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2018.01.22
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これまでのお話
◆『金匱要略』驚悸吐衄下血胸滿瘀血病脉證治第十六.の記載
ここでは主に吐血、衄血、下血、瘀血などの「血」の病変について細かい説明がされているのですが、
「・・・尺脉浮.目睛暈黄.衄未止.暈黄去.目睛慧了.知衄今止.又曰.從春至夏衄者太陽.從秋至冬衄者陽明.衄家不可汗.汗出必額上陷.脉緊急.直視不能眴.不得眠.
病人面無血色.無寒熱.脉沈弦者衄.浮弱手按之絶者下血.煩欬者必吐血.・・・」
と、出てきます。
簡単に訳しますと、
「鼻血の患者で、脈が浮いてて、目がぼんやりしてる者はまだ止まらないけど、目がハッキリ見える人は止まる、また、春から夏に鼻血を出す人は太陽経が悪い、
秋から冬に出す人は陽明経が悪い。鼻血のよく出る患者は発汗させてはいけない。発汗させると、額の上が陥凹し、脈が堅くなり、眼球は直視し、
眠れなくなるなどの重篤な症状が出ることがある。
顔の血色の悪い病人で、外邪の侵入がなくて、脈が沈んで弦のものは鼻血が出やすい。脈が浮いていて弱く、按じると無力のものは下血しやすい。
もし、咳や心煩などの胸部の症状が現れたものは、吐血するかもしれない。」
となります。
まあ、鼻血の患者の簡単なパターンを教えてくれております。
(発汗させてはいけないパターンの話は『傷寒論』にも出てきますね。)
実際には、上記のような断片的な情報のみで判断するのではなく、あくまでも多面的に観察して総合判断します。
その際の、一定の参考になる記載、と考えていいと思います。
時期と経絡の問題は以前、「開・合・枢」に関して簡単に述べたことがあります。
続く
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2017.08.28
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つかの間の夏休みも終わり、今秋からは再び東洋鍼灸専門学校での講義が開始です!
(これももう、何年目だろうか。。。)
今週水曜から、まずは3年生の後期授業の一発目、行ってきます☆
何事も、最初が肝心。
ヘラヘラとした馴れ合い的な雰囲気や、予定調和を排した、何が起こるか分からない、緊張感に満ちた時間にしようと思っています。(゚∀゚)
後期はどんな学生さんがいるか。
楽しみです☆
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2017.08.26
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本日の診療終了後は関西へ飛びます。
明日、大阪の森之宮医療学園専門学校で、北辰会の夏季研修会があるからです。
これに参加するのも、もう何回目だろうか。。。
この夏季研修会というのは、学生さんも多く参加される、年に一回のイベント的研修会です。
今回は刺鍼クラスです。
先輩の刺鍼を通じて、再び自分の技術を見つめ直そうと思います。
これは、何度やっても終わりがないですが、自分がやっていることを、たとえ出来ていることであっても、批判の目にさらす、何度でも再点検する、
非常に大事なことだと思います。
何か一つでもいいので、必ず課題を持って帰ろうと思います。
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2017.08.23
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夏休み中に、たまりにたまった仕事を一つ一つ片づけていって、今日ようやっと一段落しました。(*‘∀‘)
さーてここから、再び反転攻勢に出ます。
これから年末にかけて、また新しいことやってやる!!(゚∀゚)
もちろん、9月の熊本の日本中医学会、10月の金沢の日本伝統鍼灸学会の準備も怠らずにやって、さらに12月の東京衛生学園での北辰会関東支部特別講演も成功させつつ、です。(゚∀゚)
今回の衛生学園での講義テーマは、なかなかスキャンダラスですよ。。。
毎年毎年、挑戦挑戦だ。
限界突破精神です。
みんなやろうぜ!!
ヒヒヒ。。。(゚∀゚)
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2017.08.16
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清明院、本日から診療再開しております!!
