東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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全日本鍼灸学会に参加してきました!! ①

2018.06.05

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6.3の日曜日は、大阪で行われた全日本鍼灸学会学術大会に参加してきました!!

 

 

今日から何回かに分けて、報告しましょう。

 

 

全日本鍼灸学会は、鍼灸界最大の学会です。

 

(会員数は全国に約5000名です。因みに日本伝統鍼灸学会は約500名です。。。)

 

 

公益社団法人であり、鍼灸関連の国際事業を行うJLOMの中心団体でもあります。

 

 

先日の巨人の選手の医療過誤問題の時も、声明文を出したのはこの学会が中心でした。

 

質問状

回答    参照

 

 

日本の鍼灸界を代表する学会、ということになりますね。

 

 

・・・しかし、日本内科学会(会員数約11万人)なんかと比べたら、超小さい団体、ということになるのかな。(苦笑)

 

 

因みに、日本東洋医学会は約9000名です。

 

 

数の問題、それがそのまま発言力、ということになるのかな。

 

 

僕にはよく分かりませんが。(‘ω’)

 

 

・・・ともかく、こないだ書いたように、今回、個人的には初の参加だと思います。

 

今週末は全日本鍼灸学会!!   参照

 

 

今回、朝一から終わりまで、「出るからには真剣に」参加させていただきました。

 

 

朝一9:00からは、京大の人文科学研究所教授の武田時昌先生による講演「鍼灸は医学である-医学概論の遡及的考察-」

 

 

武田先生のご講演は、何度か聴いたことがありますが、京大の教授というと、なんか真面目で暗くて、ボソボソと聴き取りにくい講義をする先生なのかと思ったら、

 

メチャクチャ関西ノリで、マシンガントークの、まるで漫談家のような、非常に喋りの上手い先生です。

 

(笑・・・因みにタイガースファンのようです。)

 

 

この先生の話は、いつも思うのですが、

 

「鍼灸師よ、自身の医学に誇りを持て!勉強をしろ!歴史をやれ!!」

 

と、叱咤激励して下さっているように感じます。

 

 

この日の講義も、戦前には柳谷素霊先生がマラリヤ(瘧病)の鍼灸治療に関してすでに論文を発表していたり、当時の先生方が満州で東洋医学を普及させる運動をしていたことを紹介していましたし、

 

現代にまで名前が残っていて、表に出ていて有名な先生以外にも、それを補佐して、良い主張をしていた先生方がたくさんいた、ということを指摘して下さっていました。

 

柳谷素霊という人物 参照

 

 

また、いつか機会があったら詳しく紹介しますが、鍼灸復興に関して有名な駒井一雄先生や、石川太刀雄先生など、京大と鍼灸、東洋医学は縁が深い、

 

ということも改めてよく分かりました。

 

 

講演の中で、鍼灸に何かピンチがあったら、すぐに医者が出てくるような関係性でないといけない!と主張されていたのが印象的でした。

 

 

同感なんですが、これがなかなか難しい、というのが現状なんでしょうね。。。orz

 

 

2つ目の講演は立命館大学の総合心理学部教授の齊藤清二先生による「医療におけるナラティブとエビデンスの統合的活用-実践と研究の観点から-

 

 

この先生の話も非常に分かりやすかったです。

 

 

1990年に提唱されて以来、ヨーロッパや北米で推進され、1995年以降、日本でも医療界を席巻していると言っていい、

 

「EBM(Evidence-based Medicine:根拠に基づく医療)」

 

という考え方。

 

 

かつて、スタッフブログで松木宣嘉先生が分かりやすく書いてくれました。

 

「EBM(根拠に基づいた医療)」について(その10)  参照

 

 

齊藤先生は、けっこう誤解されがちなこの考え方について、まずは分かりやすく解説して下さり、さらに2000年代くらいから主張されるようになった

 

NBM(Narrative Based Medicine:物語に基づく医療)

 

というものについて説明して下さいました。

 

 

残念ながら次の講演を聞くために中座したので、最後までは聴けなかったのですが、今やEBMとNBMは、「医療という車の両輪」と言われることもあるそうで、

 

