東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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クーラー病

2019.06.09

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蒸し暑い日が続き、増えてきました、クーラー病

 

 

こないだ、近所のファミレスに行ったら、クーラーがキツイキツイ。。。

 

 

こないだ、近所の百貨店に行ったら、またしてもキツイキツイ。。。

 

 

あんな所にいたら、人一倍元気な私でも病気になるわ!!( ゚Д゚)

 

 

清明院の患者さんは何かしら重い病気を持っている人ばかり。

 

 

あれじゃあ、全員病気になるわ!!

 

 

外は蒸し暑く、汗をジトジトかいて、皮膚表面が「ふやけ」る。

 

 

衛気の流れは悪くなる。

 

 

そこに持ってきて、クーラーで一気に冷やされる。

 

 

カゼだけでなく、一気に内臓病が悪化したり、関節の痛みが急激に起こったりする人もいます。

 

 

クーラーは人体に悪影響なだけでなく、地球環境にも悪い。

 

 

東京のコンクリートジャングルでは、確かにナシではいられないけど、最小限にしてくれないもんかねえ。。。

 

 

 

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クーラー病

2014.06.05

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明日から24節気では「芒種(ぼうしゅ)」ですねえ。

芒種とは・・・、

「6月6日頃 芒種とは稲や麦など”穂が出る穀物の種を蒔く”という意味で、この頃は種まきを始め農家の忙しくなる時期で、

ちょうど梅雨に入る頃で、少し蒸し暑くじめじめする時期。」

だそうです。 

 

参考サイト 暦生活

・・・で、今日は東京も大雨。

今日から関東甲信越が梅雨入り。

恐るべし、24節気。

最近気になっているのが、数日前から真夏日が続き、患者さんの職場でも、清明院でも、いよいよ、やだけど観念して、

クーラーを入れました。

クーラーがついてから、体調を崩す人がチラホラ。

いわゆる「クーラー病」ってやつです。

あれを治療するときにうるさいのが、「湿邪」の存在。

「湿邪」を含む記事 参照

クーラーの冷たい風で外から冷やされて、体の中には「湿邪」とか、「湿熱」が発散できずに籠っている場合が多く、

色々な症状に”重だるさ”を伴うのが特徴です。

これは治療しても、”その場で劇的にスッキリ”とはなかなかいかず、治療後、少し時間が経ってから、排便、排尿、発汗等の、

”湿邪が排出された”

というイベントを経て、治っていくケースが多いようです。

患者さんによって出方が違うので、なかなか興味深い。

・・・まあでも、気をつけましょうね、クーラー病。(笑)

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クーラーで冷えると・・・(その2)

2010.06.27

昨日は失礼しました!

 

今日は北辰会関東支部の定例会に参加してきましたが、その報告は明日するとして、今日はとりあえず前回の続きを簡単に述べます。

 

前回は、自然界の陽気が高ぶるということは、人体の陽気も当然高ぶる、ということ、それがクーラーで表面を急激に冷やした場合に発散されにくくなり、

 

もろもろの異常を生じる、ということをお話ししました。

 

では今回は、じゃあ何で、「寝てる時」につけっぱなしにしてると、調子を悪くすることが多いのか、という問題です。

 

人間が寝ている時、というのは、当然ながら体の活動性は起きている時に比べれば相対的に低くなります。

 

すなわち、気血が日中活動中と比較すると、相対的にあんまり活発には巡っていない状態、と言えます。

 

クーラーによる冷たい風、というのが人体に悪影響を及ぼす場合は、その冷たい風は東洋医学的には「寒邪(かんじゃ)」であり「風邪(ふうじゃ)」といって、

 

人体を冷やし、皮膚表面を閉じ、気や血の巡りを渋滞させる発病因子、と考えます。

 

・・・ということは、寝ていて活動性の低い就寝時、というのは、普通なら発病因子にならないことも多い「心地よいクーラーの風」というものでも、

 

発病因子になってしまう可能性が高くなる、という訳です。

 

 

寝る瞬間は気持ち良くても、寝て数時間経ったら、寒くて起きちゃった、という経験、ないですか??

 

 

寝る瞬間と同じ温度と風量で冷やし続けるのはダメですよ!!

 

 

おやすみタイマー、おはようタイマーを上手に使いましょう!!

