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2011.02.26
今日、鍼灸学校の学生さん(3年生)が治療に見えて、
「先生、明日鍼灸の国家試験なんです。」
とのこと。(苦笑)
治療してる場合じゃないといえばないけど、緊張でのぼせちゃってしょうがないと。(笑)
「そうかー・・・。でも緊張するんだよナー。分からんでもないわー。」
と思いながらいつも通り治療。
今日があん摩マッサージ指圧師の国家試験、明日の日曜日が鍼師、灸師の国家試験だそうです。
よく、「鍼灸マッサージ師」と、3つセットで呼ばれることが多いこの資格ですが、実は”鍼師”と”灸師”と”あん摩マッサージ指圧師”という3つの資格に分かれています。
試験直前というのは、試験を受ける当人としては、なんかコレで人生が大きく動いてしまうような、ミスしたら取り返しがつかないような、
そんな不安な気持ちになるもんです。
・・・まあ結論から言うと、
「心配ないさ~。大丈夫さ~。」
です。
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2022.02.11
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本日は診療の合間に、(一財)日本漢方医学教育振興財団主催の「漢方医学教育 SYMPOSIUM 2022」を視聴しました!!
全国の医学部において、東洋医学の教育に携わる、たくさんの先生方のお話を伺いました。
内容が実に盛り沢山だったので、個別の感想はとてもここでは書けないので、全体的なまとめ感想をここに書いておきます。
近年、各大学によって、漢方医学教育においても
OSCE(オスキー Objective Structured Clinical Examination 客観的臨床能力評価試験)
を採り入れていたり、
PBL(Problem-based learning 課題解決型学習)
や、
AL(Active Learning 能動学習)
などの新しい教育手法が次々に採り入れられており、学生に対する事前事後のアンケートで、着実な効果が得られているという話がありました。
また、2020年12月に、全国82大学全ての医学部の先生方が関わって出版された
の話もあり、
「なぜ、ほとんどの医師が漢方薬を処方するにもかかわらず、医師の国家試験に東洋医学の問題が1問も出ないのか」
という当然の疑問に関して、
「医学部において標準的な漢方医学教育がなされていないからだ」
という厚労省の見解(非公式だと思いますが)のお話もあり、コロナ禍によって、オンライン講義、オンデマンド配信講義が盛んになり、講義の標準化、一律化がやりやすくなったことも踏まえると、
今後、全国で標準的な東洋医学教育のあり方の整備、議論が進み、結果として、医師国試に東洋医学の問題が出題される日も近いだろうな、という気がしました。
そうなれば、少なくとも今よりは、レベルが上がるんじゃないでしょうか。
日本の医学部において、東洋医学教育が行われ、国家試験に東洋医学の問題が出題される、これが実現すれば、実に明治維新以来の画期的な変化だと思います。
最近では、日本東洋医学会からも、地方の支部主催のWeb講演会のお知らせが毎日のようにガンガン届きます。
コロナ禍の中、にわかに活気づいている側面が、確実にあります。
ただ一方で、こんなニュースもあり、漢方薬の原料になる良質な生薬の安定的、永続的な確保に関して、不安な問題もあります。
上記のような諸々の流れが今よりももっと進んだら、
「さて、東洋医学のもう一翼である、鍼灸をどうするか。」
という話に、必ずなるでしょう。
その時に期待に応えることが出来る鍼灸師であるように、日々精進します。
(僕が生きている間にそうなるかどうかは不明ですが。笑)
2021.08.11
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2021年の第71回、日本東洋医学会学術総会は、8.13(金)~8.15(日)の3日間、オンラインで行われますが、8.6(金)から、開会に先行して
「次世代に継ぐ卒前卒後漢方医学教育」
というテーマ講義が配信されています。
これは今後、全国で行われるようになる予定の東洋医学の講義の模擬講義なんだそうです。
私も現在、順天堂東医研にて講師を務めさせて頂いている以上、これはきちんと押さえておきたいということで、全講義、しっかりと視聴いたしました!!