いずれも、医療に関わるものとしては無視できない考え方になるなあ、と思いました。

 

 

まあ、EBMについては疫学的な研究手法で、やり方やメカニズムはどうあれ、効いているものは効いている、という主張をするのに便利ですし、

 

NBMについては、北辰会方式ほど、患者さんの病歴を詳しく聴取する鍼灸治療の方法論もないと思います。

 

 

いずれにしても、東洋医学、北辰会方式で主張できるところはまだまだ多分にあるなあ、と思いました。

 

 

 

続く

 

 

 

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今日も

2018.04.21

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本日も満員御礼、大変勉強になりました。

 

 

ありがとうございます。

 

 

来週からまた、もっといい鍼が出来るように精進します。

 

 

今週は小児も乳児も成人も、発熱、喉痛が多かったですね。

 

 

いずれも温病、伏気温病の考え方で対応しました。

 

 

清明院も、最近は刺絡を多用しています。

 

 

刺絡というのも、非常に奥の深い世界ですね。

 

 

開業以前(10年以上前)はほぼ全患者に刺絡をやっていた時期もある私ですが、最近は院内助手も充実してきたので、チョイチョイ解禁しています。

 

 

また、今年の伝統鍼灸学会は刺絡学会との共催です。

 

2018 日本伝統鍼灸学会 学術大会 大阪大会HP

 

 

しかも今回、副実行委員長は清明院元初代副院長、松木宣嘉先生です。(笑)

 

 

なかなか面白い大会になると思いますので、関西の人はもちろん、関東、東北、北海道の人も、是非参加しましょう!!

 

 

北辰会の先生方ももちろん出ますよ~~

 

 

また近くなったら告知します!!

 

 

 

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日本伝統鍼灸学会のルーツ

2017.11.10

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最近、他流派の先生方と交流させていただくことが多い。

 

(飲み会で(笑))

 

 

ありがたいことです。

 

 

特に、「伝統鍼灸」系の先生方と交流させていただくことが多いです。

 

(今後は東洋医学に興味のある医師や、西洋医学系の先生方ともガンガン行きたいですね。)

 

 

僕も所属している「日本伝統鍼灸学会」

 

 

この学会がこの名称になったのには、それなりの経緯があります。

 

 

それに関して、日本伝統鍼灸学会のHPに簡単に書いてあります。

 

こちら 参照

 

 

まあ要は、昭和48年(1973年)に、岡部素道先生経絡治療研究会(のちの経絡治療学会)と、福島弘道先生東洋はり医学会が協力して、

 

相互の学術交流と親睦を図る目的で結成されたのが、日本伝統鍼灸学会の前身である日本経絡学会、ということです。

 

(経絡治療学会と東洋はり医学会は、現在でも伝統鍼灸系の大変大きな団体として存在します。)

 

 

日本経絡学会結成の前年(1972年)に、日中国交正常化があり、昨日書いた、北里大学に東洋医学総合研究所の鍼灸治療センターも出来たわけですね。

 

北里大学、東洋医学総合研究所にて研修してきました!! 参照

 

 

1970年代~1980年代というのは、日本国内では、中国がアツかったんでしょうかね。

 

(その背景には、また色々あるようですが、ここにはあえて書きませんので、ぜひ色々調べてみてください。)

 

 

・・・で、それからずいぶん時代が下って、「日本経絡学会」への参加団体もどんどん増えて、20以上の団体(流派)の集合体になっていき、

 

平成8年(1996年)に至って、上記のHPに書いてあるような理由から、「日本伝統鍼灸学会」という名称になった、という流れのようです。

 

 

・・・で、その名称変更から20年以上経った今、「日本の伝統鍼灸」の今後の方向性をどうしていくか、世界情勢も鑑みて、再考する時期じゃないでしょうか。

 

 

参加団体の世代交代も、どの団体を見ても進んでおります。

 

 

そして、次世代の先生方は、なんかみんな普通に仲いい。(笑)

 

 

お互いを尊重し、話を聞こうという空気感があります。

 

 

