東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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「麦飯」ってどうでしょう?? 3

2017.07.03

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前回のお話

 

「麦飯」ってどうでしょう??

   参照

 

 

では続きいきます!!

 

 

◆麦飯と東洋医学

 

 

東洋医学的に考えていく場合、麦飯は大麦を炊いたものですので、大麦について知らなければなりません。

 

 

大麦とは、人類最古の作物の一つと言われ、原産地は西アジアですが、9000年前のイラクの遺跡からも発見されたとか。

 

 

日本では飼料やビール、麦茶、麦芽糖、みそ、しょうゆ、焼酎の原料として利用されています。

 

 

まさに我々の生活になくてはならない作物ですね。(゜o゜)

 

スタッフブログ 「麦茶」 参照

 

 

東洋医学的には、五味は甘、鹹、性は微温(涼性という説もある)であり、気を下げ、潤す性質をもち、脾の臓、胃の腑、膀胱の腑を養うと言われます。

 

 

発芽した大麦(外皮が付いたモミ)は「麦芽」という生薬として、漢方薬に使われます。

 

 

効能としては清熱消渇、益気調中、凉血利水、強心養血、寛腸消積とあり、主に中焦(脾胃)を調整する効果があります。

 

 

現代の研究では、前回述べた血糖値降下に作用する以外にも、消化促進、有機リン解毒作用、潰瘍抑制作用も期待出来ると言われ、

 

こういうものを日常的に摂っていた日本人、サスガ、って感じです。(笑)

 

 

ただ、注意点としては消化にやや負荷がかかるため、胃腸の虚弱な人や下痢しやすい老人や小児は、控えめに摂った方が良いでしょう、という感じです。

 

 

因みに、「大麦の苗」は一部の青汁の原料にもなっており、熱証、湿熱証の人は積極的にとるべきものですが、これも、

 

冷えのキツイ「陽虚」型の人は気を付けるべきでしょう。

 

 

このように、体にいいからと言って摂りすぎるのは問題ですが、西洋医学的に血糖値の問題といい、東洋医学的に内熱の問題といい、

 

胃腸虚弱やキツイ冷え体質でもない限り、現代人は白米に麦を混ぜた方が良い気がしてなりません。

 

 

 

続く

 

 

 

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モリンガ? 2

2017.06.25

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前回のお話

 

モリンガ? 1  参照

 

 

では続き行きます!!

 

 

「モリンガ」とは北インド地方を原産とするワサビノキ科の植物だそうです。

 

参考 wikipedia「ワサビノキ」

 

 

これの葉っぱをお茶にして飲む、と。

 

 

これもあまり成書に情報がないので、ネット上に散見される情報をのぞきますと、インド、アフリカ、フィリピン、インドネシアなどの亜熱帯の国々では古来より薬や美容、健康のために利用されてたそうで、

 

海外ではその栄養効果の実績と称賛を受けて、非常に高い注目を浴びているそうです。

 

(どこだ?”海外”って。。。(苦笑))

 

 

世界三代美女のクレオパトラが、モリンガのオイルを肌に塗り、モリンガのお茶を飲んで美しさを維持していたという話もあるそうです。(゜o゜)

 

 

ミラクルツリー(奇跡の木)ともいわれており、人間や動物にとって重要な栄養素が豊かに含まれているそうです。

 

 

ビタミン、ミネラル、アミノ酸がバランスも良く含まれていて、ポリフェノールは赤ワインの約8倍、ビタミンEは卵の96倍、鉄分はプルーンの82倍、

 

アミノ酸は米酢の97倍、食物繊維はレタスの28倍など驚くべき数字が出ているスーパーフードなんだそうです。

 

(出たー!!この〇〇の数十倍の栄養素って考え方!!( ゚Д゚))

 

 

効果としては抗炎症作用、抗酸化作用、食物繊維で整腸作用(腸内デトックス)、ポリフェノールでアンチエイジング、

 

ギャバの抗ストレス作用などなど・・・。

 

 

もはや全ての病気を予防、治療出来て、若返り効果まである奇跡の食べ物、って感じです☆(゜レ゜)

 

 

・・・いやーしかし、健康に敏感な方が聞いたら、飛びつきそうなものばかりですね。

 

 

てゆーか上の文章の「海外では注目を浴びている」「海外」って、どこ??(笑)

 

 

「奇跡の木」って。。。(苦笑)

 

 

そー言えばこないだ、「奇跡のお茶」の話をしたところでしたネ。

 

