東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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(一社)北辰会スタンダードコース大阪会場

2015.10.20

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※なぜか昨日アップされなかったようなので再アップします。

10.18の日曜日は、大阪で行われた(一社)北辰会スタンダードコースに参加してきました!!

朝一は大阪の足立尚哉先生による講義

「舌診」。

舌診は、我々が非常に重視している診察法です。

この講義のスライドの編集の段階から関わらせてもらった講義でしたので、非常に興味深く拝聴させていただきました。

午後一は大阪の堀内斎毉龍先生による講義

「臓腑経絡学 心包 三焦」。

これは、臓腑経絡学の中でも、非常に難しい二つです。

堀内先生は大変頭脳明晰な先生で、この難題二つをサクサクっと分かりやすく解説しておられました。

サスガでしたね~~

そして最後は神戸の原元氣先生による講義

「胃の気の脈診」。

この脈診は、北辰会独自の脈診なんですが、非常に鍼灸臨床の現場において「使える」脈診法です。

この脈診法を勉強していると、他の脈診法のこともよく分かるようになるという、不思議な脈診法でもあります。

朝から2時間の座学を3コマ、非常にヘビーな内容でしたが、ゾーンに入ったのか、全然問題なく集中して聴けましたね。

そして終わった後も油谷真空先生、藤本新風先生たちと、ずーっと鍼灸医学の学術の話しのみ。

素晴らしい休日でしたね。

(僕にとっては(笑))


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10月24~25日 日本伝統鍼灸学会

2015.08.30

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10月に、伝統鍼灸学会の学術大会で、2日連続で学生さん向けに喋ります。

http://jtams.com/43-tokyo/?page_id=474

何を喋るかというと、今回の学生セミナーのテーマは「触診力」なんだそうで、色々な先生が喋る中、僕のパートは

「経穴診(けいけつしん)」

についてです。

僕ら東洋医学は、西洋医学のように、血液検査の数値や、画像診断の画像、理学所見を元に診断していくのではなく、

東洋医学的な問診情報はもちろんのこと、

手首の脈の打ち方(脈診)、

舌の色や潤い具合など(舌診)、

腹の皮膚表面の状態(腹診)、

背中の皮膚表面の状態(背候診)、

手足の皮膚表面の状態(原穴診、八脈交会八穴診、尺膚診)、

などなどを参考にして、東洋医学的に診断していきます。

だからまあ、

「経穴診」

と言っても、実に幅が広く、全身の重要な経穴を診ます。

全部やったらとても時間が足りないので、この中の一部である、

「原穴診」

と、僕が個人的に好きな、

「八脈交会八穴診」

について、簡単に理論を紹介し、

”百聞は一見にしかず”

なんで、実技をお見せしようと思います。

わざわざ土日を潰して、伝統鍼灸学会に来る学生さんは、普通の学校の授業の学生さんとは、質が違うはず。

我々が日々やっている「伝統鍼灸学」を、真摯に学びたい人が、必ずいるはず。

そういう人に、響くように、全力でやろうと思います。

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2015年度、後期授業開始!!カリキュラム公開!!

2015.08.26

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東洋鍼灸専門学校、2015年度の後期授業が始まります!

 

今回、色々と事情がありまして、前期は毎週水曜日に朝一の一コマだけ講義しに行っていたのですが、後期からはさらに3コマ増えまして、

 

なんと1日4コマ、担当することになりました。

(苦笑・・・ほぼ朝から晩まで、東洋医学を喋りっぱなしです。)

患者さんには、大変なご迷惑をおかけします。

これも東洋医学、鍼灸医学のため、何卒、ご理解ご協力ください。<m(__)m>

増えた3クラスに喋る内容は内容は前期と同じ、

「北辰会方式概論+実技」

であります。

因みに、北辰会方式と銘打っていても、内容は非常に学生に合わせた基礎的なものであり、この医学の基本を何度も何度も確認しながら、

北辰会方式の考え方のエッセンスを紹介するような形で、概論的に浅く広く講義するように心がけています。

ですので、北辰会に全く興味がない学生にも、極力楽しく聴けるように工夫した内容になっております。

(宣伝とか言われたら胸クソ悪いしね。<(`^´)>)

これで、昼夜4クラス、合計100名以上の学生を、半年間受け持つことになります。

どんなことが起こるか、楽しみですな。(*’ω’*)