 

 

・・・まだまだ色々あるんですが、この話題はこんぐらいにしときます。(笑)

 

 

更新が遅くなっちゃったし・・・。(酒)

 

 

 

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クーラーで冷えると・・・

2010.06.26

今日は朝一から猛烈に忙しかったです!(感謝)

 

狭い清明院の中を、1日中かけずり回っておりました(笑)

 

さて、今日の患者さん達を診ていて気がついたのですが、やはりこの時期、

「クーラーをつけっぱなしにして寝ちゃってから調子が悪いです。」

という訴えの多いこと多いこと!

 

・・・これ、単純になぜでしょうか?

 

 

なんで、クーラーつけっぱなしにして寝ると調子悪くなるんでしょうか?

 

 

そりゃ冷えるからに決まってんじゃん!・・・という声が聞こえてきそうですが、じゃあ患者さんの訴えが人によってバラバラなのはどうしてでしょう?

 

必ずしもカゼみたいな症状が出る人ばかりじゃなくて、神経痛が出る人、頭痛が出る人、痒みが出る人、怒りっぽくなる人などなど、

 

「クーラーによる冷え」

 

の後から出てくる症状は、メチャメチャ多岐にわたります。

 

・・・今日は、これがどうしてか、考えてみたいと思います。

 

本日は6月26日、この時期は24節気で言うと「夏至(げし)」に入って5日目であります。

 

この「夏至」とは、1年で一番日が長く、とても暑い時期、ということになっています。

 

 

ただ日本ではこの時期は梅雨であり、あまりこのことが実感されることは少ないようですが、いずれにしても自然界の”陽”の気が非常に高まる時期であります。

 

我々人間も動物ですので、自然界が陽に傾けば、人体も陽に傾きながらバランスを取るのが自然な、本来の姿です。

 

ですから、この時期は体の中には陽気が盛んになって、活動的で元気になってきます。

 

 

そしてたくさん汗もかきます。

 

 

陽気が盛んになる、ということは、ある意味「生理的に」「生理的な」熱を持つ、と言ってもいいと思います。

 

 

だから、たくさん汗を出して、その熱が体に籠らないように発散しようとしている訳です。

 

 

これを、クーラーで体の表面を冷やし、玄府(げんぷ=汗腺)の動きを鈍らせ、皮毛を閉じ、生理的な発汗を無理に止めてしまうと、マズイことが起こります。

 

 

要は、体に「余分な熱」が籠るのです。

 

 

具体的な症状としては、咽が異常に渇いたり、食欲が極端に亢進したり、便秘したりします。

 

 

そして、口渇や食欲など、その欲求にまかせてどんどん暴飲暴食してしまうと、もっとひどくなって、しまいには便秘したりします。

 

 

あるいは徐々に徐々に食欲が落ちてきて、ヤル気がない、元気がない、本来活動的になるべき陽気の盛んな時期なのに、いわゆる「夏バテ」状態になります。

 

 

また、局所的に冷やされた部位の血行が極端に悪くなり、そこに痛みやしびれが出たりします。

 

・・・ここまで書いたところで、支部役員前日勉強会のお時間になってしまいましたので(笑)、続きは次回に・・・。

 

参考 Wikipedia 二十四節気

 

 

 

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外邪っちゃ外邪

2020.01.11

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ドライヤーやファンヒーターから出てくる熱風や、クーラーから出てくる冷風は、外邪たりうるか。

 

 

答えは「たりうる」

 

(と思っています。)

 

 

しかしそれはあくまでも、外邪として感受すれば、の話だ。

 

 

こういった空調機器、冷暖房すべてが人体に害になる訳では無い。

 

 

むしろ益になることが多いから、これだけ普及している訳で。

 

 

今の時期、風呂上りに脱衣所が寒いところで、濡れ髪のままにしていたら、その方が外邪としての寒邪、寒湿邪を受ける。

 

 

ドライヤーでしっかりと乾かすこと、湯冷めしないように気を付けることで、外邪としての侵襲をかなり回避できる。

 

 

この場合は、ドライヤーの熱風は「生理的陽気」を扶助する役割を果たす。

 

 

また、ドライヤーを当てたら悪化した、イコール風熱邪を感受した、と即断するのも違う。

 

 

体表面(経絡経筋、皮毛レベル)の急激な温度変化から、気(主に衛気)の停滞を起こした、というケースもある。

 

 

もともと上熱下寒傾向のある人であれば、ドライヤーを使うと逆上せると仰る人もいる。

 

 

何でも

 

「どういう体質素因の人に」

 

「どういう刺激(条件)が加わり」

 

「結果的に何が起こったのか」

 

をしっかりと聴取し、考えうる可能性を絞り込み、なおかつ現時点での体表情報と合わせて、動かぬ証拠をつかまえた上で、臨機応変に考えるのが、弁証論治の世界。

 

 

杓子定規的にやったら、必ず間違う。

 

 

 

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「肺胃不和」という証

2018.08.16

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さて連休明け、さっそくガンガンやっております!!

