東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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最近の症例 ④ 好酸球性肺炎

2017.10.16

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さて、続きいきましょうか。

 

 

患者 30代 女性

 

主訴 好酸球性肺炎による咳、呼吸苦

 

現病歴 清明院初診の約4カ月前に、咳、呼吸苦、発熱39度、倦怠感強く、マイコプラズマ肺炎と診断。

 

病院での処置により、症状少し落ち着くも、完全には改善しない。

 

(ピーク時の半分以上は症状が残っているとのこと)

 

既往歴 気管支喘息、顎関節症、マイコプラズマ肺炎

 

弁証 肝気犯肺

 

配穴 明らかにしない

 

経過 初診後、咳、呼吸苦が劇的に改善。

 

仕事も楽なものに変え、良化傾向(主訴VAS10→2)であるが、完全には改善しない状況であり、血液像の改善、減薬(初診時の3分の1)も出来ているものの、廃薬までには至っていない。

 

やや遠方であり、2週間に一回程度しか治療に来れないのも痛いところだが、今後、廃薬、完全緩解まで持っていけるように、継続加療したい。

 

 

・・・とまあ、ザックリと4症例ほど紹介させていただきましたけど、いかがでしょ?

 

 

これが清明院の日々。

 

 

僕の全活動の源泉。

 

 

 

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「麦飯」ってどうでしょう?? 8

2017.07.10

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これまでのお話

 

「麦飯」ってどうでしょう??

「麦飯」ってどうでしょう?? 2

「麦飯」ってどうでしょう?? 3 

「麦飯」ってどうでしょう?? 4

「麦飯」ってどうでしょう?? 5   参照

 

 

では続きいきます!!

 

 

◆麦飯ととろろ。

 

 

さて、麦飯の話から始まり、白米(うるち米ともち米)の現代医学的、東洋医学的なお話までしました。

 

 

ここで、話を麦飯に戻しましょう。

 

 

麦飯のよさは大体分かった。

 

 

でも、それを食おうと思ったら、牛タンとろろ「ね〇し」にでも行かないと、なかなか外では食えませんね。

 

 

ちなみに「ね〇し」の牛タンとろろ定食はもともと仙台の名物ですが、これは戦後、食べ物がない中で「太助」というお店が出し始めたのがきっかけといわれ、

 

麦飯ととろろについては、食感を良くする為とか、消化を助けるためとか言われているようです。

 

仙台牛タンの歴史 参照

 

 

あとはまあ、刑務所の麦飯が有名ですね。(笑)

 

 

これはもともと受刑者を管理する上で、脚気の予防のために与えられていたようです。

 

(他にも海軍とかね。)

 

 

刑務所の食事と、生活リズムや運動量の半強制的な是正が、体に与える影響は、ホリ〇モンの出所後の姿を見たら一目瞭然ですね。(笑)

 

 

現代人の食生活(運動睡眠その他も含めて)はおかしい、だから生活習慣病になる、当たり前の話なんです。

 

 

公衆衛生の状況が悪かったら疫病が流行る、食べ物がなかったら栄養失調、飢餓が流行る。

 

 

大概のもんはこうやって「ごく当たり前」に起こってきます。

 

 

 

 

・・・ところでなんで、麦飯にはとろろ(山芋)なんでしょうか。

 

 

単に食感の問題のみでもない気がします。

 

 

今回はそれを考えてみましょう。

 

 

とろろといえば山芋です。

 

 

山芋は漢方では、「山薬(さんやく)」という名前の生薬です。

 

(すげえネーミングだ(゜o゜))

 

 

山薬は有名な六味丸八味地黄丸に入っている生薬で、性味は甘・平であり、脾・肺・腎を養うといわれます。

 

 

「山薬」といわれるぐらい超優秀な山芋くん。

 

 

効能は補脾止瀉、養陰扶脾、養肺益陰、止咳、補腎固精、縮尿、止帯とあり、

 

「補気して滞らず、養陰して滋でなく、中気培補する最も和平な品で、渋性もあり、収斂の効能も持つ」

 

と言われます。

 

 

これを 「麦飯」ってどうでしょう?? 3 で述べたような麦飯(大麦)の東洋医学的効能と合わせて考えると、

 

1.「大麦」で気を下げ、潤し、清熱利湿しながら

 