あまりにも一瞬でした。
夏休み。
寝てたか呑んでたか、墓参りしてたかの記憶くらいしかないです。
あ、叔母さんを治療したか。(苦笑)
群馬でも鍼をふるってきました。
そして今日の診療も、一瞬でした。
朝起きて、診療やりつつ、たまっていた仕事をやっていたら、一瞬にしてこの時間です。(苦笑)
恐ろしい。
・・・でもまた、このペースでやります☆(゚∀゚)
これが清明院☆
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2017.08.12
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今日から清明院は、外来、往診ともに夏休みに入ります。
きっちり休んで、休み明け、よりしっかりとした鍼をしようと思います。
・・・まあ休み中なんで、私が作業中に聞いている音シリーズでも。(笑)
はかどるよ☆
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2017.08.01
患者様各位
2017年、8月の診療日時です。
臨時休診日、休診時間等も、全てこちらに告知してあります。
御予約の際は、予めご参照下さい。
◆毎週日曜日は、外来診療、訪問診療とも、終日休診となります。
◆毎週月曜日は、外来診療のみ、終日休診となります。
(※往診事業部は稼働しておりますので、初診、再診のご予約、ご予約変更のお電話は受付可能です。)
◆8.30(水)は、院長が東洋鍼灸専門学校にて講義のため、外来診療は14時~、14時半~からの枠と、
午後17時半~、18時半~からの3枠のみの診療となります。
◆火曜から金曜まで(講義のある水曜を除く)は14時から17時まで、土曜日は14時から15時は昼休みとさせていただきます。
◆8.15は夏休みとさせて頂きます。
以上、診療時間外の活動等で、ご迷惑をおかけしますが、何卒ご理解ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。
清明院 院長 竹下有
2017.07.07
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これまでのお話
では続きいきます!!
◆白米、東洋医学的にはどうか。
今日は白米の東洋医学のお話。
かなり前にチョロッと書きましたが、東洋医学では白米(うるち米)のことは粳米(こうべい)といい、もち米のことは糯米(だべい)といいます。
もうあの記事から6年半も経っていることにひきましたが(苦笑)、今回はもう少し詳しく述べてみましょう。
粳米は性は平、五味は甘、苦であり、脾胃を養う、と言われます。
効能としては補中益氣、健脾和胃、徐煩渇、止痢、と言われます。
(要は胃腸、消化吸収機能をシャンとさせて、上下のアンバランスを調えるわけですな。)
しかし、当然ながら、粳米ばかりでは偏りますから、色々な食材を足しましょう、と、よく言われます。
家庭療法として面白いのが、鼻血が出た際に、米のとぎ汁を少し飲む(同時にゴマ油か大根の汁を点鼻する)とか、
乾煎りした米を煎じて飲み、夏バテや食欲不振や乳幼児の嘔吐に使ったり、お粥に蓮子を入れて不眠に使ったりと、
幅広い応用法があるようです。(゜o゜)
ただいずれにしても、お米のみ、という偏った摂り方は止めましょう、と言われます。
(まあ、別にそんなんしねーよ、って感じですがネ。(*‘∀‘))
次回はもち米(糯米)について考えてみましょう。
続く
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2017.05.11
↑↑落雷現場と仏さん。
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前回のお話
◆四時陰陽に従う脈とは
これはもともと、『黄帝内経素問』平人気象論(18)に出てくる脈のお話です。
「平人」というのは健康人のことで、平人の脈には四季それぞれに応じてわずかな変化が現れるのが正常、と説きます。
具体的には、
春は微かに「弦(げん):新緑の弦のようにしなやかで長い脈」
夏は微かに「鈎(こう):大きな脈。鉤脈、洪脈と意味は同じ」
長夏(※)は微かに「耎弱(ぜんじゃく):弱々しい脈」
秋は微かに「毛(もう):浮いた脈」
冬は微かに「石(せき):沈んだ脈」
という脈状が現れる、と説きます。
((※)長夏については、日本では梅雨時期、秋雨の時期のことである。 by『内経気象学 P37』緑書房 橋本浩一)
この「微かに」というのがポイントや!と、昔から藤本新風先生はいつも仰います。
この「平人気象論」の話は、後の漢の時代に書かれたとされる『難経』にも受け継がれ、その「15難」にも出て来ます。
『難経』15難では「微かに」が削除されているのですが、削除するべきでない、というのが北辰会の意見です。
こうやって、いくら大古典であっても、100ゼロで丸呑みするのではなく、おかしいところはおかしい、という意見を持つこと。
非常に重要だと思います。
続く
