです。

 

 

一方で先週、東洋鍼灸専門学校の授業で「こないだの全日、参加した人ー??」と聞くと、クラスに1人くらいしかいなかったことがショッキングでした。苦笑

 

 

学会運営に死ぬほど時間と労力を割いている先生方がおられる一方で、学生からの学会への無理解、無関心、こういう現状も、改善させていくべき課題の大きな一つではないでしょうか。

 

 

東京も、PCR陽性者数が徐々に減少し、緊急事態宣言はひとまず明けましたが、全体としてはまだまだ不安感が拭いきれない雰囲気です。

 

 

 

1日も早く、社会の混乱が収まってくれることを祈るばかりです。

 

 

 

 

 

 

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第7回 症例検討会 DAPAカンファレンスに参加してきました!!

2021.06.17

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6.14の夜は、日本東方医学会の分科会であるDAPAカンファレンスに参加してきました!!

 

 

今回の症例は「小児の夜尿症」と、「産後の急性腰痛」の二症例。

 

 

小児の夜尿症も、西洋医学的な治療で難渋することも少なくなく、我々鍼灸院に相談が来ることの多い症例です。

 

 

小児夜尿症は、『中医症状鑑別診断学』では「小児遺尿」と表現し、病態としては腎陽虚、肺脾気虚、肝経鬱熱の3つが紹介されていますので、

 

小児で夜尿症だから何でもかんでも腎虚、何でもかんでもストレス、とかっていう愚を冒さないようにしたいですね。

 

 

私の経験からしても、しっかりと鑑別をして、的確に治療にあたった方が俄然効果が高いように感じています。

 

 

二例目の産後の急性腰痛では、普通のぎっくり腰かと思って対応していたら、実は腰部に骨折があった、という症例で、若い女性でも、意外と産後のホルモンバランスの崩れから、

 

骨粗鬆症が起こることがある、というのが、非常に教訓になりました。

 

 

清明院では、産後であろうとなかろうと、急性腰痛も普通にいつも通り弁証論治しますが、急性腰痛でなかなか治りが悪いものの中には、

 

悪性腫瘍や骨腫瘍なんかもまれにあり、妙に治りが悪い、いつもと違うと感じるものについては、やはり念のため叩打痛を診ておいたり、

 

適切なリスクヘッジは重要だと再確認できました。

 

 

また、この症例では、私の経験の中にある、いくつかの苦い思い出が頭をよぎりましたね。。。苦笑

 

 

・・・とまあこのように、非常に勉強になるDAPA、回を重ねるごとに受講者数が増えてきております!!

 

 

今回は、今後のDAPAの展開として、総合病院の総合診療科と鍼灸院の連携をする動きを作ってみてはどうか、という案も出ました。

 

 

これは絵空事ではなく、双方の関係者が入っての話なので、おそらくしっかりとした形で実現するだろうと思います。

 

 

国民の健康を支える医療人としての、心ある鍼灸師、鍼灸院が、西洋医学とも健全に協力しながら、安心して難しい病気に取り組める時代が、徐々に近付いているのかもしれません。

 

 

実現して動き出せば、患者さんにとって、福音となることと思います。

 

 

次回は7月12日(月)20:00~ 1時間程度です。

 

 

次回は緩和ケアの現場から症例が出てくるとか・・・。

 

 

緩和ケアと鍼灸は、実は相性抜群だと思っています。

 

 

これまた、多くの思い出が、頭をよぎりますね。。。

 

 

楽しみです!!

 

 

 

お申込みはこちらから近日中にいけるようになると思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

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第51回、大船GIM Onlineにゲスト参加してきました!!

2021.06.16

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6.12(土)の夜は、大船中央病院院長である須藤博先生が主催されている、第51回、大船GIM Online(総合内科医のための臨床推論を主な内容とした勉強会)にゲスト参加してきました!!

 

 

この勉強会と私の御縁は、この4月から週1で清明院に研修に見えている、三井記念病院の総合内科、膠原病リウマチ内科の医師である増田卓也先生が、

 

かつてこの大船中央病院で須藤先生の元で研修されたOBであり、東洋医学の身体診察を紹介してほしいという話になったことがきっかけであり、

 

増田先生はまだ教わりたてなので、私に補足解説と、実際の実技を見せてほしいという流れになったところから始まりました。

 

 

まあ何かを、自分で机に向かって勉強しているだけでは、自分の目線からしか物事は見えないが、それを人に教えるというのは、自分とは全く違った視野、視座から対象を見つめ直すことに繋がるので、

 

それが結果的に自分自身の学びになると思っていることから、この20年、基本、教えを乞われれば断らない主義なので、行ってきました!!

 

(実は気分によっては、けっこう断ったりもしてますが。(笑))

 

 

また、以前「ドクターG」という番組がありましたが、総合内科の臨床推論というものにも以前から非常に興味津々で、普通にそれが聴いてみたかったというのもあります。(笑)

 

 

で、今回は増田先生の方から最初に体表観察の一部の概要を講義し、私の方で実際の体表観察を簡単に解説しながら動画でお見せする、という企画でやらせて頂きました。

 

 

・・・結果は、実に素晴らしかったです。

 

 

事前申し込みの時点で、普段よりも全然多くの申込があり、申込者のほとんどは現場の第一線の医師だったそうで、医師の間での潜在的な東洋医学への興味関心の高まりを感じました。

 

 

今回、臨床推論の方の症例は「77歳女性の繰り返す頭痛、発熱」「27歳女性の嘔吐」の二症例でしたが、総合内科医の先生方の精緻な推論、膨大な知識を持った上で、

 

