東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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旧スタッフ

小寒

2011.01.10

こんばんは、森岡です(^_^)最近、めっきり冷え込んできましたね。西日本ではかなりの大雪。この前なんて、阿蘇で氷点下8.8度を記録していましたね。いや~寒い・・・往診事業部の移動はバイクであります。ですから、寒さ対策は万全にしておかないとひどいことになります(苦笑)というのも、1月6日から二十四節気でいう「小寒」という期間に突入しました。二十四節気とは、太陽の一年間の視位置(目で見える位置)を24等分し、その分割点を含む期間に季節感の名称をつけたものです。それまで使われていた太陰暦(月の動きを基にした暦)は、太陽の位置とは無関係に定められていました。しかし、太陰暦による暦と、季節の周期との間にズレが生じてしまっていました。中国は農耕民族でしたから、暦と季節のズレというのは死活問題です。そこで、このズレを解消し、本来の季節の目安として考えだされたのが太陽の運行を基にした二十四節気でした。それ ....

華岡青洲に学ぶ心持の大事

2011.01.09

こんばんは、森岡です(^_^)先日、新聞で華岡青洲の記事を目にしました。華岡青洲(はなおかせいしゅう)は、江戸時代に活躍した外科医です。医療をやっている人なら、一度は耳にしたことがあるくらい、有名なお医者さんであると思います。何が有名かというと、世界で初めて、麻酔を使った手術を成功させた外科医だからです。それ以前にも、麻酔手術の記録はあるようですが、実例として証明されているのは彼のものが最古です。青洲の医に対する心持は、医者の原点を見直す良い材料となります。青洲は、「難病に苦しむ患者を一人でも多く救いたい。そして誰も治せない病気を治せる医師になりたい。」という強い信念のもと、麻酔薬作りにとりかかりました。それまでは、治療前に酒を飲ませもうろうとさせたり、頭を強打することで気絶させるといったことが往々として行われていました。青洲はそんな中、痛みに耐えかね、苦痛に顔を歪ませて死にゆく患者を目の ....

インフルエンザの季節(その4)

2011.01.08

こんばんは、松木です。 続きを書いていきます。 インフルエンザの季節(その1) インフルエンザの季節(その2) インフルエンザの季節(その3) インフルエンザについて東洋医学ではどのように考えるか、 「鍼灸ジャーナル vol.9 July 2009」 において、(社)北辰会から 「瘟疫(うんえき)病について~未知なるウイルスをどう捉えるか~」 という論文が掲載されています。 ちょうどこの年の4月に新型インフルエンザが発症したとの報道がありました。 この論文の中において、インフルエンザとは 1、傷寒型のもの 2、温熱型のもの とに分類されています。 1、傷寒型のもの これは「寒邪」が中心で起こる病、ということです。 季節性インフルエンザが冬場流行することなどから、「寒邪」というのは非常に重要です。 2、温熱型のもの これは「熱邪」が中心で起こる病、という ....

インフルエンザの季節(その3)

2011.01.07

こんばんは、松木です。続きを書いていきます。インフルエンザの季節(その1)インフルエンザの季節(その2)東洋医学において、インフルエンザのような症状はどのように考えるのでしょうか。ここで重要なのは、東洋医学において「インフルエンザ=〇〇」というような概念は存在しないということです。西洋医学においては、インフルエンザに感染したことを証明するためには、インフルエンザウイルスに感染しているかどうか調べる必要があります。私は学生時代、綿棒の大きいようなもので鼻の粘膜などをこすって調べてもらった事があります。体調が悪いときのあの検査はなかなかキツかったですね。ともかく、西洋医学では、「インフルエンザとはインフルエンザウイルスに感染している状態」というのが定義になります。東洋医学においては、「どのような人が、どんな時に発症し、どのような症状が、どのような経過で起きているか」、などを総合的に分析して、診 ....

インフルエンザの季節(その2)

2011.01.06

こんばんは、松木です。続きを書いていきます。インフルエンザの季節(その1)前回、インフルエンザは「飛沫感染」と「接触感染」でうつるということをお話しました。では、これらのルートから感染しないようにするにはどうしたら良いかというと、1、外出後の手洗い、うがいを日常的に行う。当たり前に言われている事ですが、これは二つの感染ルートによってウイルスが体内に侵入するのを防ぐための大切な方法です。2、感染の可能性のある方は「咳エチケット」を行う。咳エチケットとは以下のような事を言います。・咳、くしゃみの際は、なるべく他の人から顔をそむけ、ティッシュなどで口と鼻を押さえる。・鼻水、痰、つばなどを含んだティシュをすぐに蓋付きの廃棄物箱に捨てられる環境を整える。・咳をしてる人にマスクの着用を促す。(健常人がマスクを着用してもウイルスの吸入を完全には予防できないが、感染している人が着用するとウイルスの拡散をあ ....