医学部において、全国共通の内容で、東洋医学の教育をやろう、という流れは、2013年に医学部のモデルコアカリキュラムに
「漢方医学の特徴や、主な和漢薬(漢方薬)の適応、薬理作用を概説できる。」
という一文が入ったことに端を発し、全国の82大学の医学部から、専門医、非専門医の先生を含む、東洋医学の教育に関する代表者が出て、顧問の先生も合わせると実に144名の医師の先生方によって、
「日本漢方医学教育協議会」
というものが組織され、以降、”歴史”や”臨床”や”鍼灸”など、テーマ別に6つのワーキンググループに分かれて、徐々に全国共通の教育内容をまとめ、2020年にはついに
という教科書が出版されました!!
今後は、この教科書の内容が全国の医学部で講義され、それをもとに、医師国家試験で東洋医学の問題が出題されるようになる日も近いのではないでしょうか。
各大学で講義するうえでも、今やモデルスライドやモデル講義がこのように全国に簡単に配信することが出来るので、各講師による内容のブレは最小化できるでしょう。
膨大で深遠な東洋医学の世界を、非常にシンプルに、コンパクトに纏めたと言っていい、約200ページのこの教科書の内容については、ザッとすべて読ませて頂きましたが、
色々な先生方の考え方、思いを汲んだような内容になっており、まずは第一歩、叩き台としての性格は十分に備えたものだと感じました。
全体としては、いわゆる「日本漢方」の内容で纏めつつ、巻末には私がこれまでやってきた「鍼灸」「中医学」の内容も入っており、今後の発展、充実化が期待できる内容だと思います。
医学生の皆様は、この教科書に加えて、いくつかの参考書をもって掘り下げて勉強したら、在学中に相当のレベルまで東洋医学を理解することが出来るだろうと思います。
明治維新の激動によって、結果的に東洋医学が医療の主役を座を引きずり下ろされて以来、150年経って、ついに医学部で公的に東洋医学の教育が行われる流れになりました。
このことは、普通に喜ばしいことであり、辛酸を嘗めた幕末や明治の漢方医、鍼灸医達も、空の上できっと喜んでいることと思います。
・・・また、これとは別に、社会全体のDX化も叫ばれる中、社会インフラの重要な一翼として、今後の日本の医療がどう変わっていくか。
ま、難癖つける人間は常に一定数いるから、現時点でも色々な批判の声はあるでしょうけど、今回のこの講義は、日本の東洋医学の未来が、多くの先生方の御努力によって、
少しはポジティブな方向に進んでいるように見えて、僕としては嬉しかったです。
・・・あとはまあ、一言蕪辞を述べるとすれば、鍼灸に関しては、鍼灸専門で毎日患者さんをやっている鍼灸師が、鍼灸に理解のある医師の先生方と協力しながら、教えにいくべきでしょうね。
(これは色々な障壁があって難しいのかな。。。よく知らんけど。(∩´∀`)∩)
いずれにせよ、実際に二年半、医学部の学生に真剣に東洋医学を説いてきた(つもりの)私としては、彼らの優秀さを見るにつけ、こういう医学部教育業界自体の大きな流れを見るにつけ、
日本の東洋医学の未来は(今よりは)明るいと思えます。笑
・・・まあー、これから色々、楽しみだ―!!(*‘∀‘)
〇
2019.02.24
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昨日と今日は、鍼灸マッサージ師の国家試験の日です。
去年、合格率がガクンと下がりました。
(再受験の人も含めると、6割くらいだっけ?)