ルイボスティーと東洋医学    参照

 

 

これでは、奇跡だらけじゃないか!!( ゚Д゚)

 

 

これはね、要はね、世の中が奇跡だらけなのではなく、「奇跡を期待している人だらけ」なんですね。

 

 

まあこういう、「奇跡の〇〇」とか、「スーパーフード」とか言われるものは、努めて冷静に試して、自分に合うか合わないか吟味しましょう。

 

 

こちらとしても、こういうものは昔から、メディアを通じて次から次に出てくるので、よく検証しきれないうちにブームが過ぎ去ることがほとんどです。

 

 

「すごく合う!!あれもこれも治った!!!」

 

・・・とかいう人に限って、たいして続かなかったりするという、謎の現象も起こったりします。。。(゚∀゚)

 

 

「健康食品産業」というサービス業。

 

 

国民の関心が健康に向かうこと自体はいいことです。

 

 

サービス業のサービスの質を向上させる唯一無二で最強の方法は、消費者が賢くなることでしょう。

 

 

 

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『傷寒論』の時間指示と電話

2017.06.23

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清明院では、カゼひきさんをよく診ます。

 

 

最近も、よく診ています。

 

 

年々、カゼひきさんへの治療効果が、少しづつですが、上がっているように感じます。

 

 

嬉しいことですし、ありがたいことです。

 

 

でもこないだは、自分がカゼひきさんになってしまいました。(苦笑)

 

久々に風邪をひく 参照

 

 

カゼの治療が分かってきたかなーと、気を緩めると、スキが出来ると、ヤられる。

 

 

鍼の神は厳しいです。(苦笑)

 

 

・・・ところで、清明院では、治療に来た患者さんが、症状が出ていようといまいと、カゼの初期であると判断し、

 

治療をしたら、翌日や、場合によってはその日のうちに、電話していただくことがあります。

 

 

治療後すぐに電話してもらうケースでは、大体目安は2時間後です。

 

 

以前は、キッチリ治せたかの確認で、どんなカゼでも2時間後に連絡をもらっていましたが、最近では自信がある場合は翌日に、

 

再感していないかの確認電話をしていただくことが多いですね。

 

 

・・・さてここで、何故「二時間後」なのか。

 

 

それは、『傷寒論』の太陽病上篇、桂枝湯のところに書いてあります。

 

「・・・ 温覆令一時許.遍身漐漐.微似有汗者益佳.不可令如水流離.病必不除.若一服汗出病差.停後服.不必盡劑.若不汗.更服依前法.・・・」

 

まあこの条文は要は、薬を服用してから「一時(2時間)」おきに発 汗の有無を確かめ、発汗していなければ投薬を継続する形で、

 

太陽病の場合は4時間で1日分を服用させましょ、という理解に繋がる内容です 。

 

(上記は安井廣迪先生の解説を参考にさせて頂きました)

 

 

・・・で、その後は、やや間隔を開けて3 − 4 時間おきの服用とし、発汗すれば服 用を停止すると。

 

 

他の処方もこのようにして使用すると、効果がよりよいと 。

 

 

これを鍼に置き換えて考えると、二時間後に電話してもらって、発汗に限らず、どのような変化が起こったか確認、ということになるのです。

 

 

それにより、自分の鍼の威力や、効果の及ぼせた範囲、自分の診たての正確さもよく分かります。

 

 

このように、治療と、その後の変化については、古人が非常に詳細に観察して下さっているところなので、現代でも十分に使える知見が沢山あります。

 

 

以前も紹介したように、桂枝湯の後のおかゆ(熱希粥)とかね。

 

「おかゆ」を含む記事 参照

 

 

やったらやりっぱなしはダメ。

 

 

僕ら鍼灸院が、サクッとカゼを治す。

 

 

これ、重要重要。

 

 

超重要。

 

 

『傷寒論』『温病学』、鍼灸学校、鍼灸師の必修科目にするべきです。

 

 

 

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久々に風邪をひく

2017.06.21

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いやー、久々にやってしまいました。。。

 

 

一昨日の夕方から、咽喉にじゃっかんの違和感が。。。

 

 

そして、昨日の朝から、じゃっかん節々が。。。

 

 

そして、昨日の午後からは明らかに熱発している感覚があり、診療が終わって、家についてからはフラフラに。。。

 

(診療中はシャンとしてましたよ☆そこはプロなんでね。気力であります。(゜レ゜))

 

 

11時ごろに熱を測ったら39度。

 

 

