東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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「エビデンス」!?

2010.05.14

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皆様、今流行りの(笑)「エビデンスベイスドメディスン」という言葉、御存知でしょうか?

 


知らない方は
こちらをどうぞ(wiki)

 

また以前、スタッフがまとめてくれました。

 

スタッフブログ『清明なる日々』 カテゴリ「EBM」 参照

 


この考え方については、なるほど確かにね、と思わされる部分が多く、僕自身、積極的に取り入れるべき考え方だな、と思う面もあります。

 


・・・今日、往診中にとあるドクターとかち合いました。

 


僕も長いこと往診というものをやっているので、ドクターとかち合うことなんて大して珍しくはないのですが、今日かち合ったドクターとは少ししゃべりました。

 


普通は、往診でドクターとかち合うと、お互いに”譲り合って”

「あ、先生先にどうぞ。」

すると、

「いえいえ、そちらこそどうぞ。」

 


・・・みたいな感じで、お互い西洋と東洋で畑違いなんだから、変に口出したりしないで、見て勉強しよっと。

 


みたいな感じにになることが多いのですが、今日の患者さんはちょっとケースが違いまして、面白かったので書こうかな、と思います。

 


今日の患者さん(70代男性)はお伺いした時、発熱していました。(39.5度)

 


もともと脳梗塞でほぼ寝たきり状態の患者さんです。

 


ご家族に話を聞くと、今朝の段階では何ともなかったらしいのですが、昼にちょっと食欲がないかな、と思ったら、そのあと少し寒気を訴えたので、

 

熱を計ってみるとすでに高熱が出ていた、とのことでした。

 


そしていつも往診で来ている主治医の先生から、薬をもらって、すでに飲んだけど、下がらない、そこで今度はリハビリ訓練で往診スタッフを派遣している病院の先生が、

 

心配して診に来た、という状況でした。

 


僕としてはこの時点で、東洋医学的には様々な病が想定できます。

 


それぞれに治療法もあります。

 


さーて脈でも診てみるか、と思っていると、そのドクターが、

「高熱が出ている時に鍼をするんですか??」

と、不審な顔で聞いてきました。

 

 

僕が、

「ええ、東洋医学ではそういう時の対処法もはるか昔からあります。」

と答え、さらに患者さん自身に対して、

「お父さん、東洋医学で、熱が下がる、早く楽になる、と言われている鍼のやり方があるんだけど、やってみたいですか?」

と聞くと、

「うん。」

とのこと。(笑)

 

 

そして、いつも通り治療いたしました。

 


置鍼中、そのドクターが、何とも言えない表情で、

「まあ鍼もいいんでしょうけど、エビデンスがちょっとねー・・・。」

と、話しかけてきました。

 

 

僕は内心は、

「3千年以上も連綿と続いている方法論に対して、今さらエビデンスもへったくれもないんじゃないかなー・・・。」

と思いつつも、

「確かにねー。エビデンスが明らかになると、もっといいんでしょうけどねー・・・。」

な~んて言いながら、治療を終えました。

(実はまだまだ書きたいことはあるんだけど、誤解を招くのが嫌なんで、こんぐらいにしときます。)

 


あのねー、一つ言うと、鍼が本当に効くのかとか効かないのかとか、そういう議論、僕ら現場の臨床家から言わせれば、ちょっともう”どうでもいいよ”と感じる部分がねー、正直あります。

 


・・・だって効くんだもん。(笑)

 


効くからこそ、数千年もの間、「患者さん」の支持を得てきたし、それに人生を捧げる医者もたくさんいたワケでしょ?

 


効くと分かってるものを何で今さら「現代科学的に」あるいは「現代統計学的に」検証しないと信用できないんでしょ?

 


そうやって検証したら、鍼というものが今よりよく効くようになるんでしょうか??