こないだの金沢で行われた日本伝統鍼灸学会の学術大会での、藤本新風先生の実技は、次の流れの萌芽を感じさせてくれました。

 

 

もちろん、色々な意見があっていい。

 

 

色々な立場があっていい。

 

 

ただ、これだけインターネットが普及し、飛行機での交通網が普及し、これだけ世界が時間的空間的に狭くなっている中にあって、世界のよそ様から見た時や、

 

国内で鍼灸師や医師、薬剤師に伝統鍼灸を教える時には、伝統鍼灸医学の総体としてきっちりと「こうですよ」と示せるものがあった方がいいんじゃないか、

 

とは思いますね。

 

 

日本伝統鍼灸の方法論や理論は現状、玉石混交状態であり、全く統一されておらず、エビデンス的にも極めて不透明、しかも現状の実際の医療現場では、

 

数の上では鍼灸整骨院や整形外科のリハビリ室で行われるような、経絡経穴ではなく、筋や神経を意識した、西洋医学的な局所治療が主であり、

 

世界から見た、日本伝統鍼灸の特異点としては、歴史的事実から腹診法や打鍼術、管鍼法が挙げられるが、それに対する考え方や手法もバラバラ。

 

 

まあただ総じて、患者さんをよーく触って診断しようとする点や、ただ押さえた際の圧痛などのハッキリとした指標だけでなく、寒熱や虚実などの、

 

皮膚表面の微細な変化や、脈の微細な変化を触知して診断しようとする点が日本独特である。

 

 

・・・ってな感じでいいんすかね??

 

 

日本の伝統鍼灸は実際の医療現場では数の上では少数派ですが、とりあえず繊細なんですけどネ、どうすかね?・・・みたいな??

 

 

僕としては共通の理論と用語は、世界情勢に合わせてTCM(中医学)のものを採用しつつ、それぞれの良さ、個性は中医学の用語で説明する、

 

出来ないならできない理由を明確にする、ということでいいと思うんですがね。

 

 

もちろん、日本の資格制度や医療現場等々に、中国人が我が物顔で入り込んできて、日本独自の鍼灸の考え方を認めず、日本の鍼灸師がやりにくくなるみたいな、

 

そんな状況は大反対ですよ。

 

 

ただねえ、WHO、ISO含め、世界基準を度外視することはしない方がいいでしょうよ。

 

 

反対派の人は、ヤダヤダ言ってるばっかりじゃなくて、他にもっといい方法があるなら伺いたいくらいなんですがねえ。。。

 

 

日本伝統鍼灸学会も、結成から40年以上たってますんで、50周年あたりを目処に、その辺、考えた方が良くないすかねえ。。。

 

 

 

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日本伝統鍼灸学会に参加してきました!!(1日目編)

2017.10.17

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10.14、15の土日は、石川県の金沢で行われた日本伝統鍼灸学会学術大会に参加してきました!!

 

 

今回は、非常に楽しみな企画や講演があったので、珍しく土曜日の診療を早めに切り上げて、午後2時から参加しました!

 

(土曜午後の患者さん各位、大変申し訳ありませんでした!<m(__)m>)

 

 

今回、藤本新風先生の実技披露は、鍼する前に他流派の先生方に体表所見を取っておいてもらい、鍼の後にまた所見を取ってもらって、その変化に関してコメントをいただくというもの。

 

 

これは、これまでになかった、前代未聞の他流派交流です。( ゚Д゚)

 

 

経絡治療学会からは船水先生、積聚会からは高橋先生、東方会からは横山先生と、いずれも各会を代表する若手であり、新進気鋭の先生方です。

 

経絡治療学会HP

積聚会HP

東方会HP   参照

 

 

3先生とも、自身の診立てを述べつつ、新風先生の処置後のモデル患者の変化に感心、感動しておられました。

 

 

・・・こういうの、素晴らしい☆

 

 

僕は約20年前から、こういうのが見たかったです。

 

 

みんな毎日「患者さん」をやっていて、治している訳なんだから、本来はこういうのが一番楽しい筈。

 

 

それを表立ってやったら、見てる方も勉強になる筈。

 

 

何でやらないのかな、と、ずう~っと思っていましたが、今回新風先生がその壁を破壊してくれました。

 

(日本伝統鍼灸の歴史上、初に近いんじゃないでしょうか?)

