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2017.10.16
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さて、続きいきましょうか。
患者 30代 女性
主訴 好酸球性肺炎による咳、呼吸苦
現病歴 清明院初診の約4カ月前に、咳、呼吸苦、発熱39度、倦怠感強く、マイコプラズマ肺炎と診断。
病院での処置により、症状少し落ち着くも、完全には改善しない。
(ピーク時の半分以上は症状が残っているとのこと)
既往歴 気管支喘息、顎関節症、マイコプラズマ肺炎
弁証 肝気犯肺
配穴 明らかにしない
経過 初診後、咳、呼吸苦が劇的に改善。
仕事も楽なものに変え、良化傾向(主訴VAS10→2)であるが、完全には改善しない状況であり、血液像の改善、減薬(初診時の3分の1)も出来ているものの、廃薬までには至っていない。
やや遠方であり、2週間に一回程度しか治療に来れないのも痛いところだが、今後、廃薬、完全緩解まで持っていけるように、継続加療したい。
・・・とまあ、ザックリと4症例ほど紹介させていただきましたけど、いかがでしょ?
これが清明院の日々。
僕の全活動の源泉。
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2017.10.09
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「鍼は痛そう、灸は熱そう、だから鍼灸に行かない、絶対ヤダ!!( `ー´)ノ」
という人もいると思います。
鍼灸の受療率も、鍼灸院が増えている割には、減少傾向なんだとか。。。
こないだ、清明院に見えた患者さん。
これまで、他の鍼灸院で、何度も鍼灸治療を受けたことがある。
問診、体表観察の後、ある経穴に一本。
置鍼後、
「・・・メチャクチャ気持ちいいですね、何ですかコレ??」
とのこと。
「気持ちいい」
この独特の感覚が、東洋医学の言う、
”気の流れ”
が調っていく感覚なんだと思います。
東洋医学が考える病気というのは、何らかの原因で、人体の気の流れが滞り、バランスを崩した状態。
それを調えるのが鍼灸。
だから鍼灸は、気持ちいいのです。
これは、「正しい鍼」を受けた人にしか分からない感覚だと思います。
痛くて怖くて、治療時間中、ずっと緊張しっぱなし、終わってようやくホッとできる、治療のたびに恐怖の時間、なんてのは、正しい鍼灸ではないと思います。
正しい鍼灸を、ぜひどうぞ☆
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2017.09.09
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二十四節気では処暑を過ぎて白露に入り、次は秋分と、もうここまでくると、鈍感な人でも十二分に秋の気配を感じますね。
いよいよ秋です。
こうなってくると、体も明瞭に変わってきます。
体が外的環境変化についていけない人は、色々な病理変化が現れます。
最近、喉痛から始まるカゼが非常に流行っています。
お子さんの手足口病、大人のヘルパンギーナの方も多かったですね。
今日なんかは、「表寒+裏熱」というパターンを多く診ました。
『傷寒論』で太陽病と言えば
「脈浮、頭項強痛、悪寒」
が提綱証で基本ですが、これにあまり拘ってもまずい。
大青龍、小青竜、桂枝二越婢一湯、などなど、色々な条文が頭をよぎる。
温病的な強い喉痛もなく、急激に悪寒発熱したりすることもないのですが、外関の冷えや上背部の冷え発汗、大淵の虚冷など、明らかな表寒所見が散見され、
しかし脈は浮かずに按じて滑有力、症状としては感冒的な症状は訴えない、というパターンが多かったですね。
この場合、舌がじゃっかん褪せている。
苔が厚くなっている。
しかし、食欲も正常、大便も正常、暴飲暴食もない。
(中には消化器症状を少し訴えるものもありましたが)
訴えとしてはダルさ、ニキビ、言われてみれば喉の違和感、鼻水などなど、っていう感じ。
この場合、単に表寒取りに行ってもダメです。
内熱ばっかり見てても失敗します。
表寒所見と内熱所見、一穴で両方取れるようにもっていかないと。
場合によっては水も動かさないといけない。
裏虚に配慮する必要もあったりする。
工夫が必要。
一穴でなくてもいいか。
楽しいねー(゚∀゚)
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2017.09.05
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9.3の日曜日は、(一社)北辰会エキスパートコースに参加してきました!!
