東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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『素問』脉要精微論(17)における「脈の内外上下」 2

2018.07.20

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前回のお話

 

『素問』脉要精微論(17)における「脈の内外上下」 1   参照

 

 

◆脈の内外上下

 

 

前回、「気口九道脈診」というものを少し紹介しました。

 

 

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↑↑この図は、私が尊敬する李時珍(1518-1593)『奇経八脈考』の最後の方に、こんな図で描かれ、説明されている脈診法であります。

 

(岡本一抱(1655-1716)『経穴密語集』より)

 

 

患者さんや、西洋医学の医療者の方など、東洋医学のまったくの素人の方も多く読んで下さっているこのブログですから、この脈診法の専門的で詳細な解説はしませんが、

 

最近になって、中国の明代に李時珍(1518-1593)が唱えた、この脈診法を、現代の日本の鍼灸臨床で実践しよう、という先生方が出てきているようです。

 

 

今年の11月に大阪で行われる日本伝統鍼灸学会の学術大会では、この脈診法に関して、シンポジウムが行われるとか・・・。

 

日本伝統鍼灸学会 第46回 学術大会HP    参照

 

 

実は、この脈診法を、昭和の時代にすでに日本鍼灸界で臨床実践していた鏑矢は、蓮風先生のご尊父である藤本和風先生です。

 

 

和風先生以外の有名な先生で、この脈診法を臨床実践していた先生がいたという話は、僕は聞いたことがありません。

 

(もし誰か知っていたら、教えて下さい。<m(__)m>)

 

 

最近になって、「気口九道脈診」を臨床で実践しておられる先生方も、もともとは和風先生自身や、和風先生の主宰していた「無極会」という勉強会で教わっていた先生方の影響を受けているのではないかと思います。

 

 

・・・で、この脈診法はどういうものかというのを、ここに簡単に述べますと、他の脈診法と同じように、手首にある橈骨動脈の拍動部位を診るのですが、

 

拍動部位を外側から診るのと、内側から診るのと、真上から診るのとで、

 

橈骨動脈を3方向から診て、それぞれの部位で、十二経絡と奇経八脈の変動を同時に窺うという、ちょっと変わった脈診法なのです。 

 

経絡(十二正経)

経絡(奇経八脈)   参照

 

 

この脈診法は、十二経絡はともかくとして、同時に奇経八脉の変動をも窺うことが出来ると言われる、貴重な脈診法であります。

 

 

「奇経八脈が病んでいるのかどうかを窺い知る簡便な方法」というのは、古典の中には、意外とないのです。

 

(いや、あるぞ!!という方、おられましたらぜひ教えて下さい。<m(__)m>)

 

 

まあ、この脈診のルーツは、李時珍が急に言い出したというよりは、その親父さんの李言聞が書いた『四言挙要』という著書の中に出てくるようで、

 

そのさらに淵源は、そこからさらに1000年ほど遡って、有名な王叔和(3世紀)の『脈経』にあると言われます。

 

 

そもそも、あんなに小さい部位である、手首の橈骨動脈の拍動部位を、寸関尺、浮中沈の三部九候に分けて診るのすら十分細かいのに、さらに外側、内側、真上と3つに分けて診るだなんて、

 

細かすぎるよそんなん・・・、と思う人が多いかもしれません。

 

 

でもこういう考え方は、すでに『黄帝内経』にあります。

 

 

ふう、やっと今回のタイトルに寄ってきた。。。

 

 

脈診の話をし出すと、取っ散らかっちゃって、キリがない。(苦笑)

 

 

言いたいことが色々あり過ぎる。(*‘∀‘)

 

 

 

【参考文献】

 

『埋もれている脈診の技術 気口九道』平口昌幹 燎原

『現代語訳 奇経八脈考』李時珍著 勝田正泰訳 東洋学術出版社

『奇経八脈攷全釈』李時珍著 小林次郎訳 燎原

『経穴密語集』岡本一抱

 

 

 

続く

 

 

 

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積聚会新会長披露式に参加してきました!!