 

 

清明院には、1年中、「咳」を訴えて来院される患者さんが見えます。

 

「咳」を含む記事 参照

 

 

春先はのぼせて咳が出る、夏はクーラーで咳が出る、秋は乾燥で咳が出る、冬は風邪ひいて咳が出る。

 

 

・・・ってな感じ。

 

 

咳と言えば当然、東洋医学的にも最終的には

 

「肺の臓」

 

の病変なのですが、

 

「なぜ、肺の臓の病変が起こっているのか」

 

という「病因」と、そのメカニズム(機序)である「病理(病機)」を明確にしないと、上手に治療できません。

 

「病因病機」を含む記事

「病因病理」を含む記事 参照

 

(まあこういうこと言うと、アタマ固い人からあいつは疾医だ!対症療法ヤローだ!!って言って突っ込まれたらヤなんですが。。。)

 

 

患者は咳を止めてくれって言ってきてんだから、普通に考えて、まずは咳を止めることを全力でやるべきでしょ。

 

(もちろん体質と病因病理を踏まえてね。)

 

 

でもそこで、肺の臓に関する経穴ばっかり触っててもダメ、ということです。

 

 

・・・まあともかく、肺の臓の病変と言っても、色々あります。

 

 

「肝の臓」からくるもの、「腎の臓」からくるもの、「心の臓」からくるものなどなど。。。

 

 

その中で、意外と多いのが「胃の腑」の異常と関係しているものです。

 

 

かつてこのブログで述べたように、東洋医学の言う「胃の腑」というのは、「五藏六府」の中の「六腑」の一つであり、人体の中央(中焦)のど真ん中にあり、

 

「脾の臓」と一体化したような形で、飲食物(水穀の精微)の消化吸収とともに、気血の上下の昇降を調節しているという重要な働きを持ちます。

 

 

久々に言うけど、「肺の臓」はLungじゃないし、「胃の腑」はStomachではないことに大大大大前提として注意を払ってもらいたいです。

 

 

肺の臓と胃の腑は、気の生成に深く関わりますが、気の昇降運動のうちの「降」に大きく関わります。

 

 

その働きのことを、肺では粛降(しゅくこう)、胃では和降(わこう)なんて言われます。

 

 

この二つの臓腑の協調性が悪くなったものを「肺胃不和」なんて言います。

 

(夫婦関係の不和の”不和”です。)

 

 

この、気の昇降出入のうちの「降」に異常をきたした、というのが、「咳」という病変に対する、一つの東洋医学的な考え方です。

 

 

 

続く。

 

 

 

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大暑!!

2014.07.27

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23日から、24節気では「大暑」であります。

大暑とは・・・、

「一年中で最も暑さが厳しい時期」

という事になっています。

確かにそうですね。(笑)

いやー毎日毎日、暑い暑い!!

しかし、僕は暑いの大好きです。

僕の地元は、日本一暑い地域、群馬県前橋市。

都内の暑さも、どうってことない。

むしろテンション上がります。(笑)

・・・まあ、暑い暑いと文句や不平不満ばかり言っている人は、もし涼しいところに住んでも、今度は違うことで不平不満を言うんではないでしょうかねえ。(苦笑)


こういう暑い時期に流行る病気というのは、大体決まってますね。

今週も関東を中心に”ヘルパンギーナ”なんていう病気が流行っているというニュースがありました。

まあいわゆる「夏カゼ」ってやつですね。

他にも、熱中症もそう、クーラー病もそう、下痢など、消化器症状もそう。

「熱中症」について(その6) 参照

どうなるか分かってれば、前もってどうすれば予防できるか、考える事が出来ます。

もし発症しても軽く済むし、粛々と治療に移ることができます。


イヤー鍼はホントによく効く。

毎日実感します。

 