(てゆーか喋ってきました!!)
今回は久々の1日座学。
午前中は北辰会の漢方医である竹本喜典先生、鍼灸師で薬剤師、北辰会の特別専門講師である島内薫先生による方剤学講義。
(まあお二方とも、とんでもない勉強量の先生です。( ゚Д゚))
メインテーマは「芍薬」と「肝の臓」です。
「立てば芍薬、座れば牡丹」の言葉で有名な芍薬。
実に色々な漢方に入っている生薬です。
この芍薬周辺の知識を、十分すぎる内容で解説して下さいました。
まあ鍼灸師としては、さあ鍼で「肝の臓」を動かそうとして鍼をするときに、「芍薬的な効果」を意識して鍼をするかどうか、って話です。
(その際に、方剤名や傷寒論の条文まで浮かんでいる先生は少ないと思いますが。。)
まあエキスパートコースですから、基本的なことは理解している人を対象とした内容だったので、漢方薬の勉強をしたことがない人にとっては少しキツかったかもしれませんが、
大変わかりやすい講義でした。
竹本先生の講義に熱が入り過ぎて、島内先生の補足時間が10分になってしまいましたが、あの短時間に
「サスガ!」
と唸ってしまうような素晴らしい補足でした。
午後一は、9月の日本中医学会、10月の日本伝統鍼灸学会で発表させていただく、不肖私の2症例を、本番と同じ発表時間で発表させていただきました。
本番では質疑応答の時間は3分程度なんですが、今回は1症例あたり30分程度お時間をいただき、少しだけではありますが、検討することが出来ました。
因みに竹本先生から再生不良性貧血、辺縁前置胎盤の西洋医学的解説もしていただき、大先輩である佐野先生、奥村先生が過去に色々な学会で発表してこられた、
アトピー性皮膚炎の症例集積の話もすることが出来ました。
まあ、まずまず満足かな。
次は奥村先生の発表「日本における中医鍼灸の受容と役割」。
奥村先生はもはや25年以上、北辰会不動の学術部長で、相変わらずの、圧倒的知識量です。
今回の症例でも、まとめていく過程の中で、竹本先生、佐野先生とともに、かなりお世話になりました。
最後は藤本新風先生による、10月の伝統鍼灸学会で行う発表内容の講義と実技。
ちゃっかり鍼してもらっちった☆
(そしてよく効いた(゚∀゚))
今回、こないだのカゼがまだ完璧ではなかったんですが、まずまず、事なきを得たと言っていいんじゃないでしょうかね。
ふいー、後は本番。
いったん休んで、また集中します。
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2017.09.01
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こないだ、漢祥院を研修している時、蓮風先生から言われた。
「もっと勉強して、鍼灸を中心に、近代史を徹底的に踏まえろ。」
と。
今、北辰会では、滋賀の森洋平先生が、この分野を熱心に研究しておられます。
僕の、死んだ祖母は歴史の教師でした。
中学生の頃、テスト勉強に付き合ってもらった記憶があります。
祖母は、歴史を勉強すると、昔の人の考え方が分かって面白いじゃん、といっていたけど、中学生時代の僕にとっては正直、全然楽しくなかったです。(^_^;)
「源氏がどうとか平氏がどうとか、どーでもいーよ。(=゚ω゚)ノ」
って感じでした。(苦笑)
小中高で、卑弥呼だの平安鎌倉よりも、近代史をもっとやるべきですよね。
文化史、政治史、その他、近代日本の大きな歴史の流れ。
自分の祖父母が生きた時代の話なら、もっと興味が持てると思います。
江戸時代の鎖国、元禄文化華やぐミラクルピースの時代、幕藩体制という、今とは違った統治機構。
そして明治維新、富国強兵政策、近代化、そして明治大正昭和の戦争、大東亜戦争での敗戦。
その後、GHQによる占領政策、焼け野原からの復興、朝鮮戦争による特需、高度経済成長、バブル崩壊、宗教ブーム、オウム真理教、インターネット・・・。
常にそういった、社会背景の影響を受け続けた鍼灸医学。
これについて、中国や韓国と比較してみても面白いです。