年々下がっている傾向です。
今年はどうなるか、僕も専門学校の教員の端くれであるので、気にならないでもないです。
2000年以降、激増した鍼灸専門学校。
僕が資格を取った頃と比較すると、約3倍に増えました。
(年間約1000人⇒3000人)
・・・ですが、日本における鍼灸師の社会的地位や、国民の認知度は、それ以前と大して変わっていないと思います。
(国民の鍼灸受療率は下がっている傾向だとか。。。)
結果的に、鍼灸学校の中には、学生が集められず、廃校になる学校も増えており、2019年度からは、「新カリキュラム」が導入され、臨床実習や座学の時間数が大幅に増えます。
また現場においても、鍼灸マッサージ師による健康保険の取り扱いに関して「受領委任制度」という新方式が導入されます。
世界情勢としては、ICD-11に伝統医学の用語が入ります。
こういった諸相の影響を受けて、どう変わっていくのか。
まあ俺としては、毎日鍼が打ててれば、それでよい。(゚∀゚)
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2019.01.15
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1.13の日曜日は、北里大学白金キャンパスで行われた、「第6回 鍼灸医学史研究発表会」に参加してきました!!
何回目からだったか忘れましたが、ここ数年は毎年参加させていただいております。(笑)
今回は13時から17時の間に豪華5題!
最初は日本内経医学会の小林健二先生の「電脳医学古典の世界」。
小林先生は、鍼灸に関わる貴重な古典の多くをテキスト化し、しかもそれを簡単に検索、コピペ出来るようにしたり、目次を付けて下さったりしている、もはや神のような先生です。
この先生の御努力によって、論文を書く人は非常に助かっているでしょうし、何かについて調べる時にも、デスクの周りを本だらけにすることなく、サクサクと目的の個所を探すことが出来ます。
まさに「ひとり大学院」のような先生です。
今回も凄い内容のお年玉を下さいました。<m(__)m>
二人目は佐橋桂郎先生の「モグサ工場に突撃!」という、ライトなタイトルの御講演。
日本製の、品質のいいモグサを作る工場も、近年需要の低下等の理由によって閉鎖が相次ぎ、中国の企業に買収されるなんていう現象も起こっているようで、
日本独自の高品質のモグサが危うい、ということが分かりました。
お灸自体は世界に広まってきている筈なので、中国に市場を独占されることの無いように、販路拡大をしないといけませんね。
また、モグサの原料となるヨモギの収穫時期について、ちょっと興味深いことがあったので、調べてみたいと思います。
三題目は岡山の吉備国際大学の孫基然先生による「考古学上の発見と気の思想の新認識」。
今回、この講演が一番面白かったですね。
我々が医学の根底に置いている「気」という概念。
僕もこのブログ上で、これまでに色々書きました。
カテゴリ 「気」 参照
まあ、上記に色々書いた内容が恥ずかしくなるほど、孫先生は研究の幅も深さも圧倒的です。
(笑・・・まあ、俺のは俺ので、あれはあれで過去の記録として、いいと思っているけどね☆)
僕はこの日、会場にいらっしゃった松田博公先生と、お酒の席でたまに「気」の哲学的な話になることがあるのですが、松田先生の話にも難しくてついていけないところがあるのに、その松田先生をして、
「孫先生の研究量はすごすぎる!!」
と言わしめていました。
この「気」というたった一語から、トンデモナイ壮大な世界に繋がっているんだということを改めて実感しました。
4題目は神戸の長野仁先生による「新出の『松岡意斎書』による『意仲玄奥』の再検討」。
長野仁先生はもはや言わずと知れた、大浦慈観先生と並ぶ、日本の鍼灸医学史研究のトップランナーです。
『松岡意斎書』というのは、日本の幕末の考証学で有名な森立之(1807-1885)の曾祖父である森中虚(共行、嘉内 1670~1748)の弟子が書いた書だそうで、
「松岡意斎」というのはあの「御薗意斎」のことです。
(鍼博士になってから”御園”姓を名乗るようになったとか。)
『意仲玄奥(いちゅうげんおう)』というのは、森家の4代目である森中虚が書いた書で、森家の初代である森宗純の師匠である「御薗意斎」の”意”と、
