東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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水が滞り、夜泣きする

2011.12.15

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最近、再び小児の新患さんが多い清明院・・・。


開業当初は、こんな新宿のど真ん中で、小児がたくさん来るなんてこと、まったく想定していませんでした。(笑)


場所柄、サラリーマンやOLさんが増えるかな~、と思っていましたが、清明院の患者層は老若男女、実に様々です。

これはとっても、いいことです。(感謝合掌)


幅広い患者さん達、大歓迎です♪

東洋医学は、もともとそういう医学です。


近年よく見かける「〇〇専門鍼灸院」というやり方も、それはそれで否定しませんが、清明院はそれでいうなら東洋医学専門鍼灸院です。


だから、当然患者層は老若男女になりますし、職業や病気も実に様々、となります。なるはずです。

 

(と思ってます。)


また、それこそが東洋医学のよさである、とも思います。


まさに蓮風先生もよくおっしゃる、「我々は全科者じゃ!(笑)」ですネ。


小児に関してもこれまで、よくあるアレルギーやら、夜泣きやら、おねしょなどから、先天性の難病まで、様々な疾患を診させていただいております。

・・・つい最近診た、夜泣きの症例。

一口に夜泣きといっても、東洋医学的には実に色々な原因で起こるのですが、その子の場合はメインは

「水の滞り」

でした。

水が滞ると、気や血も滞ります。


五臓六腑、特に脾の臓、胃の腑、大小腸の腑、腎の臓、膀胱の腑などを中心に、ジワーッと障害します。


子供はお腹がすくと、ぐずります。


そして気が済むまで、お乳や離乳食を飲みまくりの食いまくりです。(笑)


もちろんそれに耐えられる臓腑の状態なら問題ないのですが、まだまだ未熟な、カワイイ臓腑・・・。


受け止めきれない場合もあります。

そうすると、様々な異変が起こってくることがあるのです。


・・・ま、そんな考えで、お腹にサッと鍼を接触。

「サッ」とね。


1回で夜泣き激減。


お母さん不思議がる。


これが東洋医学。

 


鍼最高。

 

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眠りと脾の臓

2011.11.13

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昨日から今日にかけて、例によって寝まくりました。(笑)

 

 

今日は久々のオフでした。

 

行きたい勉強会があるにはあったんですが、どうしてもというほどではなかったんで、今日の朝の段階の気分で決めようと思っていました。

 

・・・で、今朝、

「もうちょっと寝たい・・・。」

ということで、自分の意志の弱さに負けて、ガッチリ2度寝です。

 

「惰眠」をむさぼる、これも最高の日曜日の一つの在り方です。

 


 

ところでこの時期、脾の臓の弱りが出やすいですね。

 

(苦笑・・・いきなり真面目な話ですが。)

カテゴリ 脾・胃 参照

 

夏の間の暴飲暴食のせいであったり、寒くなって汗をかきにくくなったせいもあったり、気温や湿度の乱高下に腎の臓や肝の臓が悪影響を受けてだったり、

色々な原因が重なっているのですが、食後眠くなったり、横になりたくなったり、体が重だるく、集中力が途切れがちになったり、やる気がもう一つでない、

 

これらは最終的には「脾の臓の弱りの症状」であることが多いです。

(絶対じゃないよ、”多くの場合は”という意味です。)

 


・・・こんな時、どうするか。

 

手足を使った軽い運動+鍼ですよね!?

 

という訳で、ヨヨコーに走りに行ってきます!!!

 

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日本東洋医学会の被災地での活動

2011.10.22

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こないだ、私も所属する、(社)日本東洋医学会(医師を中心とした、国内最大の東洋医学の学術団体)の会報雑誌を見ていて、

 

「あー、やっぱそうだったんだ~!!」


と思った報告記事があったので、報告します。


震災の1週間後~2ヶ月後まで、東北大学病院漢方内科の先生方が、漢方薬による投薬治療、鍼灸マッサージによる治療で、被災地(石巻市、女川町)で医療支援を行っていたそうです。

(・・・なんで、もっと報道されないの??)