前期、受け持っていた昼の一クラスについては、同じ講義をもう半年繰り返す訳にもいかないので、北辰会方式の理論の根幹部分であり、

全鍼灸師が治療理論の基礎に置くべきである

「臓腑経絡学」

を、全臓腑経絡、やろうと思います。

さてさて、なかなか大変な日々になりそうです。

しかしだからこそ、やりがいがあります。

因みにここに、この半年間、前期に行った20コマの内容を記しておきます。

1.4.8 ガイダンス~北辰会方式概論
2.4.15 中医学概論 実技デモ
3.4.22 胃の気の脈診 実技
4.4.30 舌診 実技
5.5.13 腹診 実技
6.5.20 背候診 実技
7.5.27 原穴診・八脈交会八穴診 実技
8.6.3 顔面気色診・眼診 実技
9.6.10 井穴診・爪甲診 実技
10.6.17 空間診 実技
11.6.24 臓腑経絡学総論 実技
12.7.1 弁証問診①総論 実技
13.7.8 弁証問診②各論 実技
14.7.15 弁証問診③女性カルテ 実技
15.7.22 弁証問診④男性カルテ 実技
16.7.29 刺鍼術・施灸術 実技
17.9.2 難病症例解説 実技
18.9.9 テスト 実技
19.9.16 公開臨床①(問診)
20.9.30 公開臨床②(体表観察~刺鍼~養生指導)

 

・・・専門家の皆さん、なかなかのラインナップでしょ??(笑)

上記講義、どのコマも、一切の手抜きナシです。

やるからにはマジです。

・・・でも、辞めろと言われればすぐに辞めます。(笑)

講義が本業ではないのでね。

その分、患者さんをやるだけです。

 


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4月(一社)北辰会スタンダードコース東京会場

2015.04.27

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昨日、4.27の日曜日は、お茶の水女子大学で行われた、(一社)北辰会スタンダードコース東京会場に参加してきました!!

清明院スタッフもほとんど参加していたようなので、講義の詳細についてはそちらを確認してください。

勉強会参加しました! 参照

この日は私用により午後からの参加となりましたが、午後一は後藤りゅう先生による

「舌診」

でした。

舌診については、何度もこのブログに書いています。

舌の即時的変化
舌の即時的変化 2 参照

非常に臨床で頼りになる診察法です。

そして最後は私の講義

「気の思想・陰陽論基礎」

でした。

受講生の多くにとって、ちょっと難しい内容だったかもしれないが、まあまあ、アンケートの結果を待とうと思います。

今回、最後までテンションを下げずに喋れてよかったと思います。(笑)

そして終わった後は酒。。。

中国トークで盛り上がりました。(笑)

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舌の即時的変化 2

2015.04.07

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以前、舌診の治療直後での変化について、写真を使って示しました。

舌の即時的変化 参照

(本日のブログでも写真を見せます。苦手な人はスルーしてください。)

 

とある、痛み疾患を抱えた患者さん。

DSC_0048

↑↑これが治療前の舌。

 


舌の裏側(舌腹(ぜっぷく)といいます)には、左右2本の静脈が浮いて見えますが、これの色が黒っぽかったり、太さに左右差があったり、

 

いかにもパンパンに怒張しているように見えたりするものなど、我々は色々な観点で分析します。

 


上の写真では、右側の舌下静脈の真ん中あたりがボコッと膨れているのが分かると思います。

 


この患者さんも、右の体幹部にきつい痛みを抱えておられます。

DSC_0049

↑↑で、これが治療直後の舌。

 


さっきボコッと膨れていた静脈が消失しているのが分かります。

 


このように、治療直後で舌は明瞭に変化します。

 


脈や触診と違って、

「誰の目から見ても明らか」

ですね。

 

・・・ま、舌1枚で全身の状況が一定程度分かる。

 


素晴らしい技術です。

 

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「衛気」って何ですか? その8

2014.10.13

_20200906_214602

 

 


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これまでのお話

 


「衛気(えき)」って何ですか? 
「衛気」って何ですか? その2 
「衛気」って何ですか? その3 
「衛気」って何ですか? その4 
「衛気」って何ですか? その5 
「衛気」って何ですか? その6 
「衛気」って何ですか? その7      参照

 

では続きいきます!!