森家の二代目の「森仲和」の”仲”を取って、このタイトルが付けられているそうです。
御薗意斎という人物 参照
近年、長野先生たちによって、『鍼道秘訣集』以外ではなかなか知ることの出来なかった夢分流打鍼術の流れ、伝承の過程が、徐々に明らかになってきています。
まだまだ新事実が出てくるかもしれません。
大変な歴史ロマンですし、その研究から何か、現代の現場の医療に活用できる技術や考え方が隠れているかもしれませんね☆
最後は内経医学会会長の宮川浩也先生による「”第25回あはき師国家試験 問題93 心下付近に結ぶ経筋はどれか”を考える」。
国家試験というのは、毎年数問は「物言い」のつく問題というのが出ます。
回答が複数あるんじゃないかとか、問題自体がおかしいんじゃないかとか。
宮川先生から見て、この問題はおかしい!と思ったようで、実に3年かかって、この問題のおかしさを指摘して下さいました。(笑)
僕個人的には、手三陰経の経筋は賁(心下:横隔膜)に連なる、と、ぼんやりと認識していたので、大変いい勉強になりました。
やはり経絡の流注を掘り下げることは、そのまま配穴のヒントになりますので、我々鍼灸家にとっては極めて重要ですね。
(特に”膈”に絡む流注は。)
また、宮川先生の漢字研究の進め方が少し分かって、それが勉強になりました。
漢字は「形」と同時に「音」も大事ですね。
特に、僕らが扱うのは数千年前の中国の文献な訳ですから、そういうところに十二分に注意を払わないと、思わぬミスや誤解に繋がりますね。
・・・しかしまあ、チラッと話が出ていましたが、「歴史言語学」「音韻学」ってのも、これまた奥が深そうですね。。。(苦笑)
今回、飲み会にも参加させていただいて、孫先生に質問攻めさせていただけたのも良かったです。
(笑・・・向こうは迷惑だったかもしれませんが)
色々、研究材料を頂いたので、暫くは復習しようと思います。<m(__)m>
新年早々、自分の勉強不足を痛感し、有難い経験をいただきました。
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2018.09.27
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こないだ、NHK「東洋医学 ホントのチカラ~科学で迫る 鍼灸・漢方薬・ヨガ~」という記事を書きました。
・・・で、見ました!!
感想は、
「・・・うん、まあ、いんじゃねんすか?」
って感じです。(゚∀゚)
制作に携わった先生方、ご苦労様でした!<m(__)m>
全身にする鍼、経穴や経絡を意識した鍼、耳鍼、今流行りの美容鍼、ラットでの実験、血液像の変化、婦人科と鍼、結核とお灸、動物と鍼、大学病院で鍼、米軍で鍼、漢方と証・・・、
とか、まあ、一般人ウケする要素満載の内容で、NHKが採り上げてくれたというのは、何も日が当たらないよりは、一先ずはいんじゃないすかね。
NHKの制作サイドが、コアな東洋医学の話は、分かりにくくなるし難しくなるので、意図的に排除しているようにも思えましたね。
鍼と言えば痛そうだからヤダ、灸と言えば熱そうだからヤダ、鍼灸は年寄りがやるもの、効くかどうか分かんない、単純に怪しい、怖い、といったマイナスイメージが過半数を占めているのであれば、
ああいった全国ネットでのポジティブで肯定的な見せ方はアリだと思います。
マスに対してやる訳だからね。
もちろん、細かい部分で「??」みたいな部分も無きにしも非ずでしたが、まあ、それは今に始まったことじゃないし、大枠としてはいいんじゃないの、と思いました。
個人的には、以前研修でお世話になった北里大学の伊藤剛先生が、スタジオで顔の巨膠というツボを真顔で指圧してリフトアップしようとしている姿がウケました。(笑)
〇
何といっても、鍼灸の受療率は国民の僅か5%前後。
2000年頃の小泉政権時代の規制緩和で、雨後の筍のように鍼灸師養成校が全国に増加し、それまでは年間1000人程度であった国家試験合格者が、
一気に毎年3000人程度にまで膨れ上がりました。
それでも今のところ、受療率は別に増加しません。
教育サイドも、これに対する対策なのか、確か来年度からだったか、授業のコマ数を増やして、実技のコマ数も増やして、臨床経験の豊富な先生が、
専門学校の教壇に立つように工夫していこうという動きが出てきています。