食欲なし、少し悪心あり、上半身を中心に体重節痛、頭痛キツイ、咳、くしゃみ、鼻水はナシ、全身倦怠感と熱感が強い。

 

 

咽喉を見ると、左右、特に右の扁桃が赤く腫れている。

 

 

12時間後の11時10分からは、東鍼校で1時間半講義です。

 

 

さあ、間に合うか。

 

 

朝までに平熱に下げれるか。

 

 

もう、悪戦苦闘しながら、あの手この手で攻めました。

 

 

・・・で、どうにかこうにか、咽喉に違和感は残ったものの、朝には平熱で、無事講義を終えることが出来ました。

 

 

ふー、あぶねー。。。

 

 

僕が風邪で寝込むのは、年に一回あるかないかなんで、毎回焦りますね。(苦笑)

 

 

まあでも、咽喉痛から来て、そのまま急激に高熱、っていうパターンがほとんどです。

 

 

いわゆる温病型ですね。

 

 

寒気から来るやつもないことはないけど、稀ですね。

 

 

この咽喉痛、咽頭の違和感の時点で即座に対処して治さないと、大体今回のような破目になります。

 

 

今回の失敗は、2日前から咽喉痛があったのに、ほったらかしにしといたからです。

 

 

あの時点で対処していれば、なんてことなかったです。

 

 

でも、何もせんでも治ってしまうパターンもあるので、その辺の見極めが難しい。

 

 

いい教訓になりました。

 

 

 

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糖尿病と東洋医学 5

2017.06.12

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前回のお話

 

糖尿病と東洋医学

糖尿病と東洋医学 2  参照

 

 

◆消渇の治療と予後、予防法

 

 

消渇の治療は、基本的は清熱と滋陰の使い分けと、熱がこもっているところ、陰液が足りていないところを明確にして、

 

そこに陰液が充実するように、より効果的な配穴と手法を選んで治療をします。

 

 

ですので、

 

「糖尿病には〇〇というツボが効く!!」

 

とか宣った時点で、そんなん嘘っぱちです。(゚∀゚)

 

 

そんな簡単な病気じゃないっす。

 

 

だからこれだけ問題になっている訳で。

 

 

糖尿病には間違いなくこの経穴が効く、もしそれが本当なら、あっという間に東京ドームみたいな治療院が建ちますよ。( ゚Д゚)

 

 

この病は、なんといっても患者さん自身の養生も非常に重要で、食養生としては脂っこいものや甘いもの、酒や火の通ったもの、

 

小麦粉を使ったものを過飲、過食しないことはもちろん、性欲や怒りが度を超すのも良くない。

 

 

これらが守れないから、こうなったわけですから、養生を言葉で言うのは簡単でも、実際に行うのは、非常に根気と強い意志が要ります。

 

 

 

これらは消渇病の重要な発病原因になるし、『実用中医内科学』では、発病以降、上記のような生活習慣を改めなければ、

 

「どんないい治療をしても治らない」

 

とまで述べて戒めています。

 

 

韓国ドラマ『太陽人イジェマ』で、ジェマがめっちゃ怖い顔で患者さんに養生指導するシーンがありました。

 

 

また運動については積極的にやるといいが、激しい運動を急激にやれば、かえって疲労を起こすので良くない。

 

 

歩く、走る、自転車をこぐ、泳ぐなど、軽く、コンスタントに継続できる、有酸素運動が望ましい。

 

 

この疾患は、例え「三多」が改善し、体重が元通りになったとしても、しばらくは治療を継続するべきで、症状の改善をもって、

 

すぐに治療を中止してはいけない。

 

 

・・・とまあ、こんな具合で、東洋医学では、治療はもちろん、養生指導に重きを置くことで、2000年以上前からこの病気をやってきて、

 

一定の効果を出してきました。

 

 

食事制限、生活の摂生はもちろん重要だけど、もっと積極的に体質を調えようとするなら、早い段階で東洋医学的な治療を開始することを、強くお勧めします☆

 

 

 

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糖尿病と東洋医学 4

2017.06.11

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これまでのお話

 

糖尿病と東洋医学

糖尿病と東洋医学 2  参照

 

 

では続きいきましょう!!