震災直後はカゼや胃腸炎、低体温症などの症状が多く、2週間後からはそれらの症状に加えて不安感、イライラ、便秘等の症状が多かったようです。


それらのすべてに対して、漢方薬、鍼灸マッサージで、非常に高い効果をあげていたようです。

(社)北辰会の方でも、義援金68万4千円を寄付するとともに、個人的に医療ボランティアに行かれた先生もいましたが、本来はこういった非常時にも、

 

もっともっと積極的に、組織として東洋医学が関わるべきだと思います。


実際に役に立つんだから。

・・・もちろん「ちゃんとやれば」の話だけど。


急性期を脱した後のケアはもちろん、急性期から、もっともっと積極的に関わってもいいと、個人的には思いますがね・・・。

 


とにかく、今回の震災で露呈された様々な問題は、次回にどれだけ生かせるかだと思います。


もちろん「次回」は無い方がいいけど、「絶対ない」とは言い切れないんだから・・・。

(社)日本東洋医学会HP

(社)北辰会HP

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「三焦」って何ですか?(その10)

2011.08.17

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これまでのお話・・・

 


「心包」って何ですか?(その6)

「三焦」って何ですか?
「三焦」って何ですか?(その2)
「三焦」って何ですか?(その3)
「三焦」って何ですか?(その4)
「三焦」って何ですか?(その5)
「三焦」って何ですか?(その6)
「三焦」って何ですか?(その7)
「三焦」って何ですか?(その8)
「三焦」って何ですか?(その9)

 

シャンシャンいきます!!!

 

今日の話は、患者さんや一般の方にはちょっと難しいかもしれません・・・。

 


でも、とっても大事な部分なんで、頑張ってなるべく簡単に書いてみようと思います。

 


・・・前回、「三焦の腑」「心包の臓」も、”名前はあるけどカタチがない”から、同じグループなんだよ、だから”表裏関係”といって、関わりが深いと考えるんだよ、というお話をさせていただきました。

 


でもこれだけでは、実際に働きの上でどのように関わるのか、イマイチよく分かりませんよね?

 


そこで今日は、「三焦の腑」の、機能面での、他との関わりを考えてみたいと思います。

 

☆「三焦」と他の臓腑の関わり具合

 



以前、東洋医学の中心的な考え方の一つである、「五行(ごぎょう)」という考え方について、簡単に述べさせていただきました。

「五行」って何ですか?(その8) 参照

 


その時にご説明させていただいたように、「五行」というのは自然界のあらゆるものを、特徴の上から5パターンのシンボルに分類する考え方なんですが、

東洋医学では人体の「五臓六腑」というものも、それぞれこの「五行」というカテゴリーに分けております。

 


・・・すなわち、

木・・・肝、胆

火・・・心、小腸

火・・・心包、三焦

土・・・脾、胃

金・・・肺、大腸

水・・・腎、膀胱

という風に、です。

 

ここで、「火」に属するものだけ、他と違って4つあることに気が付きます。

 

五行の中でも、「火」というのは「陽の性質」が最もよく表現(シンボライズ)されたものです。

 

ですので、五臓六腑ある中でも、他と比べて「相対的に」非常にパワフルに、動的に、活発に働いている、これらの臓腑が分類されるのです。

 


あまり専門用語を使いたくないので、簡単に説明しますが、心、小腸、心包、三焦、どれも「火」に分類されるんだけれども、

実は心と小腸はメインの「火」、心包と三焦は脇役(サブ)の「火」、という分け方なのです。

 


まず、心と心包に関しては、この二つがある意味でニコイチとして協調しながら「血(けつ)」を全身に送り出す、極めて動的な性質を持った臓ですから、

 

陽のシンボルである「火」に分類されるのは当然です。

 


・・・で、心と心包を比較すれば、心包は君主(王様)である心の補助(ガードマン、側近)ですから、サブの「火」になるのは当然です。

 


小腸に関しても、脾胃から来た飲食物を大腸にせっせと送りながら、”必要なお水”と”いらないお水”を分ける働きがメインでしたから、

性質的には非常に動的であり、「陽」に属しますので、「火」に分類されております。

 

ちなみに、心の臓、心包の臓、小腸の腑の細かい働きに関しては、過去の記事、


「心」って何ですか?(その7)
「小腸」って何ですか?(その5)
「心包」って何ですか?(その6)

をご参照ください。

 