 

 

超イイ刺激になりましたね~☆

 

 

新風先生の鍼は、どれもちょっと妬くぐらい素晴らしかったです。(゚∀゚)

 

 

そしてそのあとは

 

「伝統医学の基礎概念を共有する」

 

というテーマでのシンポジウム。

 

 

加島先生や天野先生など、僕が個人的に注目している先生方が出ていたので、これも集中して聴きましたが、なかなか、伝統医学の基礎概念の共有というのは、難しいようです。。。

 

 

まあ、そのうち世界(WHO、ISOなど)が流れを決め、日本もそれに準じるようになるんじゃないでしょうかね。。。

 

 

そのあとは

 

「質の高い鍼灸症例報告」

 

をテーマにした講演。

 

 

今回の学術大会の会頭である金沢大学病院の漢方医学科の医師である小川恵子先生のご主人である小川真生先生によるご講演でした。

 

 

これも個人的には非常に注目していました。

 

 

僕はこれまでにもこのブログで何度も、「症例、症例」と言い続けています。

 

 

しばらくの間は、学会関係ではこの「一症例報告」にマイパワーを費やそうと思っています。(笑)

 

 

伝統鍼灸の症例に関しては、内容が不十分であるとか、客観性がないとか、バイアスが大きいとか、色々な批判が多いようです。

 

 

でも、症例報告には厳然とした、唯一無二の価値があります。

 

(少なくとも僕はそう思っています。)

 

 

小川先生も仰っていたように、

 

「その患者に何が起こったか」

 

ということの詳細を知るには、症例報告しかないのです。

 

 

だから出すのであれば、そういう批判をかわせるような、

 

「完成度の高い一症例」

 

が求められるし、それのひな形みたいなものは、上手にやったら開業鍼灸師レベルでも構築可能だと思います。

 

 

ということで、次回以降の症例報告の原稿、スライド作りのヒントになるような内容でした。

 

 

・・・いやー、面白かった。

 

 

終わった後の懇親会でも、普段なかなか話せない先生方とお話しさせていただけて、勉強になりました。

 

 

長くなったんで、次回、二日目編書きます!!(=゚ω゚)ノ

 

 

 

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日本伝統鍼灸学会迫る!!

2017.10.12

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このブログ上でも、これまで何度か告知してきましたが、今週の14,15の二日間は、石川県の金沢で行われる日本伝統鍼灸学会に参加してきます!!

 

jtams 日本伝統鍼灸学会 第45回学術大会 金沢大会 参照

 

 

15日は、わずか10分間ですが、口演発表もしてきます!

 

大会プログラム 参照

 

 

今回、14日の土曜日の午後には、北辰会副代表の藤本新風先生が実技披露をなさいます。

 

 

とんでもないことが起こるかもしれませんよ。(゚∀゚)

 

 

来られる方は、絶対にお見逃しなく☆

 

 

そういう訳で、14日の土曜日は朝一のみ(特別に8時半枠、9時半枠の2枠のみ)診療いたしますが、遠方で朝に間に合わず、治療に来れない患者さん各位、大変申し訳ございません。

 

(土曜日しか治療に来れない患者さんも多いのに、本当に申し訳ございません。)

 

 

その分、キッチリとこの目に、この耳に、臨床に役立つ、未来に役立つ、色々な情報を焼き付けてきます。

 

 

日本伝統鍼灸学会というのは、文字通り日本伝統鍼灸の学術構築をし、普及啓蒙する目的の学会なんですが、清明院のような伝統鍼灸専門の鍼灸院は、

 

今や日本では絶滅危惧種なんだそうです。

 

 

まず伝統鍼灸固有の、伝統的な治療論理と治療手法のみを専門として治療院を開業する人はごく僅か、さらにその治療院が、開業5年後に続いているなんてのは超レアケースなんだそうです。

 

(全体の5%いかないんじゃないでしょうか・・・?)