 

 

◆三多と三焦での分類

 

 

『実用中医内科学』によれば、消渇の特徴的な病変は

 

多飲、多食、多尿

 

「三多」が中心であり、病が進んでいくと

 

消痩尿が甘くなる

 

などの病変が現れるそうです。

 

 

中医における消渇は、西洋医学の糖尿病のみならず、尿崩症(※)も包括した概念であるそうです。

 

※尿崩症・・・様々な原因で多尿となり、必要な水分まで排泄されてしまい、体内の水分のバランスを崩し、皮膚乾燥や口渇、ひどくなれば脱水、低血圧、意識障害などを呈する病気。

 

 

また、よく消渇は「上消渇」「中消渇」「下消渇」と、上焦、中焦、下焦のどこに病変が集中するかで分けられます。

 

 

上消渇は「肺の蔵」、中消渇は「脾の臓」「胃の腑」、下消渇は「腎の臓」が、病変の中心となります。

 

肺・大腸

脾・胃

腎・膀胱

心包・三焦   参照

 

 

とりわけ、消渇は本質的には「腎の病」を治療することに主眼が置かれます。

 

 

熱がこもって、陰液を消耗すると、最終的には腎にしわ寄せが来やすいのですね。

 

 

こういう特徴があると、いきおい、西洋医学の腎臓と、東洋医学の腎の臓を結びつけて論じたくなりますが、何度も書いているように、臨床的にはそのように短絡しない方が正解です。(*‘∀‘)

 

 

 

続く

 

 

 

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糖尿病と東洋医学 3

2017.06.10

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これまでのお話

 

糖尿病と東洋医学

糖尿病と東洋医学 2  参照

 

 

◆消渇の病因病機

 

 

上海科学技術出版社『実用中医内科学』によると、消渇の病因病機は以下の通り。

 

1.飲食不節→邪熱→津液を損耗

 

2.情志の失調→鬱火→津液を損耗

 

3.先天的に五臓が虚弱

 

4.房事過多で腎陰を損耗

 

5.温燥の薬物を過服して、津液を損耗

 

の5つが挙げられています。

 

 

総じて、最終的に「津液が減ってしまうこと」に、この病の本質があると考えられてるようです。

 

 

このうち、5.の、薬物に原因のある消渇については、あまり言われていないが、個人的には多いのではないかと思っています。

 

 

よく最近の健康ブームでは

 

「冷えこそ害悪」

 

として、とにかく温めることが重要だと謳い、結果的に盲目的に温性の食品やサプリメントを過服、久服しているケースが多いように思います。

 

 

東洋医学では、冷えにも細かい分類があり、

 

「気の停滞」

 

 

「邪熱の内攻」

 

によって、見かけ上の冷えが起こることを知らないといけません。

 

 

また、1.の飲食にしても、2.の対人ストレスにしても、4.の性生活にしても、現状の間違った生活に、

 

「何かを足す」

 

のではなく、

 

「間引く」「減らす」

 

ことの方が有効な場合があることを知った方が良いと思います。

 

 

さらに、この病気は症状が出て気付いたときにはもう手遅れ、というケースもあり、消渇病になってから慌てたのでは遅い、ということを、よくよく知っておくべきだと思います。

 

 

 

続く

 

 

 

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ルイボスティーと東洋医学

2017.06.07

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↑↑ダム好きなんだよねー。進撃の巨人的世界観。

 

 

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今日、患者さんに問われました。

 

「ルイボスティー飲んでもいいですか?」

 

と。

 

 

アフリカ原産のマメ科植物、ルイボスの葉を使うルイボスティーは、紅茶の代用品なんだそうで、ネット上にあるいくつかのサイトを見てみると、

 

抗炎症作用があり、不妊、便秘、冷え性、むくみ、ダイエット、美肌などなど、とてもたくさんの効能が謳ってあります。

 

(どれも、健康に敏感なアラサー女子が飛びつきそうなものばかりですな。。。)

 

 

で、ルイボスの葉っぱを乾燥させたものを煎じてお茶にして飲む、という訳だそうです。

 

 

何でもこのお茶はアフリカでは「奇跡のお茶」と呼ばれているんだとか。(゚∀゚)

 

 

・・・こういうのね、たまに聞かれます。

 

 

患者さんに聞かれると、その食品にどういう作用があるかについては、『東方栄養新書』『東方養生新書』『東洋医学で食養生』あたりを中心に、

 

清明院に10冊ほどある食養生の本から探したりするのですが、ルイボスティーについては見つかりませんでした。

 

(まあ”最近話題”っていうくらいで、最近になってから日本のメディアで紹介されたのでしょう。)

 

 

・・・で、うちの蔵書になければ、仕方なくネットの情報から探す訳ですが、僕と同じようなことを考えている人が何人かいました。

 