2018.07.18

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16日の月曜日は、新風先生も交えて、毎年恒例の、朝から清明院に集まって、講師候補以上の会員の先生方で、内輪の勉強会。

 

 

座学、実技指導などの、東洋医学の講義をするのには、臨床とはまた違った技術を求められます。

 

 

講師となれば、多くの人の前に立って、講義をし、実技指導をしなければなりません。

 

 

また、歴史ある研究会の看板を背負って教壇に立つわけですから、学術に対する理解も、よりシビアなものを要求されます。

 

 

基本的なことをまずは徹底的に踏まえ、一定の試験をクリアし、講師候補以上になったら、さらに、講義デビューするためのための訓練を行います。

 

(そこでまた更に実技試験、筆記試験が待っています。)

 

 

言わばこの日は、清明院が秘密特訓基地な訳です。

 

(ここに書いたら全然秘密じゃねえけど(゚∀゚))

 

 

そして、16時に勉強会を終わり、この日は清明院のすぐ近くで行われた積聚会の新会長披露式の二次会に出席してきました!!

 

 

積聚会というのは、北辰会と同じくらいの歴史を持つ、日本を代表する伝統鍼灸の流派の一つで、海外でも有名です。

 

 

この度、会長を長らく務めた小林詔司先生が退任され、原オサム先生が新会長になりました。

 

 

最近、北辰会といい、どこの流派も代替わりが進んでいます。

 

 

昭和初期に、明治維新以来、絶滅しかかっていた日本伝統鍼灸の復興を叫んで立ち上がった第一世代が、柳谷素霊先生たちの世代で、北辰会の藤本蓮風先生や積聚会の小林詔司先生たちは第二世代にあたります。

 

 

そして今、ついに日本伝統鍼灸の第三世代の時代となりました。

 

 

僕もまあ、この伝統医学第三世代の端くれ、ということになるんでしょうか。

 

 

・・・さあ、先日書いたように、国際的には伝統医学を振興していく流れがあり、世界的には中国伝統医学の共通概念として「中医学(TCM)」というものが浸透してきている時代。

 

 

日本の伝統医学界は、どう変わるか。

 

 

 

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(一社)北辰会スタンダードコースに参加してきました!!

2018.07.17

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15日の日曜日は、お茶の水で行われた北辰会の勉強会に参加してきました!

 

 

朝から藤本新風代表による症例解説「身体痛、不正出血」

 

 

生まれつきの身体痛と、不正出血を、僅かな治療回数で治して見せた、新風先生自身の症例を、症例報告としての完成度における問題点も含めてオープンにし、

 

解説するという、なかなか豪華な企画。

 

 

蓮風先生も、今でもたまに症例を発表して下さいますが、北辰会の臨床の全貌を知る上で、その代表者の実際の臨床カルテを開示して、それを解説して下さり、

 

それを聞いて理解するというのは、北辰会方式を身に付けるうえでは一番重要な方法です。

 

 

あの貴重さが聴講者にどの程度伝わったか分かりませんが、新風先生は今後もどんどん新風を吹かせ続けることと思います。(゚∀゚)

 

 

午後は実技指導「背候診」

 

 

みんな一生懸命、熱をもってやっていましたね。

 

 

そして最後は浅草で「伝統鍼灸 かみなり」を開業している土田丈先生による「気血津液弁証」

 

 

東洋医学的な病態把握の基本とも言える「気・血・津液」の病変のお話を、自身の臨床の話も交えながら、分かりやすく講義して下さいました。

 

 

本部からも聴講に来ている会員の先生もおり、時代の変化を感じましたね。

 

 

 

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(一社)北辰会スタンダードコース大阪会場に参加してきました!!

2018.07.03

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7.1の日曜は、大阪で行われた北辰会の勉強会に参加してきました!!

 

 

今回は午後からの参加。

 

 

今回、先日の関東と同じで、午後はまるまる実技でした。

 

 

まるまる実技だと、講師も受講生も間延びしたり、疲れたりする場合がありますが、そんなことは全くなく、実にメリハリのある実技練習の時間だったと思います。

 

 

僕も色々な先生の体表観察を受けて、また、色々な先生と体表観察比べをして、あーだこーだと、大変いい勉強させてもらいました!!

