東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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東洋医学あれこれ

「境界線」の大事

2011.11.27

清明院では現在、スタッフを急募しております!!ぜひ我々とともに、切磋琢磨しましょう!!詳細はこちら。**********************************************************************************************              ↑↑↑          ↑↑↑読者の皆様、 この2つのバナーを、1日1回クリックに是非ご協力下さい!<m(__)m>クリックしていただくと、ランキングポイントが上がります!!**********************************************************************************************以前から分かっていたつもりだったが、最近、これをよく感じる。 経穴(けいけつ)というものは、教科書のような ....

ととのえ方

2011.10.18

清明院では現在、スタッフを急募しております!!ぜひ我々とともに、切磋琢磨しましょう!!詳細はこちら。**********************************************************************************************              ↑↑↑          ↑↑↑読者の皆様、 この2つのバナーを、1日1回クリックに是非ご協力下さい!<m(__)m>クリックしていただくと、ランキングポイントが上がります!!**********************************************************************************************以前、東洋医学の言う「メンケン」というものについて書いた。「メンケン」って何ですか? 参照仮に、コレが出て ....

オーダーメイド治療

2011.06.24

よく、「東洋医学はオーダーメイド医療だ」とか言われます。患者さんで、初診の時、「整形外科で痛み止めと、湿布をもらって貼っているけど治らない。」とか、「病院で、職業病だから仕方ないと言われた。」「加齢によるものだから仕方ないと言われた。」とおっしゃる患者さんがおられます。例えば、PC作業を1日中やってる人の首肩や肘、手首の痛みとか、トラックやタクシーの運転手さんの腰の痛みとか、老人の腰や膝の痛みとかね。。。・・・う~ん、これねえ、パッと聞き、理解できる気もするけど、よくよく考えると、「イヤイヤ・・・、その説明、ちょっとおかしくないか??」って誰もが思いますよねえ?だって、痛みの理由が加齢によるとか、職業によるもの「のみ」なら、その職業の人や、ある一定以上の年齢の人「全員」がまったく同じようになってなきゃおかしいじゃないですか!?なんでその人「だけ」が、こういう痛みを持つに至ったのか、よくよく ....

古本、希少本

2011.03.20

最近、毎日数冊の本が清明院に届きます。何故なら僕がネットで探しうる、鍼に関する古本、希少本を買いあさっているからであります。・・・何故かこの業界は、「名著」と言われていたり、あらゆる著作に引用文献や参考文献として使われているような本(古典やその注釈書)が絶版となり、歴史の影に埋もれていってしまう、という謎の法則があります。(苦笑)僕が尊敬する、多くの先輩たちは、「有名な人が書いた本だからって無条件に信じちゃダメ。原典にあたらなきゃ!」とおっしゃいます。愚鈍でナマケモノな僕にも、最近になってようやく、その意味するところが分かってきたように思います。「なんだ、あの時あの先生が言ってたアレって、ここに書いてあんじゃん!!」「はは~ん、あの先生のあの説は、実はこの本の考え方をベースにしてるな・・・。」という具合にです。(笑)これからも、清明院の床が抜けない程度に、蔵書を増やしていこうと思いますです ....

「偏差」の恐ろしさ

2011.03.09

東洋医学の内容というのは、鍼灸、漢方だけでなく、気功、養生などなど、実は非常に多岐にわたるワケですが、その中の「気功」の言葉で、「偏差(へんさ)」という言葉があります。・・・これ、一体なんでしょうか?聞き慣れませんよね?以前、このブログにおいて、「メンケン」という言葉を紹介しました。「メンケン」って何ですか? 参照鍼灸におけるこの「メンケン」という言葉と、気功における「偏差」という言葉が、たまに混同されがちなんですが、これは違います。「偏差」というのは、間違った方法で気功やヨガの呼吸法や瞑想法などをやった場合に現れる、”明らかな悪化”を指して言うようです。日本では、気功やヨガ教室を開くのに、特に国家資格も必要なく、中にはブームに乗せただけの生半可な知識、経験で教室を開いている指導者も少なくないと聞きます。運悪く、こうした指導者についてしまい、間違ったやり方をすると、「偏差」というものに見舞 ....