 


・・・この辺は、言えば言うほど誤解を招く可能性があるんで、ま、いーや、明日も効く鍼を打ちます!!(笑)

 

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鍼灸には保険が効かない!?(完結編)

2010.03.30

これまでのお話


鍼灸には保険が効かない!?(その1)

鍼灸には保険が効かない!?(その2)
鍼灸には保険がきかない!?(その3)
鍼灸には保険が効かない!?(その4)
鍼灸には保険が効かない!?(その5)
鍼灸には保険が効かない!?(その6)
鍼灸には保険が効かない!?(その7)

 

読者さんからの一つのコメントがきっかけとなり、長々と語ってまいりましたが、そろそろ「一旦」完結しようかな、と思います。

 


・・・まあ、何度も言うように、根本哲学の違いはあれども、「東洋医学」と「西洋医学」との間には何らの優劣はない、と僕は思っています。

(双方とも臨床面での得手不得手はあるにせよ、です。)

 


それに、国民皆保険制度自体は、なかなかいい制度だなあ、とも思っています。

 


最近のアメリカや中国など、世界中がその流れになっているのもよく分かります。

 


ですから、わが清明院にも、”往診事業部”を設けて、寝たきり、歩行困難のある、通院困難な患者さんに対しては、一部保険による往診も行っている訳です。

 


基本的には以上の考えから、僕としては鍼灸「も」保険適用にするべきだ、という考え方を持っています。

 


しかしこれまで語ってきたように、現状、それにまつわる難しい問題は山積み状態です。

 


まあ何を言ってみたところで、僕は一鍼灸臨床家ですし、自分自身そうありたいので、その現状を踏まえた上で、何をするのが一番いいか、

 

僕に何が出来るのか、ということを考えて、これまで自分なりに一生懸命やってまいりました。

 


そうしてたどり着いた、今のところの僕なりの答えが「清明院」なんです。

 


もちろんこれが唯一無二の正解だ、鍼灸師全員が目指すべき道なのだ!とも思いませんが、やっぱり、なんだかんだ言って、「患者さんに認めていただく」ことが一番早いし有意義だ、

 

「僕の場合は」思った、ということです。

 

ある人は「いや、鍼灸教育の改革だ!」と言ったり、またある人は「いや、鍼灸そのものの国際化だ!」あるいは「鍼灸の現代科学的証明だ!」と言ったりしています。

 


・・・正直、どれも正しいと思うし、どれにも期待したいです。

 


各人が最大限、信念に基づいて、自分の役割を果たすべきだと思います。

 


僕にもっと余裕があったら、僕以外の人の活動にも、何か協力したいとも思います。

 


僕としては(その2)のところで述べたように、「国民皆保険制度」が日本で成立した時の、一番の立役者は国民(労働者)自身であることから、

国の制度に最も影響力を持つのは、僕らではなく、「患者さん(国民)」に他ならない、と思います。

 

だから僕らが真面目に東洋医学を極めて、それを支持して下さる患者さんを一人でも多く作ることが、僕なりに出来ることの最大限かな、

 

それにだったら人生かけてもいいかな、と思った訳です。

 


その患者さん達が周りのみんなに「鍼で治った」「鍼で楽になった」という事実を教え、徐々に徐々にそのことが国民の常識となり、やがては医療界全体、

 

国全体をも動かす日が来るんじゃないでしょうか。

 


まあ、気の遠くなるような壮大な話でね、とても僕がこの世にいる間には実現の難しそうな話ではあるけども、こんな素晴らしいことの実現のための捨て石になれるなら、

 

それも洒落てるんじゃないかな、と思います。(笑)

 


東洋医学における「気」や「陰陽」という哲学は、決して机上の空論、絵に描いた餅なんかではなく、古代中国人の素晴らしい知恵なんだということを、

 

僕は自分自身の臨床を通じて、日々実感しています。

 


現代科学以外の真実はありえない、という考え方は、生活の利便性の追求、という局面では確かに素晴らしいと思います。

 


しかし地球環境問題や、その他のそれにまつわる諸問題に目を向けた時、必ずしも絶対的な正しい考え方とは言えない、と思います。

 