ところで、こないだの終戦の日の前のNHKスペシャル三部作、なかなか良かったですね。
樺太戦、インパール作戦、731部隊。
実は731部隊の一人が、戦後の鍼灸界でも有名な先生の一人だったりします。
目を背けるべきでないこういった現実も、見てない人はぜひ見ましょう。
(動画サイトで見れるでしょう。)
〇
まあでも、これやりだすと、面白いけど、臨床やってる時間なくなっちゃうね。(苦笑)
研究者の先生方、早くいい教科書作ってクレ~~(゚∀゚)
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2017.08.30
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いやー、久々にカゼひいてもうた。。。orz
この3日くらい、喉からくるカゼの患者さんが激増してまして、私もどうやらその流行に乗ったようです。(゚∀゚)
昨日の後半から喉痛、節々の痛み、熱っぽさ、と、
「THE・温病」
って感じの症状群が出てきましたが、帰りがけに置鍼しつつ、スタッフに刺絡してもらい、帰ってからも何度か自分で治療。
今回は素人ながら、漢方薬も使ってみました。(苦笑)
結果、就寝中に発汗し、じゃっかん喉に違和感を残すものの、朝にはほぼ回復し、東洋鍼灸での後期一発目の講義に行ってきました!!
(今回、熱は測ってないけど、あの感じだと38度くらいかな。。。)
まあカゼは、僕のように、気を付けてても引くときは引きます。
でも大概のものは、すぐにきちっと鍼して養生すれば、信じられないスピードで良くなります。(*‘∀‘)
(もちろん、カゼの診方治し方を分かってる、ちゃんとした先生のところに行かないとダメですよ。)
この3日間くらい、カゼ治しまくってますよ、清明院は。
そしてついでに院長までカゼになったと。(苦笑)
・・・ということで皆さんも、カゼひいたらまず鍼に行きましょう。
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2017.07.10
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これまでのお話
では続きいきます!!
◆麦飯ととろろ。
さて、麦飯の話から始まり、白米(うるち米ともち米)の現代医学的、東洋医学的なお話までしました。
ここで、話を麦飯に戻しましょう。
麦飯のよさは大体分かった。
でも、それを食おうと思ったら、牛タンとろろの「ね〇し」にでも行かないと、なかなか外では食えませんね。
ちなみに「ね〇し」の牛タンとろろ定食はもともと仙台の名物ですが、これは戦後、食べ物がない中で「太助」というお店が出し始めたのがきっかけといわれ、
麦飯ととろろについては、食感を良くする為とか、消化を助けるためとか言われているようです。
あとはまあ、刑務所の麦飯が有名ですね。(笑)
これはもともと受刑者を管理する上で、脚気の予防のために与えられていたようです。
(他にも海軍とかね。)
刑務所の食事と、生活リズムや運動量の半強制的な是正が、体に与える影響は、ホリ〇モンの出所後の姿を見たら一目瞭然ですね。(笑)
現代人の食生活(運動睡眠その他も含めて)はおかしい、だから生活習慣病になる、当たり前の話なんです。
公衆衛生の状況が悪かったら疫病が流行る、食べ物がなかったら栄養失調、飢餓が流行る。
大概のもんはこうやって「ごく当たり前」に起こってきます。
〇
・・・ところでなんで、麦飯にはとろろ(山芋)なんでしょうか。
単に食感の問題のみでもない気がします。
今回はそれを考えてみましょう。
とろろといえば山芋です。
山芋は漢方では、「山薬(さんやく)」という名前の生薬です。
(すげえネーミングだ(゜o゜))
山薬は有名な六味丸や八味地黄丸に入っている生薬で、性味は甘・平であり、脾・肺・腎を養うといわれます。
「山薬」といわれるぐらい超優秀な山芋くん。