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2017.05.10
↑↑落雷現場。恐ろしいですね。( ゚Д゚)
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先日、学生さんから質問をいただいたので、ちょっとまとめておきます。
◆胃の気の脈診とは
北辰会方式では「胃の気の脈診」という脈診法を行います。
これは、明代の名医、張景岳の言う「弦急脈」という考え方を、北辰会の藤本蓮風先生が、鍼灸臨床家の立場から再解釈し、
我々鍼灸師の臨床に使いやすいように新たに編み出した脈診法です。
東洋医学で「胃の気」という時は、基本的に「生命力そのもの」を指します。
北辰会方式では主にこの脈診法で、患者さんの胃の気(生命力)が活発なのか、そうでないのか(衰え気味なのか)を見極めています。
病気というのは、要は胃の気(生命力)が活発、旺盛でない状態。
治療が上手くいくと、胃の気が活発、旺盛になる。
それを見極めるのが「胃の気の脈診」です。
胃の気が活発、旺盛な脈には、色々な現れ方があるのですが、その中の一つに、「四時陰陽に従う脈」というものがあります。
これは、「春夏秋冬」の四季の流れが、脈にきちんと反映されているかどうかを見極める脈診法です。
長くなったんで続く。。
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2012.07.08
2016.05.09
2016.04.12
2016.04.28
2015.06.04
2012.12.23
2014.02.17
2014.04.26
2024.05.10
2024年4月の活動記録2024.05.01
2024年 5月の診療日時2024.04.13
(一社)北辰会、組織再編。2024.04.02
2024年3月の活動記録2024.04.01
2024年 4月の診療日時2024.03.14
2024年2月の活動記録2024.03.01
2024年 3月の診療日時2024.02.15
2.17(土)ドクターズプライムアカデミアで喋ります!2024.02.04
3.10(日)(公社)群馬県鍼灸師会で講演します!2024.02.03
3.3(日)「浅川ゼミ会」にて講演します!2024.02.02
2024年1月の活動記録2024.02.01
2.25(日)順天堂東医研、第5回特別公開シンポジウム「日本とインドの伝統医学」に登壇します!!2024.02.01
2024年 2月の診療日時2024.01.11
2023年、9月~年末の活動一覧2024.01.05
診療再開!!2024.01.01
2024年 1月の診療日時2023.12.30
2023年、鍼療納め!!2023.12.21
(一社)北辰会、冬季研修会のお知らせ2023.12.01
2023年 12月の診療日時2023.11.26
患者さんの声(60代女性 背部、頚部の痒み、首肩凝り、高血圧、夜間尿)2023.11.25
患者さんの声(70代女性 耳鳴、頭鳴、頭重感、腰下肢痛、倦怠感)2023.11.22
12.3(日)市民公開講座、申し込み締め切り迫る!!2023.11.21
今週からの講演スケジュール2023.11.16
日本東方医学会学術大会、申し込み締め切り迫る!!2023.11.01
2023年 11月の診療日時2023.10.10
清明院14周年!!2023.10.04
12.3(日)市民公開講座やります!!2023.10.01
2023年 10月の診療日時2023.09.23
第41回、日本東方医学会学術大会のお知らせ2023.09.22
第55回、順天堂東医研に参加してきました!2023.09.21
第27回、日本病院総合診療医学会で発表してきました!!2023.09.20
Dr’s Prime Academiaで喋ってきました!2023.09.01
2023年 9月の診療日時2023.08.18
第54回、順天堂東医研で喋ってきました!2023.08.17
順天堂東医研の学生さんと、「森のくすり塾」へ。2023.08.16
診療再開!!2023.08.01
2023年 8月の診療日時2023.07.24
第53回、順天堂東医研に参加してきました!2023.07.23
(一社)北辰会関東支部に参加してきました!2023.07.22
Dr’s Prime Academiaで喋ってきました!2023.07.21
第73回 日本東洋医学会に参加してきました!2023.07.01
2023年 7月の診療日時2023.06.12
(一社)北辰会関東支部定例会に参加してきました!2023.06.11
(一社)北辰会本部会に参加してきました!!2023.06.10
Dr’s Prime Academiaで喋ってきました!2023.06.09
第52回、順天堂東医研で喋ってきました!!2023.06.08
第14回 日本プライマリ・ケア連合学会学術大会に登壇しました。2023.06.01
2023年 6月の診療日時2023.05.31
日本東方医学会、医鍼薬地域連携研究会(DAPA)について2023.05.30
生薬観察登山に行ってきました!