東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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墓に入るとき

2010.09.01

こないだ、夏季研修会の後の飲み会で、何人かの先生達とした話が印象に残りましたので、ちょっと書いておきます。

・・・人間は、いつかはみんなあの世に逝きます。

(笑・・・別にこんな、重いテーマでしんみりと飲んでたワケではないのでご安心を。)

まあ、それはみんな分かってる訳だけど、みんなが興味があるのは、”どう”逝くか、ですよね?

今日も、ご高齢の患者さんと話していて、話の中で、その患者さんが、

「先生、私は、死ぬ時はある日”パッ”と死にたい。」

とおっしゃいました。その患者さん曰く、

「何年も寝たきりになって、周りに迷惑かけるのだけは絶対いやだ。もうここまできたら、いつ死んだって別に構わないけど、動けない状態が長くなるのだけはいやだ。」

とのことです。そこで僕が、

「”周り”って誰よ?」

と聞き返すと、

「家族。」

とのこと。僕は、

「今まで散々迷惑かけられて来たんだから、たまにはこっちが迷惑かけたっていんじゃないですか?」

と言うと、笑いながら、

「はは!それもそうだね!!(笑)」

とのこと。

・・・「最後はパッと逝きたい」、これは誰もが思うことではないでしょうか。

痛いとか、痒いとか、苦しいとか、そういうことばっかりを言って、泣きながら向こうへ逝きたい人なんて、普通はいません。

でもなかなか「現実」には、本人が思い描いたようにはならないのが、困ったところな訳です。

ということは、「現実」的に考えた場合、この問題は、どこまでいっても、

「何かをやってれば、間違いなく思い描いたように逝ける!」

とか、

「この考え方で生きれば間違いナシ!」

とかいう正解が、結局は”ない”ということを示しています。

だって、その人の置かれている環境も状況も何もかも、みんなそれぞれ違うし、しかもそれは常に目まぐるしく変わっていくからです。

・・・となると、最後の最後に、笑顔で逝けるか、しかめっ面で逝くか、コレを分けるのは、結局その人の、

「ものの見方、考え方+その柔軟性」

にかかってくるんだと思います。

楽観と悲観、消極と積極、絶望と希望、プラスマイナスの視点、これらも陰陽な訳ですから、

「一定の条件下では」

”転化”させることが可能な筈です。

しかしこれもなかなか、頭では分かっても、

「そういう時はこうすればいい」

という決め手がないだけに難しいですね。

そこで、我々が使う「鍼」、というのは、その「一定の条件」に大いになりえます。

僕たちは毎日、スゴイものを手に持っている訳です。

・・・明日もガンバろ。


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