東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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カゼ、診まくりました。

2017.01.16

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いやー、年が明けて、やや落ち着いてきたけど、去年の年末あたりから、かつてなくカゼひきさんを診た気がします。

 

(30人以上診たかな?)

 

 

終いには自分も年末年始、寝込みました。(^^;)

 

 

カゼについては、このブログでも何度も触れてきました。

 

「カゼ」を含む記事 参照

 

 

こないだも書いたように、東洋医学では、インフルエンザかどうか、という西洋医学的な診断名は問題にせず、その患者さんの体質素因と侵襲した邪気の種類を明確にして、

 

病変の位置と深さを考えながら治療します。

 

インフルエンザかどうか 参照

 

 

体質も千差万別ですし、邪気にも色々な種類がありますし、カゼを引いた時点での、その患者さんの身体の状況、というのがありますので、

 

カゼと言っても、織りなすパターンは数多く、それに合わせた治療をしないと、なかなかスパッとよくなってくれません。

 

 

スパッと治ったもの、グズグズ治ったもの、色々な症例を診させていただきました。

 

 

勉強になったなー。

 

 

そして『傷寒論』、やっぱスゴイわー。。。( ゚Д゚)

 

『傷寒論(しょうかんろん)』という本 参照

 

 

 

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カゼっぴきだらけ

2016.12.25

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イヤー最近、カゼっぴきの患者さんが多い。

 

 

発熱、咳、痰、のどの腫れ痛み、悪寒、悪心、節々の痛み、胃痛、下利を伴うものなどなど。。。

 

 

土曜日は、10人以上診ましたかね。

 

 

急性疾患のオンパレードで、大変勉強になりました。

 

 

インフルエンザかもしれないと思ったけど、鍼に来ちゃった方が治るのが早いと思ったから来た、という患者さんが多かったですね。

 

 

まあ別に、病院でインフルエンザの検査をする、抗インフルエンザの薬をもらう、解熱剤だの消炎剤だの総合感冒薬といわれるものをもらう、

 

そういう患者さんの行動、当たり前の処方を、別に否定しないし、それはそれとして、こっちは粛々と東洋医学的に診て考えて、治療するのみです。

 

 

カゼを引いて、治らなかったら病院に行く、これは現代日本において、極めて普通の、常識的な行動だと思うからです。

 

 

でも、何度も何度も、病院で出された薬ではスッキリ治らなかったけど、清明院の治療ですぐにスッキリと治った、そういう経験を重ねた患者さんが、

 

病院よりも先に清明院に来るようになる、という事実は普通にあります。

 

 

数千年の大昔から、東洋医学の医者は、無数のカゼの患者さんを治療して来ました。

 

 

そして、『傷寒論』『温病学』という、急性外感熱病に対する優れた理論を構築しました。

 

 

僕らはそこから学び、安心して冷静に、患者さんと対峙することができます。

 

 

 

まあ、鍼最高。(笑)

 

 

 

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問診~体表観察~治療~養生指導まで見せる

2014.03.12

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今日は東洋鍼灸専門学校で、いつも清明院で僕がやっていることをお見せしました。

実はこの半期、昼のクラスは、台風で一回、インフルエンザで一回、合計2回、休講になりました。

だから今日は朝から2コマ分(4時間)、連続して、代替講義のお時間です。

学生さんに、何が見たいか聞いたところ、

「治療の一部始終が見たい。」

という意見が出ましたので、お望み通り、問診から養生指導まで、一部始終をお見せしました。

まあ僕にとっては、いつもやってることです。

色々と難しい部分もあったでしょうが、なかなか楽しんでいただけたんじゃないでしょうか。

これ実は、去年、東京衛生学園の教員養成科でやった内容と一緒です。

まあ、何やかんや机上の空論を言うより、一回「通しで」実際に見てもらうのが早い。

今日もなかなかいいモデルさんで、こっちもエンジョイできました。

いやー、鍼最高。

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「柴胡桂枝湯証」という状態 その5

2014.02.18

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これまでのお話・・・

 


