東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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高校生が取材に来た☆

2018.02.22

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先日、とある高校生が清明院に取材に訪れました。

 

 

なんでも、学校の課題で、自分でテーマを決めて、自分で取材に行き、レポートを提出するという課題なんだとか。

 

 

彼が興味を持ったのは、このブログでした。

 

 

テーマは「東洋医学とあくび」

 

 

あくびについては、以前スタッフブログにスタッフが書いています。

 

あくびのふしぎ 7 参照

 

 

これを読んだ彼は、興味を持ち、自分で清明院にコンタクトを取り、やってきました。

 

 

取材内容は以下の通り。

 

・あくびの人間と動物の関係

・人間があくびをする本当の理由

 

・ 自分のあくびがほか人に伝染ることのメカニズムに関する詳しい話

 

・東洋医学的なあくびと普通のあくびの違い

 

以上です。

 

 

さて、全国の鍼灸師、漢方家の皆さん、これにエレガントに答えられますか??

 

 

因みに取材に来た子のお父様は開業医、本人も医学部志望だそうです。

 

(笑・・・甘い返答は許されませんね。)

 

 

まあたまにはこういうのも、楽しかったです。(゚∀゚)

 

 

 

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「気」の字解き 9

2014.10.12

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これまでのお話


「気」の字解き 
「気」の字解き 2 
「気」の字解き 3 
「気」の字解き 4  
「気」の字解き 5 
「気」の字解き 6 
「気」の字解き 7 
「気」の字解き 8
    参照

 

では続きいきます。

 

さて、長々と書いてきた「気」の字解きシリーズも、今回でいったん区切りにします。

 

今回はちょっと番外編的な感じです。

 

◆「炁」という文字について

 


ここまで、あーだこーだと「気」という文字について解説してきましたが、その中で、この「炁」という文字だけは、毛色が違いました。

 

・・・で、今日は、

”何なんだ、この字は!?”

というお話です。

 

この字は、「気」と同じ意味なんだけども、とりわけ「道教」の世界で用いられる字、とされております。

道教についてはカテゴリ 道教・道家思想 参照

 


これは、何故なんでしょうか。

 


・・・で、手持ちの道教関係の本や、「気」に関して研究されてる本や論文やネットをザーッとあさってみたんですが、なんと、ハッキリしたことは分かりませんでした!!(*‘∀‘)

 

誰か詳しい人、教えてください!!<m(__)m>

 

 


・・・で、このまま引き下がるのも悔しいので、とりあえずこういう場合は、「炁」「旡」「灬」に分解して意味を考え、なぜ道教においてはこっちの字を使うのか、

 

自分なりに考察してみるしかないです。

 

「旡」の意味は、人が後ろを向いて口を開いている様子が元々の字源なんだそうで、字源的には「欠」と非常に似ているのですが、顔の向きが「欠」と反対になっているんだそうです。

 


これに関して、黒田源次氏は著書『氣の研究』の中で、「満腹の後のあくびと解釈できなくもない。」と述べております。

 


欠伸(あくび)という現象は、覚醒と睡眠の境界から覚醒に向かう時に出やすく、ハッキリとしたメカニズムは分かっていないものの、肺での酸素と二酸化炭素の交換を高める、

 

顔面のストレッチ、内耳の圧力を外気と調整する、などの仮説が提案されてきました。

 

より最近の学説としては、あくびは体温の調節に使われるという説もあり、オルバニー大学の Gordon G. Gallup らによれば、あくびは脳の温度を調節する働きがあるかもしれない、というそうです。

 

東洋医学では、あくびは主に肺の臓の働きを活性化するために起こる現象、とされています。

「肺」って何ですか?(その12) 参照

 

そして「灬(れっか、れんが)」の意味ですが、これは主に「火」を示すものだそうです。

 


・・・ということは、「炁」という字が、上が飲食、あくび(呼吸の活性化)の形象、そして下が火、という意味を持つ、ということになると、

 

まさに飲食物と呼吸と、下焦からの陽火によって”気”を作り出すという、道教の生命観と一致しているのが分かります。

 

因みに余談ですが、「气(きがまえ)」の中に「火」という文字を入れて「キ」と読ませる漢字もあったようです。

 

清明院に飾ってあるこの図は、もともと中国の道教の寺院にある図で、道教の身体観に則って人体を模式的に図示した、ものなのですが、

 

下半身を示す下の方に、炎があるのが見えます。

 

 

wp-1598000981547.jpg


(↑↑下の方にいる牛さんの右の方、4つの太極図の下の方ね。)

 

 


しかし、後代になって結局、「炁」ではなく「気」という文字が用いられるようになったのは、「炁」という文字では表現しきれない、とてつもなく広範な意味を、

 

「気」という概念が含んでいったからではないかと思います。

 


まあこのように、非常に広くて深い意味を持つ「気」なんですが、東洋医学はその「気」を動かし、病を治す医学です。

 


東洋医学の医者たるもの、「気」に対する理解は、深いほどいい。

 

・・・まあ、長々と書いてきましたが、「気」の字解きシリーズ、ここまででいったん終わり。

 

 

 

また勉強が進んだら、書き足すかもしれません。

 

 

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