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2019.12.20
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昨日の夜は、順天堂東医研の創立1周年記念、公開シンポジウム「東洋医学における予防医学の現状と課題」にシンポジストとして参加してきました!!
他のシンポジストは順天堂の公衆衛生学助教である友岡清秀先生、吉祥寺中医クリニック院長である長瀬眞彦先生。
座長は順天堂の公衆衛生学教授である谷川武先生。
この1年、月に一回、講義と実技を続けてきて、1周年で公開講座が出来たことは大変素晴らしいことですね。
学生さんはもちろん、この活動に陰に陽に力を貸して下さった多くの先生方に感謝感激です。<m(__)m>
100名入れる会場は超満員。
予備の椅子も出して、112名の、医学生、医師、薬剤師、看護師、鍼灸師、患者さんなどなど、実に幅広い方々がお見えになりました。
全体として、鍼灸、漢方を実践する側としては、東洋医学を学び、この鍼灸、この漢方がより効くであろう患者さん(レスポンダー)を如何に見つけるか、
が重要であろうし、現代的な研究としては、数値化できるところ、統計的に有意差を証明できるところはしていくのが重要、という内容だったと思います。
実践者側は、東洋医学を杓子定規でなく、専門的に高度に扱えるようになることと、社会的には、より多くの人に東洋医学の良さを理解してもらって、
すそ野を広げること、この二つが極めて重要である、ということがうまく表現できたシンポジウムだったのではないかと思います。
予防医学というのは、教科書的には1次予防、2次予防、3次予防に分けて論じられるわけですが、そのどの段階においても、東洋医学は有用だと思います。
現状では、2次予防、3次予防の段階で、西洋医学的な治療がうまくいかない場合に、東洋医学を使う、というのが一般的かと思います。
しかし、出来れば1次予防の段階で東洋医学が介入するのが一般的になった方が、理想的だと思います。
そうなるためにはどうすべきか。
西洋医学でうまくいかない病の治療はもちろんですが、理想的には、「東洋医学ドック」「東洋医学的検診」「未病外来」みたいな考え方が普及することを願っています。
2019.12.19
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これまでのお話し
◆心は蕾。
肺の臓の形態が八葉蓮華といわれるのに対して、心の臓は「蓮の蕾」と言われます。
例えるなら、前回載せた「胎蔵界曼荼羅」の図ではど真ん中に位置する”本尊”である大日如来的存在が「心の臓」ということになりますね。
大日如来は仏教では中心尊格と言われながらも一種の”王者”としての性格を持ち、心の臓は東洋医学では君主です。
因みに、本地垂加説(神と仏の関係を説く理論)では大日如来は天照大神と習合するそうです。
また、心の臓が「蕾」で描かれるということは、すでに開花した「蓮華」に例えられる肺の臓よりも、時間的に前にある存在、ということになります。
これについては先日、まず心の臓→次に肺の臓、という順序、序列(心の臓の優位性)を意味しているのではないかと、先輩から教わりました。
各臓腑を古代中国の為政者の官職になぞらえた『黄帝内経素問』霊蘭秘典論(8)では、心の臓は「君主之官」で、肺の臓はそれを補佐する「相傳(ショウフ、本によってはソウデン)の官」と言われます。
大日如来と、その周りの8体の仏を中心に描かれる曼陀羅のように、心の臓と肺の臓は、全身に気と血を巡らせる中心的な働きを持つという意味が、
ここに込められているのでしょう。
続く
2019.12.18
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これまでのお話し
◆仏教と蓮
仏教では、池や沼の底の汚い泥の中からスッと茎を伸ばして、水面に美しい花を咲かせる蓮のことを、
「泥の中にあって、泥に染まらない清浄な姿」
ということで、涅槃、悟りのシンボルとして認識したようです。
まあこの、池や沼の底の汚いヘドロのことを「末法の世」に比喩している訳ですかね。(^^;)
大乗仏教の代表的な経典である『法華経』における”華”は白い蓮のことを指し、妙法(正しい真理の教説)を、白い蓮の花に例えたものとして知られているそうです。
(ここで鍼灸師であれば当然、白ときたら肺金、を思い浮かべますね。)