では、今回のメインテーマである「三焦の腑」はどうかというと、これまで解説してきたように、「脾の臓」や「胃の腑」、「腎の臓」と深く関わりながら、

「気」や「水」の通り道であり、全身を包括し、常に燃えている(焦げていっている)三焦の腑も、当然「陽」的ですので「火」に分類されます。

 


・・・つまり、”形態ありて形なし”という風に解釈されるように、”常に動的に変化している”という意味で、陽的であり「火」に属するのです。

 

そして、心包の臓が心の臓を補助するのと同じように、三焦の腑が小腸の腑の補助をする面もあります。

 

小腸で分けられたお水は、三焦を通って、最終的に汗になったり、小便になったりする訳です。

 

ですからその意味では、サブとしての「火」に分類される、という訳ですね。

 

しかし、三焦はそれ以外にも、色んな臓腑の働きを助けているし、ちょっと特殊な存在なんです。

 

・・・長くなったので、次回に続く。

 

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「精神的ストレスで悪化、発症する病」について(その2)

2011.07.22

前回のお話・・・

「精神的ストレスで悪化、発症する病」について

続いていきます!


☆なんで「そこに」症状が出たのか。


前回のお話では、精神的ストレスで悪化、発症する病に、東洋医学の言う「肝の臓」が大きく関係している理由を述べました。

今回は、ではなぜ、「そこに」症状が起こったのか、という問題です。


強烈な精神的ストレスがあってから発症、悪化した病も、必ずみんながみんな、同じ病になる訳ではありません。


「肝の臓」に負担がかかったからと言って、それが出る”場所””症状”も一様ではありません。


頭痛になる人、メマイになる人、肩こりになる人、胃痛になる人、坐骨神経痛がひどくなる人などなど、実に様々です。


・・・さあ、これをどう考えるか。


これには、

「もともとのその患者さんの状態(体質素因)」

と、

「どうして、もともとがそうなのか」

に対する理解が重要だと思います。

まー、これを知るために、我々は長い時間をかけて、その患者さんの生活状況、生活環境、体質状況等を、詳しく問診するのです。

つまり、もともと弱点としてあった、その患者さんにとっての

「気の動きが滑らかでない部分」

が、「肝の臓」に負担がかかったことにより、

「さらに気の動きが悪くなった」

結果、今回の症状を発症した、あるいは悪化した、と考え、さらに、

「じゃあどうしてそこが元々気の動きが悪かったのか」

という風に考えていくワケです。


この、「病のメカニズムに対する理解」が正確、精緻であればある程、治療も、患者さんに対する生活指導も、シャープになっていきます。


・・・実はこれが、東洋医学的な診断の重要な部分であり、術者のウデの差が出る部分の大きな一つだと思います。

「肝の臓が悪いんだから、肝の臓を治療できるツボに鍼をすりゃあいいのさ!」

と言っちゃえば、なんかいかにも簡単だけど、

「肝の臓を治療できるツボって、いっぱいあるけど、どこにどういう鍼をするの?それはどうして?お灸はどうしてしないの?」

とかっていう、誰もが疑問に思う、細かい問題の解決は、

「この病気がどういうメカニズムで発生し、そこにどういう風に肝の臓が関わって、今回の症状が出るに至ったのか。」

が分かってなければ、適切さを欠きます。


そして当然それは、”治療効果”に反映されてきます。


ぼんやりと病を理解し、治療してたら、治療効果もぼんやりです。

ピンボケします。

シャープに病を理解して治療してたら、治療効果もシャープです。

(基本的には。)

しかし、実はまだ問題は残ります・・・が、言い出すとどんどん難しくなっていっちゃうので、とりあえずこれでおしまい。

 


気が向いたら続きを書こうと思います。(笑)

 

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「三焦」って何ですか?(その5)

2011.07.15

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これまでのお話・・・

「心包」って何ですか?(その6)
「三焦」って何ですか?
「三焦」って何ですか?(その2)
「三焦」って何ですか?(その3)
「三焦」って何ですか?(その4)

 

 

ジャンジャカいきます!!