ましてや「人体」という「自然現象」そのものの中に起こる「病気」というものにおいては、なおのこと、だと思います。

 


僕自身はもちろん、同じ志を持つ仲間たち、諸先輩方のひたむきな臨床が、より多くの患者さんの心を動かし、
一人でも多くの患者さんが助かり、

 

ついには歴史を動かす日が来ることを、僕は願っています。

 


・・・以上にて、今回の「鍼灸には保険が効かない!?」シリーズは一旦終了といたします。

 


このテーマについては、細かいことを言い出したらまだまだありますので、そのうちまた書こうと思います。

 


ぷららさん、いいコメントを本当にどうもありがとうございました<m(__)m>

 

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3月(社)北辰会関東支部定例会

2010.03.29

昨日、28日の日曜日は、いつも通り(社)北辰会関東支部の定例会に行ってきました!

 

(会場は代々木)

今回の内容は、午前中は基礎コースにて竹下謙先生による「臓腑経絡学総まとめ」、臨床コースでは後藤りゅう先生による「中医学総まとめ」

 

午後は基礎クラスと臨床クラス合同で、北辰会本部の副学術部長である堀内齊毉龍(さいりゅう)先生による「空間論の基礎から実技」と、

 

盛りだくさんでした。

僕も「空間論の実技」の時にひと班指導させていただきました。今回はいつになく受講生の先生方のやる気を感じて、大変イイ刺激になりました。

東風鍼灸院HP(竹下謙先生)
天晴堂鍼灸院HP(堀内齊毉龍先生)

・・・2件とも清明院HPのリンクからも入れます。

堀内先生は、いかつい名前を名乗っていらっしゃいますが(笑)、大変上品で、頭脳明晰な、男前の先生です。

また、(社)北辰会から最近出た『上下左右前後の法則』、『東洋医学の宇宙』という2冊の専門書の編集総まとめをなさった、大変「仕事の出来る」先生でもあります。

鍼灸治療 上下・左右・前後の法則―空間的気の偏在理論その基礎と臨床

    こちらから購入可能

東洋医学の宇宙―太極陰陽論で知る人体と世界

    こちらから購入可能

個人的には、治療院にも御自宅にもお邪魔させていただいたことのある、とても頼りがいのある、お世話になっている先輩です。

今回の定例会は、午後からは以前このブログにも登場した、たまたま往診で東京に来ていた、本部の島内薫先生も駆けつけて下さいまして、

 

堀内先生とお二人で絶妙のトーク、「大阪のノリ」を見せていただきました。(笑)

終わった後は、再び飲み会・・・。

 

話した内容はともかく、まあ、充実した休日でしたな。(笑)

「鍼灸」の有効性

2010.02.14

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今日は、少し真面目に「鍼灸の有効性」について考えてみたいと思います。(笑)
 
僕は、これまでの自分自身の経験から、「鍼灸は大変よく効くものだ」、という認識を持っています。

(しかも、「あらゆる病に効く」という認識です。)

 
しかし、これはあくまで「僕個人の経験上」の話であり、尊敬する色々な先輩から、これまで様々な技術、方法論を教わってきて、それを実際に実践してみての見解であり、
 
必ずしも「一般的」ではないと思います。
 
つまり、いい先輩に恵まれなかった鍼灸師の中には
 
「鍼灸を実践してみたけど全然効かなかった。出来るようになんなかった。」
 
と吐き捨てて、やめてしまった先生もいらっしゃることでしょう。
 
そのためか、日本の医学界、医療業界では、なかなか鍼灸の有効性を広く認め、一般的に認知させる、という活動が盛んになってきません。

(もちろん、一部の先生方は一生懸命活動されておりますが。)