2.「山薬」で気を傷らない様にしつつ、陰をフォローすることで、

 

効果を助ける、という感じになるので、相性がいいとされてきたのではないでしょうか。

 

 

・・・まあ、ネットで見ると、栄養学的にはそこまで大きな意味はないとか、単に食感をよくするためだけの問題とか、

 

昔は食べるものが少なかったから云々・・とか、そういうのばっかり出てきますが、この組み合わせが現在も残っているのは、

 

僕からみるとこういう、東洋医学的意味づけが背後にあるからなんじゃないかと思いますね。

 

(どなたか詳しい方、何かご存知でしたらご教示ください。)

 

 

 

続く

 

 

 

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久々に風邪をひく

2017.06.21

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いやー、久々にやってしまいました。。。

 

 

一昨日の夕方から、咽喉にじゃっかんの違和感が。。。

 

 

そして、昨日の朝から、じゃっかん節々が。。。

 

 

そして、昨日の午後からは明らかに熱発している感覚があり、診療が終わって、家についてからはフラフラに。。。

 

(診療中はシャンとしてましたよ☆そこはプロなんでね。気力であります。(゜レ゜))

 

 

11時ごろに熱を測ったら39度。

 

 

食欲なし、少し悪心あり、上半身を中心に体重節痛、頭痛キツイ、咳、くしゃみ、鼻水はナシ、全身倦怠感と熱感が強い。

 

 

咽喉を見ると、左右、特に右の扁桃が赤く腫れている。

 

 

12時間後の11時10分からは、東鍼校で1時間半講義です。

 

 

さあ、間に合うか。

 

 

朝までに平熱に下げれるか。

 

 

もう、悪戦苦闘しながら、あの手この手で攻めました。

 

 

・・・で、どうにかこうにか、咽喉に違和感は残ったものの、朝には平熱で、無事講義を終えることが出来ました。

 

 

ふー、あぶねー。。。

 

 

僕が風邪で寝込むのは、年に一回あるかないかなんで、毎回焦りますね。(苦笑)

 

 

まあでも、咽喉痛から来て、そのまま急激に高熱、っていうパターンがほとんどです。

 

 

いわゆる温病型ですね。

 

 

寒気から来るやつもないことはないけど、稀ですね。

 

 

この咽喉痛、咽頭の違和感の時点で即座に対処して治さないと、大体今回のような破目になります。

 

 

今回の失敗は、2日前から咽喉痛があったのに、ほったらかしにしといたからです。

 

 

あの時点で対処していれば、なんてことなかったです。

 

 

でも、何もせんでも治ってしまうパターンもあるので、その辺の見極めが難しい。

 

 

いい教訓になりました。

 

 

 

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すいぶんハッキリと春。

2017.02.25

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いやー、24節気では雨水となり、春一番も吹き、もうすっかり春の雰囲気がしてきました。

 

 

花粉症にビビる人が増えていますが、鍼灸と養生で乗り切りましょう。

 

 

ビビって不安がって何もしなければ、春の思うがままです。(笑)

 

 

花粉症のいやな諸症状に加えて、のぼせ、頭痛、慢性の止まりにくい咳(気逆咳)、眩暈、この辺はみんな春に起こりやすい病です。

 

 

花粉や季節が悪いんじゃないですよ!

 

 

その季節に過剰に反応している体側がおかしいのです。

 

 

まあ春は、簡単に言えば、のぼせやすくなるんです。

 

 

東洋医学では、春には春の養生法があります。

 

 

精神的にも肉体的にも、伸び伸びゆったり過ごしましょう。

 

 

締め付けの強い下着や洋服、髪をきつく縛るのもやめましょう。

 

 

下半身を冷やさないようにして、睡眠時間は十分にとりましょう。

 

 

あとは鍼でしょ。

 

 

春は新緑や桜のきれいな、素晴らしい季節です。

 

 

 

全く恐れることはないです。

 

 

 

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カゼっぴきだらけ

2016.12.25

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イヤー最近、カゼっぴきの患者さんが多い。

 

 

発熱、咳、痰、のどの腫れ痛み、悪寒、悪心、節々の痛み、胃痛、下利を伴うものなどなど。。。

 

 

土曜日は、10人以上診ましたかね。

 

 

急性疾患のオンパレードで、大変勉強になりました。

 

 