同じく大乗仏教の経典である『華厳経』において説かれる仏の世界である「蓮華蔵世界」も、蓮の花の形から連想、想像された広大な世界観だそうです。
また蓮華は、観音さまのシンボルとも言われます。
このブログでも以前紹介した、観音信仰に熱心だった医家に、森道伯先生が居ましたね。
森道伯という人物 参照
また、大乗仏教の中の秘教である「密教」の教義、世界観を図示したものである「両界曼荼羅」の一つである「胎蔵界曼荼羅」の中心には、
大日如来の周りに八葉蓮華が描かれています。
(出た!八葉蓮華!!完全に肺の臓の記載と一致です☆(゚∀゚))
この図の真ん中にいる仏さんが大日如来、その周りの八枚の花弁が「八葉蓮華」です。
(因みに赤で描かれている図が多いですが、白説もあるようです。(『大日経』))
東洋医学をやっている者としては、白に一票!と言いたいところですね。(*^^*)
◆参考引用文献
岩波『仏教辞典 第二版』
続く
2019.12.17
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前回のお話し
◆蓮はインド原産。
蓮はインド原産です。
インドは暑い国。
蓮の花が咲く水辺は、衆生にとって癒しの場でした。
そこに美しく咲く蓮の花は、暑苦しい現実の対極にある理想のシンボルとして認識され、親しまれ、愛好されるようになっていったそうです。
神話的叙事詩『マハーバーラタ』の天地創造のくだりには、ヴィシュヌ神(ヒンドゥー教の神)が神秘的な瞑想から覚めた時に、臍から金色の蓮華が咲き、
その上に梵天(ブラフマー)が座しており、この梵天が世界を創造した、と説かれているそうです。
(ヴィシュヌ神、リンク先の画像では、左手に「蓮」を持っております。)
(この図では、ヴィシュヌ神の臍から「蓮」が咲き、その上にブラフマーが座しています。)
・・・このように、神話や宗教では、神仏が座っている、あるいは立っている、持っているというイメージの強い蓮。
とりわけ仏教では、蓮には色々な意味があるのですが、忙しいのでそれは次回。(笑)
続く
2019.12.16
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こないだ、とある学生さんから、
「東洋医学の心の臓と肺の臓が蓮で描かれるのには、何か意味があるんですか?」
と問われた。
いい感性だなあ、と思うとともに、色々考えるきっかけになった。
で、自分の中である程度まとまったので、ここに書いておく。
・・・そもそも、私が20代の頃、教育というものに興味を持った理由の一つは、こういう刺激を欲したからだ。
自分にない感性なり、自分にない発想なりに触れて、結果的に自分自身の見聞を広めたい。
自身の東洋医学理解を深めたい。
まあつまり、教育というものを陰陽論的に考えれば、教えているようで実は教わっている、という世界を志向したからだ。
この医学では、「肺の臓」は八葉蓮華、「心の臓」は蓮の蕾という姿で描かれる。
ここに、なぜあえて「蓮」を持ってきたのか。
当然、古代中国人的には、それなりの意味があることでしょう。
続く
2019.12.15
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患者さんから症状を聞き、体表観察をし、あれこれ考えた結果、一本、鍼をする。
暫くして抜鍼して、再度、体表観察する。
完璧ではなくても、さっき診た時よりも、全体的に調っているかが大事。
ここで、調ってはいるけど、まだもう一つ、ということがある。
たいがいは、ここでヘタにいじらない方がいい。
あえてそのまま様子を見ておいたら、数分後にはさらに調っていることがほぼほぼ。
ここで、まだもう一つ、という状況から、暫く待った結果、やはりまだもう一つ、とか、まったく元に戻ってしまった、という時は、二の手を入れることもあるが、
この場合は、「なぜそうなったのか」が明確に理解できている時だけにした方がいい。
東洋医学的アウトカム。
明確に分からないのであれば、あえて様子を見ることで、あとで明確になることも多い。
基本的だけど、重要なこと。
こないだ、再確認した。
2019.12.14
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清明院、この夏終わりで、エアコンをメンテしました。
全台分解清掃です。(゚∀゚)
そしたら、1台壊れました!!