 
僕は
 
「鍼灸はあらゆる病に有効な、れっきとした医学なんだ。」
 
という認識を、日本全国、果ては全世界の病気に苦しむ人々みんなに気づいてほしい、と願っています。
 
ではどうすれば、そうなるのか、という問題ですが、これが実はヒジョーに難しいことだ、と思います。
 
現代は、「科学万能」と言われるぐらい、みんな科学文明の恩恵にあやかって日々の生活を営んでいます。
 
 
僕も例外ではありません。
 
電池式の目覚まし時計で起き、コンセントに繋がったテレビやインターネットで情報を得て、ガソリンで動くバイクで往診に行き、院内が寒くないようにガスファンヒーターと加湿器を使い、
 
暗くないように照明器具を使い、患者さんがリラックスできるようにとCDをかけて治療しています。
 
これらは全て現代科学文明の恩恵にあやかっている姿であり、その利便性たるや、否定のしようもございません。
 
 
むしろ大感謝であります。
 
「東洋医学」というものは、これらがこの世に存在する、かなり以前から行われてきたものであり、なかなか「現代科学的な手法」で有効性を証明するのが難しい面があるようです。
 
なぜなら、漢方薬にしろ鍼灸にしろ、「東洋医学的な治療」というのは、患者さんの「個体差」というものを非常に意識して行う治療であり、
 
地域によって、季節によって、またその患者さん自身の特徴によって、「同じ病気であっても」治療法が変わるため、

「人の数だけ病気と治療法が存在する」

ということになり、

「~病には~という薬がよく効く」

 
とか、

「~病には~というツボに鍼すればOK」

とかいう話には、どこまでいってもならないんです。

 
 
そのため、治療者自身の技術力(診断能力)に効果が左右されてしまう面があることが否めません。
 
じゃあそういう良い症例を集めて、「数」でものを言ったらどうか、というと、仮に

「〇〇病の患者10万人に鍼したら9万人に有効だったから鍼は有効だ。」

と言ったとしても、最終的には結局、それって

 
「誰が」「どこに」「どういう考え方で」「どんな」
 
鍼をしたかが問題になってしまうので、そのデータを出した術者や方法論に対する評価は一定程度上がったとしても、「鍼そのもの」の有効性を証明するのはなかなか難しい、
 
となってしまいます。
 
言わば、東洋医学の医者というのは、医療人でありながら、一点モノの作品を作る「伝統工芸人」のような側面がある訳です。
 
 
ですから、高い治療実績や効果を安定的に出せる臨床家のことを指して「名人」と呼んで、特別視したりする訳です。
 
でもその先生からしてみたら、
 
「別にただ普通に東洋医学を勉強して、一生懸命治療してるだけなんだけどなあ・・。」
 
となるんだと思います。
 
近年ではようやく日本でも諸外国でも、大きな病院の中で「鍼灸」や「漢方」が実践されることが増えてきましたが、まだまだこれからの段階であり、
 
なかなか「患者さん数万人を一貫した手法で一遍に治療してデータを出す」ということは、やりにくい状況にあります。
 
よって、
 
「そんなに効くと言うなら、データを見せなさい!」
 
と言われても、

「それは今やっているところです…。」

 
となってしまいます。
 
 
残念ですが。
 
・・・しかし!東洋医学は中国で2500年以上、日本でも約1500年、患者さんから支持され続けた、歴史ある伝統医学であることは間違いありません。
 
しかもその有効性は、僕の短い経験からも明らかです。
 
 
こうした現状から、結論として、我々現代の鍼灸臨床家は、日々コツコツと、一生懸命、患者さん一人ひとりの治療にあたるしかないようです。
 
もちろん、「僕ならすべて治せる」なんてことは、全く思いませんが、「東洋医学があらゆる病に有効な治療法である」ということは、僕の経験から見ても、
 
尊敬する先輩たちの仕事を見ても、明らかです。
 
患者さんには、悩んだりあきらめてないで、是非一歩を踏み出してほしいと思います。
 
「東洋医学」は、必ずあなたの力になれる筈です。
 
 
 
 
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患者さまの声(30代女性、便秘、胃痛、眼精疲労、頭痛、倦怠感など)

2010.02.12

「患者さんの声」をいただきましたのでご紹介いたします。

30代 女性 

症状:便秘、胃痛、眼精疲労、頭痛、慢性の疲労倦怠感etc..

