東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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森岡

漢字から考察する陰陽(その1)

2010.11.06

こんばんは、森岡です(^_^) 今週は、長々と漢字について書いて参りました。 漢字を楽しむ(その1) 漢字を楽しむ(その2) 漢字を楽しむ(その3) 漢字を楽しむ(その4) 漢字を楽しむ(その5) 今回は、「陰陽」の「字解き」をしてみたいと思います。 病気とはどこから生まれるのか? を、考えると、東洋医学的には 「陰陽の不調和」 です。 陰陽については院長ブログ 「陰陽(いんよう)」って何ですか? 参照 この陰陽が、何らかの原因でバランスを崩したものが「病気」となり、様々な症状を引き起こします。 素問『四気調神大論』にも、 「陰陽(の法則)に従えば生き、逆らえば死ぬ。陰陽(の法則)に従えば治まり、逆らえば乱る」 と書いてあります。 ですから、「陰陽」は非常に重要な概念です。 では、この陰陽とは何かを、中医学的におおまかに言うと、 ①自然界における、全 ....

漢字を楽しむ(その5)

2010.11.05

こんばんは、森岡です(^_^) 前回までのお話・・・ 漢字を楽しむ(その1) 漢字を楽しむ(その2) 漢字を楽しむ(その3) 漢字を楽しむ(その4) 前回は「当用漢字」について話しました。 今回は、その続きです。 「当用漢字」の使用により、制限のかけられた漢字は、その後どうなったのでしょう? 「当用漢字」は、昭和46年(1966年)に、民間や文学者・日本語学者たちからの反対もあり、規制が緩和されます。 そして、昭和56年(1981年)に廃止となります。 ここで「当用漢字」にかわって、現在、僕らが小学校から習ってきた 「常用漢字」 が登場します。 「当用漢字」では、定められた漢字しか使ってはならず、それ以外は、言葉を改めるか、かな使いによる表記でなければならない、という「制限」に対し、 「常用漢字」は、基準は一応決めるけど、これ以外の漢字も必要なら使っていいです ....

漫画は哲学書

2010.11.04

こんばんは、森岡です(^_^)僕は、漫画が大好きです。かなりの量の漫画が、家にあります。漫画は、色々なことを教えてくれます。この前読んだ、「モテキ」という漫画に、いい言葉が書いてありました。この漫画は、自分に自信の無い主人公(男)にモテ期(女性にモテる時期)が来たが、なかなかチャンスを生かせず、悶々とした日々を送るという物語です。その漫画に、こんなことが書いてありました。「トラウマ消したきゃ、トラウマさんざんいじってこいよ。」結局、前に進むためには、自分と正面から向き合い、自分を取り巻く出来事に逃げずに、いじり倒して、自分なりの答えを出す。変わりたいなら。愛すべき読者の皆様、1日1回、こちらのバナーをそれぞれ1クリックお願いします!! 清明院に皆様のお力を! ↓↓清き1票を!   ↓↓清き1票を! 清明院オフィシャルホームページ(PC)清明院オフィシャルホームページ(携帯)清明院院長のブロ ....

漢字を楽しむ(その4)

2010.11.03

こんばんは、森岡です(^_^) 前回までのお話・・・ 漢字を楽しむ(その1) 漢字を楽しむ(その2) 漢字を楽しむ(その3)  参照 今回は、日本における漢字についてです。 唐の時代にもたらされた漢字は、現在の日本にとって、無くてはならない言語表記手段となっています。 海外旅行などに行き、英語だらけの空間から帰国して、空港で漢字を見ると、なんだかほっとした感じになるのは僕だけでしょうか? 日本文化に溶け込んだ漢字ですが、一時、絶滅の危機に陥っていたことはご存知でしょうか? それは、戦後行われた「国語(国字)改革」において行われます。 これは、GHQの占領政策の1つで、漢字の「簡素化・簡明化」を目的とした、漢字使用制限のための政策です。 この政策により、昭和21年(1946年)から昭和56年(1981年)まで、 「当用漢字」が制定されます。 「当用」とは、漢字の「全 ....

漢字を楽しむ(その3)

2010.11.02

こんばんは、森岡です(^_^) 前回までのお話・・・ 漢字を楽しむ(その1) 漢字を楽しむ(その2)  参照 今回は「漢字」という呼称の起源についてです。 この、古代中国で発祥した文字たちは、いつから「漢字」と呼ばれ、呼ぶようになったのでしょう? それには少し、中国の歴史を紐解く必要があります。 古代中国では、いくつもの国に分かれ、独自の文化をそれぞれで発展させながら、周辺国と常に争い事が絶えないのが普通の状態でした。 それを、最初に統一したのが秦の始皇帝ですよね。 しかし、秦王朝はすぐに滅び、それを引き継ぐ形で「漢王朝」が誕生しました。 漢王朝は前漢・後漢時代をあわせて約408年間に渡り栄えました。 その文化は、大きな発展を遂げ、のちの中国文明や周辺地域に大きな影響を与えました。 ですから、中国の人々は、漢王朝を誇りに思い、自分たちのことを「漢民族」と呼んだりもし ....