さらに、1台は効きが悪くなりました!!
なんでだ。。。
何でこんなことに。。。
まあ、掃除業者さんには、そこはキチッとしてもらいましたが。。。(*´Д`)
で、1台は買い替え、1台は再メンテ、と。
次から次に、機械も生き物も色々ありますが、仕方ないね。(^^;)
メンテするのみ!!!
2019.12.13
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さて、年末も近づいてきました。
今年も、数多くの新しい経験をさせて頂きました。
4月には順天堂東医研が正式にスタート、また、日本伝統鍼灸学会では学術部員に、またこの時期は、長く勤めた清明院スタッフの出入りもありました。
5月には元号が令和に変わりましたが、4月の終わりに群馬の祖父が亡くなり、なんと新元号の初日は葬式から始まるという。。。(苦笑)
葬式終わりで、GWには初の台湾に研修に行くことも出来ました。
9月には、富士山にも登りました。
まあそんなこんなでも、10月10日には無事10周年を迎えることが出来、11月には日本東方医学会で学術委員としてお手伝いさせていただくことになり、
12.1には節目として、清明院10周年記念の会をやることが出来ました。<m(__)m>
鍼を持って20年。
清明院を作って10年。
さて、とりあえずの問題は、ここからの10年です。
私個人は、これまでと同じように、毎日、朝から晩まで、最高を求めて鍼をし続けるのは大前提であり基本ですが、清明院の在り方、業界との関わり、
この辺をどう調整していこうかなというのは、色々考えております。
まあここは、最高というよりは最適化、なんでしょうね。。。
学校や北辰会での講義や実技指導、また、学術のみならず、社会人として、一人の鍼灸師をいっぱしになるまで教育するとか、もっと基本的に、
人を雇うとか、税務会計等々も含めて、法人運営するってのも、甘くないなあと、キチッとやってみて、よくよく分かりました。(苦笑)
こういうことは大事だけど、それに臨床が圧迫されてるなら本末転倒、無い方がいい。
この辺が、この先10年の現実的な課題でしょうね。
・・・まあ、爆裂します!!!(゚∀゚)
2019.12.12
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何度かこのブログで告知したように、来たる12.22(日)に、(一社)北辰会、代表特別講演が、東京衛生学園専門学校で行われます。
すでに申し込み期限は過ぎてまして、お陰様で去年を上回る満員御礼であります。<m(__)m>
・・・まあ喋る側としては、相手が何人でも変わらないっちゃ変わらないんですが、大勢いて熱気があった方が、より気合いが入る感じが、ないではないです。(`・ω・´)ゞ
すでにスライドはほぼ出来ていまして、なかなかいい話が出来ると思うので、頑張ります!!!
また、これも以前告知しましたが、実はその3日前の12.19(木)の夜に、順天堂東医研の創立1周年記念の公開シンポジウム(PDFポスター)があります!!
これもすでに100名を超える申し込みがあり、もう少しで立ち見の状況になりそうです!
(まあ、予定では1時間半なんで、立ち見でも大丈夫!(笑))
医師、医学生はもちろん、歯科医師、薬剤師、看護師、鍼灸師、鍼灸学生、一般人、患者さん、役人さんなど、実に多彩なバックボーンを持った聴講者が揃うようです。
15日が締め切りとのことなので、あと3日しかないので、お申し込みはお早めに!!
こちらからお申込できます!!!
