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「精神的ストレスで悪化、発症する病」について(その2)

2011.07.22

前回のお話・・・

「精神的ストレスで悪化、発症する病」について



続いていきます!


☆なんで「そこに」症状が出たのか。


前回のお話では、精神的ストレスで悪化、発症する病に、東洋医学の言う「肝の臓」が大きく関係している理由を述べました。


今回は、ではなぜ、「そこに」症状が起こったのか、という問題です。


強烈な精神的ストレスがあってから発症、悪化した病も、必ずみんながみんな、同じ病になる訳ではありません。


「肝の臓」に負担がかかったからと言って、それが出る”場所””症状”も一様ではありません。


頭痛になる人、メマイになる人、肩こりになる人、胃痛になる人、坐骨神経痛がひどくなる人などなど、実に様々です。


・・・さあ、これをどう考えるか。


これには、

「もともとのその患者さんの状態(体質素因)」

と、

「どうして、もともとがそうなのか」

に対する理解が重要だと思います。



まー、これを知るために、我々は長い時間をかけて、その患者さんの生活状況、生活環境、体質状況等を、詳しく問診するのです。



つまり、もともと弱点としてあった、その患者さんにとっての

「気の動きが滑らかでない部分」

が、「肝の臓」に負担がかかったことにより、

「さらに気の動きが悪くなった」

結果、今回の症状を発症した、あるいは悪化した、と考え、さらに、

「じゃあどうしてそこが元々気の動きが悪かったのか」

という風に考えていくワケです。


この、「病のメカニズムに対する理解」が正確、精緻であればある程、治療も、患者さんに対する生活指導も、シャープになっていきます。


・・・実はこれが、東洋医学的な診断の重要な部分であり、術者のウデの差が出る部分の大きな一つだと思います。


「肝の臓が悪いんだから、肝の臓を治療できるツボに鍼をすりゃあいいのさ!」

と言っちゃえば、なんかいかにも簡単だけど、

「肝の臓を治療できるツボって、いっぱいあるけど、どこにどういう鍼をするの?それはどうして?お灸はどうしてしないの?」

とかっていう、誰もが疑問に思う、細かい問題の解決は、

「この病気がどういうメカニズムで発生し、そこにどういう風に肝の臓が関わって、今回の症状が出るに至ったのか。」

が分かってなければ、適切さを欠きます。


そして当然それは、”治療効果”に反映されてきます。


ぼんやりと病を理解し、治療してたら、治療効果もぼんやりです。



ピンボケします。



シャープに病を理解して治療してたら、治療効果もシャープです。

(基本的には。)



しかし、実はまだ問題は残ります・・・が、言い出すとどんどん難しくなっていっちゃうので、とりあえずこれでおしまい。

 


気が向いたら続きを書こうと思います。(笑)

 




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