東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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2010.05.07

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いやあ~、今日はおかしな天気でしたね~・・・。雨が降ったり、止んだり、基本的にジメジメしてるし、何やら生温かくて、風もあるし、こんな日は体調を崩す患者さんが多いですね。。(何人か診ました・・・。)こういう日の過ごし方は、一番いいのは家から出ないことだと思いますが、仕事しておられる患者さん達はそういう訳にもいきませんな(苦笑)まあ、こういう、天気の極端な変動に左右されない体を作るにはどうしたらいいか、ということを僕なりに色々と考えながら患者さんにはアドバイスさせていただいています。実はこれにも、「肝」が重要な役割を果たします。最近、”「肝」って何ですか?”シリーズを書いていて、とある患者さんから、「このまま五臓六腑全部書くんですか??」と聞かれました。(笑)僕は当然、「ええ、そのつもりです。」と答えましたが、たまにチョイチョイどうでもいい話でも挟みながら行こうかな、と思っております。(なんか ....

「肝」って何ですか?(その5)

2010.05.06

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これまでのお話・・・「肝(かん)」って何ですか?(その1)「肝」って何ですか?(その2)「肝」って何ですか?(その3)「肝」って何ですか?(その4)◆肝は筋(きん)と関係が深い(補足)これは上記(その3)で述べたんですが、今日はもう少し詳しく説明してみましょう。・・・まあコレは、結局のところは(その3)で言ったように、筋を養っている主なものが「血」であり、それをためこんで配分調節しているのが肝だから、という話な訳です。(笑・・簡単に言い過ぎでしたかね?)ここで注意したいのは、いつも言うように、「筋」と言っても、西洋医学の言う「筋肉=muscle」と、東洋医学の言う「筋」は違うよ、ということです。ここは大事なトコなんで、今日はここをちょっと説明しておきましょう。以下の説明では、キチッと区別するために西洋医学の言う筋肉に関しては”筋肉”、東洋医学の言う筋に関しては”経筋(けいきん)”と表記しま ....

「肝」って何ですか?(その4)

2010.05.01

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これまでのお話・・・ 「肝(かん)」って何ですか?(その1) 「肝」って何ですか?(その2) 「肝」って何ですか?(その3) 肝という臓は、人間の体の中でも大変重要な臓でして、上記以外にもまだまだ働きはあります。 話があまりマニアックになっていきますと、患者さん向きでなくなるんで、このブログでは極力専門用語は使わずに、分かりやすく解説していこうかな、と思ってます。 (まあ専門家の先生方には、そういうサイトや本がいくらでもあるしね。) ・・・てな訳で今日も、肝の働き、いけるとこまで。 ◆肝は「目」に関わる ・・・これも結局は、「髪」や「爪」と同様に、「目」を養っているのは「血」だから、というオチであります。 肝にためこまれている「血」が十分であり、ちゃんと目に十二分にいきわたっていれば、少々長い時間本を読んでも、PC作業をしても、目が疲れたりかすんだりすることはありませ ....

「肝」って何ですか?(その3)

2010.04.30

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これまでのお話「肝(かん)」って何ですか?(その1)「肝」って何ですか?(その2)今日は肝の色々な働きについて、いけるとこまで。◆肝は筋(きん)をつかさどる・・・これはそのまんまの意味です。よく、こむら返り(ふくらはぎの筋肉がつる)を起こす患者さんがいますが、コレなんかは東洋医学では「肝」の異常で起こっていると考える場合がよくあります。あと、いわゆる「チック症」と呼ばれるような、緊張や興奮で、顔面の筋肉がピクピク痙攣するようなものも、「肝」の病変を中心として起こっているものが多い、と考えます。(もちろん肝だけではないけど、多い、ということです。)なぜならば、筋を養っているのは「血(けつ)」であり、その血は肝が蔵し(蔵血)、疏泄(そせつ)機能によって筋に血を配分調節している主役は、「肝」に他ならないからであります。まあしかし、ここで重要なのは(というか勘違いしてほしくないのは)、主役がいれば ....

「肝」って何ですか?(その2)

2010.04.29

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これまでのお話・・・「肝(かん)」って何ですか?(その1)・・・「肝」というのは、五臓六腑の中の一つです。「五臓六腑(ごぞうろっぷ)」って何ですか? 参照東洋医学の言う、五臓と六腑には、それぞれに独特の働きがあり、それらがうまく協調しあうことによって、正常な人間の機能が保たれます。これは、西洋医学の言う「内臓=organ」とは違う!ということは、何度も何度も、繰り返し繰り返し、述べている通りです。(笑・・・しつこい?)では東洋医学の言う「肝」というのは、どういうもので、何をしているところなんでしょうか?まず、中医学の教科書的には、肝には、「疏泄(そせつ)」という重要な働きがあります。(”疏泄”という単語の歴史的経緯、変遷についてはまた色々とあるんですが、ここでは省きます。)これは要するに、全身を流れる「気(き)」や「血(けつ)」という、流動物を、足らないところには補い、渋滞があったら取り除 ....

