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2013.07.02
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これまでのお話・・・
脳卒中と鍼灸 その1
脳卒中と鍼灸 その2
脳卒中と鍼灸 その3
脳卒中と鍼灸 その4
脳卒中と鍼灸 その5
脳卒中と鍼灸 その6
では、続きいきます!
◆半身不随の続き
東洋医学においては、
「右がやられると左に症状が出る」
という臨床事実は、2500年前の『黄帝内経霊枢』の中の経筋篇(13)の中で、
”維筋相交(いきんそうこう)”
という言葉を使って、既に認識されています。
「維筋相交」というのは、「経筋」というものには左右交差しているものがあり、左を病んだ影響が右に出るのはそのためだ、という考え方です。
ちなみに経筋については 「肝」って何ですか?(その5) 参照。
『黄帝内経霊枢』経筋篇(13)の中では、交差するのは胆の腑に関する経筋や、奇経八脈の中の「蹻脈」などに限定されていますが、
実際はもっともっと色々な経絡経筋が、いわゆる”交差現象”を示し、上下左右前後を複雑に連携、連絡していると考えられます。
ちなみに「奇経八脈」についてはこちら。
・・・まあこのように、半身不随についても、東洋医学ではこうやって、脳神経ではなく、あくまでも臓腑経絡理論で説明します。
で、問題なのは、その経絡経筋に起こった気血の不通が、起こった段階で早期に改善できずに、慢性化してしまうと、なかなか「再び通じさせる」ことが困難である、
ということであり、ここは西洋医学と共通しています。
これはなぜかと考えてみると、人間というのは生きてる限り、バランスを取ろうとする力が働いていますので、片側の経絡経筋に重大な気血の不通が起こったら、
”不通が起こっているなりに”全身のバランスを取ろうとします。
最低でも生命は守ろうとします。
ですので、様々な悪条件が重なり、脳卒中(東洋医学では”中風”)が起こってしまっても、人間はすぐさまそれを回復させ、全力で持ちなおそうとします。
半身不随というのは、それを体が一生懸命やった結果、最終的に、左右のどちらかの半身が麻痺した状態でも、生命だけは保つところまでは持ち直せたけど、
そこで落ち着いてしまった、という姿なのです。
だから中風が起こっても、すぐさま「治る力」がしっかりと働き、麻痺が残らない人もいます。
あるいは、半身麻痺どころか、完全寝たきり状態や、言葉も喋れなかったり、知能まで障害されてしまう場合もあります。
もちろん、亡くなってしまう人もいます。
その結果というのは、その患者さんが中風を起こした時に持っていた、「治る力」がどこまで働くか、に依存します。
ですので、この病は、急性期にここ(治る力)を最大限高めるような処置をして、後遺症を最小限にとどめることが大事なのです。
詳細は専門的になり過ぎるので述べませんが、東洋医学でも、さまざまな処置法があります。
実際に後遺症として症状が固定的になってしまったら、そう簡単に元通りになるものではありませんが、あきらめる必要はなく、リハビリテーションの手助けとしても、鍼灸は大変有効です。
清明院の往診事業部の患者さんには、そういう患者さんも多くおられます。
・・・いずれにせよ、東洋医学でも西洋医学でも、脳卒中(中風)が起こった時には、
1.まずは早期の正しい処置が極めて重要
で、
2.仮に後遺症が残ってしまっても、まだまだやりようはある
ということではないか、と思います。
脳卒中に関しては言い出せばまだまだあるんですが、一先ず終わり。
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2013.06.02
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以前に、このテーマで書いたような気もするけど、こないだ久々に患者さんから聞かれたので、また書いときます。(笑)
最近、学校で講義するために勉強し直しているせいか、首や肩周辺の整形外科的な症状を訴えてみえる患者さんが多いです。
・・・こういうの、実はよくあります。
自分が「今まさに」勉強している疾患の患者さんが増える、という、謎の現象ね。(笑)
・・・まあともかく、先日、とある四十肩の患者さんから、
「何で先生は、肩に直接鍼をしないんですか??」
と聞かれました。
内心で、”あー、なつかしい質問だなー”と思いながら、
「痛みのあるところというのは、ないところに比べて、血行が悪くなっているところなんです。そこをあまり刺激してしまうと、