インフルエンザかもしれないと思ったけど、鍼に来ちゃった方が治るのが早いと思ったから来た、という患者さんが多かったですね。

 

 

まあ別に、病院でインフルエンザの検査をする、抗インフルエンザの薬をもらう、解熱剤だの消炎剤だの総合感冒薬といわれるものをもらう、

 

そういう患者さんの行動、当たり前の処方を、別に否定しないし、それはそれとして、こっちは粛々と東洋医学的に診て考えて、治療するのみです。

 

 

カゼを引いて、治らなかったら病院に行く、これは現代日本において、極めて普通の、常識的な行動だと思うからです。

 

 

でも、何度も何度も、病院で出された薬ではスッキリ治らなかったけど、清明院の治療ですぐにスッキリと治った、そういう経験を重ねた患者さんが、

 

病院よりも先に清明院に来るようになる、という事実は普通にあります。

 

 

数千年の大昔から、東洋医学の医者は、無数のカゼの患者さんを治療して来ました。

 

 

そして、『傷寒論』『温病学』という、急性外感熱病に対する優れた理論を構築しました。

 

 

僕らはそこから学び、安心して冷静に、患者さんと対峙することができます。

 

 

 

まあ、鍼最高。(笑)

 

 

 

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患者さんの声(20代女性 治らないカゼ)

2016.04.12

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「患者さんの声」をいただきましたので紹介します。

 

 

20代 女性 

 

【症状】1か月以上治らないカゼ症状(咳、痰、微熱、悪寒、下痢)

 

【既往歴】十二指腸潰瘍、生理痛、不正出血

 

 

 

最初、清明院に行ったきっかけは1ヶ月以上風邪をこじらせたことでした。
どこの病院に行っても、待ち時間は長いのに診察は1分程度・・・

 

全然治らず、不安な私に、鍼灸の勉強をしている弟が、ここしかない!と勧めてくれて、清明院に行きました。

病院嫌いで注射も大嫌いな私が、鍼なんて無理!と思いましたが、そのときは藁にもすがる思いでした。

 

4枚にわたる問診票
1時間以上の問診
そして1時間の治療

 

とにかくたっぷり聞かれて、たっぷり話しました。

 

正直、記憶の中で薄れている部分も多いところまで聞かれて、逆に普段の自分の生活と向き合う時間にもなったような気がします。

 

最初は緊張してばかりでしたが、先生がとても話しやすく、たくさん聞いてくださるので、だんだん打ち解けるようになり、

 

自分の体をとことん診て、治してもらえる!と信じて通うようになりました。

 

最初は週2回ずつ通いました。
治らなかったカゼが、1週間くらいで咳は治り、その後、すぐに痰も絡まなくなりました。

お腹はなかなか治らなかったのですが、先生を信じて通い続け、そこから1ヶ月弱くらいで良くなりました。

 

それからは、症状以外の体調を整えてもらい、できるだけ健康体になるように、先生に言われるがまま通っています。

 

体のちょっとした異常から、病気の芸能人のニュースなどで精神的にも不安になったりすることもあり、その度に先生には診ていただいて治療してもらっています。

ちょっとでも痛い、変な感じを伝えると先生は親身に診てくださり、心配なければ心配ない!と言ってくださるので、

 

とりあえず何かあったら相談してみようといつも思っています。

 

去年、移転リニューアルしてから完全個室になり、他の患者さんたちに自分の状況が聞こえなくなったので、話しやすくなりました。

 

今ではかなり元気になったので、通う頻度も減りましたが、ここなら安心!という病院ができただけ心強いです。

 

鍼灸院や東洋医学はマイナーで足を踏み出しにくいとは思いますが、病院嫌いの私でも、すすんで行く病院です!

 

ぜひ皆さんに一度行っていただきたいです!