「竜虎昇降」

2011.03.06

東洋哲学では、「陰陽」を”竜”と”虎”で表現することがあります。 竜は水の中に潜み、天を目指して昇ります。 虎は崖の上から獲物を睨みつけて威嚇し、一気に崖を駆け下りて仕留めます。 この二者の様子がまさに陰陽、ということで、古くから竜虎の画が描かれたりします。 竜虎はもともと、仙人になるための薬を指していたという意味もあるらしく、気功をなさる人の間では有名です。 ・・・まあ今日は、日本人が描いたカッコイイ竜虎の屏風図を紹介します。静嘉堂文庫美術館様サイト 参照 この屏風は、日本人の橋本雅邦さんという画家によって書かれたものですが、非常に迫力があって、色使いが美しいので好きです。 カッコ良くないですか?? (笑・・・ヤ〇ザの事務所っぽい??) まーとにかく、いつか生で見てみたい画なんですよね~コレ・・・。(笑) 読者の皆様、1日1回、こちらのバナーをそれぞ ....

「惑う(まどう)」

2011.01.25

東洋医学の聖典とされる、代表的な書(大古典)に、『黄帝内経(こうていだいけい)』という書物がある。この『黄帝内経』は『素問(そもん)81篇』と『霊枢(れいすう)81篇』から成る本で、あわせて162篇もある、世界最古の医学書だ。その『霊枢』の中の80番目に、『大惑論(たいわくろん)』という篇がある。『黄帝内経』の中には多くの興味深い篇があるが、この篇もなかなか興味深い。この篇は”黄帝(こうてい)”という王様と、”岐伯(きはく)”という名医の対話なのだが、その中で黄帝が、「とある場所に行ったら急激に不安になってめまいがしたんだけど、どうして??」と岐伯に聞く。すると岐伯は、「こうでこうでこうだからです。」と、冷静に、考えられるそのメカニズムを述べた。しかしそれでも黄帝は納得いかず、「ホントにそうかなあ??その場所に、僕を不安にさせる特別な何かがあるんじゃないの??」と聞いた。すると岐伯はさらに ....

意味のある未進化

2011.01.19

毎日毎日、自分なりに、患者さんの病治しを通じて、東洋医学、鍼灸と真剣に向き合っております。この医学の根本原理は、2500年前に中国で著されたとされる、『黄帝内経(こうていだいけい)』という本に書いてあります。これ以降、中国、朝鮮半島、日本で、今日に至るまで、様々な学説が登場しながら、東洋医学の内容は縦横に膨らみ続け、今や数千年の実績に裏打ちされた、膨大で深遠な学問体系となっております。各時代の有力な学者や医者が、それぞれの学説や臨床例を書物に残してくれております。それを現代の我々は「古典」と呼び、臨床に迷った時などはそれを紐解いて、大いに参考にすることがある訳ですが、いかんせん2500年分の古典が、膨大な情報量として存在するため、生きている間にこれら全てに目を通すことは不可能です。となると、「古典中の古典」と言われるような、超有名な古典ぐらいしか、残念ながら普通は通覧することは出来ません。 ....

「ホメオスターシス」という考え方

2011.01.13

「ホメオスターシス」一般には、何やら聞き慣れないこの言葉・・・。僕らが学校に通っている時に、よく聞いた言葉です。医療系の学校に通ったことのある方ならご存知でしょう。・・・この言葉は、20世紀初めにアメリカのキャノンという人が唱えた言葉で、homeo(同一の)とstasis(状態)と言うギリシャ語をドッキングさせて作った言葉なんだそうです。コレを簡単に言うと、「生き物が一定の状態を常に維持しようとする働き」と言えます。・・・我々の体には、もともとこの「ホメオスターシス」が備わっております。外界の温度が上がれば汗を出して体温を下げようとし、寒かったら汗を止め、震えたり、代謝を亢進させたりして、体温を上げようとします。ウイルスや細菌が体に入ったならば、それを除去する仕組みが働きますし、体に傷が付いたなら、血を固めて止め、傷をふさぎ、やがては周りとのギャップが少なくなるように傷口を仕上げてくれます ....

「如環之無端」という言葉

2011.01.06

今日はいきなり、「如環之無端」という言葉について考えてみます。(笑・・・今朝なんとなく、この言葉が頭をよぎったからです。このブログは、そういうノリです。)コレは実は東洋医学、東洋哲学においては、非常に有名で大事な言葉なんです。日本語でどのように読むかというと、「環(たまき)の端(はし)なきがごとし」と読みます。(ところで読者の皆さんは冒頭の漢文に返り点、正確に打てますか??)・・・ともかく、コレの意味は、大自然の循環や、人体における「気」の循環を指して、「まるで繋がった環(わ)っかのように、端っこ(終わり)がないようなものだよ。」という意味で、非常によく出てきます。・・・ともかく、この言葉は、東洋医学の聖典とされる『黄帝内経(こうていだいけい)』の中にも、『難経(なんぎょう)』の中にも出てきます。専門家の先生方、素問:六節蔵象論、霊枢:営衛生会篇、難経:30難です。探せばまだ他にもあると思 ....

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