(因みに、ネットでも無理な場合は最終的にS先生に聞きます。(笑))

 

 

まあたいがい、アフリカなどの暑い国で採れるものというのは、人体の熱を取る作用があるものが多いです。

 

 

結果的に気の巡りが良くなったり、浮腫みがとれることもあるでしょう。

 

 

こう考えると、東洋医学的には実熱型、湿熱型の人には、”過度にならなければ”いいのかもしれません。

 

 

で、反対に陽虚型、虚寒型の人が過度に飲めばよくない、と考えること出来ます。

 

 

ただ、昔から「身土不二」という言葉があるように、上記のように、体に籠った熱が取りたいとか、気血の巡りをよくしたいとか、浮腫みを取りたいとか言うなら、

 

わざわざアフリカ原産のものをとらんでも、毎日ガブガブ飲んでる水分の量減らして、軽い運動して、その辺の八百屋で売ってるキュウリでも食っときゃいんじゃないすかね。(゚∀゚)

 

 

横文字とか、ド派手な広告をありがたがるのは、そろそろヤメにしませんかね。

 

 

 

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「鍼灸師が紹介状書いていいんですか?」

2017.04.06

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昨日から、東洋鍼灸専門学校での講義が始まりました!

 

 

今年度の学生さんも、なかなか熱心で、たくさんの質問をいただきまして、嬉しかったです。

 

 

色々な質問がありましたが、印象的だったのは、

 

「先生は、治療を断ることはありますか?」

 

という質問。

 

 

このブログで何度も書いていますように、東洋医学というのは、気を動かし、陰陽バランスを整える(治る力を最大化する)、結果的に病気が治る、

 

治る力が増す、ということを説いた医学です。

 

 

それを「鍼灸」でやる、というのが東洋医学的な、伝統的な鍼灸治療、ということになります。

 

 

毎日毎日、ひたすらそれをやらせていただいているのが、「清明院」という施設です。

 

 

「気を動かして、鍼灸をする前よりは、陰陽バランスを整える」

 

ということ自体は、どんな重症であれ、すべての症例において、理論上は可能です。

 

 

ただしかし、もちろんそれですべてが治せるという訳ではないです。

 

 

例えば、毎日、あるいは1日何回も、鍼灸治療が出来れば治せるかもしれない症例でも、経済的、物理的な問題で、月に数回しか診せに来れない、

 

といった場合、陰陽バランスを調整する力、鍼の力が病の勢いに追い付かない場合もあります。

 

 

臨床家は結果責任ですから、そういうものについては、悔しいけど「治せない」ということになります。

 

 

そういう場合なんかに、専門病院などに「紹介状」を書いてその患者さんを送る、ということをやる場合があります、と答えると、学生から、

 

「え!?鍼灸師が紹介状を書いていいんですか?」

 

「病院は受け取ってくれるんですか?」

 

という質問が出て、度肝抜かれました。。。( ゚Д゚)

 

 

いやいや、いいに決まってるっしょ。(苦笑)

 

 

逆に、何でダメなの?

 

 

治らないからって、相談されてんのにほったらかしにするのは無責任でしょ。

 

(因みに、自己判断で、全く無断で来なくなってしまった患者さんについては論外ですよ。これはフォローできません。)

 

 

清明院も、大変な重症難病に関わらせていただくことが多い関係上、これまで、何枚も紹介状を書いています。

 

 

まあ、相手が大学病院や総合病院で、いわゆる「保険医療機関」からの紹介状しか受け付けていないところだったり、そもそも鍼灸や東洋医学に否定的なドクターだったら、

 

紹介状を受け取らない、というケースもあり得るかもしれません。

 

(大変嘆かわしく、残念なことですけどね。。。)

 

 

しかし、普通の良心的なドクターであれば、大変丁寧な文面のお礼状とか、診療情報提供書を返送してくれます。

 

 

これまでに実際にあったケースとして、総合病院などで、病院の窓口としては「保険医療機関」以外からの紹介状は受け取りNGであっても、

 

ドクターのご配慮によって、診察の際に直接ドクターに手渡す形でお渡しし、その後、ご丁寧な返信を下さった、というケースがありました。

 

 

鍼灸師は国家資格。

 

 

公的に認められた、医療技術職です。

 

 

鍼灸師は医業類似行為者だから医療じゃないとか、医療に関わっちゃいけないとか、鍼灸師の側が、変に自虐的な認識を持つのは、患者さんの不利益に繋がると思います。

 

 

