お電話

03-6300-0763

10:00~21:00(完全予約制)

休診日:日曜(土曜、祝日の診療は18時迄)
〒151-0053東京都渋谷区代々木2-15-12クランツ南新宿601

「寒燥」について

2010.01.19

最近、ブログも「ひとりごと」が多かったんで、久々に(笑)「東洋医学」のネタを書こうと思います。

それにしても、最近寒いし空気が乾燥してますねー。

乾燥のことを「燥邪(そうじゃ)」と呼んで問題視する、ということは以前このブログでも紹介しました。

「乾燥」に強い清明院 参照

ではこの寒さはどうか、というと、こちらも東洋医学では、「寒邪(かんじゃ)」と言って、やはり人々の健康を害する因子の一つとして問題視しています。

最近はこれら2つが合わさっていますね。

すなわち「乾燥」ではなく「寒燥」の日々です。

最近の寒さや乾燥によってかぜをひいたり、体調を崩したりした場合、東洋医学では、

「寒邪と燥邪」によって「正気(せいき・・・人体の正常な気)」の働きが阻害されたもの、と考え、治療します。

この場合、治療するにあたって、厄介なことがあります。

自然界の「邪気(じゃき・・・人々の健康を阻害する因子)」には、「陽邪」と「陰邪」の2種類があります。

東洋医学はどこまでいっても「陰陽」に分けて考えますので、「邪気」を考える場合でもやっぱり「陰陽」に分けて、治療を考えます。

性質の上から、「寒邪」は陰、「燥邪」は陽、と分類できます。

となると、「寒」と「燥」の合体した「寒燥の邪気」というものは、邪気の中でもある意味、陰陽のバランスのとれた、「手強い奴」なんです。

通常、極端な「冷え」であれば温めればいいし、極端な「熱」であれば冷ませばいい、というのは誰が考えても分かりやすいと思います。

ところが、邪気がその両面を持つ場合、

「どういうバランスで人体に悪影響を与えたか」、

ということをよく明らかにした上で治療しないと、ミスを犯す場合があります。

「寒燥の邪気」の例で言うと、「寒邪」による「冷え」が中心なのか、「燥邪」による「乾き」が中心なのかで、治療のやり方や、養生指導が変わってきます。

単純に、

「冷えたんだから温めりゃいい!」

・・・とか言って温めてみたら、咽がチリチリに乾燥して全然治らんかった、とか、

「乾燥してんだから潤せばいい!」

・・・とか言って飲み物飲みまくってたら、体が冷えちゃって全然治らんかった、ということになります。

(経験のある方もいるのでは?)

冷えが中心であれば、温まるように治療し、乾きが中心であればからだが潤う(必要な水分を取り込み、不要な水分を排出する力を高める)ように治療するのが東洋医学です。

・・・結局、健康な人体のバランスをキチッと整えるためには、からだ側(正気)のバランスと、それを阻害する因子(邪気)のバランスを正確に把握できてないと難しい、ということです。

東洋医学ではそれをキチッと把握する「学」と「術」を、数千年に渡って研究し続けて、成功例、失敗例を集積し、もっとも確からしい理論を採用し、現代に伝えています。

非常に信憑性の高い医学だと思います。


愛すべき読者の皆様、1日1回、こちらのバナーをそれぞれ1クリックお願いします!!
清明院に皆様のお力を!<m(__)m>

↓↓清き1票を!        ↓↓清き1票を!
人気ブログランキングへ      にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ

関連記事: 邪気(発病因子)

ブログ記事関連タグ

この記事に関するコメント

“「寒燥」について” への2件のフィードバック

  1. しむしむ より:

    >邪気の中でもバランスのとれた「手強い奴」
    これ素晴らしい!
    目からウロコです。
    「寒燥邪」が素体によって当たりどころが違うことをどう説明しようか悩んでいましたが、なるほどッッ!
    「暑邪(熱邪+湿邪)」にも同じことが言えるワケですな。

  2. いんちょう より:

    しむしむさん
    いつもコメントありがとうございます
    > 「暑邪(熱邪+湿邪)」にも同じことが言えるワケですな。
    今日は「湿熱」について をアップする予定です。お楽しみに(笑)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。



:上の図のアルファベットと数字を、左のボックスに御記入ください。 (迷惑コメント対策ですので、お手数おかけしますがよろしくお願い致します。)

 RSSリーダーで購読する

ブログ内検索
おすすめ記事一覧
カテゴリー
最近の投稿
アーカイブ