東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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“後谿”という経穴 2

2019.10.01

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こんばんは 浅田です

 

 

 

先日、“後谿”という経穴について書きました。

 

 

 

“後谿”という経穴 参照

 

 

 

“後谿”の「後」の字は、「后」と書くこともでき、

 

 

 

「后」には君主、帝王という意味があることを知り、興奮していました。

 

 

 

その後も“後谿”の字解きをしていて、特に「谿」や「谷」について調べていたら面白い記載がありました。

 

 

 

『字統』には、

 

 

 

「谿谷の間は山気の深奥なるところであるから、神霊の依るところ」

 

 

 

と書かれており、

 

 

 

谿谷は、神がいる処、神気が出入りする処である、

 

 

 

と考えることができます。

 

 

 

『黄帝内経霊枢 九鍼十二原篇』には、

 

 

 

「所言節者.神気之所遊行出入也.非皮肉筋骨也.」

 

 

 

と書かれており、

 

 

 

経穴は形体としての皮肉筋骨の状況よりも、神気が動いて出入りしている処である、

 

 

 

と認識することの重要性が述べられています。

 

 

 

『経穴名辞攷』には、

 

 

 

「谷や谿は、筋間、骨間の陥凹を表す」

 

 

 

と書かれていますが、

 

 

 

「谿」や「谷」という字が用いられている経穴は、単に筋骨の窪みであること以外に、神の要素を含んでいたり、神気(脈気)が出入りしやすく、経穴としての反応が出やすい為、より注意深く観察しなければならない処である、

 

 

 

と考えることもできます。

 

 

 

従って、“後谿”の「谿」にも、神が関与していることがわかり、経穴としても重要な意味を持つことがわかりました。

 

 

 

 

経穴のたった2~3文字に深い意味が込められていて、それを詳しく紐解いてみると面白い妄想ができますね。

 

 

 

 

参考文献

・『現代語訳 黄帝内経霊枢』 東洋学術出版社

・『経穴名辞攷』 小田規矩之助

・『字統』 平凡社 白川静

・『漢辞海』 三省堂

 

 

 

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