 

ここまで書いてきたことは、

◆衛気の基本的な働き

◆皮膚の西洋医学(解剖学)的構造と機能

◆衛気の「衛」という文字の字解き

◆そこから派生して、「気」という文字の字解き

でした。

 

最近、蓮風先生のブログ『鍼狂人の独り言』でも、最近、”衛気”についての話が出てきていますね。

 

蓮風先生ほどの先生がこれについて語って下さっているのであれば、私ふぜいから何も申し上げることはないのですが、一応ここまでの話をまとめると、

 


1.人体を養い、生命活動を正常たらしめる「気」には、働きによってさまざまな分類があるが、その中の重要なものの一つに「衛気」というものがある。

 


2.「衛気」は、飲食物と、呼吸によって取り込んだ天空の清気とが原料となり、主に「腎の臓」の働きが中心となり、主に下焦において作られる。

 


3.作られた「衛気」は、その字の如く、体表面と、体表面から少し離れた部位とを巡り、城壁の外を守る兵隊のように、様々な外的刺激から人体を守る。

 


4.また、皮脂の分泌や、発汗の調整など、皮膚の生理的な働きも、一部担う。

 

 


ということです。

 


・・・で、臨床的に大事なこととして、「衛気」という一番浅い部分に鍼でアプローチすることで、臓腑など、人体の一番深いところにアプローチできる、という仮説。

 


これ、実際に試してみると、確かにそういう場合が、大いにあるようです。

(ただもちろん、上手に出来れば、の話ですよ。)

 

これはどういう訳かというと、今のところの私見ですが、

まず一つには、人体の一番浅い部分と、一番深い部分は、部位的に「深浅」という陰陽をなしているから、浅い部分の気を動かすことが、そのまま深い部分の気を動かすことに繋がる、

という発想と、

もう一つは、「衛気」を操作するときは、皮膚に触れませんので、患者さんが身構えない(身構えるスキを与えない)ために、

余分な緊張ナシに気を動かすことが出来るので、転んだ時に受け身を取らないとか、ノーガードで死角から殴られたようなもんで、

非常に大きな衝撃(気の動き)を与えることが出来る、

という2点から、非常に大きな気の動きを、深い部分に与えることが出来るんじゃないかな、と愚考しております。


(繰り返しますが、正確な証と病因病理を踏まえて、技術的に的確にやれれば、です。)

 

 

まあしかし、「衛気」の操作を目的とした翳す鍼、皮毛に触れるだけの鍼をやるにしても、必ず的確に弁証し、「補瀉」を明確にし、施術後の脈診所見、舌診所見、

 

その他体表情報の変化等々から、その鍼が確かに効いたのかどうか、明瞭に評価できないのであれば、やるべきでないでしょう。

 

 


・・・また、蓮風先生が繰り返し、強調して書いておられるように、日々の飽くなき鍛練、勉強、その上での確固たる心持ちがあってこそ、

 

そういう治療が出来るのだと思います。

 

これらが揃わないのであれば、単なるカッコつけ、自己満足治療、ということになるでしょう。

 

 


衛気シリーズ、とりあえずここまでで一区切りとします。

 

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(一社)北辰会スタンダードコース東京会場

2014.09.29

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昨日、9.28の日曜日は、お茶の水女子大学で行われた、(一社)北辰会スタンダードコース東京会場に参加してきました!!

今回、私用の為、午前中に実技指導のみ行ってきましたが、関東支部の講師も増えましたね。

別に僕が行かんでもまわるじゃん・・・、と、チラッと感じましたね。。。(‘◇’)ゞ

実技の内容は

「顔面気色診・舌診・原穴診・井穴診」

でした。

どれ大変重要な、しかも奥の深い診察法です。

今回の実技メンバーは色々な世代、ベテランから駆け出しまで、経験も勉強の進み具合も様々なメンバーが揃っておって、

勉強熱心なメンバーが多かったせいか、実技指導なのにやや理屈っぽい講座となりましたが、それはそれでよかったと思います。

ある体表反応に対して、どれだけの理論が想起できるか、というのも、その術者の臨床能力の一つです。

今回、午後は私用の為お暇しましたが、なかなかいい勉強になりました。

・・・ま、来月もいこうかな。(笑)
 

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血圧と東洋医学

2014.06.24

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明日、東洋鍼灸専門学校にて、「高血圧症・低血圧症」について喋ってきます。

 


内容が結構あるので、2週に渡るかもしれません。。。( ゚Д゚)

 

血圧といえば、末梢血管の内圧のことで、心臓がドクンと血液を送り出した時の圧と、逆に心臓に血液が流れ込み、心臓がグワーッと膨らんできた時の血管内圧を、血圧計で診ます。