国家試験の難易度も徐々に上がり、年々合格者数が減っています。
・・・さあこれで、鍼灸師の質が上がるか。
受療率は増すか。
・・・僕としては、約20年前にこの業界に入った当初から、要するに、あれだけ社会インフラとして発達した西洋医学をもってしても上手く治せないような病気が実際にある訳なんで、
西洋医学とは全く違った自然哲学に立脚する東洋医学の見地、基準でもって診たてて、キチッと治せる、結果の出せる鍼灸師がどれだけ増やせるかが、
キモだと思っています。
まあ治せるだけでなく、それをプレゼン出来たらなお良いけど。
数だけ増えたって、実力ねえならゼロ意味、あるいは、かえってマイナスだね。(ΦωΦ)ニャー
藤本和風先生の言葉、
「デタラメな鍼をするなら、鍼灸師を辞めた方が人助けや。」
ですね。
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2018.01.16
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正月気分も終わり、明日から学校での講義が再開します。
明日、一回講義をやったら、翌週には期末テストだそうです。( ゚Д゚)
私が講義に出かけているのは3年生なので、期末テストが終わったら、彼らはすぐに国家試験ですね。
早いなー。。。
僕の東洋鍼灸専門学校非常勤講師生活も6年以上が経ちました。
これも早いなー。。。
そろそろ何か、教育方面でも新しいことがやりたい気もしますなあ。(゚∀゚)
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2016.10.22
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僕ら東洋医学、特に鍼灸医学の世界では、手首の脈を診る「脈診」という診察法を非常に重要視します。
僕も、臨床では必ず脈を診てから治療に入り、治療後も脈を診て、治療効果のほどを確認します。
この「脈診」には、2500年前の『黄帝内経』の時代から、実に多くの診方、考え方、方法論が存在します。
先人の知恵の結晶と言っていいでしょう。
日本の鍼灸学校では、数ある脈診の方法の中から、「六部定位脈診(ろくぶじょういみゃくしん)」という脈診法が中心になって教育されています。
というか、それしか教育されてないような、嘆かわしい現実があったりします。。。
(場合によってはそれすらも。。。(苦笑))
「六部定位脈診」は、近代日本における、伝統鍼灸の一番大きな流派(研究会)である経絡治療学会が提唱している脈診法です。
この脈診法は、経絡治療学会の先生方の全くの独創というワケではなく、中国の元の時代に居た、滑伯仁(かつはくじん)という名医の、
『診家枢要』という本の中で説かれている脈診法です。
ですので、六部定位脈診の根拠は、滑伯仁の『診家枢要』という風に、私は理解しています。
(僕は経絡治療家ではないので、これを読んでくれている経絡治療学会の先生方、ここ、もし間違っていたらご指摘くださいネ。)
因みに経絡治療学会というのは、このブログでも紹介した柳谷素霊先生の高弟の先生方が、昭和初期に立ち上げた団体です。
墓マイラー 15 参照
この脈診の考え方が、今や国家試験にも出てきます。
こないだ、東京衛生学園の教員養成科で講義してきましたが、あそこには全国の鍼灸学校から鍼灸マッサージの資格を取った、
鍼灸学校の教員を目指す優秀な人が集まってくるのですが、そこでも、
「脈診と言えば、六部定位脈診しか知らない。」
という人がほとんどでした。
しかしですねー、「脈診」ていうのは、歴史的に見ますと、「六部定位脈診」以外にも、もっともっと、実に色々な診方考え方がありますので、
それを歴史的に、平易に、客観的に説いた方がいいと思うんですけどね。
(特に学校教育、国家試験レベルでは。)
で、学生さんが卒業して現場に出てから、自分に合った方法を学べばよいと。
そう思うんですけどねー。。。(~_~;)
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2016.10.13
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東洋鍼灸専門学校での後期講義、始まっております。