 

 

先日8周年を迎えた清明院その他、僕の仲間たち、先輩後輩たちの治療院の存在は、ほぼ奇跡的、ということになります。(笑)

 

 

でもね、いつの時代も、伝統鍼灸の患者さんはちゃんといます。

 

 

どこにでもいます。

 

 

ナンボでもいます。

 

 

だから、ちゃんと学んでちゃんと実践すれば、色々な病気に立派に対応することが出来ます。

 

 

鍼灸師も患者さんも、全員やったらいいのに、何でやらないのかな、という思いがあります。

 

 

実に不思議だ。(゜レ゜)

 

 

こんないいものなのに。

 

 

 

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日本中医学会に参加してきました!!

2017.09.19

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9.16、17の土日は、熊本にて行われた日本中医学会学術大会に参加してきました!!

 

 

今回、台風18号がちょうど接近しており、そもそも飛行機が飛ぶかどうか、という感じでしたが(苦笑)、無事飛びまして、どうにか行って帰ってくることが出来ました。

 

(苦笑・・・日曜日の日中は直撃でした☆)

 

 

今回、土曜の診療を午前中で切り上げて、初日の夜の懇親会からの参加になりましたが、懇親会では、東京衛生学園の臨床教育専攻科時代の同級生でもある渡邉大祐先生とも再会でき、

 

色々と近況を聞くことが出来ました。

 

 

翌日は朝から症例発表。

 

 

やはりこの学会は参加者に医師が多いので、医師からの西洋医学的な質問が多いですね。

 

(座長の先生も医師でした。)

 

 

・・・でもまあ、どんな症例をどこに出すにせよ、今や西洋医学的な病態把握をキチッと押さえていないと、伝統医学がなかなか信用されない、

 

ということなんでしょう。

 

 

うん、西洋医学的病態把握ねー、東洋医学のそれと比べたら、正直、相対的に苦手ではありますが、今後のために、精進します。(苦笑)

 

 

私以外の一般口演をされた先生方も素晴らしく、特に成田響太先生の、九州の大学の医学部を中心とした学生さんの、韓国やその他の国とも組んだ東洋医学のネットワークの取り組みは素晴らしいと思いました。

 

 

今後、確実に活きてくる活動だと思います。

 

 

また、昼前のシンポジウム

 

「中医と漢方、対話と展開」

 

が素晴らしかったです。

 

 

中医学、日本漢方、それぞれの歴史と認識論を踏まえた今後の展望のお話。

 

 

これも今後必ずいい流れに行きそうな感じがしました。

 

 

加島先生、木村先生、平馬先生ともに、ドクター同士の話、討論は論理的でサクサクしてて非常に分かりやすいですね。

 

 

鍼灸界も、今は古典派、中医派、現代派なんて言って、勉強会も学会も杓子定規に分けられていますが、哲学を異にする他流派と、あんな感じでシンポジウム出来たら、

 

非常に建設的なのにな、と思ってしまいました。。。(苦笑)

 

 

午後は北辰会学術部長の奥村裕一先生と、私が衛生学園時代にお世話になった河原保裕先生もシンポジストとして参加されたシンポジウム

 

「日本における中医鍼灸の受容とその役割」

 

 

奥村先生のお話は非常に丁寧でしたが、内容が多く、深かったので、北辰会を知らない聴衆にとっては、ちょっと難解だったかもしれません。(苦笑)

 

 

奥村先生や蓮風先生が近年よく仰る

 

「大極を踏まえての」

 

という言葉が、何を語る上でも念頭に置く必要があり、非常に重要だと思いました。

 

 

最後は穴位効能に関するシンポジウム

 

「穴位効能の意義と標準化」

 

 

私の衛生学園の同級生でもある渡邉大祐先生が座長兼シンポジストとして、業界の大物相手に大奮闘している様子が、非常に刺激になりました。

 

 

あとやっぱり、私の衛生学園時代の恩師である兵頭明先生のプレゼンや、質問に対する切り返し、声のトーンなんかは絶妙で、

 

「やっぱこの先生は説得力と感化力があるなー( ゚Д゚)」

 

と、改めて感心してしまいました。

 

 

他学会と比べると、出来たばかりの学会で、まだまだ参加者が少ないですが、内容は非常に濃く、常に日本全体とか世界を意識した話が多く出て来るし、

 

医師が多いため、交わされる会話が高度で分かりやすいと思います。

 

 

いずれにせよ、全体的に、行って良かった、発表して良かった、非常に素晴らしい学会でした!!