 

 

 

【清明院からのコメント】


本症例は、初診がH27年の6月、
ある鍼灸学生さんからの紹介でした。

この症例は、発症当初、一般的なカゼ症状から始まり、病院で投薬治療を行い、一定の改善を見るも、それ以上の効果に関してはお手上げ状態になっていた症例です。

 

こういう症例も、意外と多く診ます。


西洋医学の病院が処方するかぜ薬(西洋薬)というのは、基本的にはカゼに伴って起こる諸々の症状を、表面的に緩和するものしかなく、

 

薬を飲んだら症状は楽になったけど、かえって経過は長引いた、という結果になってしまう患者さんが少なくありません。

 

また、医師を対象に取ったアンケートで、

 

「あなた自身がカゼを引いた時、薬を飲みますか??」

 

という問いに、飲むと答えた医師は極端に少なかった、という有名な話もあります。

 

http://biz-journal.jp/2015/09/post_11561.html

 

(因みに私の知り合いの、西洋医学バリバリのドクターも、そう言っていました。)

 

そういった理由から、近年、カゼを根本から治療しようということでなのか、「漢方薬」を処方するドクターも増えていますが、

 

私の知人の漢方薬専門の薬剤師の先生からは、皆さん口を揃えて、

 

「知ったかぶりの、全然デタラメな東洋医学の知識でもって、患者さんにまったく的外れな漢方薬を処方するドクターが多過ぎる!」

 

と聞きます。

 

これらは、現代医療の由々しき問題の一つですね。

 

大変嘆かわしい現実だと思います。

 

・・・でまあ、こういう状態になっている患者さんに、清明院の鍼は良く効きます。(笑)

 

この患者さんも、初診時、今回のカゼも関与した「肝脾同病(肝気逆、湿熱)」と証を立て、治療を開始すると、一回の治療で非常に大きな効果が得られました。

 

その後も順調に経過し、下痢症状のみ、若干ぶり返すことがありましたが、初診から1カ月弱、計7回の治療で、全症状消失しました。

 

まずまず、鍼がよく効いた症例と言っていいと思います。

 

このように、カゼなどの急性の軽症の疾患であっても、間違った治療、対応を重ねることで、治りにくくなり、ついにはもともと体質的に弱い部分を、

 

さらに弱めてしまう結果になってしまうことは、少なくありません。

 

当然それが大病、重病に繋がる可能性もあります。

 

こういう経験をした患者さんは、その後は自分の身に何かあると、すぐに鍼に診せに来るようになります。

 

(笑・・・体で覚えるワケです。)

 

 この患者さんも、現在では清明院のすぐ近くの会社に転勤されたこともあって、1、2週に1回、健康の維持増進を目的に、

 

通院を継続されております。

 

「カゼに鍼が効く」という事実は、現代日本の国民にはほとんど知られていないと思います。

 

でも実際に効くのです。

 

東洋医学では、数千年前から当たり前に、カゼを診療してきました。

 

何かあったら、早い段階で清明院に鍼に来ることをお勧めします。

 

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そして関西へ

2016.03.26

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 いやー、やっちまいました。。。(@_@)

 

 

金曜の朝、起きたときからノドが痛い。。。

 

 

まあ、大してきつくなかったので、大丈夫だろうと思って、特に何もせずにいたら、午前中の診療が終わって、飯食ったあたりから、

 

徐々に悪化してきて、鼻がつまり、くしゃみが出て、ノド痛が悪化し、体がだるーくなってきました。

 

 

その時点でさすがにヤバい!と思って自分に鍼をし、漢方を飲みますが、少し楽にはなるものの、刻一刻と午後の診療時間が迫ってきます。(苦笑)

 

 

そのまま、体調が十分でない状態で、どうにかこうにか午後の診療を終えたときには、ノドの痛みはMAX、咳くしゃみ鼻水も止まりません。。。

 

 

患者さんから、

 

「先生もカゼひくんですね。」

 

と言われる始末。。(苦笑)

 

 

情けない。

 

 

どうにか、終了後にスタッフに鍼してもらい、今日の診療は大分マシな状態で行えましたが、本日の診療終了後は関西行きです。

 

 

いやー、参った。

 

 

カゼはやっぱり、ん、少しおかしい!と思った時点で即座に叩かないといけません。(笑)

 

 

よい教訓を得ました。

 

 

 

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「四逆散」というお薬 10

2015.06.17

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これまでのお話

 


「四逆散」というお薬
「四逆散」というお薬 2  
「四逆散」というお薬 3
「四逆散」というお薬 4
「四逆散」というお薬 5
「四逆散」というお薬 6
「四逆散」というお薬 7
「四逆散」というお薬 8 
「四逆散」というお薬 9
        参照

 

では続きいきましょう!!