世界中全員やるべきだ。

 

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症状を自覚するカゼとしないカゼ

2011.09.15

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まだまだ日中は暑いですが、それだけに朝晩の涼しさがかえって目立つように思います。


9月8日から、二十四節気では「白露(はくろ)」に入っております。

そして23日には、いよいよ「秋分(しゅうぶん)」を迎えます。


なんやかんやと言っているうちに、あっという間に秋ですね・・・。

というわけで、最近カゼひきさんをよく診ます。

夏の調子で、クーラーをつけっぱなしで寝ちゃったとか、窓を開けっ放しで、床で布団もかけずに寝ちゃったとか・・・、

パターンは様々、症状の出方も様々ですが、これらはみ~んなある種の「カゼ」と考えて治療すると、うまくいくことが多いです。

清明院には遠方の患者さんも多いので、発熱していて起き上がるのも辛いようなものを、片道1時間以上もかけて診せに来させるようなことはしませんが、

症状があっても動けるぐらいの状態であれば、出てきてもらって治療した方が早く楽になるように思います。

ここで、「カゼ」と言っても、皆さんがよくご存じの「咳、くしゃみ、鼻水、ノド痛、悪寒、発熱」等の諸症状を中心とした、

一般的によく知られている「カゼ」よりも、我々東洋医学ではもう少し広い意味で、この「カゼ」という言葉を使うことがあります。

(いわば業界用語的に、です。)


つまり、東洋医学の言う、いわゆる「外邪(がいじゃ)」による病全般を指して、「カゼ」と言ってしまうことがあります。

「外邪」については、カテゴリ 邪気(発病因子) 参照


だから患者さんの中には、

「この痛みは、カゼが原因だよ。」

なんていうと、

「へ??カゼはひいてませんけど・・・。」

と、キョトンとされることもあります。(笑)


本人に自覚がなくても、我々の診方で脈や手足のツボを触ると、ハッキリと「カゼ」を示す反応が出ていることが多いのです。


だから、場合によっては本人が症状を自覚する前に、治してしまう、ということが可能になります。

 

これも一つの「治未病」デスネ。

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「熱中症」について(その6)

2011.07.06

前回までのお話・・・

35℃超え!!
「熱中症」について 
「熱中症」について(その2)

「熱中症」について(その3)
「熱中症」について(その4)
「熱中症」について(その5)

 

サーサー、どんどんいきましょう!!


本日も、「熱中症」に関する不安なニュースがやっておりましたね・・・。


なんでも、6月中に病院に運ばれた人の数が去年の3倍なんだとか・・・。

そしてすでに全国で20人以上の人が亡くなっているんだとか・・・。

にもかかわらず、震災以降、今全国で共通の話題は「節電」です。


関東、東北は特にです。

・・・ということは、エアコンを使うことを過度に控えた結果、今年は例年よりもうまく体温調節、水分調節できずに、熱中症で運ばれる人、命を落とす人が増えるのかもしれませんね。


清明院の患者さんでも、吐き気がするとか、足がつったとか、軽~い熱中症と言っていいような症状を起こした患者さんが何人かいらっしゃいました。

そういう患者さんの生活や、その時の状況を聞いてみると、やっぱり体調管理のやり方が何かしら間違っています。

大量発汗していながら、真水のみを一生懸命飲んでいる。

それで、一過性の電解質異常、塩分不足から、足や、その他の場所の筋肉がつってしまった。


暑くて大汗かきながら、ガブガブ水を飲んで、そうめんとか冷たいうどんとか、入りやすい麺類ばっか食いながら睡眠を削って、

クーラーガンガンのオフィス、自宅で仕事仕事・・・。


やがて下痢が出始め、のぼせ感と気持ち悪さとメマイが出てきたとか・・・、パターンは違えども、みんなある種の熱中症です。

病の本体は体に籠らせた「余分な熱」と「気・津液不足」です。


このバランスを考えて治療し、養生指導を行って、患者さんがそれをちゃんと守ってくれれば、バッチリなんですが・・・。(苦笑)

 

 

ともかく、前回の続きですが、熱中症にならないために、クーラーの効いたところでじっとしてたら健康的かというと、さにあらずです。

東洋医学の聖典である『黄帝内経(こうていだいけい)』の中では盛んに、自然にあらがうな、ということを述べています。

あらがうのではなく、合わせる、そういう過ごし方を説いています。

夏は花がキレイに満開になるように、気分を開放して、外に向かって発散させてOK!寝る時間も、他の季節に比べて相対的に少なくてもOKだぜ!