昨日は「脈診」に関して講義してきました。
東洋医学的な診断治療を行う上で、欠かせない診察法である「脈診」。
このブログでも、何度も触れています。
脈診と言えば、現代日本では一番大きな、伝統鍼灸の学派である「経絡治療学会」が提唱する「六部定位脈診」という脈診法が、
経絡治療学会の講師の先生方などによって、全国の多くの学校で教えられています。
国家試験にも出題されます。
これは、昭和初期に「古典に帰れ」と提唱したといわれる柳谷素霊先生の高弟の先生方が提唱した脈診法であり、その後、
現代まで、ずーっとメジャーな脈診法として扱われています。
墓マイラー 15 参照
学生さんに聞いても、脈診と言ったら「六部定位脈診」しか知らない、東洋医学的な治療方式と言ったら「経絡治療学会のやり方」しか知らない、
という学生さんも多いです。
しかし、脈診の歴史を紐解くと、中国でも日本でも、必ずしも「六部定位脈診」のみが行われてきたわけではない。
・・・というか、「六部定位脈診」が、こんなに偏って、広く教育されているのって、近現代の日本のみなんじゃないだろうか。(苦笑)
そこで僕は毎年、「脈診」そのものの、客観的に見た、極力偏りのない「脈診の歴史」から講義しています。
その上で、今やグローバルスタンダードと言っていい、現代中医学が採用している脈診(28脈状診と言います。)の基本的理論と実際を説いてから、
我々北辰会の脈診法(胃の気の脈診と言います。)について、理論と実際を紹介するようにしている。
これをすると、毎年学生から、
「初めてちゃんと脈診を教わりました!」
と言われて、驚きます。
(3年生ですよ。。)
まあ要はその講師が、自分のやり方考え方について「だけ」しか語っていない、なんてことは、真面目な学生さんは御見通しなんですね。
(真面目だったわけではない僕ですら、学生時代そう思っていました。)
その先生の見解はどうでもよくて、そうでない、永遠に使える東洋医学のスタンダード、基礎基本を、学生さんは求めているんだと思います。
まずそれを理解し、その上で、色々と取捨選択していきたいんだと思います。
当然ですよね。
日本で唯一、東洋医学を勉強できる公的教育機関である鍼灸学校がそうなっていないというのは、大いに問題だと思っているのは、私だけでしょうか。。。
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2016.02.22
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学生の皆さんは、ぼちぼち国試です。
まあ基本的には、国家資格を取るために、わざわざ500万近いお金と、3年間という膨大な時間を費やして、専門学校に通ったわけですから、
非常に重要な、越えるべき関門であります。
でもまあ、落とすことを目的とした試験ではないので、普通にやっていれば受かる、というのが国家試験。
ここで躓いているようではいけません。
問題はその後の鍼灸臨床家人生、どう生きるかです。
僕の後期授業も、3.9で一先ず終わります。
2015年度の後期からは、諸事情があって(苦笑)、人生で初めて、週に一回、1日4コマ受け持つことになりました。
朝10時から2時間講義を2コマ、いったん治療院に戻って何人か治療し、また6時から1時間半講義を2コマ。
4コマのうち3コマは同じ内容。
・・・いやー、なかなかのもんでしたね。(笑)
僕の本分、本職は、あくまでも鍼灸臨床の、待ったナシの厳しい現場。
そこでしか生きられない人間だと思っています。
ですので現状では、ちょっと患者さんに迷惑がかかり過ぎているので、本末転倒にならないためにも、2016年度からは1日2コマに減らさせていただきました。
で、こないだ、フィナーレともいうべき、公開臨床ノーカット版を、なんと1日3症例、やらせていただきました。
「公開臨床ノーカット版」とは、北辰会方式の弁証問診~体表観察~病態説明~治療~養生指導までの一連の流れを、実際のモデルを使って、
全てノーカットで公開する、かつて蓮風先生が恐らく日本(世界?)で最初におやりになった、伝説のデモンストレーションです。
僕からすれば、日頃やっている臨床の集大成的な講義でもあり、絶対に失敗できない、非常に緊張感のある講義です。
これを1日、3症例やりました。。。