 

 

日本の東洋医学、変わっていくとイーナー(*‘∀‘)

 

 

 

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「日本固有の伝統鍼灸」って何なんすか??

2017.07.21

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僕も一応、日本伝統鍼灸学会という学会の平会員であります。

 

日本伝統鍼灸学会HP 参照

 

 

今年の10月に金沢で行われる学術大会では、拙いながらも、症例も発表します。

 

 

こないだ、学術部や評議員の先生方とお酒の席をご一緒しました。

 

(たまにやってる、秘密の夜会ですな☆(゜レ゜))

 

 

チョイチョイ、定期的にご一緒させて頂いております。

 

 

今回もなかなかアツい、濃い話になりました。

 

 

そして次の日、興奮冷めやらぬ中、たまたま日本伝統鍼灸学会の学会誌『伝統鍼灸』の44巻1号が届きました。

 

 

そこに、去年のWFAS(世界鍼灸学会連合会学術大会)を終えての、藤本新風先生の感想(というか振り返り)が書かれていました。

 

WFASについては「WFAS」を含む記事 参照

 

 

実に端的であり、筆不精な新風先生らしい、わずか2ページに満たない内容ですが、かなり突っ込んだ事が書かれています。

 

 

まあ平たく言えば、単刀直入に、

 

「日本の伝統鍼灸やってる皆、これからどうするよ?俺はコウ思うけど??」

 

という、呼びかけ的内容です。

 

 

各会派、各流派が、共通言語を持って、日本固有の伝統鍼灸というモノを、歴史を踏まえつつ、切磋琢磨しながら作りましょう。

 

 

その共通用語、共通認識のベースには、TCM(現代中医学)を置きませんか?って話です。

 

 

TCMを学び、その用語や概念を使って、自分たちの流派が何をしているかを説明する事って、そんなに難しいことですか??とまで言ってくれています。(笑)

 

 

まあね、WHO(世界保健機構)は、用語や疾病分類として、TCM(現代中医学)を採用していますし、欧米諸国でも、

 

東洋医学教育と言えばTCMというのは、もはや基本になっています。

 

 

この流れにどうしても納得できないから、日本として逆らう、というのであれば、中医学に比肩する、日本独自の対案を出す必要がありますが、

 

そんなものは、この50年くらい出せていません。

 

(韓国は”韓医学”というものを打ち出しましたが、内容は中医学と瓜二つです。)

 

 

日本からは、”日医学”なんて、今後も、出てくる気配すらないです。

 

 

そうであれば、TCMを、理論土台として、使わせてもらったらいいじゃないすか。

 

 

その上で、自国の国風を表現してアピールすりゃいいわけで。

 

 

違いますかねえ??

 

 

もはや、それしかないと思いますけどねえー。。。

 

 

蓮風先生はそれを、50年前から言ってるんですけどねえー。。。

 

 

 

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日本中医学会症例提出完了!!

2017.07.16

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いやー、数ヶ月前に突然持ち上がった症例発表の話。

 

 

10月に金沢で行われる日本伝統鍼灸学会に1例出します。

 

 

そしてこないだの『あはきワールド』にも2例出しました。

 

 

そしてラスト、9月に行われる日本中医学会に提出する症例を提出いたしました!!!

 

 

ふいー、全4症例、なかなかの手間でしたが、大変勉強になりました。

 

 

この仕事をやる以上、当然ながら一生勉強なんですが、こういう機会をいただくことで、嫌でも勉強せざるを得なくなるので、

 

怠け者の私にはちょうどいいです。(笑)

 

 

今回も北辰会学術部の先生方、北辰会の最強ドクターの先生方には、大変お世話になりました!

