東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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「泣く」とはどういうことか(その1)

2010.04.09

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人はよく、悲しいことがあったり、嬉しいことがあったり、感動すると、「目」から「涙」というものを流します。清明院でも、問診中に感極まって泣かれる患者さんや、小児の患者さんで、鍼が怖くてビービー泣く患者さんなど、この職業は、他の職業の方よりも、人間が「泣く」という現象を目の当たりにすることが多いと思います。ところでこの「涙」「泣く」って、東洋医学的には一体何でしょうか?なんで人は感情が極まると「泣く」という現象を起こすんでしょうか?今日はこれについて考えてみたいと思います。東洋医学には「五液(ごえき)」という概念があります。コレの内訳は・・・涙(るい)・・なみだ汗(かん)・・あせ涎(えん)・・よだれ涕(てい)・・はなみず唾(だ)・・つばの5つです。この5つそれぞれ、「どういう時に出るか」を東洋医学では問題にします。・・・まあ、そこは西洋医学でもそうだけどネ。ただ、生体に対する認識の仕方が違うた ....

小麦アレルギー

2010.03.12

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昨日、珍しく親戚からメールが入りました。何でも、身内が「小麦アレルギー」になった(判明した)とのこと。・・・以前から、その親戚は何となくアレルギー体質っぽい印象はあり、注意するようにと伝えてあったんですが、「はやっ!」と思いました。もちろん即座に、「鍼するべき!」とメールしましたが、今ホントに多いですね、アレルギー。これはねー、花粉症についての時も書いたけども、内的、外的のありとあらゆる要因が複雑に絡んでいるんでしょう。今回のケースで考えれば、どうやら小麦が外的要因、ということはおぼろげに分かりますが、内的要因について、となると現代医学的には不明な点が多いようです。・・・そうなると根本治療(アレルギー反応自体を全く起こさないようにする)は不可能、というか不明、となり、治療は小麦と、小麦の入った食品を摂取しないことと、もし湿疹等の症状が出てしまった場合は軟膏等で対症療法的に抑えよう、それしか ....

「花粉症」について(その2)

2010.03.09

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前回に続き、花粉症に対する、東洋医学の考え方を簡単に紹介してみたいと思います。東洋医学には、「花粉症」という概念がありません。もっと言うと、「アレルギー」という概念すらありません。(最近の中医学の教科書にはあるかもしれませんが、伝統的には、という意味です。)・・・でも、治療法はいくらでもあるのです。どうしてでしょうか。まず、花粉も、ホコリ(ハウスダスト)も、自然界にはあって当たり前です。花粉やホコリ自体に毒があるなら、杉林の中に住んでる人とか、掃除業者さんとか、どうするんでしょうか。即死しますよね。(苦笑・・・まあ掃除業者の方は、掃除する場所によってはそういうこともあるでしょうが。)要は、それ自体は毒を持っている訳では無い物質(異物)に対して、体の側が過剰に反応してしまい、鼻だの喉だのに異常を起こす、その体の側に、すでに何らかの問題があるはずだ、と考えるわけです。そしてこの場合、体の「何が ....

「怒」について

2010.01.30

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日常で、「怒」という感情を感じること、ありますよね??ちなみに僕はほぼ毎日あります(苦笑)・・・ただ、大事なのは、不愉快なことがあった時にこの「怒」という感情を感じること自体はまったく普通(当たり前)のことであり、いたって健康的なことです。これが過度になったり、変に我慢したりすると体に悪影響が出る、と東洋医学では指摘しています。よく「怒」という感情を感じた時、「頭に来る」とか、「てっぺんに来る」とか、あるいは「怒髪天を衝く」なんて言い方、ありますよね。これは要するに、体の上部に「気」が集まる、つまり上半身、頭部にのぼせる、ということを言っております。こういった記載は、『黄帝内経』の中にも出てきます。【参考】『素問 挙痛論(39)』「・・怒則氣上・・」「・・怒則氣逆・・」『霊枢 邪気蔵府病形(4)』「・・若有所大怒.氣上而不下.・・」『霊枢 五変(46)』「・・怒則氣上逆.・・」、)だから怒 ....

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