東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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表寒裏熱に下法の愚

2014.06.07

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身体の表面に寒邪が入ると、体表面から熱や湿を発散することが難しくなります。

そうすると、発散できなかった湿や熱が体内にとどまり、五臓六腑の機能を邪魔しにかかる場合があります。

良くあるのが胃の腑や小腸の腑、大腸の腑の異常です。

「胃」って何ですか?(その10)
「小腸」って何ですか?(その5)
「大腸」って何ですか?(その6) 参照


症状で言えば、便秘や下痢、食欲不振や悪心、倦怠感などなど、です。

・・・で、たまたま表寒邪が原因の便秘だったとします。

そこに、下剤をかけたり、無理やり大便を付けようとする愚。

自分で下剤を買ってきたり、内科に行って出してもらったりして、便は出ることは出たけど、スッキリもしないし、

胃腸の状態が改善しない。

原因が違っているので当然です。

でもこれ、多いのです。

ちょっと表寒邪を取ってやったら、大量に排便。

スッキリ。

僕も患者さんも。

鍼最高。(笑)

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「上熱下寒」という状態

2014.05.14

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今日も東洋鍼灸専門学校にて、「冷えとのぼせ」について講義してきました!!

頭がのぼせて、足が冷えた状態を東洋医学では「上熱下寒」と呼んで問題視したりします。

このことは、このブログでも何度か出てきています。

「上熱下寒」を含む記事 参照

白隠禅師のところに出てきてるのが興味深いですね。

頭に妙な煩悩が上ると、「上熱下寒」になるのかもしれませんな。。。(笑)

・・・いずれにせよ、上下も陰陽。

人間という小宇宙における天地です。

これを、左右や、前後を整えることによって戻す、ということもあり得ます。

この辺が面白いとこ。

カチカチ頭には難しい、東洋医学の醍醐味ですね。

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深在の熱邪をおびき出す

2013.11.18

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東洋医学的に診て、重症、難病の場合、「熱邪」というものが、患体の奥深くに沈んでしまっていることがある。

 

地中奥深くにあるマグマのようなイメージか。

生きてれば、熱が発生するのが普通。

飲食物を消化吸収するため、全身に巡る気血を産生するため、一定の熱(陽気)は必要です。

これが体内に籠らないように、発汗(不感蒸泄も含む)、排尿、排便、月経、その他の排出物などの排泄行為が、日々行われているわけです。

・・・で、これらがうまく行われずに、熱が籠ると問題発生。

すぐに改善すればいいけど、この状況が長期にわたると、徐々に内臓にキツイ病変が形成されることがあります。

キホン、熱は発散されてればOK。

発散されないと問題が起こる。

・・・で、治療する場合は、「どこに」「どの程度」籠ったかが問題になる。

籠った熱邪を、すぐにガーンと散らすことが出来れば、苦労はない。

場合によっては、籠った熱邪を根気良く、ちょっとづつちょっとづつ浮かせて、徐々に徐々に散らせていかないとしょうがないことがある。

この場合は、なかなか症状も動かないし、患者さんもこっちもやきもきするけど、そういう病理なんだから仕方ない。

慌てて、下手に手を出すと、症状悪化することもある。

きれいにおびき出して、散らしていかないといけない。

だからおびき出し方が重要なんだけど、これがなかなか難しい。。。

患者によって違い、決め手がない。

同じ患者でも、その時によって違う。

臨機応変性と、集中力が要求される。

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「真寒仮熱」というケース

2013.10.01

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臨床をやっていると、時たま出会う、「真寒仮熱(しんかんかねつ)」という病態。。。

こないだ、北辰会の先生と話している中で、話題に出てきました。


患部を診ると、いかにも熱を持って、赤くて、腫れてて、どう見ても「熱」って感じ。

東洋医学的には、そういうものには「清熱法(せいねつほう)」という、言わば”冷やす”治療をするのがセオリーです。


しかし、そうすると非常に悪化するものがある。


あるいは、治らないものがある。

患部の状態が「熱」を示している、という判断に間違いはない。


しかし、その「熱」を起こさしめた本質は他にあり、それが、場合によってはある臓腑の冷え(陽虚)だったりする。


その場合、その臓腑が特定できれば、その臓腑の陽気をフォローするように治療する。


鍼でもいいけど、例えばお灸や温灸を使って。


そうすると患部の熱、炎症がグングンひいてくる。


そういう症例が、たまにある。


アトピーなどの皮膚炎や、リウマチなどの関節炎、慢性の頭痛とか、色々な病態で、見受けられる。


言うまでもなく、大事なのは消去法ではなく、正確な弁証。

 

主訴が明らかな熱証であっても、それと矛盾する、寒証を示す情報から目を逸らさないよう、厳に、気を付けるべき。

 