 

☆「三焦」は生命力が躍動するスペース

 


我々東洋医学の学ぶものが、避けては通れない聖典に『難経(なんぎょう)』という書物があります。

 

この大古典は、『黄帝内経(こうていだいけい)』よりは後に書かれたものですが、”論文集”といった色合いの強い『黄帝内経』に比べて、

比較的論旨が一貫しており、同一人物、あるいは同一の学派によって書かれたものであろう、とされています。

 


まあ、そういう考証めいた話はともかく、『難経』は東洋医学、特に”鍼灸”をやるものにとっては、『黄帝内経』と並ぶ書物、聖典の一つ、と言ってよいと思います。

 

僕もよく先輩から、

「この医学を本格的にやるなら「ソ・レ・ナン※」を徹底的にやれ!誰が何と言おうが、この医学はその基本からは出ないように出来てる!」

と言われてきました。

(※ソ・レ・ナン・・・黄帝内経素問(もん)、黄帝内経霊枢(いすう)、難経(なんぎょう)のこと。3つとも東洋医学における聖典みたいなものです。)

 


・・・まあともかく、この「ソ・レ・ナン」の中にも、「三焦」に関する記載があります。

 


『難経』では、おへその下に、生命力の根本(原気)が宿る、と書いてあり、ここから全身、すなわち「三焦」を駆け巡るのだ、な~んて言っております。

 

(有名な八難、六十六難あたりですね。)

 

 


だから、我々も患者さんのお腹をみる時、おへその下の弾力の程度を重要視しますし、武道や気功なんかでも、おへその下に重心を置くとか、

”気を集める”ことを非常に重要視します。

 

ここには、おへその下(丹田:たんでん)という「部分」を充実させることによって、結果的に「全体」を充実させようという、

「部分」=「全体」であり、「全体」=「部分」

 

という、東洋哲学的な考え方が潜んでおります。

 

・・・この考え方は、実は仏教などでもおなじみの考え方です。

 

「部分」と「全体」が同一である、という関係性は、一瞬の中にも永遠を含むという「一即一切、一切即一」という世界観へも展開していく、といわれます。

 

・・・なんか、ムズイネ~♪


(笑・・・こういう話、好きな人は好きなのは重々承知ですが、あまり深入りしましぇん。あしからず。)

 

ともかく、臓腑では脾胃や腎、人体を流動する構成要素では「気」や「水」の動きに大きく関わりながら、人間の根源的な生命力とも深く関わるという、

 

壮大であいまいな謎の存在、「三焦」・・・。

 


その1でも述べましたが、これが、独特の哲学性に裏打ちされた、「東洋医学の完成度の高さ」を支えているのです。

 

 


続く

 

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「三焦」って何ですか?(その3)

2011.07.11

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これまでのお話・・・

「心包」って何ですか?(その6)
「三焦」って何ですか?
「三焦」って何ですか?(その2)

 

さあどんどんいきます!!

 

☆「三焦」は”気血水”、特に”気と水”が移動するスペースである

三焦(類経図翼)

(中国明代、張景岳『類経図翼』より)

 


図にすると、こんなことになっております。


図で見たら、まさに「三焦」=「全身」であります。


またこの図は、「三焦」が皮膚と臓腑をつないでいること、形のはっきりしない膜状の組織だ、ということも表現しようとしている図、と考えて下さい。

 


この図から、三焦は「気・血・水」の流れるスペースそのものである、と考えることが出来ます。

 


・・・しかし、”三焦は全身です。”と頭ごなしに言われましても、具体的に何をしてるのか、もうちょっと細かく分からないと、イマイチ手の出しようがありません。

 

この図の中で興味深いのは、「中焦」の部分に何やら最も多くの文字がツラツラ書いてあり、上焦、中焦、下焦の中では、特に「中焦」との関わりが重要っぽい、ということが分かるのが一つ、

 

また、背中側の意味深い位置に「腎の臓」だけが記載されていて、「三焦」と「腎」の関わりが強調されているということが、興味を引きます。


 


これらのことは、「三焦の腑」とは全身である、と言いつつも、特に「脾胃」、それから「腎」と深く関わる事を暗示しています。

 

・・・以前説明したように、「脾胃」の働きといえば、消化吸収の要として、飲食物から”気と血のもと”を取り出し、全身を栄養することがメインテーマでした。

カテゴリ 「脾・胃」 参照

 

そして、「腎の臓」の働きと言ったら、「尿」を中心として、発汗、排便といった、人体の「余分な水分排出機構」に大きく関わりつつ、

親からもらった先天的な生命力を秘めた「生殖」「成長」に関わる重要な臓だ、というお話もさせていただきました。

カテゴリ 「腎・膀胱」 参照

 