「柴胡桂枝湯証(さいこけいしとうしょう)」という状態
 
「柴胡桂枝湯証」という状態 その2
            
「柴胡桂枝湯証」という状態 その3
                
「柴胡桂枝湯証」という状態 その4
                         参照

 


では続きです。

 

前回、東洋医学において、いわゆる”カゼひきさん”を考えるうえでの基本となる、6パターンの分類を紹介しました。

 


そういう風にカゼひきさんを6パターンに分けて考えることを「六経弁証(りっけいべんしょう)」なんて言ったりします。

 


その六経弁証の六通り、一つ一つのパターンが、場合によっては「同時に」出てくる場合がある、というお話もしました。

 


この話のテーマである「柴胡桂枝湯」は、その6パターンの中の”太陽病”と”少陽病”が同時に起こった場合だ、という話もしました。

 

そうやって、同時に出てくる場合にも、実はその出方によって、分類があります。

 


それを「合病(ごうびょう)」とか、「併病(へいびょう)」と言います。

 


「合病」の場合は、上記の6パターンのうち、2,3のパターンが同時に、先後の別なく同時に発生するものをいい、

 


「併病」の場合は、あるパターンが治らないうちに次のパターンが生じたもので、先後の区別があるものを言います。

 


因みにちょっと話は逸れますが、「壊病(えびょう)」という考え方もあります。

 


これは6パターンのうち、あるパターンを呈していたものに対して、間違った治療をして、悪化させてしまい、違うパターンに移行(悪化)してしまったモノを言います。

 


・・・まあさておき、たとえ、太陽病と少陽病が同時に存在するケースであっても、「合病」と「併病」では、治療方法が違います。

 


漢方薬が違います。

 

ということは、鍼灸で言えば、ツボが違ったり、同じツボでも刺し方が全然違ったりするわけです。

 


こういう風に考えていくと、単なるカゼひきと言っても、東洋医学ではめちゃめちゃ多彩なパターン分けを想定している、ということです。

 

西洋医学では、鼻水やせきやくしゃみ、のどの痛みや節々の痛みなどがあった時、単なるカゼか、インフルエンザか、アレルギーか、ということを非常に重要視しますが、

 

東洋医学では、たとえば上記のような分類方法を使って、カテゴリー分けして治療します。

 

(もちろん、いわゆる”カゼひきさん”を考える上での物差しは、六経弁証だけではありません。)

 


「柴胡桂枝湯証」という状態 その6    続く

 

 

 

 

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「柴胡桂枝湯証」という状態 その4

2014.02.09

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これまでのお話・・・

 


「柴胡桂枝湯証(さいこけいしとうしょう)」という状態
 
「柴胡桂枝湯証」という状態 その2
            
「柴胡桂枝湯証」という状態 その3
                      参照

 

 


では続きです。

 

 

ここまでで、柴胡桂枝湯という薬は、小柴胡湯と桂枝湯を合体させた薬であり、東洋医学的なカゼひきのパターン分類である、

「”太陽病”と、”少陽病”が同時に存在する場合」

に治療する薬である、というお話をしてきました。

 


今日はこの、

1.東洋医学的なカゼ引きのパターン

と、

2.そのパターン分類が、同時に存在する場合

について簡単に触れておきます。

 

1.については、張仲景が書いた、東洋医学の大古典である『傷寒論』の中に、詳しく述べられております。

「張仲景(ちょうちゅうけい)」という人物
『傷寒論(しょうかんろん)』という本    参照

 


カゼを引いた経験なんてのは、ない人はいないだろうと思います。

 


軽いものでは、寒気が中心だったり、ノド痛が中心だったり、鼻水や咳、くしゃみや痰が中心だったり、熱が出たり、頭痛や節々の痛みがしたりします。

 


中等度のものでは、場合によっては下痢になったり便秘になったり、食欲不振になったり吐き気がしたり、めまいがしたります。

 


重症例では肺炎を起こしたり、内臓の機能不全が起こって、命を落とす場合もあります。

 

『傷寒論』にはこういう、いわゆるカゼ引きの各レベルの状況とその治療法が、詳細に述べられております。

 