 

 

そして今回も、方々で「押手」の指導をさせていただきましたが、これがなかなか面白い。

 

 

・・・まあただ、押手の練習をやる際には、必ず「刺手」とセットでやるべきだろう、というのも感じましたね。

 

 

押手だけ完璧に構えても、刺手を持っていった時にそのセッティングが崩れてはゼロ意味です。

 

 

むしろ、刺手で刺す瞬間が最も完成された押手でないといけない訳で。

 

 

押手と刺手は、刺鍼の陰陽ですね。

 

 

実に玄妙な世界です。

 

 

・・・そして終了後は毎夏恒例のビアガーデン。

 

 

近鉄大阪上本町駅の屋上には、広いビアガーデンがあります。

 

 

北辰会は毎年、真夏の勉強後にはそこで飲んでいます。(笑)

 

 

よく晴れて、最高のビアガーデン日和でした☆

 

 

 

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(一社)北辰会スタンダードコース東京会場に参加してきました!!

2018.06.26

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24日の日曜日は、高田馬場で行われた、北辰会の勉強会に参加してきました!!

 

 

今回は午後からの参加。

 

 

午後ぶっ通しで、実技を指導させていただきました。

 

 

東京で行われるスタンダードコースは、聴講生班、初級班、中級班、という感じで分かれるのですが、僕は毎回、中級班を指導させていただいています。

 

 

中級と言っても、まだまだ基礎が押さえきれていない先生もいれば、基礎力はあり、開業して毎日バリバリ鍼灸臨床をやっている先生まで、レベルの差は様々です。

 

 

でもまあ、総じて皆さんヤル気があって良かったですね。

 

 

今回、指導していて面白かったのは、

 

「押手の指導」

 

というもの。

 

 

刺鍼は、右利きであれば普通は右手で鍼を刺し、左手は指で経穴の状態を的確にとらえた後、鍼を迎え入れるように刺鍼部位にピタッと構えます。

 

 

その左手のことを「押手(おしで)」と言いますが、この押手が実に重要です。

 

 

北辰会方式の特徴的な刺鍼術のことを

 

「撓入(とうにゅう)鍼法」

 

といい、代表的な押手の作り方が4つあるのですが、新風先生は最近、『黄帝内経霊枢』「小鍼解篇(3)」にある「守気(しゅき)」という言葉を使って、

 

皮膚表面の刺鍼部位の衛気を乱さないような、なおかつ全身に波及するような、押手の作り方を中級段階から意識するように教えています。

 

『小鍼解篇』、読んでくださいよ~~)

 

 

これは初心者にはなかなか難しい話ですが、中級以上になって、微細な刺鍼感覚が少しづつ分かるようになってくると、非常に重要であることに気づくんじゃないでしょうか。

 

 

これは臨床的な話で、経穴に応じて微妙に変えないとしょうがない部分です。

 

 

教えながらちょっとテンション上がりました。(笑)

 

 

 

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大阪北部地震

2018.06.21

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6.18の月曜、北辰会の勉強会の翌日は、いつも通り藤本漢祥院で研修でした。

 

 

朝の7時半には到着し、8時前、そろそろ診療開始という時。

 

 

みんなで蓮風先生から今年出版予定の『舌鑑弁正 訳釈』についての話を聞き、楽しみだなー、という平和な雰囲気になっていた時。

 

 

急にガツンと、床から突き上げるような衝撃。

 

 

その数秒後に、けっこうな横揺れ。

 

 

起こった瞬間、これはタダの小さい地震ではないではないことを、その場にいた全員が直観しましたね。

 

 

あれ、やっぱ怖いねー。。。

 

 

自然の圧倒的な力を感じます。

 

 

・・・で、ネットですぐに情報を収集。

 

 

大阪の交通網がマヒし、死者も出ていることが分かる。

 

 

うわー・・・、またかー・・・、という空気になる。

 

 

しかしこういう時、ネットはもちろん、LINEは非常に便利ですね。

 

 

まったく不便を感じずに、いつも通りみんなと連絡が取れました。

 

 

あと、僕はやってないけど、Twitterからの情報も、交通網の状況を把握するのに役立ったようです。

 

 

今回の研修の後、午後は色々なところに行く予定があったんですが、電車が止まっているので、すべてキャンセルし、また大きな余震があったら新幹線が止まってしまうので、

 

奈良で昼飯を食いながら電車が動くまで待って、早め早めに東京に帰ってきました。

 

 