そして「三焦の腑」はこの「脾胃」「腎」と大きく関わりながら、皮膚における汗腺と臓腑をつなぎ、「気、血、水」、とりわけ「気と水の通り道」として、

発汗、排便、排尿がスムーズに行われるための”大前提(インフラ)”となっているのです。

 

 

上下水道がなかったら、トイレも台所もないですからね。

 

・・・私の知り合いの信頼できる漢方薬の先生に言わせると、この「三焦の腑」のことを「三焦空間」と呼び、このスペースをしっかりと広げ、

スムーズに流通させてやることによって、体内の余分な水分や滞った気血を「より」速やかに除去できる、という考え方もあるそうで、

これは我々鍼灸師にとっても、大変参考になる考え方だと思います。

 

・・・長くなっちゃったんで、次回に続く。

 

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「三焦」って何ですか?(その2)

2011.07.10

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これまでのお話・・・

「心包」って何ですか?(その6)
「三焦」って何ですか?

続いていきます!


☆全身としての「三焦」と「三分割」の重要性


これまで、このブログでも何度か、「上焦」「中焦」「下焦」と、人体を上中下の3部位に分ける考え方を紹介しています。


上焦は、膈(かく)から上、「心・肺の臓」がある場所です。

中焦は、膈から下、おへそより上、「脾の臓」と「胃の腑」「肝の臓」「胆の腑」がある場所です。

下焦は、おへそから下、「腎・肝の臓」「小腸・大腸・膀胱の腑」などがある場所です。

 


これら3つの部位を総称して、「三焦」と呼ぶことがあります。

 


ですから、

「三焦って何ですか?」

と問われたら、

「上焦、中焦、下焦を合わせた、全身まるごとひとくくりのことです。」

と言うことも出来ます。

 


出来ますが、これも「三焦」という言葉の解釈のひとつ、概念のひとつでしかありません。

 


・・・ところで、人体をわざわざ上中下という3セクションに分けて考える、これは一つには中国古来の、

「天地人三才思想(てんちじんさんさいしそう)」

というものが深く関わっているようです。

 

この「天地」という陰陽(大宇宙)の中にある「人間」という陰陽(小宇宙)、これは一言でひっくるめて言っちゃえば「大自然」なので、

本来は一体のものであり、分けられるものではありません。

 

この、本当は分けられないけれども、一応、そこに存在する法則性や秩序を理解するために便宜上「三分割」する、という考え方が、東洋医学においては極めて重要です。

 

もともと一つのものを分けて考えた時、「陰」と「陽」と「その境界線」で「三」です。

 


この考え方を非常に重要視した学者で、成都中医薬大学の教授である鄒学熹(しゅうがっき)という人がおります。

 

蓮風先生が数年前、この先生と実際に有名な麻婆豆腐のお店で会食しながら、易学について薫陶を受けたという話は、北辰会の間では有名です。

 

特にこの先生の、「三を含みて一となす」という考え方は、当時の蓮風先生、北辰会にとって、大変インパクトが大きかったようです。

 

その他にも、この先生の考え方は、蓮風先生や、北辰会の医易学の専門家である神野英明先生にも大きな影響を与えたようです。

 


この業界もホント、上には上がいて、キリがないですねえ・・・。

(苦笑・・・なんか、話がそれてしまった。)

 

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(社)北辰会関東支部6月定例会

2011.06.27

昨日、6月26日の日曜日は、高田馬場にある日本医学柔整鍼灸専門学校(略して日本医専)にて行われた、(社)北辰会関東支部、定例勉強会に参加してきました!!

