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2011.01.19
毎日毎日、自分なりに、患者さんの病治しを通じて、東洋医学、鍼灸と真剣に向き合っております。
この医学の根本原理は、2500年前に中国で著されたとされる、
『黄帝内経(こうていだいけい)』
という本に書いてあります。
これ以降、中国、朝鮮半島、日本で、今日に至るまで、様々な学説が登場しながら、東洋医学の内容は縦横に膨らみ続け、今や数千年の実績に裏打ちされた、
膨大で深遠な学問体系となっております。
各時代の有力な学者や医者が、それぞれの学説や臨床例を書物に残してくれております。
それを現代の我々は「古典」と呼び、臨床に迷った時などはそれを紐解いて、大いに参考にすることがある訳ですが、いかんせん2500年分の古典が、
膨大な情報量として存在するため、生きている間にこれら全てに目を通すことは不可能です。
となると、「古典中の古典」と言われるような、超有名な古典ぐらいしか、残念ながら普通は通覧することは出来ません。
そして、そこで得た知識からしか、理論を言ったり、臨床を構築することは出来ません。
(自身の感覚のみで構築した臨床は別として。)
そう考えると、「気」と「陰陽」という原理(世界観)から2500年も出ずに、ものを考えているのは、尚古主義のように聞こえるかもしれません。
なんか旧態依然としていて、進化、発展がなさそう、というかね・・・。
しかし、そうではないのです。
・・・こないだ、とある患者さんに聞かれました。
「東洋医学って、何千年も経ってるのに、どうして進歩しないんですか?西洋医学は、この数十年だって全然進歩してるのに・・・。」
僕は即座に答えました。
「何千年も変わる必要がないぐらい、完成度が高いんじゃないですか?」
と。
実はこれは、以前藤本蓮風先生に教わった返しです。(笑)
蓮風先生はかなり前、同じ質問を患者さんにされて、このように即答したとおっしゃっておりました。
昔それを聞いて、サスガだなあ、と思いましたので、この質問があった時は使わせていただいております。
・・・まあ、もしかしたら、埋もれてしまった膨大な古典の中には、従来のものとは全く違う、現代の最先端に通じるような、スゴイものがあった可能性はあります。
しかし、結局いいものが残って有名になり、そうでもないものは淘汰された、と考えれば、「古典中の古典」と言われる、有名選手の方が断然価値が高い、
ということになります。
そしてそれらの古典に通底する共通原理は「気」と「陰陽」という考え方なんです。
人間の生命をとらえる方法は、何パターンもあるかと思いますが、これほど長きにわたって、民衆の支持を得続けている医学は東洋医学のみなのであります。
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さすが!な返答ですね
加えて古典が現代に生きる由縁、自然科学を文学的に表現している手法にもあるとおもいます
黄帝内経は対話で、ライブで、こちらのリテラシーやセンス如何で無限に読み方があって
廃れるどころかどんどん生まれ変わり続けているように思います!
し さん
コメントありがとうございます
> 黄帝内経は対話で、ライブで、こちらのリテラシーやセンス如何で無限に読み方があって廃れるどころかどんどん生まれ変わり続けているように思います!
そうですね。凄い本だと思います。