と述べています。ここは、夏は大いに遊べや、騒げや、ともとれます。また、

頭イイ人はちゃんと養生するから未然に病を防げるけどさー、愚か者はかえってこれに背くんだよねー。だから病気になってから慌てる破目になんのよ。

ノドが乾いてから井戸を掘るの?戦争が起こってから武器を作るの?そんなんじゃ、遅くねぇ??

と、不養生の人や、間違った養生をする人を痛烈に皮肉っています。

『素問:四気調神大論(2)』から抜粋意訳 by竹下)


このように、季節の特性に合わせながら、過度にならないように気を付ける、これが「普通」なのです。


現代人の生活、とりわけ都会人が、いかにこの「基本」から離れ過ぎているか、まずそれを頭で理解するだけで、全然違うのです。

 

「熱中症」について、ここまででひとまず終わり。

 


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「熱中症」について(その5)

2011.07.05

前回までのお話・・・

35℃超え!!
「熱中症」について 
「熱中症」について(その2)
「熱中症」について(その3)
「熱中症」について(その4)

 


続いていきます!!

熱中症が起こりやすいパターンの3つ目、「激しい運動をしたとき」のお話に参ります!

今日はそれを東洋医学ではどのように考えるか、というお話です。

まあコレも、専門的には激しく「どんな」運動をしたのか、というところまで、本当は考えないといけないんですが、今日は大づかみバージョンのお話をさせていただきます。


激しい運動をするということは、気血津液が体を盛んに巡る、ということであります。


ですので、脈拍も早くなるし、呼吸も早くなりますし、体温も生理的に上昇しようとします。

 

全体として”動的な状態”つまり「陽」に傾くわけです。

気が体を盛んに巡れば、言わば交通量が増えて、生理的な鬱滞(というか充満)を生じ、「熱」を生じます。

その熱が、汗として十分に発散されてくれれば、余分な熱(邪熱)は生じませんが、汗がうまく出ない、あるいは出過ぎて、冷やす力(生理的な水分)まで失われた、

こうなった場合に、「余分な熱」が体内に籠り、オーバーヒート状態となり、まさに「熱に中(あた)る」、熱中症の第1段階になります。


・・・つまり、ここまでを纏めると、

・暑熱環境にいる→外界の熱邪に、生体側が過剰に反応し、「熱邪による」問題発生。

・大量発汗している→必要以上に出過ぎると陰陽ともに出てってしまうので補給が必要→補給できないと「熱邪」や「気と津液の不足」による問題発生。

・激しい運動をする→うまく発散されないと体内に熱邪(余分な熱)発生→それが籠ると「熱邪」による問題発生

ということになります。

(甚だおおざっぱではありますが。)

 

まー要するに、

・体内に熱をこもらせないこと

・水分、塩分、ミネラルをしっかりと補給し、発汗過多による体内の「水不足」「電解質不足」が起こらないようにすること

が肝要である、ということです。

 

コレを適切に遂行するには、平素からの自分の体質に対する「正しい」理解と、それにマッチした「正しい」養生、「正しい」鍼灸を受けておくことが、予防として有効なのは言うまでもなく、

たとえ、重度の熱中症状態で意識がないとか、嘔吐がひどくて口から飲めない、という状況になってしまったとしても、東洋医学的にやりようがない訳ではないということ、

また、そういった重篤な局面では、現代では「点滴による輸液」という大変優れた手法があるので、そうなった場合はそちらをやった方が安全確実、といったところです。

 

・・・では当然、熱中症にならないためには、そもそも

 

1.暑熱環境に行かず、

 

2.汗を極力かかず、

 

3.激しい運動もしなけりゃ問題なくね??

 

という視点が浮上します。

 

確かに上記3つを避ければ、熱中症にはなりにくいでしょう。

 

しかし、真夏にクーラーの効いた部屋で、汗もかかず、体も動かさない、それが健康的な夏の過ごし方かというと、それは違いますよねえ??

 

この辺を東洋医学ではどう考えるか。

 

 

 

次回に続く。

 

 

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