効能は補脾止瀉、養陰扶脾、養肺益陰、止咳、補腎固精、縮尿、止帯とあり、
「補気して滞らず、養陰して滋でなく、中気培補する最も和平な品で、渋性もあり、収斂の効能も持つ」
と言われます。
これを 「麦飯」ってどうでしょう?? 3 で述べたような麦飯(大麦)の東洋医学的効能と合わせて考えると、
1.「大麦」で気を下げ、潤し、清熱利湿しながら
2.「山薬」で気を傷らない様にしつつ、陰をフォローすることで、
効果を助ける、という感じになるので、相性がいいとされてきたのではないでしょうか。
・・・まあ、ネットで見ると、栄養学的にはそこまで大きな意味はないとか、単に食感をよくするためだけの問題とか、
昔は食べるものが少なかったから云々・・とか、そういうのばっかり出てきますが、この組み合わせが現在も残っているのは、
僕からみるとこういう、東洋医学的意味づけが背後にあるからなんじゃないかと思いますね。
(どなたか詳しい方、何かご存知でしたらご教示ください。)
続く
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2017.07.09
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これまでのお話
では続きいきます!!
◆もち米、東洋医学的にはどうか。
これまで書いてきたように、もち米のことを東洋医学では「糯米(だべい)」と呼びます。
糯米は、古くは単に「稲(イネ)」と呼ばれ、春秋戦国時代には、かの孔子が食養生に薦めたことで有名なようです。
そして、糯米の根やとぎ汁、ぬか、発芽した糯米にもそれぞれ薬効があると考えられており、重視されてきました。
ただ、前回述べたように、糯米は粘りが強く、消化に負荷がかかるため、小児や老人等、消化機能の低下した人には常食はあまりお勧めできません。
常食すると動悸、皮膚炎、眠気、酒とともに摂ると酔いが抜けにくくなるなどと、僕の好きな李時珍先生の『本草綱目』に書いてあります。
(上記の症状への解釈はまあ、熱化する、脾胃をいためる、というほどでいいんじゃないでしょうか。)
性味は温で甘、苦、臓腑では脾肺を養うといわれ、効能としては補中益気、温中止痢、止消渇、止汗とあります。
(肺を養うのが意外な気がしますが、経絡や東洋医学的な肺の生理を知っていると、なるほど、と分かります。)
脾虚による慢性の下利や脱肛、軽い貧血なんかには、お粥にして摂るといいようです。
(ただし、陰虚内熱型にはダメですよ☆)
温性であるため、内熱や陰虚のきつい人が食べてしまうと、状態を悪化させる恐れがありますね。
現代の研究では白濁尿の原因であるフィラリアや象皮病の原因であるマレー糸状虫(いずれも寄生虫の一種)に効くとか。
ちなみに、有名な漢方薬である「小建中湯」に含まれる重要な生薬である「膠飴(こうい)」、つまり水あめの原料は糯米粉(あるいは粳米粉や小麦粉)であり、
糯米から作った膠飴が一番いい、といわれているようです。
(温性、粘り気の観点で、他をリードしているのでしょう。)
桂枝湯の中の芍薬を倍にしたら桂枝加芍薬湯、それに膠飴(水あめ)を加えたら小建中湯、という、『傷寒論』を勉強していると良く出てくる言い回しがありますが、
膠飴は中焦と肺を温め潤しつつ、症状を緩和し、一部の毒を解毒してくれるわけですね。
続く
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2017.07.06
↑↑奈良、大野寺の磨崖仏。
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これまでのお話
◆白米はどうか。
ここまで話してきたように、どうも麦飯の方が、白米のみより体に良さそうだ、というお話はしました。
現在の一般的な普通の食卓のように、「白米のみ」というのは、以前は特別な時しか食べていなかった、というところからすると、
白米の意味が気になります。
これ、どうなんでしょうか?