漢字を楽しむ(その2)

2010.11.01

こんばんは、森岡です(^_^) 前回までのお話・・・ 漢字を楽しむ(その1) 参照 今回は「漢字」の起源です。 「漢字」の起源は古く、約3千年以上も前に遡ります。 最初に生まれたのは、中国の殷(いん)という時代だそうです。 (ただし、これは「現存する文字で」ということであって、これより以前から存在した、という説(伝説)もいくつかあります。) 殷の22代帝(王)の、武丁(ぶてい)という人のお墓の近くに、亀甲と獣骨が埋められていました。 亀甲とは、亀の腹の甲羅のことで、獣骨とは、獣の骨で、主に牛や鹿の肩甲骨の事です。 そこに、卜(うらな)いに関する文字が刻まれていたのが、現在最古の文字とされているものです。 やはり、当時の人も、漢字というものに神秘性を感じていたのでしょうか。 (まぁ、文字というよりも絵に近いですが・・・笑) これが、皆さんもご存じの「甲骨文字(亀甲獣骨 ....

漢字を楽しむ(その1)

2010.10.31

こんばんは、森岡です(^_^) 今日から一週間よろしくお願いします!! 先日、授業で「漢字」についての講義がありました。 この「漢字」は、私たち日本の文化にも大きく溶け込んでいます。 皆さんも、小さい時から学んできましたよね。 手が黒くなるまで、ドリルやらノートやらに呪文のように書きまくった覚えがあります(笑) また、最近では、「漢字検定」が大流行し、高校や大学受験においてもっていると有利になったり、趣味で受験される方が、僕の周りにも何人もいました。 (僕の時代は英検しかなかったなぁ・・・) そして、私たち鍼灸師は、東洋医学の勉強をする際、この「漢字」からは逃れられません(笑) しかし、この「漢字」には、一字一字に様々な意味が込められおり、その解釈の仕方で、ドラマティックな意味が込められていたり、文章全体の意味を変えてしまったりと、とっても面白いのです。 では、この漢字 ....

大人も気持ちいい小児鍼(その5)

2010.10.23

こんばんは、森岡です(^_^) 前回までのお話・・・ 大人も気持ちいい小児鍼(その1) 大人も気持ちいい小児鍼(その2) 大人も気持ちいい小児鍼(その3) 大人も気持ちいい小児鍼(その4)  参照 5回に渡り書いてきました「小児鍼」もここで一旦、区切ろうと思います。 最終回の今日は、お子様の周りの方々ができる、「かんむし」予防法です。 僕らが、お子様と接することができるのは、治療を行う、数十分~数時間です。 その他の時間の、ほぼ全てを、お子様は周りの方々と過ごすわけです。 ですから、この予防法を行うことで、治療効果はグッと上がると思います。 ①早期発見・早期治療 当たり前のことですが、重要です。 特に「早期発見」するには、お子様に関心を持ち、こまめな観察が必要となります。 これがやはり、一番難しいのではないでしょうか。 今泣いているのは、何を意味しているんだろう? ....

テスト

2010.10.22

こんばんは、森岡です(^_^)昨日は、学校でテストがありました。「病態生理」という科目のテストです。これは、現代医学的に、「人間の体が正常に働くためのメカニズム(生理)」と、その「生理的状態が、どの様に崩れた結果、どの様な症状とともに病的状態となるのか(病態)」を、あわせて事細かに勉強していく科目です。内容・レベル的にも高く、ほぼお医者さん級です(笑)皆さんが、生涯一度は体験することがあろう「頭痛」一つをとっても、「頭」に「痛み」を引き起こす原因は、大まかに分けても、5つも6つもあり、さらに、その細かなメカニズムの違いで分類すると、僕が習ったものでも30個以上にものぼります(笑)さらに「痛み」のメカニズムも知らないといけませんから・・・まぁ、膨大な量のお勉強となるわけです。。。しかし、この勉強は重要です。ぼくらは、治療で「東洋医学」を使うわけですから、「東洋医学」のみを勉強し、知っていれば ....

大人も気持ちいい小児鍼(その4)

2010.10.21

こんばんは、森岡です(^_^) 前回までのお話・・・ 大人も気持ちいい小児鍼(その1) 大人も気持ちいい小児鍼(その2) 大人も気持ちいい小児鍼(その3)  参照 今回は「かんむし」がキツイ子の身体的特徴です。 ・顔色が悪く青白い ・眉間やこめかみや鼻根部に青っぽい筋がある(静脈の怒張) ・白目が青色っぽい(うっすらと) ・眉間にシワが入っている(特に縦ジワ) ・眼じりやまぶたのただれ ・鼻の穴周辺や鼻の下が赤い ・口の周辺が黄色味かかったり、黒味を帯びたり、艶がない(うっすらと) ・へそ周辺のただれ ・腹が膨れて青白い(うっすらと) ・髪の毛が逆立っている ・表情が険しい(特に目) どうですか? 皆さんのお子様に当てはまるものが、あった方もいらっしゃるのではないですか? ポイントは「色」ですね。 特に「青色」が混ざっていれば要注意です。 但し、色に関 ....

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