幸い、割とスーッと帰って来れましたが、東北大震災の時の東京もそうでしたが、都市部での地震は、交通網がマヒするから、都心に出てしまっていたらホント大変。

 

 

何でもない日常が、一気に止まってしまいます。

 

 

帰宅難民になった人も多かったことでしょう。

 

 

大阪付近の方々は、しばらくは余震で気が気ではないでしょうけども、最大限備えて、冷静に行動するしかないですね。

 

 

あればっかりは仕方ない。

 

 

備えと冷静な行動、これ以外にないですね。

 

 

はー、東京もいつ来るやら。。。(~_~;)

 

 

 

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全日本鍼灸学会に参加してきました!! ⑤ 総括

2018.06.09

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これまでのお話

 

全日本鍼灸学会に参加してきました!! ① 午前編(京大武田教授、立命館齊藤教授)

全日本鍼灸学会に参加してきました!! ② 午後編1(新風先生講演)  

全日本鍼灸学会に参加してきました!! ③ 午後編2(女性鍼灸)  

全日本鍼灸学会に参加してきました!! ④ 全日の歴史   参照

 

 

では続きいきます!!

 

 

◆全日に初参加してみて 総括

 

 

人が多いです。

 

(笑・・・いいことですが、人ごみに酔います。)

 

 

あと、サブ会場が大学だったこともあってか、なんかこう、

 

THE 学校!学生!学校教員の先生!!

 

って感じの雰囲気をすごく感じました。

 

(まあ、それも別にいいんだけども。)

 

 

内容的には、行く前は全日と言えば、なんだか西洋医学的鍼灸の話ばっかりで、僕なんかが行ってもチンプンカンプンなのかと思っていましたが、

 

僕が聴いた講演は全然そんなことはなく、どれも非常に聴きやすかったですね。

 

(もちろん中には、そういう内容の講演もあったんじゃないかとは思いますが。)

 

 

色々な先生に話を聞いていると、「学会」というのは、前回書いたように

 

「文科省が認可している公益社団法人」

 

だとか、

 

「学会誌が医学雑誌として登録されている」

 

とか、そういう「格」のようなものが重視される世界のようです。

 

 

学歴、学位(博士>修士>学士>専門士>高卒>中卒・・・で、博士の中にもまた色々ある、みたいなね)のヒエラルキー世界と、なんか似ていますね。(笑)

 

 

正直、僕はそういう、”権威ピラミッド”みたいな世界、昔からイマイチ苦手です。。。

 

(笑・・・すぐ逃げ出したくなる~☆)

 

 

ただ、いくらそんなん言っても、日本の医療界全体を見たときに、西洋医学と比較したら、東洋医学、鍼灸漢方のプレゼンスはまだまだ低いんじゃないかと思います。

 

(特に鍼灸!受療率5%!!)

 

 

・・・であれば、全日も、伝統も、東洋医学会も、その他各流派や勉強会も、「学会」としてはまずは全部一本化したらいんじゃないか?

 

 

全日は西洋医学的鍼灸、伝統は東洋医学的鍼灸、東洋医学会は医師が中心で漢方薬中心。

 

 

こうやって、ヤマメとイワナみたいに棲み分けてると、あまり波風が立たない。

 

 

でも半面、マンネリ化しねえ?

 

 

波風が立つのがいいと言っているのではなくて、意見の違う先生や、団体同士の、建設的で活発な意見交換が起きやすい状況にした方が、業界が活性化するんじゃないか?

 

 

今や、北辰会だけでなく、東洋はり医学会など、これまで

 

「鍼灸の一流派」

 

と言われてきた団体が、数百人規模にまで大きくなり、それぞれに法人格を持っている時代。

 

 

学会は一本化して、そういう各団体を統べるようにした方が、結果的には人数も増えて、役者も増えて、バラエティーも増えて、論文数っも増えて、

 

結果的に社会における声がデカくなって、結果的には学会としての「格」が上がるんじゃないか??