 

 

今日もまた、四逆散に関して、違う先生の意見を考えてみましょう。

 

まあこの辺で、キリがないので、そろそろラストにしましょうかね。(笑)

 

今日は、知る人ぞ知る名医、内藤希哲(1701-1735)先生です。

 

なんとこの先生は、惜しいことに今の僕と同じ年齢、34歳で、急病でこの世を去っています。

(・・・うーん、悔しかったんじゃないかなー。どうかなー。)

 

そしてこの先生はあの吉益東洞と1歳違いなんです。

吉益東洞(よしますとうどう)について 参照

 

まあただ、残念なことに、二人は会いはしなかったようです。

 


もし会って、意見を交換していれば、その後の日本の東洋医学の流れは大きく変わったかもしれません。

 


そのぐらいのレベルの先生です。

 


 


この先生が書いた『医経解惑論(いけいかいわくろん)』という有名な書物の話は、蓮風先生の話の中にも、たまに出てきます。

 

まあ、この先生も特別な先生なんで、あとでまた詳しく紹介しようと思いますが、歴史に「もし」はないけど、この先生が長生きして、

数百人、数千人という数の弟子を育てていたら、もしかしたら現代の病名漢方、症状漢方、病名配穴、症状配穴などの間違った流れは、

キチッと是正されていたかもしれません。

 

 


まあともかく、そんな内藤先生が生前に書きかけていた原稿を、弟子たちが仕上げ、内藤先生が亡くなってから、実に100年後に発刊された『傷寒論類編』という本に、四逆散について書いてあります。

 


「四逆散は、”気滞”が少陰病みたいな症状を生じた場合の薬である。外邪によるものではないけど、四肢逆冷、無熱だから、少陰病のところに書いてある。

脈は結滞して沈実、決して微弱ではない。諸々の本を読むと、四逆散証の時に出る咳や動悸や下痢や腹痛などは、邪熱で説明しているが、違う。陽気の気滞である。」

と、四逆散証で起こる諸現象を、熱で説明している、ほかの先生方をバッサリとやっています。(笑)

 


そして、脈に関する知見を加え、熱は関係ない、外邪も関係ない、あくまでも内傷であり、気の停滞なんだ、と説明しています。

 

内藤先生の本は、他者をコテンパンに批判しているところがあって、読んでいて非常にスリリング、ある意味痛快なんですが、まあ、あまり人のことを悪く言いすぎるのも、ちょっとどうかとも思います。

 

やや、自意識過剰、自信過剰だったのかもしれません。

 

(苦笑・・・まあ若くしてあれだけの内容を書く先生ですから、自惚れるのも分からないでもないです。)

 

でもまあ、他者否定の裏側にある、非常に過剰な自意識(この場合、自分が実際に治すことが出来た経験からくる自信)が、この先生の素晴らしい臨床を生み出し、

 

それが、この先生の存在を唯一無二のものにし、その名前を、現代にまで響かせている面もあるんだろう、とも思いますね。

 

・・・彼は「天才」と評されることも多いのですが、著書に書いてあることとか読むと、天才というよりは、感動的なほどの誠実さを持った、田舎の努力家です。

(特に序文)

 

興味のある人には、ぜひ読んでほしいですね。

「四逆散」というお薬 11  に続く

 

 

 

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「四逆散」というお薬 7

2015.06.14

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これまでのお話

 

「四逆散」というお薬
「四逆散」というお薬 2  
「四逆散」というお薬 3

「四逆散」というお薬 4
「四逆散」というお薬 5
「四逆散」というお薬 6    参照

 

 

さて本日も、また別の先生のご見解をみてみましょう。

 


今日は荒木性次(あらきしょうじ 1896-1973)先生です。

 

因みに号は荒木卜庵(あらきぼくあん)先生とも言います。

(この呼び名の方が有名かもしれません。)

この先生も、昭和を生きた、非常に有名な先生です。

 


実は私は、この先生の流れをくんだ先生と、ちょっとしたご縁がありまして、今ではその先生の漢方薬局に、清明院の患者さんをよく紹介させていただく間柄だったりします。(笑)

 

また、僕が尊敬している鍼の先輩も、この先生の薫陶を受けた先生から『傷寒論』の基本を学んだそうです。

 

そんなワケで、やや遠いけど、不思議な御縁を感じる荒木先生の『方術説話』に、このように書いてあります。

 