誇りと自覚をもって、やれる最大限のことをしましょう。

 

(もちろんキチッとした学術を身に付けた上で、ね。)

 

 

こういう認識の学生さんが居る以上、学校教育の中で、「紹介状の書き方」という授業があってもいいんじゃないかと思いますねえ。

 

 

東京衛生学園臨床教育専攻科(教員養成科)にはありましたけど、鍼灸師養成校にもあっていい。

 

 

 

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患者さんの声(50代女性 口腔扁平苔癬、肩こり、疲労倦怠感など)

2017.03.31

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「患者さんの声」をいただきましたので紹介します。

50代女性 会社員

【症状】 

 

口腔扁平苔癬 肩こり、疲労倦怠感など

 

 

 

一昨年から、歯磨きが出来ないほどの口内の痛みが続いたかと思うと治まる、といった日々の繰り返しでした。

 

口の中が熱いというか、モノが当たると痛いんです。

 

それでも何日かすると治まるので、あまり深く考えていませんでした。

 

その痛みが治まっている間に歯医者へ行ったところ、

 

「あっ、おそらく口腔扁平苔癬(こうくうへんぺいたいせん)です。大きな病院で調べてもらってください。」

 

とのこと。

 

その頃、下の歯茎に白いレース状のものができていました。

 

大きな病院の口腔科で生検した結果、「前がん状態」とのことでした。

 

しかも

 

「治療法は特にありません」

 

と大きな病院の先生は仰います。

 

「えっ?では私はどうすればいいんでしょう」

 

「定期的に経過観察をしていきます。もしガンになったらその部分を切除します。ならないように気をつけてください」

 

「切除したら顔変わります?」

 

「…変わります」

 

む、難しいですよね、ガンにならないように気をつけるなんて……。

 

わたくし、顔が変わるのはイヤだ、との思いから、なんとか治療法を探ろうとネット検索致しました。

 

で、

 

“鍼で扁平苔癬が治った!”

 

という患者さんの声に辿り着き、こちらの清明院にすぐさま予約を入れた次第です。

 

そこからは真面目に通いました。

 

竹下先生の技術は素晴らしいのひと言。

 

通い始めてからは一度も痛みの症状は出ませんでした。

 

先日、3か月後の定期検診で大きな病院へ行ったところ

 

「扁平苔癬が消えてる! なぜ? 奇跡!?」

 

と、先生が驚く驚く。

 

ドヤ顔で、清明院の鍼治療を話したところ、他の患者さんにも教えてあげていいか?と逆に聞かれました。

 

口腔扁平苔癬で悩んでいる方々にお伝えします。

 

その痛みは改善する可能性があります。

 

どうぞ、竹下先生の鍼治療を受けてみてください。

 

泣きたいくらいの毎日から解放され、新しい自分になれるかもしれません。

 

私は現在50代半ばですが、60代も明るく楽しく生活できそうな気がしております。

 

 

 

【清明院からのコメント】 

 

 

 

感動が伝わってくる文章をいただき、こちらも嬉しいです。(^^) 

 

最近、チョイチョイ診ます、口腔扁平苔癬

 

以前にも、他の患者さんの声を紹介致しました。

 

患者さんの声(50代女性 口腔扁平苔癬 イボ、ホクロの急激な増加、疲労倦怠感など) 参照

 

まあ、たとえ西洋医学の病名が付いていても、それで東洋医学的な診察診断に大きな影響が出るというものでもないのですが、

 

臨床的には肝が悪かったり、脾が悪かったり、正気の虚が関与したりと、色々な病理があるようです。

 

(もちろん西洋医学の診断名や予後予測も参考にはしますが。)

 

この方の場合は初診時「脾虚肝乗」と証を立て、治療を進めると、3診目には明らかな変化を実感されたようです。

 

そのまま治療を継続し、約3か月後、最近の検査にて、専門病院にて、奇跡的に苔癬が消失している、という結果を得ました。

 

その間、治療回数は15回です。

 

僕も以前、禁煙後の口内炎に苦しんだ経験があるので、口腔内の痛みという症状の不快さはよく分かります。(苦笑)

 

タバコと東洋医学(その6) 参照

 

この患者さんのように、大きな病院から

 

「前癌病変です。現時点ではやりようがないです。」

 

なんて言われたら、その先の人生、暗くなっちゃいます。

 

でも、鍼灸ではちゃんとやりようがアリアリです。

 

 

お困りの方は、清明院に相談してみてはいかがでしょうか?

 

 

 

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