 

 

1年ほど前に転職をして、24時間365日眠らない会社に入社してしまってから、生活のリズムというものをすっかり失い、

気付くと毎日がプチ体調不良で、今日は胃が痛い、今日は目が疲れて頭痛がする、便がたまりすぎて気持ちが悪い、などなど。。。

 
元気なんだけど元気じゃない状態が続いていました。

特に便秘はひどく、2週間、便が出ない時もありました。

万年寝不足で寝ても疲れが取れず、重い体を引きずって仕事をやっとの思いでこなす日々を1年続け、心身共に随分疲れていたと思います。


 
その時期に、私の従兄弟と祖母がすでに清明院にお世話になっていて

「とにかく一度竹下先生の鍼治療を受けてみなさい!」

と祖母と叔母にしつこく言われていて、

「そんなに言うならじゃあお試しで・・。」

と、軽い気持ちで最初に清明院に行ったのは去年の10月です。

正直、鍼は怖くて苦手なので長期で通える自信はありませんでした。

 
竹下先生の治療は他の鍼治療と違って1、2本しか鍼を刺しません。

・・・が、正直に言うと、しばらくはその1、2本の鍼も怖くて治療の前は少し気が重かったです。

 
それでも辞めずに通った理由は、1回目から効果が実感できて、2回目、3回目と確実に身体が軽くなっていくのがわかり、身体が喜んでいるのを実感したからです。

 
平均して1週間に1度くらいしか便が出ず、下剤にもあまり反応しなくなり、多少腐った物を食べても全く壊れない、

ある意味強靭で鈍感な私の腸を初回の1本の鍼が動かした、というのは感激でした。

 
鍼が終るとその日は少しだるいのですが、そのだるさのまま寝るとぐっすり眠れて、朝起きると頭の霧が晴れたみたいにすっきりしています。

 
そうしてもっと元気になりたい、と思って通っていくうちに気付いたらゴワゴワだった髪の毛がサラサラになっていて、パンパンだった肩こりもあまり感じなくなっていました。

 
先生は、

「これは治療の副産物だよ、これからお肌もきれいになるよ。」

とおっしゃって下さいました。

嬉しくてまた真面目に通っていくうちに今までの重い身体を引きずって仕事をする、という感覚はなくなっていて、疲れの感じ方が違ってきたように思います。

 
そのほかにも胃が痛い、と言えばその日の治療後には治っているし、まぶたが痙攣する、と言えば痙攣を止めてくれます。

清明院に通い始めて3ヶ月経ちますが、3ヶ月前に比べて体も心もとても軽くて元気に生活している事を幸せに思います。

 
たまに竹下先生は魔法使いなのでは!?と思います。

先生的には東洋医学の方程式に基づいて結果を出して下さっているのだと思いますが、

ツボに鍼、って???ツボがどこに見えているんだろうか?

とか、よくよく考えると謎だらけですが、誠実に、確実に治療をして下さるので

「不思議だよね~・・・。」

って言いながら家族でお世話になっています。

 
祖母も昨年から体調を崩し、週に4回往診して頂いてますが、鍼の後は元気と食欲を取り戻して起きてくるので安心します。

祖母の気分が落ち込んでいる時も先生が優しい言葉をかけてくださるそうで、祖母自身も鍼の後は安心しています。

本当に感謝です。


 
私も仕事柄生活が不規則で体調を崩しやすいので、まだまだお世話になっていく予定なのでよろしくお願いします。

そして世の中の清明院を知らない人に、是非お勧めしたいです。

〈清明院からのコメント〉

この方は、凄まじいハードワーカーで、当院に見える以前から、すでに患者さんであった御家族の方から、

「是非診てもらいたい家族がいる」

というお話を伺っていました。

 