特別いいものなのか?
まずは現代栄養学的に見ていきますと、白米には「うるち米」と「もち米」があるそうです。
我々が普段食べるお米(白米)のほとんどはうるち米ですね。
うるち米は精製度合いによって玄米、胚芽精米、精白米に分けられております。
1.玄米(もみ殻のみ除去したもの)はビタミンB1の含有量が高い半面、消化吸収しにくいという短所もあり、
2.胚芽精米(玄米からさらにぬかを除去したもの)は、玄米の栄養素も残しつつ、消化にもよく、
3.精白米(もみ殻も胚芽もぬかもすべて除去)は、食感は良いが、栄養素は低い(脂質70%減、ビタミンB1 80%減)という欠点があるそうです。
一般的な家庭で食べられているお米は、うるち米で、精製度合いは精白米だと思います。
ここで、
「なんで??全部、胚芽精米(胚芽米)の方が良いじゃん!」
と思ってしまいますが、精白米の方が量産しやすく、美味しいんだそうです。orz
(こういうところがなー、経済合理主義の弊害だよなー)
米の70%は言うまでもなく炭水化物で、その大部分はデンプンです。
デンプンは消化酵素で分解されてデキストリン→麦芽糖→ブドウ糖になります。
(因みに、この過程(加水分解)の際にビタミンB1を消費するようです。)
また、米には、ちょっと前に話題になったレシチンが含まれ、これは脳の働きを活発にするとか。
胚芽に含まれるフィチン酸やレジスタンス・スターチという成分には抗がん作用もあるとか。
因みに米のとぎ汁は東洋医学では寒性で無毒、清熱、疏肝、利水作用があり、もち稲の茎は、ヒ素の解毒作用があるそうです。
(米スゲエ!!( ゚Д゚))
そして、米を炊く際の水ですが、水道水に含まれる塩素は米の栄養価を下げるので、浄水器を通した水か、一度よく沸騰させたお水で炊くといいようです。
・・・なるほど、ここまでの話をまとめると、胚芽米+麦飯で、浄水した水で炊いたら最強の主食のようですね。(笑)
次回は白米の東洋医学的な考え方、いきましょう。
続く
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2017.07.03
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前回のお話
参照
では続きいきます!!
◆麦飯と東洋医学
東洋医学的に考えていく場合、麦飯は大麦を炊いたものですので、大麦について知らなければなりません。
大麦とは、人類最古の作物の一つと言われ、原産地は西アジアですが、9000年前のイラクの遺跡からも発見されたとか。
日本では飼料やビール、麦茶、麦芽糖、みそ、しょうゆ、焼酎の原料として利用されています。
まさに我々の生活になくてはならない作物ですね。(゜o゜)
東洋医学的には、五味は甘、鹹、性は微温(涼性という説もある)であり、気を下げ、潤す性質をもち、脾の臓、胃の腑、膀胱の腑を養うと言われます。
発芽した大麦(外皮が付いたモミ)は「麦芽」という生薬として、漢方薬に使われます。
効能としては清熱消渇、益気調中、凉血利水、強心養血、寛腸消積とあり、主に中焦(脾胃)を調整する効果があります。
現代の研究では、前回述べた血糖値降下に作用する以外にも、消化促進、有機リン解毒作用、潰瘍抑制作用も期待出来ると言われ、
こういうものを日常的に摂っていた日本人、サスガ、って感じです。(笑)
ただ、注意点としては消化にやや負荷がかかるため、胃腸の虚弱な人や下痢しやすい老人や小児は、控えめに摂った方が良いでしょう、という感じです。
因みに、「大麦の苗」は一部の青汁の原料にもなっており、熱証、湿熱証の人は積極的にとるべきものですが、これも、
冷えのキツイ「陽虚」型の人は気を付けるべきでしょう。
このように、体にいいからと言って摂りすぎるのは問題ですが、西洋医学的に血糖値の問題といい、東洋医学的に内熱の問題といい、
胃腸虚弱やキツイ冷え体質でもない限り、現代人は白米に麦を混ぜた方が良い気がしてなりません。