これが約1800年前の話です。

 

1800年前も、人間はもちろんカゼをひいていたし、医者はそれに真剣に対峙していたんです。

 

『傷寒論』は、著されて以降、約1800年もの間、中国、朝鮮半島、日本で歴代の有名な医師達によって踏襲されつつ批判され、現代でもその価値を失っていないという、怪物のような書物です。

 

 

因みに、単純なカゼにとどまらず、西洋医学的には「腸チフス」や「インフルエンザ」、「マラリヤ」など、重篤な感染症の治療法も含む書物、という解釈もあります。

 

『傷寒論』では、浅いレベルのものから、深いレベルのものまで、

 


太陽病(たいようびょう)     浅い
  ↓               ↓
陽明病(ようめいびょう)    
  ↓               ↓
少陽病(しょうようびょう)
  ↓               ↓
太陰病(たいいんびょう)
  ↓               ↓
厥陰病(けついんびょう)
  ↓               ↓
少陰病(しょういんびょう)    深い

 


という名称を付けて分類し、論じています。

 

(この順番については、諸説ありますがネ。)

 


それぞれのレベルにおいて、

”どういう症状を呈し”、

”どういう所見を呈し”、

”どういう治療をすればよくなり”、

”それはどうしてか”

までが、キッチリと、理路整然と、説いてあります。

 


このパターン分けが前提となり、例えば太陽病と少陽病が同時に現れたり、太陽病と陽明病が同時に現れたりする場合についても論じられております。

 


今回のテーマである柴胡桂枝湯は、要するにこの中の太陽病と少陽病が同時に存在する場合に使う薬なんですね。

 

ちょっと話題が広がってきたので、調子に乗って「柴胡桂枝湯証」という状態 その5 に続く(笑)


(この話題、いいね少ないけど、お構いなし!(爆)・・・決して読者に阿らないアティテュード。)

 

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立春前のカゼ

2014.01.28

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24節気では大寒を過ぎ、一週間以上経ちました。

こうなるともう、大寒と言うよりは、”立春前”という感じ。

日差しに、風に、確実に春木の気が入っております。

春は、五行では「木(もく)」。

木は、人体では「肝の臓」と「胆の腑」。

邪気では「風(ふう)」。

「五行」って何ですか?(その8)
「胆」って何ですか?(その12)
「肝」って何ですか?(その13)
「風」「火」について         参照

ここらあたりが、ざわついてきますネ、この時期は。

・・・まあ、かと言って、木にばっかり注目してても治せないんですが。

こういう時期的な問題と、その患者さんそれぞれの素因とを考慮して進めないと、この時期のカゼはうまく治せない。

インフルエンザも来てますね。


ヤル気満々☆

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東西医学によるSARSバトル

2013.04.23

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今、中国で再び鳥インフルエンザが騒がれ始めています。


2002年11月にも、中国でSARS(重症急性呼吸器症候群)が流行し、世界中が大騒ぎになったことがありました。


わずか半年ちょっとの間である、2003年7月までに、世界中で8000人以上の感染者と、700人以上の死者を出しました。

新型伝染病の恐ろしさを印象付ける事件でした。

 

参考サイト様「メディカルノート SARS」

 

今回の鳥インフルエンザも、今後どうなっていくか、注視していなくてはいけません。

ところでこのSARSが流行した際、西洋医学では、患者を隔離すること、ステロイドを投与することくらいしか出来ず、ほぼ、なす術ナシだったようです。

だからあれだけパニックになったわけですね。

ここで、実は中医学の医師たちがスゴイ力を発揮したことは、ほとんど知られていません。

当時、広州中医薬大学の鄧鉄涛(とうてっとう)教授は、この危機をみて、

「今こそ中医学の力を発揮するチャンスだ!」

と考え、中医学の考え方で、このSARSと対峙し、「仙方活命飲(せんぽうかつめいいん)」という漢方薬を使って、見事な治療成績を上げたという事実があります。

 