初診の時は、ご本人も書いておられるように、「お試し」な感じがにじみ出ていましたが(笑)、1回目の治療で、1週間近く出ていなかったお通じが4日後の2診目までに続けて3回もあり、

その後も回を重ねるごとに、鍼の様々な効果を実感されたようです。

現在は便秘についてはほぼ問題なく、ハードな仕事から来る疲労感などの改善のため、御一家で治療に通っていただいております。

本来の鍼、東洋医学では、病の根本にアプローチします。

最近、「美容鍼灸」というものがブームになっているようですが、清明院では、なにも特別なことをしなくても、この患者さんのように、

病の根本にアプローチ出来れば、肌荒れやダメージヘアなどの美容に関する女性の悩みにも、十分に対応できる、と考えております。

今後も、ハードな仕事を乗り切れる、健康な体づくりのお手伝いをさせていただければ、と思います。

 

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患者さんとのお別れ

2010.01.21

昨日、僕が以前副院長を務めていた城西治療院の患者さんで、僕が長いこと治療させていただいていた患者さんが、突然亡くなられたとの訃報を受けました。

独り暮らしの御老人でしたが、往診に伺うと、風呂場で倒れていらして、そのまま帰らぬ人となったようです。

生前から、

「俺はもう生きたくない、これだけ生きたら十分だ、家族に迷惑をかけず、ある日コロッと逝きたい。」

とよく冗談交じりにおっしゃっていた患者さんでしたが、冗談が現実になってしまいました。

・・・それにしても、大変ショックです。

この仕事を始めてから長い年月が経っているので、そういう話は今まで何度かありますが、何回聞いてもやっぱり嫌なもんですね。

この仕事をしていて、一番辛いことです。

その患者さんとの会話や思い出が浮かんできて、最後まで診てあげられなかったことの悔しさとか、いろんな感情が起こってきます。

・・・でもその患者さんを、残ったメンバーに任せたのは僕だし、任せた以上は今さら何を言っても始まらないし、

そのメンバーだって一生懸命に治療に取り組んでいたはずなので、何とも言えない残念な思いがします。

もうちょっとフォロー出来たんじゃないだろうか、とか、たまには僕が行ってあげるべきだったんじゃないか、とか、複雑な思いがしました。

最後にその患者さんが倒れているのを発見した先生から電話で連絡を受けた時、その先生の声は震えていました。

自分の無力さを痛感しているようでした。

僕も過去に同じような体験をしたことがありますので、彼の気持ちは痛いほどよく分かります。

「気を落とすことはない、一生懸命やった結果だろ?今までの治療に何か落ち度がなかったか十分に検討して、

万が一あったならばそれを次にどれだけ活かせるかが、あの患者さんと、これから診る患者さんと、自分のためだよ。」

と伝えました。

・・・線香、あげてこようと思います。

合掌

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患者さんの声(40代女性:偏頭痛、四十肩、首肩こり、腰痛など)

2009.12.02

今日は、新たに届いた「患者さんの声」をアップしたいと思います。

新しい「患者さんの声」については届き次第随時更新していきますので、HPの方と合わせて、是非ご覧になって下さい。

(↓↓清明院HP内「患者さんの声」)

http://seimei-in.com/voice/index.html


◆40代 女性 

症状: 偏頭痛、四十肩、首肩こり、腰痛

 

 

肺気腫で寝たきりだった母が、左膝に拘縮を起こした時に週3日往診に来ていただいたのがきっかけで、竹下先生には家族ぐるみでお世話になっています。

 

母はほんの少しの刺激で、呼吸苦の発作を引き起こす時もあり、出来るだけ負担のかからないように全身状態に気を配って治療して下さる姿勢に、

 

母も私も安心と信頼を覚えました。

 

 
母はもともと薬剤師で、漢方薬を中心に扱っていたことから、東洋医学には少なからず馴染みがありましたし、鍼灸治療には効果があることも知ってはいました。

 

・・・とは言え、健康診断の血液検査さえも逃げ出したくなるほど、針嫌いな私です。

 
 