続く
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2012.07.08
2016.05.09
2016.04.12
2016.04.28
2015.06.04
2012.12.23
2014.02.17
2014.04.26
2024.05.01
2024年 5月の診療日時2024.04.13
(一社)北辰会、組織再編。2024.04.02
2024年3月の活動記録2024.04.01
2024年 4月の診療日時2024.03.14
2024年2月の活動記録2024.03.01
2024年 3月の診療日時2024.02.15
2.17(土)ドクターズプライムアカデミアで喋ります!2024.02.04
3.10(日)(公社)群馬県鍼灸師会で講演します!2024.02.03
3.3(日)「浅川ゼミ会」にて講演します!2024.02.02
2024年1月の活動記録2024.02.01
2.25(日)順天堂東医研、第5回特別公開シンポジウム「日本とインドの伝統医学」に登壇します!!2024.02.01
2024年 2月の診療日時2024.01.11
2023年、9月~年末の活動一覧2024.01.05
診療再開!!2024.01.01
2024年 1月の診療日時2023.12.30
2023年、鍼療納め!!2023.12.21
(一社)北辰会、冬季研修会のお知らせ2023.12.01
2023年 12月の診療日時2023.11.26
患者さんの声(60代女性 背部、頚部の痒み、首肩凝り、高血圧、夜間尿)2023.11.25
患者さんの声(70代女性 耳鳴、頭鳴、頭重感、腰下肢痛、倦怠感)2023.11.22
12.3(日)市民公開講座、申し込み締め切り迫る!!2023.11.21
今週からの講演スケジュール2023.11.16
日本東方医学会学術大会、申し込み締め切り迫る!!2023.11.01
2023年 11月の診療日時2023.10.10
清明院14周年!!2023.10.04
12.3(日)市民公開講座やります!!2023.10.01
2023年 10月の診療日時2023.09.23
第41回、日本東方医学会学術大会のお知らせ2023.09.22
第55回、順天堂東医研に参加してきました!2023.09.21
第27回、日本病院総合診療医学会で発表してきました!!2023.09.20
Dr’s Prime Academiaで喋ってきました!2023.09.01
2023年 9月の診療日時2023.08.18
第54回、順天堂東医研で喋ってきました!2023.08.17
順天堂東医研の学生さんと、「森のくすり塾」へ。2023.08.16
診療再開!!2023.08.01
2023年 8月の診療日時2023.07.24
第53回、順天堂東医研に参加してきました!2023.07.23
(一社)北辰会関東支部に参加してきました!2023.07.22
Dr’s Prime Academiaで喋ってきました!2023.07.21
第73回 日本東洋医学会に参加してきました!2023.07.01
2023年 7月の診療日時2023.06.12
(一社)北辰会関東支部定例会に参加してきました!2023.06.11
(一社)北辰会本部会に参加してきました!!2023.06.10
Dr’s Prime Academiaで喋ってきました!2023.06.09
第52回、順天堂東医研で喋ってきました!!2023.06.08
第14回 日本プライマリ・ケア連合学会学術大会に登壇しました。2023.06.01
2023年 6月の診療日時2023.05.31
日本東方医学会、医鍼薬地域連携研究会(DAPA)について2023.05.30
生薬観察登山に行ってきました!2023.05.12
清明院のコロナ後遺症対応に関して