今回は、初めて使わせていただく会場で、しかも鍼灸学校です。

過去にも、北辰会関東支部が勉強会に鍼灸学校をお借りしたことはあったんですが、今回の日本医専はまったくの初めてです。

しかも今年度は、今回を皮切りに、3回ほど貸していただく予定になっている学校です。

日本医専の、何人かの先生の御好意で今回、お借り出来ることになりました。(感謝合掌)

当日は北辰会とは別に、学校説明会も開催されるということで、学校の事務の方や、教員の方々には、色々と気を使わせてしまいましたが、

結果的には大きな問題なく、勉強会を終われたんじゃないかと思います。

・・・さて、内容ですが、午前中、臨床コースは支部学術副部長、川田浩之先生による「臨床各論 眩暈(めまい)」

基礎コースは三上孝先生による「臓腑経絡学 脾・胃」でした。

僕は臨床コースの方に参加させていただきましたが、やっぱ基本てのは何よりも大事で、その基本的な知識の一つ一つの意味と、

それぞれの繋がりがなぜそうなるのか、まできっちりおさえておくことが大事だと再確認しました。

午後イチは実技「背候診(はいこうしん)」です。

僕も臨床コースでひと班担当させていただきましたが、皆さんヤル気のある、素直な先生方で、大変指導しやすかったです。

坂口憲二似の先生もおられ、ひときわ輝いていました。(笑)

・・・ところで、手相診断というものがあるぐらい、「手」というのは、一人一人個性があります。

だから、実技指導の時は、講師の先生とまったく同じ感覚をその場で受講生が持つ、ということは、土台限界がある、と思っています。

しかしながら、背中一つ触るにしても、その触り方にやはり「基本」というものが存在します。

コレ(基本)を徹底的に理解、練習、実践することで、先輩たちと「ある程度」いや、「かなりの部分」、感覚を共有することが出来るようになります。

こういった練習会で得るべきことというのは、「基本的な型」を徹底的に踏まえ直し、かつ発展への手がかりを一つでも掴むことなんじゃないかと思います。

そして最後は本部副学術部長である油谷真空先生による「弁証問診(べんしょうもんしん)」でした。

北辰会方式では、初診時、1~2時間、詳細な問診をします。

これは、単なる雑談をしている訳ではもちろんなく、西洋医学的な問診をしている訳でもなく、東洋医学的な「証(しょう)」を立てるために、

目的意識を持って、東洋医学的な診断の材料になる情報をキャッチしているのです。

それのことを「証を弁(わきま)えるための問診」だから「弁証問診」と言います。

また、「問診」というのは、初診時、まだ不安で、医者に対して半信半疑状態の患者さんとの、大切なコミュニケーションの場でもあります。

患者さんがおっしゃる情報を、東洋医学的に理論的にとらえ直す、という作業をしつつ、患者さんの緊張をほぐし、安心して鍼を受ける準備を整える、という意味もあります。

・・・まあ、最後に油谷先生が恥ずかしそうにおっしゃった、

「弁証問診にはダジャレが大事!」

という言葉に、弁証問診のすべてが集約されていると思います。(笑)

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「ぎっくり腰」について

2011.06.23

最近、「ぎっくり腰」の患者さんを数例診させていただきました。

全員、例外なく良好な経過をたどっています。

・・・が、一人一人「治り方」が全然違います。

治療に使った経穴も、全然違います。

こういった急性の病というのは、正しい治療処置をすれば比較的早期に治癒するものが多いですが、それでも若干の差が出ます。

1発でウソのように痛みがとれてしまう人、徐々に徐々に痛みがひいて、3回ほどで完全に治る人、あらかた痛みが取れて動けるようになった後も、

「若干の違和感」が残り、それがなかなかひかない人など、実に様々で、「ぎっくり腰」と単純に一言で言うけど、千差万別なのです。

実はこの「ぎっくり腰」という病は、実は僕自身も過去に2回ほど経験があります。(苦笑)

ぎっくり腰!? 参照

「ぎっくり腰」の原因としては、冷えからなるもの、過労による全身の疲労からなるもの、飲食の不摂生から、胃腸の弱りを中心として起こってくるもの、

精神的ストレスからなるもの、等々、実に様々な原因があり、しかもこれらの原因が複雑に絡み合って発症するものも多くあります。

治療する際は、どういったメカニズムで出ている痛みなのか、きちんと理解していなくては、なかなか思うように治療できません。

世間一般に、鍼がよく効くと思われている「肩こり」「腰痛」「膝の痛み」「ぎっくり腰」ですが、これらに対する正確な診断、治療処置が出来るかどうか、

細かな予後の予測、推定まで出来るかどうか、ここは実はなかなか、腕の見せ所だと思います。

こういうのをちゃんと診療出来ないと、なかなか難病や重症の相談はされないと思います。

・・・たまにはこういう、疾患、症状別の話もしないとね。(笑)

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