『中医臨床 通巻98号』 参照


当時、広州中医薬大学付属病院に収容された、SARS患者112例のうち、高齢者であり、他の基礎疾患をもった患者7名以外の、105名の患者がすべて回復したそうです。


その後、香港でもSARSが大流行しましたが、広東省から2人の30代の女性中医師が派遣され、大活躍しました。

結果的に、広州と広東省では、SARS患者の死亡率が世界最低水準となったそうです。

このことを機会に、鄧先生は他の数人の先生方と、政府上層部に

「中国には中医という武器庫がある!」

という内容の建白書を提出、これを機に、政府主導で、中医学を見直す動きが活発化しました。


鄧先生は現在、「国医大師」という、日本でいう人間国宝のような称号を中国政府から得ています。

 

(補筆:鄧鉄涛先生は2019年1月10日、104歳で逝去されました。『中医臨床 通巻156号』参照


東洋医学は、常に未知の病との戦いの中で醸成されてきた医学です。


今回の鳥インフルエンザでも、その効果を証明することでしょう。

 

参考 『現代中医学の誕生と変遷』山本勝司

 

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板藍根茶

2012.02.26

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患者さんから、最近、妙に院長室から香ばしい臭いが漂ってくるといわれました。(苦笑)

それもそのはず、最近ワタクシ、「板藍根茶(ばんらんこんちゃ)」というお茶をよく飲んでおります。(笑)

一般の方はあまり、聞き慣れないであろうこのお茶・・・。

実は中国では、「インフルエンザ予防のお茶」として、非常に有名なのです。

こんなことを僕が言うと、

「おいおいどうした竹下、How toモノじゃんかよ!!」

と言われそうですが、いやいや、そういうことが言いたいんじゃない。

単純に、

 

「わりかしウマイヨ!」

 

ということが伝えたいだけなのです。(笑)


このお茶の主成分である「板藍根」というのは、インフルエンザなどの外感熱病の際の頭痛、ノド痛、高熱、顔面紅潮などに使われる漢方薬である、

「普済消毒飲(ふさいしょうどくいん)」という漢方薬に含まれる、黄芩、黄連、連翹とともに「気分の熱をとる」主成分であります。

 

参考論文


アブラナ科の植物、菘藍(ショウバン・ホソバタイセイ)の根っこの部分を使うそうです。

中国では、一般庶民が、インフルエンザが流行る時期になると、このお茶を飲んだり、板藍根の入ったノド飴をなめたり、

 

板藍根を煎じた液体でうがいをしたりと、非常にポピュラーな予防法なのだそうです。

中国では、どこの家庭にも常備してあるぐらいなんだそうです。

ただしコレ、熱をとる力がけっこう強いので、余分な熱がカラダに籠っているタイプの人はいいだろうけど、もともと体を温める力の弱いタイプの冷え症の人があまり飲んだら、

かえってよくないこともあるので、ちゃんと東洋医学的な診断の出来る先生に診てもらってから、継続して飲むかどうかは慎重に考えましょうね。


なんでも、すぐ単純に飛びつくのはダメですぞ!

 

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「表裏同治」とは(その6)

2012.02.05

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これまでのお話・・・。

「表裏同治(ひょうりどうち)」とは
「表裏同治」とは(その2)
「表裏同治」とは(その3)
「表裏同治」とは(その4)
「表裏同治」とは(その5)

 

前回登場した、「合病(ごうびょう)」、「併病(へいびょう)」という言葉・・・。

 

これは要は、最初からずーっと話してきているように、「表」も「裏」も同時に病んでいる場合のような、病が浅いところと深いところ、

2つ以上の場所にまたがって存在している状態のことを言います。

 


・・・で、

 

「合病」の場合は2つ以上の場所が”いっぺんに”やられた場合

 

のことで、

 

「併病」の場合は浅い場所の病が治らないまま、深い部分も同時に病んできた場合

 

のことを言います。

(燎原『漢方用語大辞典』より)

 


つまり「合病」の場合は同時で、「併病」の場合は時系列的に前後関係がある、という訳です。

(なんだか細かいね・・・。でも、我々にとってはこれが重要なんです。)