介護者定番病の一つと言われる腱鞘炎を患った際、整形外科で処方された湿布を貼って凌いでいたところ、セーターで隠した包帯をすかさず見つけた先生は苦笑しながら、

「早く言って下さい。」

と気軽に診て下さり、この期に及んでなおも腰が引けていた私も、観念して治療を受けました。

ところが、痛みは全く感じず、蚊に刺されたような刺激があるだけで、まさに拍子抜けです。

 


決して西洋医学を否定せず、専門医やかかりつけ医の意見を尊重しながら、鍼灸治療を行う姿勢もまた、先生への信頼を深めてくれました。

3回の母の治療後に必ず診ていただき、整形外科では長引くと言われていた痛みが1週間ほどで和らぎ始め、気づけば楽になっていたのを今も忘れられません。

 

 
以降、ぎっくり腰の再発、四十肩、ストレスによる不眠や倦怠感、肩こり、頭痛、アレルギー性鼻炎など

あらゆる症状に早め早めに対応していただき、お灸もそれまで抱いていたイメージとは全く異なるものであると、身をもって体験しました。

 
 
介護する側もされる側も青息吐息になりがちの在宅介護生活を、無事に乗り切れたのは鍼灸治療があったからこそと、心から感謝しています。

 


特にこれといった症状のない現在、けれど五十路を間近に控えた身体は若いころとは違った症状を訴え始め、そんな身体のメンテナンスとして
2週に1度のペースで治療を受けています。

問診後のお腹の触診で、

「○○な事がありませんか?」

と、ずばり言い当てられ、体は隠し事が出来ませんね、と苦笑することも度々ですが、これからも鍼灸治療は続けるということは、隠さずに申し上げます。

 

 

<清明院からのコメント>

 

 


この方のお母様は、重度の肺気腫を患っておられ、安らかに亡くなられる、ほんの数日前まで往診にて治療させていただいておりました。

その頃から、主介護者であった娘さんを治療させていただくようになり、現在に至ります。


 
寝たきりの人ひとりを、在宅で介護する、ということは、並大抵のことではありません。

主介護者(この場合娘さん)やその周りにいるご家族にかかる精神的、肉体的負担は想像を絶するものがあります。


 
特にこの患者さんのお母様の場合は、一度呼吸苦の発作が起こってしまうと、見る見るうちにパニック状態になってしまい、

御家族は夜中も目を離すことが出来ず、相当大変だったろうと思います。

 
こうした場合に、当院では被介護者はもちろん、介護者であるご家族にも鍼灸治療を受けることをお勧めしています。

 
この方の場合は「心肝気鬱(しんかんきうつ)」と証を立て、鍼灸治療を続け、肉体的な負担が減ると、精神的にも前向きになり、

つい暗く弱気で落ち込み気味になってしまいがちな介護生活を、なんとか乗り切ることが出来ました。

本当に最後まで、在宅介護でよく頑張ったと思います。

 
 
また、本患者さんのように、お母様が亡くなられた後も、当院を信頼して治療の相談をしてきて下さることは、我々にとっても大変嬉しいことであります。

 
娘さんから頂いたこの文章を読んでいてふと思い出しましたが、お母様が亡くなられた後、娘さんご夫婦が、主治医の先生、ヘルパーさんと私を、

 

 

「お別れ会」といってお食事会にご招待いただき、決してしんみりせずに、楽しいひと時を過ごさせていただいたことがありました。

 


 
当時まだまだ経験が浅く、知識も少なく、呼吸苦発作が起こらないようにと祈るように、慎重に、緊張しながら治療する私を、もともと薬剤師であり、

 

医療人としては大先輩であるのに、

「先生、先生」

と呼んで下さり、丁寧な態度で、最大限立ててくれたお母様の、優しいお人柄がよく表れているように感じた食事会だったことを、懐かしく思い出します。 

 

 
今後も、このご一家の健康な日々を見守っていきたいと考えております。

 

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