余計に痛みがきつくなる場合があります。また、東洋医学は、痛みが出ているその部分だけを問題にするのではなく、
全身の血流や機能のバランスを整えるのが目的です。そのため、痛みが出ている局所に鍼をすることは、
ほとんどありませんし、必要もありません。局所を触らずに治せるなら、その方が全然きれいだし、体にとって、
非常にやさしいんです。」
と、お答えしました。
まあ要は、症状が出ている局所を触らないのは、
◆東洋医学というモノが、常に「内臓も含めた全身のアンバランス」を意識するものであり、症状の根本原因の除去を考えるモノであるからして、
局所の異常に対するアプローチは二の次になり易い。
ということと、
◆症状が出ている局所に不要な刺激を与えることで、症状が悪化するリスクの回避
と、
◆治療者自身の美学
による、ということです。
僕はもし上記が、患者さんの要望と「違った」場合、つまり、患者さん自身が局所に鍼を打ってほしかった場合に、
どうするのか、という、「患者さんの満足感」の問題については、僕個人としては「今は」やらないことにしています。
これは、エラソーに言う訳ではないけど、真面目に言って、「局所をやらないでも治せる」という自信があるからです。
それ(僕の考え方)がどうしても納得できないならば、他に行ってもらうしかない、という覚悟のもと、やっています。
・・・でも、スタッフには、もし往診の患者さんから「局所をやってほしい」という要望があった場合は、過剰刺激にならないように、
丁寧に、十二分に注意しながらやるように、と教えています。
僕も清明院を開業する前までは、マッサージも、局所の鍼治療も、さんざんやっていました。
局所の超強揉み希望のマッサージの患者さんや、一本一本の鍼が電撃様に響かないと「楽にならない」といって納得しない患者さんなども、
キチッと対応してきました。
かつての職場では、そういう患者さんから、ずいぶん指名も頂きました。
「出来ない」ということと、「出来るけどやらない」ということは、大きく意味が違うのです。
色々弁えた上で、自信と美学を持つべきだ、と思います。
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2013.04.12
2013.04.07
2013.04.01
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4月になりました。
年度初め、初日であります。
今年度も、スタッフ一同、気合い入れていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。<m(__)m>
さて、清明院では、本物の東洋医学、真の鍼灸臨床は、いかにあるべきか、ということを、絶え間ない実践を通じて追求する傍ら、鍼灸医学の教育活動にも力を入れております。
院長である私は、2008年度から、鍼灸学術の研究団体である一般社団法人、北辰会にて、講師を務めさせていただいております。
今年度も、関東支部、本部にて、何本か大仕事が入っております。
そして、2011年度からは、新宿にあります、東洋鍼灸専門学校にて、特別講師として、昼夜合わせて10コマほど、講義させていただいておりましたが、
2013年度からは、これを増やし、「毎週」昼夜1コマずつ、通年で「東洋医学臨床論」という講義を担当することになりました。
さらに、2010年度からは、大田区にあります、東京衛生学園専門学校の治療体験実習の実習受け入れ施設として、清明院を登録させていただいておりましたが、
今年度もそれを継続しつつ、2013年度からは、この学校の臨床教育専攻科(教員養成科)にて、特別講義を行うことになりました。
治療体験実習については はるばる・・・(その9) 参照
方々から色々な話をいただいて、ありがたいことです。
もともと臨床が好きでやっているだけなので、ただ臨床だけをやっていたい、という思いもあるけれど、色々な話をいただくことはありがたく、
これも運命、宿命と思って、逃げずに闘います。
僕が何か喋って、それが誰かの何かに響き、その誰かが診る患者さんが救われるならば、やる価値アリ、と考えています。
さらにさらに、2013年度からは、清明院副院長である森岡も、東洋鍼灸専門学校にて、通年で非常勤講師を務めることになりました。
さらにさらにさらに、往診事業部スタッフである下里も、2013年度から(一社)北辰会にて講師候補として、講義デビューするようです。
往診事業部スタッフである松田も、2009年度より、神奈川にある鍼灸専門学校にて講師を務めております。
これらは、スタッフブログの方で、彼らの口から、何らかの告知があるかもしれません。