 


これが極端に高かったら「高血圧症」、極端に低かったら「低血圧症」と言われます。

 


因みに2014年4月1日に、日本高血圧学会が、5年ぶりに新たな基準を発表しました。


(コロコロ変わるのよね~なんでかしら~へへ~)

 



 

一般的には「高血圧症」の方が問題視されます。

 

血圧が高いと、脳や心臓や腎臓に持続的、慢性的な負担がかかるからです。

 


この結果、脳がやられれば脳卒中、心臓がやられれば心筋梗塞や狭心症、腎臓がやられれば腎不全から透析を余儀なくされたり、もしそうなってしまえば、

 

患者さんのADL、QOLに著しく影響する、大問題だからです。

 


だから、リスクヘッジのために降圧剤を飲め飲め、という先生がいるようですが、ここは医師の間でも非常に大きな議論があるようです。

 


 

 


「低血圧症」の方は、問題がない場合も多いのですが、短期間で徐々に血圧が下がっており、同時に出血傾向があったり、発熱してたり、貧血を伴っていたりした場合、

 

白血病など、大きな病気が隠れている場合もあります。

 


・・・まあ、現代日本では誰でも知ってるこの「血圧」ってやつですが、東洋医学には、実はそんな考え方、もともとありません。(笑)

 


まあ、誤解の無いよう申しますと、東洋医学では血圧計でうかがうことのできる「血圧」ってやつの数値を問題にするのではなく、極端な高血圧や低血圧になると出てくる、

 

頭痛やめまいなどの様々な「症状」や、脈や舌などに現れてくる異常な「東洋医学的所見」を問題にし、それらがどういうメカニズムで出ているかを、

 

東洋医学的に分析し、治療してきたし、している、というわけです。

 

 

つまり、血圧が高かろうが低かろうが、その人に症状がなく、舌診や脈診などの東洋医学的所見が正常であれば、それは正常と考え、治療対象にはしない、ということです。

 

 

逆に、血圧が正常であっても、その人に症状があり、異常な東洋医学的所見があれば病気と考え、治療対象にするわけです。

 

 

ここにも、機械的に平均値、異常値を問題にする西洋医学と、個体差を問題にする東洋医学の違いが端的に現れていますね。

 

まあ、東洋医学的に考えて治療した結果、西洋医学の言う「血圧」なるものが、異常値から正常値に戻る場合もあります。

 

あるいは症状は取れたけど、正常値に戻らない場合もあります。

 

そうなると、「数値」って一体、何なんだ。。。という気もしないでもないです。(苦笑)

 

まあ両医学の、人体に対する考え方の違いが顕著に出てくるテーマなんですね。

 

血圧というのは。

 

気が向いたら続く

 

 

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「問診」の奥深さ(その2)

2011.10.28

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◆「体表観察」は動かぬ証拠!?

 

前回、「問診」というのは、非常に重要ではあるけれども、どこまでいってもウソや大げさなどの「不正確な情報である可能性」は拭えない、というお話をしました。

 


・・・ということは、「問診」のみで、それを診断の証拠として治療に入るのはリスキー、とも考えられます。

 


そこで、舌診や脈診などに代表される「体表観察」というものなら、ウソのつきようがないから、動かぬ証拠になるので、非常に重要であろう、というお話をしました。

 


じゃあここで、「体表観察から得た情報」というのは、本当に誰がやっても同じ情報が上がってくるモノなんでしょうか。

 

「体表観察情報」というものをとったら、それは絶対に間違いない情報なんでしょうか。

 


コレも残念ながら違います。

 

コレも結局、どこまでいっても治療者の”感覚(五感)”を頼りに得た情報になるので、極言すれば主観的であり、「間違う」可能性があるからです。

 


そして、人間の「感覚」そのものを治療者間で完全に統一することや、絶対に間違わない能力を身につけることは、正直、不可能ではないかと思います。

 


なぜなら、その先生によって、「着眼点」から「指の感覚」から何から、すべて十人十色、みんな違うからです。

 


また、どんな先生でも機械ではないので、日によって体調も異なり、常に完全にフラットな、いい状態で体表観察が出来るとは限らないからです。

 

カゼひいて体調が悪い時は感覚が鈍るだろうし、何かあって動揺してる時は感覚が鈍るでしょう。

 

しかし、それじゃあどーしょーもないじゃん、とはなりません。

 