しかも、問診が長時間必要なので、2週に渡って。。。
(予め学生さんに予診カルテを書いてもらい、最初の授業では問診のみとって、2回目の授業で残りの問診+治療です。)
いやはや、なかなかのもんでした。(苦笑)
まあでも、3症例とも、なかなかいいモデルで、まずまずうまくいったんじゃないかと思います。
心ある学生諸君に響いてくれることを期待します。
大変いい経験になりました。<m(__)m>
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2012.07.08
2016.05.09
2016.04.12
2016.04.28
2015.06.04
2012.12.23
2014.02.17
2014.04.26
2024.05.01
2024年 5月の診療日時2024.04.13
(一社)北辰会、組織再編。2024.04.02
2024年3月の活動記録2024.04.01
2024年 4月の診療日時2024.03.14
2024年2月の活動記録2024.03.01
2024年 3月の診療日時2024.02.15
2.17(土)ドクターズプライムアカデミアで喋ります!2024.02.04
3.10(日)(公社)群馬県鍼灸師会で講演します!2024.02.03
3.3(日)「浅川ゼミ会」にて講演します!2024.02.02
2024年1月の活動記録2024.02.01
2.25(日)順天堂東医研、第5回特別公開シンポジウム「日本とインドの伝統医学」に登壇します!!2024.02.01
2024年 2月の診療日時2024.01.11
2023年、9月~年末の活動一覧2024.01.05
診療再開!!2024.01.01
2024年 1月の診療日時2023.12.30
2023年、鍼療納め!!2023.12.21
(一社)北辰会、冬季研修会のお知らせ2023.12.01
2023年 12月の診療日時2023.11.26
患者さんの声(60代女性 背部、頚部の痒み、首肩凝り、高血圧、夜間尿)2023.11.25
患者さんの声(70代女性 耳鳴、頭鳴、頭重感、腰下肢痛、倦怠感)2023.11.22
12.3(日)市民公開講座、申し込み締め切り迫る!!2023.11.21
今週からの講演スケジュール2023.11.16
日本東方医学会学術大会、申し込み締め切り迫る!!2023.11.01
2023年 11月の診療日時2023.10.10
清明院14周年!!2023.10.04
12.3(日)市民公開講座やります!!2023.10.01
2023年 10月の診療日時2023.09.23
第41回、日本東方医学会学術大会のお知らせ2023.09.22
第55回、順天堂東医研に参加してきました!2023.09.21
第27回、日本病院総合診療医学会で発表してきました!!2023.09.20
Dr’s Prime Academiaで喋ってきました!2023.09.01
2023年 9月の診療日時2023.08.18
第54回、順天堂東医研で喋ってきました!2023.08.17
順天堂東医研の学生さんと、「森のくすり塾」へ。2023.08.16
診療再開!!2023.08.01
2023年 8月の診療日時2023.07.24
第53回、順天堂東医研に参加してきました!2023.07.23
(一社)北辰会関東支部に参加してきました!2023.07.22
Dr’s Prime Academiaで喋ってきました!2023.07.21
第73回 日本東洋医学会に参加してきました!2023.07.01
2023年 7月の診療日時2023.06.12
(一社)北辰会関東支部定例会に参加してきました!2023.06.11
(一社)北辰会本部会に参加してきました!!2023.06.10
Dr’s Prime Academiaで喋ってきました!2023.06.09
第52回、順天堂東医研で喋ってきました!!2023.06.08
第14回 日本プライマリ・ケア連合学会学術大会に登壇しました。2023.06.01
2023年 6月の診療日時2023.05.31
日本東方医学会、医鍼薬地域連携研究会(DAPA)について2023.05.30
生薬観察登山に行ってきました!2023.05.12
清明院のコロナ後遺症対応に関して