「四逆(四肢逆冷)する者には3通りあります。

1つ目は表面の陽気が弱っているもの、

2つ目は陽気が内(裏)に籠っちゃって外に伸びないもの、

3つ目は表裏の中間につっかえて、陽気が伸びないものです。

四逆散の場合は3つ目のパターンです。」

と述べ(1パターン加えた!)、そして、その籠った熱のことを”少陰の熱”と表現し、

「それ(少陰の熱)が肺に影響すれば、そこに水気が集まり咳となり、心に影響すれば動悸、肺腎両方に影響すれば小便不利、

腹中に影響すれば腹痛になり、腸中に影響すれば下痢となり、もともと腸の動きが悪い人であれば渋り腹になる。」

と述べています。

 


そして、上記のような診立てで、四逆散を使って、効果がイマイチの場合に、四逆散にさらにどんな生薬を加えたらいいかについても、丁寧に解説してくれております。

 

そして最後に、

「本章は少陰病血虚裏熱より四逆を生じたものの治し方を述べた章です。」

と締めくくっています。

 


なるほど、「表と裏の間に」籠る、ね。

 


裏に籠る、というのとはニュアンスが明確に違うのです。

(起こる現象も違う。)

 

咳や動悸など、上に出たり、下痢や腹痛、渋り腹など、下に出たりすることの、上手い説明になっていると思います。

 

そして”少陰の熱”とか、”少陰病血虚裏熱”という表現、これもサラッと言うけど、奥の深い説明だと思います。

 


他の先生のように、肝鬱+湿邪、とか、肝鬱+水邪とか脾胃の虚、とかで説明するのではなく、あくまでも

”熱(通じなくなった陽気)がどこに影響するか、そして、そこに集まる水気”

で論じる。

 


一つの立派なお立場だと思います。

 


・・・いやー、みんなスゲエなー (゜o゜)

 

「四逆散」というお薬 8  に続く

 

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「四逆散」というお薬 5

2015.06.12

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これまでのお話

 


「四逆散」というお薬

「四逆散」というお薬 2  
「四逆散」というお薬 3

「四逆散」というお薬 4    参照

 


では続きいきます!

 

今日もまた、違う先生の見解を見てみましょう。

 


近代の有名な漢方家の一人である奥田謙蔵先生(1884-1961)『傷寒論講義』には、

 


「四逆散証のメカニズムは、もともと湿邪を持っている人が病に侵されて熱を生じ、その熱が内に籠って、気が四肢に達さないので四肢が冷える。

だから、四逆散の場合の下痢は、臭いの無い水様の下痢ではなく、脈が弱々しくて途切れそうということもない。

咳、動悸、小便出にくい、腹痛、下痢、渋り腹などの症状は、うちに水邪が停滞し、上下に動揺していることから起こる。

陽気が弱って四肢が冷える四逆湯とは真逆だよ。」

と書いてあります。

(抜粋要約 by 竹下)

 

奥田謙蔵先生は、もともと四国(徳島)の先生で、吉益流の古方派の考え方をベースにした先生です。


奥田先生は、傷寒論を非常に細かく読み込んだ先生として有名です。

 

8歳年上に湯本求真(1876-1941)先生という、超ビッグな先生がおりまして、この湯本先生と、ずいぶん親しかったようです。

湯本求真先生については、和田啓十郎先生とともに、特別な人物なんで、いずれ書きましょう。)

 


まあ、この先生のように、明治政府が叩き潰した漢方医学の流れを、どうにかこうにか途絶えさせずに継続させた功労者たちが、歴史の陰にはちゃーんとおります。

 


東洋医学が古臭い、迷信めいたものと言われてバカにされ、国にまで保護、重用されない立場となり、一番厳しい時代だったはずです。

 

その時代の先生たちが、現場で、肌感覚として感じていたであろう、悔しさとか、そういう思いを想像すると、心、動かされますね。

 


 

・・・まあともかく、ここでは、四逆散に関して、奥田先生は四逆散証になる人がもともと持っている「湿邪」に着眼しているようです。

 

面白い、そして重要な観点だと思います。

 

体質素因としての湿邪が無いと、同じように肝鬱と言っても、四逆散のような形をとりにくい、という指摘でしょう。

 

「四逆散」というお薬 6   に続く

 

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