 

 

・・・というのも、少し思いました。

 

(もちろん、これは学会運営に携わってない者だから言える、無責任発言ですけどネ☆(゚∀゚))

 

 

また、僅か数千文字の論文や、数分の発表では、なかなか臨床現場で日々起こっている、エグイ事実を伝えきることは出来ない、とも思います。

 

 

なので、臨床家を自認する人は、何よりやっぱり現場。

 

 

目の前の患者、臨床事実、絶え間なき実践と学問。

 

 

これこそが大事。

 

 

・・・でもまあ、その事実をより多くの人に知ってもらうため、後世に残すため、たまには学会でアウトプットもしないと、という考え方も分かりますが、

 

学会発表のために臨床をやっている訳ではない。

 

 

なので学会発表ばっかりに、あまりカンカンになるのも違う。

 

 

僕らの日々の診療活動の「目的」は患者の心身の健康への寄与、ただ一つ、学会発表はその事実を世に問う「手段」であったり、目的遂行の過程で起こる諸問題解決のための「問題提議」です。

 

 

手段と目的が逆転したら上手くない。

 

 

全日の翌日、藤本漢祥院の研修で、蓮風先生と少し、そんな話をしました。

 

 

・・・とまあ、色々得るところ、考えることの多い、実りのある学会参加となりました。(*‘∀‘)

 

 

おわり

 

 

 

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明日は北辰会で喋ります!!

2018.05.26

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明日は朝から元気よく、北辰会の勉強会で喋ります!!

 

 

内容は「胃の気の脈診」です!!

 

 

これまで、北辰会でも、鍼灸学校でも、何度も何度も語ってきた内容です。

 

 

胃の気の脈診は、北辰会独自の脈診法で、患者さんの胃の気(生命力)の盛衰をうかがうことの出来る、非常に便利な脈診法です。

 

 

このブログでも、色々な切り口から、何度も書いてきました。

 

「胃の気の脈診」を含む記事 参照

 

 

・・・まあ、脈診というのは、「胃の気の脈診」以外にも、さらに色々な診方や考え方があるのですが、臨床的には、あらゆる考え方を駆使して、

 

患者さんの病態や生命力の程度を立体的に捉えることが出来るようになればなるほど、自分の鍼がどう効いたのか、的確に、明瞭に判断できるようになるでしょう。

 

 

そうすると、臨床がドンドン楽しくなります。

 

 

鍼灸医学にどんどん魅了されていきます。

 

 

明日はその辺の話を、可能な範囲でしようかな、と思っています。

 

 

 

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2018.04.17

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15日の日曜は、北辰会の勉強会に参加してきました!!

 

 

午前中は実技訓練。

 

 

今回、脈診を中心に、徹底的な実技訓練です。

 

 

脈診するにも、体の使い方(フォーム)、指の使い方(運指)が大事。

 

 

これがきちんと出来てないと、何年やっても脈診が分かりません。(苦笑)

 

 

午後は鍼灸大仙堂院長、山本克仁先生による「北辰会方式とは」

 

 

北辰会の歴史から内容まで、分かりやすく説明して下さいました。

 

 

極めて重要なのは、

 

「北辰会は現代中医学を用語と理論のベースに置いてはいるが、本来の内経の言う”気一元”の世界観で治療を行っている。」

 

という部分。

 

 

北辰会を、単なる中医学派の一つ、と思っている方、間違っていますよ。(゜レ゜)

 

 

北辰会は気一元論、大極陰陽論という哲学的な世界観に基づく、「鍼灸弁証論治派」であります。

 

 

そして最後は藤本新風副代表による「胃の気の脈診」

 

 

実は来月、同じ内容で私が東京で講義します。

 

 

僕が北辰会にチョイチョイ出入りするようになった約20年前から、

 

「脈診と言えばアキノリ先生(新風先生の本名)。」

 

と言われるほど、昔から熱心に脈診の研究と実践を行ってこられた新風先生。

 

 

初心者用に基本を押さえつつも、なるほどサスガ!と唸る内容が随所に入った講義でした。

 

 

来月の講義内容に、キッチリ反映させようと思います。<m(__)m>

 

 

 

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今日も関西へ。

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本日の診療終了後は再び大阪へ。

 

 

北辰会の勉強会に参加してきます。

 

 

今日も、清明院には大阪の先生方からの紹介の患者さんが何人も見えました。

 

 

北辰会を通じた、関西の先生方とのご縁は、非常にありがたいです。

 

 

勉強させていただいております。

 

 

明日も御礼回りです。

 

 

 

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