東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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経行吐衄(けいこうとじく)とは②

2023.06.01

 

 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は「経行吐衄(けいこうとじく)」の続きで、「肝鬱化火と胃火血熱の経行吐衄」について、お話していきたいと思います。
 
 
 
 
『霊枢・百病始生篇』に「陽絡傷るればすなはち血は外溢し、血外溢すればすなはち衄血す」と記載があります。
 
 
 
肝鬱化火と胃火血熱の経行吐衄は、ともに火熱が上衝して陽絡を損傷し、血が外溢した「実証」「熱証」であり、
 
 
 
血海が充実する月経前、月経期に鼻や口から多量の紅色粘稠な出血が生じるという特徴を持ちますが、病因病理は異なります。
 
 
 
まずは、肝鬱化火の経行吐衄についてです。
 
 
 
この場合は、怒りなどにより肝気が鬱結して化火し、肝火が陰血を擾動することで生じます。
 
 
 
弁別のポイントは、頭のふらつき、めまい感、顔面紅潮、目の充血、イライラ、易怒、口苦、咽渇、胸脇苦満がみられ、尿が濃い、舌質紅、舌苔黄、脈弦数がみられることです。
 
 
 
女性生理に関しては、月経周期が不安定、経血の排出が円滑でない、月経期に下腹部や乳房の脹痛がみられ、経血は紅色であるがポイントとなります。
 
 
 
治法は、清肝解鬱、降逆止血を用います。
 
 
 
次に、胃火血熱の経行吐衄についてです。
 
 
 
辛いもの、熱いもの、味の濃いものなどを嗜好して、胃に積熱し、胃火が上衝することで発生します。
 
 
 
この場合は、寒冷を好み湿熱を嫌う、歯痛、歯肉の腫れ、口臭、口渇、便秘、尿が濃い、舌質紅、舌苔黄、脈洪数といった症状を伴う特徴があります。
 
 
 
女性生理に関しては、月経周期が短縮し、経血は紅〜紫色かつ粘稠で量が多いことが特徴となります。
 
 
 
治法は、清胃瀉火、涼血止血を用います。
 
 
 
つづく
 
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 下』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店

 

 

 

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