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2010.10.19
こんばんは、森岡です(^_^)
前回までのお話
大人も気持ちいい小児鍼(その1) 参照
今回は小児鍼の歴史です。
小児に対する治療が、最初に記載されているのは、中国の明という時代の書物だそうです。
ここでは、主に、「できもの(腫れもの)」に対する治療法が書かれています。
治療法は「瀉血」といって、皮膚を切って「滞った悪い血」を排出する、という方法でした。
そして、江戸時代中期に、この日本でも、特殊な用具を用いて(扇型や先の丸くなった、刺さない鍼など)、皮膚に軽度な接触刺激を与える「小児鍼」が、大阪において考案されました。
ですから、関西では関東に比べ「小児鍼」の認知度は高いですよね。
よく患者さんでも、関西方面の方は、小さい時に鍼や灸をしていた、という方がいらっしゃいます。
そして大正~昭和中期頃にかけ、「小児鍼」は最盛期を迎えます。
この頃には1日100人以上の小児患者を治療している鍼灸院がザラにあったそうです!!
「月に二度、「小児鍼」をしておけば安心」とまで言われたほどでした。
この時代は、医者にかかれば高額な医療費がかかったため、鍼灸なら安価で、安心して、さらに効果も高かったので、大幅に普及していったと考えられます。
しかし、昭和36年に「国民皆保険制度」の発足を機に、医者の治療も比較的安価に受療することができ、経済状況も好転、設備の整った病院で診てもらう方が、安心できると考えられるようになり、「小児鍼」は衰退していきました。
うーん、やはり日本人は、目新しいものにすぐ興味を持つ、少しミーハーな部分があるんですかね。
これだけ流行って、かつ効果も出していたのにねぇ・・・。
ここ数年、日本の出生率は上昇しているのに、小児科は少なくなる一方です。
また、数値化できずに、検査では異常なしとされながらも、不調を訴える子供も増えてきているように思います。
(まぁ、疳のムシなんかまさにそうですよね。)
子供も、心身共に病む時代なんですね。
(僕が子供の時は、そんな子全然いなかったのにな。)
こんな時こそ「小児鍼復活!!」に期待します!!
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