そこをどうするか考えるのが、「知恵」ってやつです。(笑)

 


要は、完璧がありえないならば、完璧に最大限近づける努力をすればいいだけさ、ということです。

 


まず、これを治療者間で最大限統一するために、どうしても必要なのが「共通用語の整理とその定義の統一化」です。

(なんか、ムズイネ・・・。(苦笑))

 


誰がとっても「極力」同じ脈、誰が診ても「極力」同じ情報にするためには、患者さんを触って得た感覚を言葉に置き換えて、その言葉の意味を定義付け、

 

それの集合体としての「理論」の大枠を整えて、体系だてておかなければなりません。

 

要は、主観的な情報に、最大限の客観性、普遍性を持たせるのです。

 

さらに、舌のみ、脈のみ、と偏るのではなく、お腹や背中、手足のツボの所見などなど、実に多面的に、あらゆる角度から観察して、治療者間でのばらつきと、

 

その治療者自身の診断のばらつきが最小になるようにしなくてはなりません。

 

Aもある、Bもある、Cもある、でもその中で、中心はAだ!!ということが分かればよいワケだし、そのことが治療者間で最大限共有できればよいワケです。

 


そしてそれを教育するには、理論はともかくとしても、診察法に関しては「手から手へ」で、分かる人から次の人へと、手をとって教えていかなくてはなりません。

 


これは非常に大変なことです。

 


明治時代、医療の主役を西洋医学にとって代わられたのは、単純に東洋医学が富国強兵政策のコンセプト(戦地で有用な医学医療)に合致しなかったということもあるでしょうが、

こういうことも背景にあるのかもしれません。

(対象が集団よりも個人、現場レベルでも個人対個人の医学医療である)

 

 


日中の悠久の歴史から見ても、「東洋医学がいいものだ」ということは間違いないけど、客観的な評価と、教育の難しさ、というところを考えると、

西洋医を量産した方が早い、という明治政府の判断も、あながち間違ってないようにも思えます。

(当時の国内外の事情も鑑みると、の話ですが。)

 

・・・まあ、キチッとした東洋医学をやろうと思ったら、「問診」と「体表観察」から得た、「限りなく正確な」有益で多くの情報を、論理的にスッキリと整理して、

 

その病の「東洋医学的な」メカニズムを考えるしかないのです。

 

 


ここで必要不可欠なのが「論理的思考」です。

 

 

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(社)北辰会11月本部基礎コース

2010.11.22

昨日、11月21日の日曜日は、大阪にて行われた、(社)北辰会本部基礎コースに参加してきました!

今回は、午前中は油谷真空先生による「舌診講義とその実技デモンストレーション」

午後は藤本彰宣先生による講義「八綱(はっこう)弁証・正邪(せいじゃ)弁証」

その後、森洋平先生による講義「気血津液(きけつしんえき)弁証」と、

充実のラインナップでございました!

「八綱」については、以前このブログでも紹介しました。

カテゴリ 「八綱について」 参照

この「八綱」のうち、

”どこに病が存在するのか(表裏)”

”どんな性質の病か(寒熱)”

”病の勢いはどうか(虚実)”

を明確にするのが「八綱弁証」であります。

また、「正邪」というのは、人体の「正気」と、それを阻害する「邪気」のことを示し、その趨勢を明らかにするのが「正邪弁証」であります。

カテゴリ 「邪気」について 参照

これにより、さらに現時点での病の状態がクリアになっていく訳です。

「舌診」、「気血津液」については、まだ詳細はこのブログでも書いていませんが、これらも非常に大事な考え方であり、東洋医学的な治療(鍼灸、漢方薬など)をやる上では欠かせない概念です。

そして、終わった後は例によってお酒・・・。

今僕がつづっている「五行」について、何人かの先輩たちの考え方をうかがい、とてもためになりました。

あまり難解にならないように、ブログの内容に反映させたいと思います。

そして、終電にて東京に・・・。

久々の遠征で疲れていたのか、新幹線に乗った瞬間寝てしまいまして、新大阪―品川間の体感時間は5分程度でした。(笑)

・・・しかしやっぱ、

「基礎ほど重要なものはない」

と、あらためて実感しましたネ。

よく、ベテランの先生や、”名人”と言われる先生なんかがやる、

「応用的でカッコイイ技術」

というのは、

「徹底的な基礎の理解」

なくしては、あり得ないのであります。

このことは、片時も忘れてはいけません。

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