そんな訳で、私が講義に出る毎週水曜日は、診療時間が短くなり、患者さんにはご迷惑おかけしますが、これも東洋医学のため、何卒ご理解、ご協力ください。
・・・さて、やりますか。
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2013.02.22
2013.01.14
2012.12.31
2012.10.05
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今日は気温がだいぶ上がったようで、アツいとか、急な気温変化についていけないとかおっしゃる患者さんが多かったですね。
2012.07.19
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一昨日あたりから、夜になると、診療中に院長室のブレーカーが落ちるという事態が多発・・・。
2012.07.08
2016.05.09
2016.04.12
2016.04.28
2015.06.04
2012.12.23
2014.02.17
2014.04.26
2024.05.01
2024年 5月の診療日時2024.04.13
(一社)北辰会、組織再編。2024.04.02
2024年3月の活動記録2024.04.01
2024年 4月の診療日時2024.03.14
2024年2月の活動記録2024.03.01
2024年 3月の診療日時2024.02.15
2.17(土)ドクターズプライムアカデミアで喋ります!2024.02.04
3.10(日)(公社)群馬県鍼灸師会で講演します!2024.02.03
3.3(日)「浅川ゼミ会」にて講演します!2024.02.02
2024年1月の活動記録2024.02.01
2.25(日)順天堂東医研、第5回特別公開シンポジウム「日本とインドの伝統医学」に登壇します!!2024.02.01
2024年 2月の診療日時2024.01.11
2023年、9月~年末の活動一覧2024.01.05
診療再開!!2024.01.01
2024年 1月の診療日時2023.12.30
2023年、鍼療納め!!2023.12.21
(一社)北辰会、冬季研修会のお知らせ2023.12.01
2023年 12月の診療日時2023.11.26
患者さんの声(60代女性 背部、頚部の痒み、首肩凝り、高血圧、夜間尿)2023.11.25
患者さんの声(70代女性 耳鳴、頭鳴、頭重感、腰下肢痛、倦怠感)2023.11.22
12.3(日)市民公開講座、申し込み締め切り迫る!!2023.11.21
今週からの講演スケジュール2023.11.16
日本東方医学会学術大会、申し込み締め切り迫る!!2023.11.01
2023年 11月の診療日時2023.10.10
清明院14周年!!2023.10.04
12.3(日)市民公開講座やります!!2023.10.01
2023年 10月の診療日時2023.09.23
第41回、日本東方医学会学術大会のお知らせ2023.09.22
第55回、順天堂東医研に参加してきました!2023.09.21
第27回、日本病院総合診療医学会で発表してきました!!2023.09.20
Dr’s Prime Academiaで喋ってきました!2023.09.01
2023年 9月の診療日時2023.08.18
第54回、順天堂東医研で喋ってきました!2023.08.17
順天堂東医研の学生さんと、「森のくすり塾」へ。2023.08.16
診療再開!!2023.08.01
2023年 8月の診療日時2023.07.24
第53回、順天堂東医研に参加してきました!2023.07.23
(一社)北辰会関東支部に参加してきました!2023.07.22
Dr’s Prime Academiaで喋ってきました!2023.07.21
第73回 日本東洋医学会に参加してきました!2023.07.01
2023年 7月の診療日時2023.06.12
(一社)北辰会関東支部定例会に参加してきました!2023.06.11
(一社)北辰会本部会に参加してきました!!2023.06.10
Dr’s Prime Academiaで喋ってきました!2023.06.09
第52回、順天堂東医研で喋ってきました!!2023.06.08
第14回 日本プライマリ・ケア連合学会学術大会に登壇しました。2023.06.01
2023年 6月の診療日時2023.05.31
日本東方医学会、医鍼薬地域連携研究会(DAPA)について2023.05.30
生薬観察登山に行ってきました!2023.05.12
清明院のコロナ後遺症対応に関して