 

 

百戦錬磨の先輩方、ホント素晴らしいです。

 

 

「鍼が効いた」

 

とか、

 

「鍼が効いた可能性が高い」

 

こんな簡単で、僕らの日常では当たり前なことを言うのに、膨大な情報と、膨大な勉強量、そして上手な伝え方が必要になります。

 

 

 

 

毎年毎年、日本全国では様々な学会の学術大会というものがあります。

 

 

そこには、全国からヤル気のある先生方が集まって、自身の症例や研究内容を発表するわけです。

 

 

そういうところに、北辰会が出て行って何も言わないのは寂しい。

 

 

毎年、東洋医学に関する、規模の大きい全学会に全員で出て行ってもいいくらいだと、個人的には思っています。(笑)

 

 

・・・ということで、まずは自分、有言実行、言ったら即行動です。

 

 

人をあーだこーだ言うんじゃなくて、まず自分が動く。

 

 

・・・で、むしろ人に自分のことをあーだこーだ言わせる。

 

 

それの方がいい。

 

 

最高に良いヒマつぶしだ~~~☆

 

 

 

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日本中医学会に行ってみようと思います

2016.07.15

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ちょっと先の話になりますが、9.17(土)、9.18(日)の二日間、東京都江戸川区にあるタワーホール船堀にて、

 

日本中医学会という学会の学術大会が行われます。

 

DSC_0042

 

 

中医学というのは、今や東洋医学教育のグローバルスタンダードとなっております。

 

カテゴリ 「中医学」 参照

 

 

1949年に、現、中華人民共和国が建国されました。

 

 

言うまでもなく、統治機構は共産党一党独裁体制です。

 

 

そして、1955年、北京中医薬大学任応秋教授『中医的弁証論治的体系』という論文を発表して以来、中国によって盛んに主張されるようになったのが、

 

いわゆる”現代中医学”というものです。

 

(この辺の細かい歴史的背景についても、機会があったら語りましょう。)

 

 

そして、1972年、米国のニクソン大統領が訪中し、同年、日本の田中角栄首相日中国交正常化して以来、日本にも本格的に中医学が入ってきました。

 

 

中医学の輸入に対しては、当然ながら日本の東洋医学業界にも、批判や否定、あるいは肯定などの、実に色々なリアクションがありましたが、

 

今から約50年前から、これを積極的に取り入れ、実際の鍼灸臨床レベルにおける、さらに高次元な「日本的な応用」を試みてきたのが、

 

北辰会代表、藤本蓮風先生だと思います。

 

 

・・・まあ、僕も一応、日本中医学会の会員ですので、日曜日のみですが、行ってみようと思います。

 

 

 

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WFAS(世界鍼灸学会)に行きましょう!!

2016.06.30

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まだけっこう先の話になりますが、今年の11月の5日~6日の土日に、つくば国際会議場にて、WFAS(世界鍼灸学会学術大会)が行われます。

 

WFAS(世界鍼灸学会学術大会)HP 参照

 

 

世界鍼灸学会は、昭和58年(1983年)に創設され、以来毎年、世界中色々な場所で学術大会が開催されているのですが、

 

日本で開催されるのは実に23年ぶりです。

 

 

役員組織を見ると、現在では中国主導で運営されているような印象を受けますが、この学会は、そもそもは日本人の高木健太郎先生、

 

黒須幸男先生が発起人となって始まった学会です。

 

 

日本の鍼灸関係者、学生、参加しない手はないでしょう。

 

 

早めに申し込むと割安です。

 

 

学生さんも割安です。

 

 

7月7日までに申し込むと、早期申し込み特典があります。

 

 

日本全国の、有名な先生が実技披露します。

 

 

(一社)北辰会藤本蓮風先生も、この大会の副会頭に就任し、実技披露もします。

 

(蓮風先生は23年前に京都で行われた時にも、シンポジウムの座長として参加されています。)

 

 

今回のWFASでは、副代表の藤本新風先生「打鍼」についてポスター発表なさいます。

 

 

アジア、欧米の鍼灸界の大物が沢山見えます。

 

 

これを逃すと、次回は2、30年後になるかもしれません。

 

 

このブログの読者は、全員で参加して盛り上げましょう!!!(笑)

 

 

 

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