清明院10周年、臨床20周年の節目の年末ですからね、ヤなこと忘れて、いっちょパーッと、終わりたいね☆
2019.12.11
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清明院では最近、非常に難しい病の相談や紹介が増えています。
原因不明の重篤な症状、原因は分かっていても手の出しようのない疾患、あるいは西洋医学的な治療を患者さん自身が拒否しているようなものもあります。
気合いが入るとともに、本当に慎重にならないといけません。
こういった疾患を毎日多数扱わせていただけるのは、もちろん鍼灸師冥利に尽きるけど、よーく集中しないと。
ぼやぼやしてたら、バサッと斬られるでしょう。
鍼は凄いけど、僕はまだまだ全然凄くない。
僕に出来ることを考えて、よく弁えた上で、一つ一つ確実に。
2012.07.08
2016.05.09
2016.04.12
2016.04.28
2015.06.04
2012.12.23
2014.02.17
2014.04.26
2024.05.10
2024年4月の活動記録2024.05.01
2024年 5月の診療日時2024.04.13
(一社)北辰会、組織再編。2024.04.02
2024年3月の活動記録2024.04.01
2024年 4月の診療日時2024.03.14
2024年2月の活動記録2024.03.01
2024年 3月の診療日時2024.02.15
2.17(土)ドクターズプライムアカデミアで喋ります!2024.02.04
3.10(日)(公社)群馬県鍼灸師会で講演します!2024.02.03
3.3(日)「浅川ゼミ会」にて講演します!2024.02.02
2024年1月の活動記録2024.02.01
2.25(日)順天堂東医研、第5回特別公開シンポジウム「日本とインドの伝統医学」に登壇します!!2024.02.01
2024年 2月の診療日時2024.01.11
2023年、9月~年末の活動一覧2024.01.05
診療再開!!2024.01.01
2024年 1月の診療日時2023.12.30
2023年、鍼療納め!!2023.12.21
(一社)北辰会、冬季研修会のお知らせ2023.12.01
2023年 12月の診療日時2023.11.26
患者さんの声(60代女性 背部、頚部の痒み、首肩凝り、高血圧、夜間尿)2023.11.25
患者さんの声(70代女性 耳鳴、頭鳴、頭重感、腰下肢痛、倦怠感)2023.11.22
12.3(日)市民公開講座、申し込み締め切り迫る!!2023.11.21
今週からの講演スケジュール2023.11.16
日本東方医学会学術大会、申し込み締め切り迫る!!2023.11.01
2023年 11月の診療日時2023.10.10
清明院14周年!!2023.10.04
12.3(日)市民公開講座やります!!2023.10.01
2023年 10月の診療日時2023.09.23
第41回、日本東方医学会学術大会のお知らせ2023.09.22
第55回、順天堂東医研に参加してきました!2023.09.21
第27回、日本病院総合診療医学会で発表してきました!!2023.09.20
Dr’s Prime Academiaで喋ってきました!2023.09.01
2023年 9月の診療日時2023.08.18
第54回、順天堂東医研で喋ってきました!2023.08.17
順天堂東医研の学生さんと、「森のくすり塾」へ。2023.08.16
診療再開!!2023.08.01
2023年 8月の診療日時2023.07.24
第53回、順天堂東医研に参加してきました!2023.07.23
(一社)北辰会関東支部に参加してきました!2023.07.22
Dr’s Prime Academiaで喋ってきました!2023.07.21
第73回 日本東洋医学会に参加してきました!2023.07.01
2023年 7月の診療日時2023.06.12
(一社)北辰会関東支部定例会に参加してきました!2023.06.11
(一社)北辰会本部会に参加してきました!!2023.06.10
Dr’s Prime Academiaで喋ってきました!2023.06.09
第52回、順天堂東医研で喋ってきました!!2023.06.08
第14回 日本プライマリ・ケア連合学会学術大会に登壇しました。2023.06.01
2023年 6月の診療日時2023.05.31
日本東方医学会、医鍼薬地域連携研究会(DAPA)について2023.05.30
生薬観察登山に行ってきました!