「肝(かん)」って何ですか?(その1)

2010.04.28

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最近、というかずいぶん前から、初診の患者さんで、「病院で”ストレスでしょう”って言われて、湿布と痛み止めしかくれなかったんです・・。」という話を聞くことがあります。患者さんはこれを言われるときついんですよね。・・・だってそんなん、どうしようもないからです。で、その痛みが取れなかったら、「心因性のものだから・・・。」とか、「”うつ病”が心配だから・・・。」と、心療内科に回されて、今度は向精神薬なんかがドシドシと処方されます。そして、それでも症状が取れないと、さらにドシドシと薬が増えて、気がつくと精神安定剤と痛み止めを10種類以上も飲んでいた、でも症状は以前よりも悪化している、なんていう患者さんを、たまに見かけます。いくら、会社の人間関係が辛い、家庭の問題が辛い、友人、恋人関係が辛い、会社が傾いた、毎日借金取りが来るetcetc..な~んて言っても、なかなか自分の力でそれをどうにかすることなん ....

「泣く」とはどういうことか(その5)

2010.04.14

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これまでのお話「泣く」とはどういうことか(その1)「泣く」とはどういうことか(その2)「泣く」とはどういうことか(その3)「泣く」とはどういうことか(その4)これまでの話をまとめたら、「泣く」という現象が起こる時、というのは、「感極まった時」と、「物理的な、過剰な刺激があった時」となりますね。また涙が、「常に目の表面を潤し、保護しているもの」と考えれば、ある意味、人は常に泣いている、とも考えられます。一部の例外を除いて、普通はそれ以外の原因で「泣く」という現象は起こりません。つまり、「泣く」という現象は一種の生理現象なんですね。アメリカの生化学者で、面白い研究をした人がいます。ウィリアム・フレイ二世という人ですが、彼は『涙-人はなぜ泣くのか-』という著書の中で、感情が極まって泣く時の涙は、ストレス解消になっているはずだ、という仮説のもと、普段、眼球表面を潤している涙と、感極まって流す涙の成 ....

「泣く」とはどういうことか(その4)

2010.04.13

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これまでのお話「泣く」とはどういうことか(その1)「泣く」とはどういうことか(その2)「泣く」とはどういうことか(その3)・・・まあ、人間に当たり前に起こっている現象の一つ一つを、東洋医学ではどう考えるのかな?と考えていくと、何気ない現象から、大変勉強になることがよくあります。そういう一つ一つをいい加減に理解しないことが、治療にとても生きてきます。(・・・と、僕は思っています。)とはいっても、全部が全部、何もかもがきれいに説明がつく訳ではないし、完全にクリアにはなかなかならないのが面白いところでもあるんですけどネ。(苦笑)今日は、目に対する物理的な刺激で涙が出るのはどうしてか、というお話。そもそも目の表面、角膜というものは粘膜であり、常に少量の涙で洗い流され、潤っています。(目の表面を触って、パサパサの人、いませんよね?)そして定期的に「まばたき」によって言わば”ワイパー”がかかります。( ....

「泣く」とはどういうことか(その3)

2010.04.12

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これまでのお話・・「泣く」とはどういうことか(その1)「泣く」とはどういうことか(その2)今日は、「感極まる」「感情が高ぶる」ということと、「肝」という臓がどう関わるか、というお話をしようかな、と思います。以前、東洋医学においては、五臓と感情は関係が深い、というお話をチラッとしました。(カテゴリ「七情について」の8つのお話参照)その中で、「肝」という臓は「怒り」という感情と関係が深い、というお話をしました。しかし、「泣く」という現象は、なにも「怒り」だけで起こってくる訳ではありませんよね?うれしくて泣く、悲しくて泣く、恐くて泣く等々、「泣く」という行動に移るまでの感情は、実に様々です。しかも単純に、目に対する物理的な刺激でも、涙が出ることはあります。それなのに、なんで「泣く」ことと「肝」の関係が深いかというと、感情の過不足、というものは、つまるところ「気の正常な流れ」を障害するからです。つ ....

「泣く」とはどういうことか(その2)

2010.04.10

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前回のお話・・・「泣く」とはどういうことか(その1)昨日は全然中途半端で終わっちゃいました…。すいません<m(__)m>昨日の話では、「涙」は「目」から出るもので、東洋医学的には「目」には五臓の中の「肝」が深く関わるよ、というところまでお話ししました。では「肝」以外の4臓6腑は関わらないのかというと、関わります。しかしその中でも、「肝」が”特に”関わる、ということです。東洋医学においても「目」というのは、当然「外界のものを見る」という機能がついてます。その機能を果たすためには、当然「栄養」が必要ですよね。その栄養分のことを「血(けつ)」と言います。西洋医学のいう「血液=blood」とはこれまた意味が違いますよ!混同しないように!(笑・・・しねえか。)「血」というのは、もちろん全身を栄養しますが、特に「目」の働きにおいては主役です。目の他にも筋、髪、爪などを特に栄養します。故にこ ....

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