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「熱」を籠らせないこと

2013.05.13

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生きてれば「熱」を生じる。

死ねば冷たくなる。

だから「熱」を生じるのは生きてる証拠。

大いに熱を発し、それを大いに発散する。

これが生命の輝きに繋がる。

・・・でも、これが籠ると、問題が起こる。

籠る場所によって症状は千差万別。

現代の様々な病、癌、リウマチ、アトピー、各種の精神病、東洋医学的にはいずれもこの「熱がこもる」というメカニズムが関与していることが多い。

熱が身を焦がし、気血水を凝滞させ、病をなす。

そこで、籠らせないための工夫が必要。

運動のやり方、食生活、睡眠状況・・・。

改善しないと、色々と問題が起こる。

治療的には、「熱の発散経路」に目を向けることも重要。


生体を、オーバーヒートさせてはいけない。

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尿と熱

2013.01.27

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清明院では、初診の際に、尿の状況について、詳しくうかがう。

尿の色、臭い、泡立ち具合、残尿感、夜間尿の有無、回数などなど、出来るだけ詳しくうかがう。

尿というのは、その時の、その人の体の状態を示すバロメーターの、最たるものの一つ。

東洋医学以外では、チベットの伝統医学なんかでも、診断に使うそうだ。

診かたや考え方は違うが、西洋医学でも、尿の状態は極めて重要視する。

体に不調が起こっている時、この尿が何らかの異常を起こしていることが多い。

東洋医学では特に、「寒熱」「邪気の種類」などをよく示す。

全身の状態が冷えに傾いたら、小便の色は透明に近づき、薄くなる。

長時間寒いところにいて、体が冷えて来ると、尿意を感じ、小便を出すと、色の薄い尿が出て、少し体が温まるのを経験したことがある人はいるだろう。

外的環境に対応するため、体内の水を排出して、少しでも体を温める方向に傾けようとするのだ。

また、尿が出ることにより、これとは逆に、体に籠った余分な熱が排泄される場合がある。

アトピーや糖尿病など、キツイ熱がこもった、ある種の病の時、小便の出がよくなると、症状が好転することがある。

小便自体は水(水分)なのに、コレが出ることによって「熱」が排出される。

「汗」もそう。

詰まっている治療が、現状打破できるチャンス。


排尿の状況の意味ついて、よくよく考えるべきだ。

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亜熱帯のような気候

2012.10.23

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今日は変な天気でしたねえ。。。

(さらに…)

水と熱

2012.08.19

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「水と熱」、一見、相反するこの二つ・・・。

コレが複雑に絡んで、色々な病気を引き起こします。

適正量を超えて、水分を摂っている人は、少なくない。

体の中に、処理しきれない、「余分な水」が生じれば、その「余分な水」があるところには、「気」「血」も停滞してきます。

水は、スラスラとスムーズに流れてないと、汚れてきます。

そうすると、体としては、ますます処理しにくくなります。

いったん水自体の絶対量を減らして、処理能力(自浄能力)に余裕を作るか、そこにキレイな水を集めて、一気に大水で押し流すしかないです。

自然界でいうと、ドブ川の、流れの端っこの方の、ゴミがたまった汚い水のようなもんです。

人体の場合、汚い、余分な水の停滞が長引けば、そこは熱をもつことがあります。

 

これを「鬱熱」と呼んだりします。

汚い水が熱をもつと、煮詰まっていって、ますますドロドロになります。

カレーのようなもんです。

(汚いけど。)

 

これを「痰」と呼んだりします。

その段階になると、この、汚いカレーの熱を冷まそうと、薄めようと、生理的で、キレイなお水がそこに集まってきます。

それで冷やし、流すことが出来ればいいけど、冷やせなかったら、もっともっと強大な汚いお水と熱の塊を成していきます。

 

そこには、「血」も停滞してきます。

 

これを「瘀血」と呼んだりします。

 

「気の停滞」「邪熱」「湿痰」「瘀血」これらが結びついて、大変頑固な、熱くて汚い、ヘドロの塊を形成したりします。

この病理産物の形成の流れを、東洋医学では、「ガン」なんかの考え方に応用します。

最近、ガンの患者さんを診る機会が多くあります。

単純で基本的な話なんだけど、水と熱、その割合、双方の勢い、位置、深さ、それをキチッと踏まえた上で鍼で上手に「気」を動かす、

 

ということが、とても重要だと思います。

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「疲労」によって籠った熱

2011.09.28

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半年ほど診ているアトピーの患者さん。

皮膚の方は、パッと見、まったくアトピーとは分からないぐらいに改善しています。

随伴症状としてあった、喘息の方も、薬を飲まなくてもいられるほどに改善。

今では、2週間に1回くらいのペースで、健康管理目的で来院されております。

そんな訳で、バリバリと仕事しておられるのはいいのですが、ここ最近、ちょっと気になる所見が・・・。

仕事で、睡眠時間や趣味の時間を削って働いて、へとへとになって来るわけですが、いつも、お腹の「とあるところ」に熱が籠っております。

ここに直接鍼をしますと、脈や舌の状態、本人の疲労感そのものなどが、非常によくなります。

人間には、主に発汗、排便、排尿という、強力な「余分な熱排出機構」が整っております。

それらの細かい仕組みは、これまでに五臓六腑シリーズに書いてきた通りです。

興味のある方は、右のカテゴリ一覧から、ぜひお読みください。(笑)