インフルエンザの季節(その1)

2011.01.05

こんばんは、松木です。先日清明院に「NPO全国鍼灸マッサージ協会」から「新型インフルエンザの予防と対策」という冊子が送られてきました。インフルエンザの季節がやって参りましたね。ということで、本日から数回インフルエンザについて書いていきたいと思います。ところで普通の季節性インフルエンザと新型インフルエンザとでは、何が違うのでしょうか。2009年に新型インフルエンザが流行した頃には、さかんにニュースで言っていましが、久しぶりにおさらいしたいと思います。1、免疫の有無ほとんどの方は、これまでにインフルエンザにかかったことがあると思いますが、一度かかると、その原因となったウイルスに対して抵抗する力(これを免疫といいます)が高まります。従来から流行っている季節性インフルエンザに対しては、多くの人が免疫をもっているわけです。2009年の春に発生した新型インフルエンザは、その前年までは一度も流行したこと ....

年始の営業開始

2011.01.04

こんばんは、松木です。本日から2011年の清明院の営業が始まりました。往診事業部も、いつも通り東京狭しとバイクで奔走いたしました。これは毎年のことですが、本日は年末年始の暴飲暴食のため、脾胃に問題のある患者さんが多くいらっしゃいました。暴飲暴食をしますと、飲食物を消化吸収する臓腑である「脾胃」に負担がかかります。そういった場合どのような対応が望ましいかというと、・食事の量を抑える。・よく噛んで食べる。このあたりは脾胃の消化吸収の仕事を減らしてあげるという意味で大切です。それと、東洋医学的に重要なのが・手足を動かす(運動をする)。です。清明院院長のブログにて、以前書いてありますが、「脾」って何ですか?(その3)「脾」って何ですか?(その4)脾の仕事と手足を動かすことは密接な関係があります。年末年始、暴飲暴食で体調がすぐれない方、この3点を是非お試し下さい。愛すべき読者の皆様、1日1回、こちら ....

三が日も終わり

2011.01.03

こんばんは、松木です。本日で三が日も終了です。お正月モードも今日で終わり、明日からは清明院も通常業務に戻ります。私は今年、実家に戻り正月を過ごしました。正月の風習は、地域によって異なりますが、色々なものがあります。私の実家のお雑煮には「はまぐり」が入っているのですが、その意味について先日祖母が教えてくれました。はまぐりは火が通ると貝が開きます。その貝が「開ける」現象と、年が「明ける」をかけているそうです。また、私の実家の地域は山奥であったため、昔は魚介類というとはまぐりのような貝類以外はなかなか手に入らなかったそうです。そのため、正月のようなおめでたい時は、貴重な魚介類を食べようということもあったのかもしれません。それはさておき、私は実家のお雑煮以外は食べたことがありませんので他のものと比較することはできませんが、お雑煮はおいしいですね。これを食べるとまた一年が始まるな、と実感します。お雑 ....

初詣

2011.01.02

こんばんは、松木です。改めまして、本年もよろしくお願い致します。ところで、皆様は初詣には参られましたでしょうか?私は、実家の近くにある氏神様にお参りしました。神社でのお参りは「拍手(かしわで)」を打ちますよね。なぜこれを行うのか私は知りませんでしたが、年末に読んだ「天地明察」という歴史小説のなかに、拍手について解説が載っていました。以下引用します。左は火足(ひだり) すなわち陽にして霊。右は水極(みぎ)  すなわち陰にして身。拍手とは陰陽の調和、太陽と月の交錯、霊と肉体の一体化を意味し、水と火が交わり火水(かみ 神)となる。引用終わり左右のことについては、先月、清明院院長が「(社)北辰会関東支部定例会」において、「神主学説」の講義のなかでもお話しておられました。拍手は陰陽の交流、調和を意味しているわけですね。東洋医学における治療の目標も「陰陽の調和」ですから、拍手の風習は非常に興味深いもの ....

感謝

2010.12.31

こんばんは、森岡です(^_^)今年も、今日が最後となりました。早かったですねぇ、全然実感わかないです(笑)とにかく今年一年、無事終わりましたことに感謝です!!僕らは、人に感謝をされる職業です。そんな仕事をさせてもらっていることを、誇りに思います。一生懸命治療に当たると、患者さんは、僕らに感謝してくださいます。僕らは、患者さんの感謝の気持ちにこたえんがため、さらに精進できます。そして、僕らも、感謝の心でもって治療に当たれれば、その治療は最高の結果をもたらすことでしょう。イギリスのことわざに、このようなものがあります。『感謝とは、過去に向けられた行徳というよりは、未来に生かされる行徳である。』感謝の連鎖は、明るい未来を形作ります。医療もまさにこの精神でしょう。今年一年、清明院に来てくださった患者さん、往診治療を続けていただいた患者さん、このブログを読んでいただいた方、それらを支えてくださった様 ....

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