 

この話は、『傷寒雑病論(しょうかんざつびょうろん)』という東洋医学の聖典の一つの中に出て来ます。

(奥田謙蔵先生の『傷寒論梗概』に、綺麗にまとめて下さっています。)

 


コレ以上いくと、専門家しか分からない話になっていってしまい、このブログの趣旨と離れていってしまいますので、難しい話はこの辺にしますが、

 

要は言いたいこととしては、最近大騒ぎになっている一般的なカゼや、インフルエンザについても、東洋医学では太古の昔っから、実に様々な学説をもって対応し、

 

優れた臨床効果をあげている事実がある、そしてそれは、現代日本の我々が運用しても非常に利用価値の高いものであり、もっと多くの人に知ってもらっていい事実である、ということです。

 

その考え方の一端を紹介した訳です。

 


別に、タミフルやリレンザを否定しているワケではなく、他の選択肢もあるんだよ、ということです。

 

これについては、言い出したらまだまだありますので、あまり専門的でマニアックにならないように、折に触れて少しづつ紹介していこうと思っています。

 


・・・このシリーズ、ひとまず終了。

 

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「表裏同治」とは(その2)

2012.01.27

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前回のお話・・・

「表裏同治(ひょうりどうち)」とは

 

前回、東洋医学では、いわゆる「カゼ」とか、最近話題の「インフルエンザ」など、細菌やウイルスによる急性の病のことを、多くは「外感病」と呼び、体の外から邪気が入って、正気を侵害している病、という風に考えます、とか、

外から入るワケですから、浅い部分からだんだんとカラダの奥深くに入っていき、最終的には五臓六腑が障害されて、命にも関わる、という風に段階的に分けて考えています、とか、

その「深さ別」の呼び名として、

表証・・・皮膚表面のような、浅い位置に病がある状態
 ↓
半表半裏証・・・浅い位置と深い位置の中間の、中途半端な位置に病がある状態
 ↓
裏症・・・五臓六腑に関わる、深い位置に病がある状態

・・・というのがある、なんてお話をしました。

 

このように言うと、非常にシンプルに聞こえますが、実は表証にも裏症にも半表半裏証にも、それぞれに非常に様々な、複雑で細かいパターン分類がありまして、

 

しかも治療する上では、その状態になるに至った”流れ”まで考えて、それにキチッと合わせた鍼灸なり漢方薬で治療しないと、

病は治らないばかりか、悪化していくことすらある、と考えます。

 

 

漢方の聖典と言われる『傷寒論』には、この薬を出して、こうなったら悪化、こうなったら成功、こうなったら効果がちょっと弱いからこれを追加しなさい、

 

という話が延々と書かれており、それ(リアルな臨床的見解が豊富)がこの本のバイブルたる所以です。

まあ誰が言ったか、「引きはじめに葛根湯」などという言葉があって、それを鵜呑みにした患者さんから、

「カゼひいたと思って葛根湯飲んだけど、全然治らなかったです。漢方薬って、私の体に合ってないんでしょうか。」

とか、マジ顔で聞かれることがあります。(苦笑)

 

漢方薬が合ってないんじゃなくて、診断が合っていないんです。

 

・・・また、その逆もあります。

「カゼの引きはじめに葛根湯、と思って飲んだら、スゴク効いて、楽になりました。病院の薬と違って副作用もないし、やっぱり漢方薬って効きますね!」

というパターンです。

 


これは、まず効いたのは”たまたま”だし、漢方薬に副作用がないという考え方は危険です。

 

ちなみに副作用についてはこちら

 

キチッとした専門家による診断に基づいて処方されたものならともかく、自分で症状のみから診断して服薬するのは、場合によっては大変危険だと思います。

 


まして体質改善とか言いながら、同一の漢方薬の、年単位での長期服用とか・・・。

 


あまりにも東洋医学が正しく理解されていない現状に驚くこともありますが、それを嘆いてても仕方ない。

 

一生かけて正しい東洋医学を説き、やるのみです。

 

 


・・・なんか話が逸れたから、また次回。(笑)

 

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