東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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線維筋痛症と鍼灸⑥

 

 

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こんばんは 謝敷です^^

 

 

前回と前々回は、Cochranレビューで参照された日本の論文をご紹介しました。

 

 

臨床上有用な情報を得るのに、システマティック・レビューなどは有用ですが、
やはり具体的な論文を見ていく方が楽しいですね!色々な学びや疑問が浮かびます。

 

 

今回は今一度Cochranレビューに戻り、
線維筋痛症に関して参照された論文で浮き彫りになったエビデンスの課題についてご紹介致します。

 

 

 

少し長くなりますので、今回は、「評価項目について」と「治療点の理論的根拠について」を抜粋します。

 

 

 

▽評価項目について

IMPCAT(Initiative on Methods, Measurement, and Pain Assessment in Clinical Trial)という
痛みに関する臨床家と研究者のグループは、
疼痛に関する研究の評価では、”疼痛”、”機能”、”感情”が評価の中核を成すと紹介しています。

 

 

 

また線維筋痛症の予備診断基準では、
痛みだけでなく、
認知症状や頭痛、過敏性腸症候群といった疼痛以外の症状も有することが示されています。

 

 

 

 

しかし、今回の論文では、機能や生活の質を測定した研究は 4 件、
精神的健康を測定した研究は 2 件だったことが明らかになっています。

 

また、精神的要素に使用した質問紙(評価基準)が、
線維筋痛症の症状評価に適切でなかった可能性も指摘されています。

 

今回の対象論文のみならず、研究を行う際には、
検討したい事項を適切に収集・評価できる方法の検討が重要となります。

 

 

 

 

▽治療点の理論的根拠の欠如

 

 

治療点(刺鍼点)の選択について、
その理由を説明しているものがほとんどないことが指摘されています。
その原因の一つに、線維筋痛症の中国医学的な病態が明らかになっていないことが示されています。

 

 

線維筋痛症は、西洋医学病名であるため、
中国医学で全く同じ概念となる病名(証)はりませんが、
「痹証(ひしょう)」という病態が該当する可能性があると記されています。

 

しかし、痛みの特徴や付随する症状などにより、痹証をいくつかのパターンに分類し、
中国医学としての鑑別診断・根拠を示して、診断基準を明確にする必要性が記されています。

 

 

 

 

次回は、偽鍼と有害事象についてご紹介します!

 

 

 

 

 

ご参考:記事概要

9つの試験(365名)

データベース等にて、2名の評価者が論文要約をスクリーニングし、
2011年12月までに発表された米国、スイス、ブラジル、日本、中国での研究を採用。

【対象者】米国リウマチ学会の線維筋痛症分類基準にて線維筋痛症と診断れた18歳以上
【介入方法】鍼灸治療(経皮電気刺激療法、赤外線、レーザー、デジタル圧力、刺さない鍼は除外)
【比較対象】偽鍼、認知行動療法、薬物、運動療法
【評価項目】主要評価 痛みの強さ、身体機能、幸福度、睡眠、疲労、朝のこわばり、有害事象
      副次的評価 圧痛、精神的な健康、鎮痛剤の使用、症状変化、介護者による全体的な健康状態

 

 

 

<参考文献>

・Cochranレビュー 線維筋痛症
https://www.cochranelibrary.com/cdsr/doi/10.1002/14651858.CD007070.pub2/full#CD007070-abs-0001

 

 

 

 

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こんばんは。齋藤です。

 
 
 
寒い日が続きますね。
 
 
 
風邪を引かないように気を付けていきましょう。
 
 
 
1月もそろそろ終わりを迎え、2月に入ろうとしています。
 
 
 
2月4日には、立春を迎え、暦の上では、春となります。
 
 
 
春は肝の木気が盛んになる時期といわれております。
 
 
 
肝は、気を上昇させる性質があります。
 
 
 
春になり、肝の木気が盛んになることで、気が昇りすぎることがあります。
 
 
 
それに伴い、目の充血や頭痛・イライラ・不眠・情緒不安定などの症状が、出てくることがあります。
 
 
 
また、『黄帝内経素問 四気調神大論』には、春は植物たちが芽吹くように、枝が上へ上へと延びるように、冬の間眠っていたものが発散され、外にのびやかに現れてくるので、それを押さえつけず、のびのびと過ごすことがよいと、記載されています。
 
 
 
 
タイミング的に、進級、卒業、入学、試験、異動などなど、色々と精神的に負担のかかる季節ではありますが、穏やかに、ということですね。
 
 
 
 
なかなか難しいとは思いますが、運動などで体を動かしたり、遊びに行ったりなどで気分転換に努め、できるだけ肝の状態を良くさせておくことが重要だと思います。
 
 
 
 
 
まだまだ気温も低く、外に出るのも億劫ですが、天気の良い日に、少しだけでも良いので、散歩にでもでかけてみてはいかがでしょうか!?
 
 
 
 
参考文献

『現代語訳 黄帝内経素問[上巻]』 監訳:石田秀実 訳者:島田隆司・庄司良文・鈴木洋・藤山和子(東洋学術出版)

『初めて読む人のための素問ハンドブック』 箸:池田政一 (医道の日本社)

 
 
 
 

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