ハードな仕事で肉体的、精神的に「疲労」した結果、体内の「余分な熱」を排出する機構が徐々に徐々に機能不全に陥り、

結局は気の動きの「弱い部分」や「停滞している部分」に余分な熱が鬱積してくるのです。

これ、マメに取っとかないと、コワいんです。

東洋医学では、癌などの非常に頑固な病気を、このメカニズムで考えます。

何年、何十年もかけて鬱積した余分な熱が、他の「余分なもの(血とか水とか)」と結びついて、非常に頑固な塊になったモノ、

それがおおよそ西洋医学の言う「癌」というものだ、という考え方があります。

(もちろんこれが全てではありませんが。)

この患者さんは、そのことをよく分かって下さっていて、定期的に「疲労によって籠った熱」を取りに来ております。

上記の話は、東洋医学的な考え方で、毎回毎回患者さんの生活状況を聞いて、お腹を診ているから分かることだし、患者さん自身も実感できることなのです。

病院の診療体制への批判としてよく言われるように、電子カルテのPC画面ばかり見て、患者さんの顔すら見ない、検査数値ばかり気にして、

 

実際の患者さんの訴えには耳を貸さない、こういう医療の現実がまだまだまかり通っている日本の世の中で、こういう診方、考え方には非常に

 

「重い価値を置くべき」だと”僕は”思っています。

 

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「熱中症」について(その6)

2011.07.06

前回までのお話・・・

35℃超え!!
「熱中症」について 
「熱中症」について(その2)

「熱中症」について(その3)
「熱中症」について(その4)
「熱中症」について(その5)

 

サーサー、どんどんいきましょう!!


本日も、「熱中症」に関する不安なニュースがやっておりましたね・・・。


なんでも、6月中に病院に運ばれた人の数が去年の3倍なんだとか・・・。

そしてすでに全国で20人以上の人が亡くなっているんだとか・・・。

にもかかわらず、震災以降、今全国で共通の話題は「節電」です。


関東、東北は特にです。

・・・ということは、エアコンを使うことを過度に控えた結果、今年は例年よりもうまく体温調節、水分調節できずに、熱中症で運ばれる人、命を落とす人が増えるのかもしれませんね。


清明院の患者さんでも、吐き気がするとか、足がつったとか、軽~い熱中症と言っていいような症状を起こした患者さんが何人かいらっしゃいました。

そういう患者さんの生活や、その時の状況を聞いてみると、やっぱり体調管理のやり方が何かしら間違っています。

大量発汗していながら、真水のみを一生懸命飲んでいる。

それで、一過性の電解質異常、塩分不足から、足や、その他の場所の筋肉がつってしまった。


暑くて大汗かきながら、ガブガブ水を飲んで、そうめんとか冷たいうどんとか、入りやすい麺類ばっか食いながら睡眠を削って、

クーラーガンガンのオフィス、自宅で仕事仕事・・・。


やがて下痢が出始め、のぼせ感と気持ち悪さとメマイが出てきたとか・・・、パターンは違えども、みんなある種の熱中症です。

病の本体は体に籠らせた「余分な熱」と「気・津液不足」です。


このバランスを考えて治療し、養生指導を行って、患者さんがそれをちゃんと守ってくれれば、バッチリなんですが・・・。(苦笑)

 

 

ともかく、前回の続きですが、熱中症にならないために、クーラーの効いたところでじっとしてたら健康的かというと、さにあらずです。

東洋医学の聖典である『黄帝内経(こうていだいけい)』の中では盛んに、自然にあらがうな、ということを述べています。

あらがうのではなく、合わせる、そういう過ごし方を説いています。

夏は花がキレイに満開になるように、気分を開放して、外に向かって発散させてOK!寝る時間も、他の季節に比べて相対的に少なくてもOKだぜ!

と述べています。ここは、夏は大いに遊べや、騒げや、ともとれます。また、

頭イイ人はちゃんと養生するから未然に病を防げるけどさー、愚か者はかえってこれに背くんだよねー。だから病気になってから慌てる破目になんのよ。

ノドが乾いてから井戸を掘るの?戦争が起こってから武器を作るの?そんなんじゃ、遅くねぇ??

と、不養生の人や、間違った養生をする人を痛烈に皮肉っています。

『素問:四気調神大論(2)』から抜粋意訳 by竹下)


このように、季節の特性に合わせながら、過度にならないように気を付ける、これが「普通」なのです。


現代人の生活、とりわけ都会人が、いかにこの「基本」から離れ過ぎているか、まずそれを頭で理解するだけで、全然違うのです。

 

「熱中症」について、ここまででひとまず終わり。

 


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