理詰めで診療を進めていくプロセスは、思考過程や目的は違えど、東洋医学の弁証論治の過程と似ている所があり、非常に刺激的で興奮しました。

 

 

また、我々の講義では、視聴しておられる医師の先生方や、司会の須藤先生も、我々固有の立場、根本哲学を予め一定程度理解して下さっているように思え、

 

それを尊重し、酌んで下さっているような質問内容やご発言が多々あり、そこが非常に嬉しかったです。

 

 

私が鍼を持ってから、現在までの20年以上の時間の中には、医師に対して「東洋医学」と主張しただけで、まるで取り合ってもらえず、「ゴミ同然」の扱いをされた経験もある身としては、

 

やはり「分かってくれる人は分かってくれるんだナー」という実感を得ました。苦笑

 

 

かつて戦後間もない頃、GHQから鍼灸医学の存続を護って下さった中心人物である、東大教授である板倉武先生が仰ったように、一方が一方を強引に、無条件に併呑するのではなく、

 

たとえ部分的、局所的であれ、こういう活動が、互いの哲学、思想の違いを理解し、尊重し合った、患者さんのための協力が出来る話に繋がれば、これほど嬉しいことはないですね。

 

 

・・・とまあ色々、今後の展開に希望が膨らむ内容でした。

 

 

約4時間、体感時間は一瞬でしたね。(笑)

 

 

増田先生、須藤先生、ご視聴くださった先生方、大変ありがとうございました。

 

 

是非アンケートで、ご感想をお聞かせ下さい。

 

 

因みに、須藤先生がブログに感想を書いて下さいましたので、そちらも合わせてぜひ。<m(__)m>

 

 

 

 

 

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第7回、DAPAカンファレンス(医鍼薬地域連携カンファレンス)のお知らせ

2021.06.05

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清明院では現在、求人募集しております。

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なんか毎日、告知が続きますな。(笑)

 

 

・・・まあこれはいいことでしょう。

 

 

活動している証拠、停止していない証拠、生きている証拠であります。

 

 

6.14(月)の夜20時から1時間ほど、第7回のDAPAカンファレンス(医鍼薬地域連携カンファレンス)が行われます。

 

 

この研究会は、日本東方医学会の数あるセミナーの中の一つであり、地域において医師と鍼灸師や薬剤師がどのように連携をとっているかを、実際の症例を通じて研究する目的の研究会です。

 

 

これまでにも多くの症例を通じて、医師と鍼灸師の連携の在り方を模索、検討してきました。

 

 

前回あたりからは徐々に参加者も増え、活気が出てきました。

 

 

医師との連携を模索している鍼灸師の先生方、鍼灸師との連携を模索している医師の先生方、是非ご参加ください。

 

(参加費格安ですよ!)

 

 

お申込みはこちらから!!

 

 

 

 

 

 

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第51回、大船GIMカンファレンスにお邪魔してきます。

2021.06.04

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すでにFBの方では告知したんですが、やってない方のために、このブログでも告知しておきます。

 

 

来たる6月12日(土)の17時から20時、神奈川県鎌倉市にある、大船中央病院の院長である須藤博先生が主催されている、総合内科医を主な対象としたzoomオンライン勉強会(大船GIMカンファレンス)に、
 
ゲストスピーカーとしてお邪魔させて頂くことになりました。
 
 
 
(因みにGIMというのはgeneral internal Medicineの略で、総合内科、という意味だそうです。)
 
 
 
 
今回、主に講演なさるのは、4月から清明院に研修に見えている、三井記念病院の総合内科、膠原病リウマチ内科医である増田卓也先生で、
 
私は、東洋医学の部分に関して、分かる範囲で補足解説させて頂き、実技を動画でご覧いただく、という立場で参加します。
 
 
 
(内容はもちろん、北辰会方式の体表観察術を中心に、かなり実践的な東洋医学、時間枠は18時から19時の1時間の予定です。)
 
 
 
 
増田先生とは、順天堂東医研での活動を通じて、1年半くらい前に知り合いましたが、総合内科医として、東洋医学の論理と手法を臨床に採り入れたいというその熱意、勉強力、理解力、行動力、実に素晴らしい青年医師です。
 
 
 
こういう若い医師が実際に出てきて、総合内科の世界でも大変メジャーな先生方と御縁を繋いで下さったことが、私としては嬉しい限り。(^^)
 
 
 
須藤先生のことは、恥ずかしながら存じ上げなかったのですが、御著書も多く、総合内科の世界では日本を代表する先生方の中の一人なんだそうで、そういう西洋医学の著名な先生に、
 
僕が曲がりなりにもやってきた東洋医学の話を聴いていただける機会を頂いたことを、大変光栄に感じるとともに、緊張+ワクワク感という、良きフィーリングを頂いております。
 
 
 
 
私は西洋医学の総合内科なんて、まったくの門外漢、ズブの素人なので、今回、どちらかというと学ばせて頂く気持ちですが、普段東洋医学の話を聞く機会のない医師の先生方に、
 
我々が愛するこの医学の良さが、少しでも、何かしらでも伝われば、と思っています。
 
 
 
 
参加は無料、鍼灸師の先生方も、学生さんも参加OKとのことです。(^^)
 
 
 
 
私たちの講演以外に、総合内科の先生方による実際の症例に基づく臨床推論が2例もあり、臨床家や学生にとって、大変勉強になる内容だと思います。
 
 
 
 
講演の詳細、申し込みフォームへのリンクはこちらからどうぞ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

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