東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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患者さんの声(60代女性:変形性腰椎症による腰痛、坐骨神経痛)

2011.08.05

 

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またまた、「患者さんの声」をいただきましたので、紹介します!!

 


60代 女性 

症状:変形性腰椎症による腰痛、臀部痛、右下肢痛、歩行困難

 

病院で、背骨の軟骨の右側片方が変形していると診断され、それにより腰から右足に痛みがあり家事、歩行が苦痛でした。

整形外科で電気治療を受けていましたが、日に日に痛みが増加してしておりました。

そんな折、古くからの友人の紹介で清明院を知り、竹下先生の治療を受ける事になりました。

夫や娘は、すでに、他の鍼灸院で鍼治療を経験しておりましたが、私は鍼に対する怖さが先に立ち、これまで敬遠しておりました。

初回の、竹下先生の一時間以上に及ぶ問診の間に、先生のお人柄にふれ、安心して治療を受け始める事が出来ました。

現在六回目の治療を終えた所ですが、頭頂部にたった一本の鍼を打つだけの治療ですが、腰、足の痛みがほとんど無くなりました。

私にとっては毎日家事とパートで時間に追われる生活をしておりますので、治療中は、心身共にリラックス出来、治療の一時間は至福の時です。

帰りは、精神面まで治療して戴いたように感じられ、感謝の気持ちで一杯になります。

これからも、何かありましたら先ずは先生にご相談させていただこうと思っております。     

 


【清明院からコメント】



この患者さんは、平成23年の初め位から、特に思い当たるきっかけもなく腰痛を発症し、整形外科では「腰椎(腰の部分の背骨)の変形」と診断され、

湿布、痛み止めなどが処方され、電気治療を継続するも、痛みは一向に改善せず、むしろ徐々に悪化し、清明院に来院される10日ほど前からは、

立ち上がり時に臀部に強い痺れ感を自覚するようになり、普通に歩くこと、立って作業をすることに障害が出てきたので、

古くからのご友人(清明院の患者さんの御家族です。)の強い勧めもあって、これまで敬遠していた鍼灸治療をようやく受診することとなりました。(苦笑)

腰の痛みの原因を、腰の部分の骨の変形と考える、というのは、西洋医学の、整形外科の立場から診た場合のしっかりとした御見解、診断です。

もちろんそれを否定するつもりはまったくありません。

我々は、もちろん西洋医学的な見解も参考にしますが、問診と体表観察(四診合参)によって、「東洋医学的に」痛みの原因を考えます。

この方の場合は、若い時分から、子宮筋腫、卵巣嚢腫等の、婦人科疾患の既往が多いこと、また現在、プライベートな問題で、

肉体的、精神的に極めてハードであること、また、以前から、甘味やカフェイン類の過度の飲食、慢性的で極端な運動不足など、

生活自体に様々な問題があることが分かりました。

そこで「肝胆湿熱(かんたんしつねつ)、右上への気の遍在」と証を立て、治療を開始すると、1回目からビックリするような効果が出て、

4回ほどで日常生活に問題なくなるほどに回復されました。

しかし、こういう、生活習慣、もともとの体質の問題等が複雑に関わり合っている病の場合、それでめでたしめでたし、とはいきません。

予想通り、多少のぶり返しがありましたが、慌てず騒がず、治療と養生指導を続行し、現在では、この患者さん自身が、

東洋医学的な痛みの原因とメカニズムについて理解され、自分から進んで養生なさるようになりました。

「痛みの原因」というものに関して、「腰椎の変形」と言われても、患者さんはどうしたらいいか分かりませんもんね。

仮に「腰椎の変形」があっても、腰に痛みのない人もいます。

この違いは何なのか、それを細かく細かく考えることが、非常に重要と思います。

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「精神的ストレスで悪化、発症する病」について(その2)

2011.07.22

前回のお話・・・

「精神的ストレスで悪化、発症する病」について

続いていきます!


☆なんで「そこに」症状が出たのか。


前回のお話では、精神的ストレスで悪化、発症する病に、東洋医学の言う「肝の臓」が大きく関係している理由を述べました。

今回は、ではなぜ、「そこに」症状が起こったのか、という問題です。


強烈な精神的ストレスがあってから発症、悪化した病も、必ずみんながみんな、同じ病になる訳ではありません。


「肝の臓」に負担がかかったからと言って、それが出る”場所””症状”も一様ではありません。


頭痛になる人、メマイになる人、肩こりになる人、胃痛になる人、坐骨神経痛がひどくなる人などなど、実に様々です。


・・・さあ、これをどう考えるか。


これには、

「もともとのその患者さんの状態(体質素因)」

と、

「どうして、もともとがそうなのか」

に対する理解が重要だと思います。

まー、これを知るために、我々は長い時間をかけて、その患者さんの生活状況、生活環境、体質状況等を、詳しく問診するのです。

つまり、もともと弱点としてあった、その患者さんにとっての

「気の動きが滑らかでない部分」

が、「肝の臓」に負担がかかったことにより、

「さらに気の動きが悪くなった」

結果、今回の症状を発症した、あるいは悪化した、と考え、さらに、

「じゃあどうしてそこが元々気の動きが悪かったのか」

という風に考えていくワケです。


この、「病のメカニズムに対する理解」が正確、精緻であればある程、治療も、患者さんに対する生活指導も、シャープになっていきます。


・・・実はこれが、東洋医学的な診断の重要な部分であり、術者のウデの差が出る部分の大きな一つだと思います。

「肝の臓が悪いんだから、肝の臓を治療できるツボに鍼をすりゃあいいのさ!」

と言っちゃえば、なんかいかにも簡単だけど、

「肝の臓を治療できるツボって、いっぱいあるけど、どこにどういう鍼をするの?それはどうして?お灸はどうしてしないの?」

とかっていう、誰もが疑問に思う、細かい問題の解決は、

「この病気がどういうメカニズムで発生し、そこにどういう風に肝の臓が関わって、今回の症状が出るに至ったのか。」

が分かってなければ、適切さを欠きます。


そして当然それは、”治療効果”に反映されてきます。


ぼんやりと病を理解し、治療してたら、治療効果もぼんやりです。

ピンボケします。

シャープに病を理解して治療してたら、治療効果もシャープです。

(基本的には。)

しかし、実はまだ問題は残ります・・・が、言い出すとどんどん難しくなっていっちゃうので、とりあえずこれでおしまい。

 


気が向いたら続きを書こうと思います。(笑)

 

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「精神的ストレスで悪化、発症する病」について

2011.07.21

初診時、問診をしていくと、何か強烈な精神的ストレスがあってから、今回の症状を発症したとか、もともと慢性的にあった症状が急激に悪化したとか、

患者さんがおっしゃる事がよくある。

こういう時、東洋医学では、「肝の臓」の異常を中心として起こっている病である、という風に推論することが圧倒的に多い。

「肝」って何ですか?(その10) 参照

・・・でもこれ、なんか、短絡的な感じがする。

(と、以前は思っていた。今にして思えば、自分の考えが浅かっただけだったが。)

ここで、「強烈な精神的ストレス」と一口に言っても、色々ある。

怒った、喜んで気が緩んだ、思い悩んだ、憂い悲しんだ、驚いた、恐れおののいた、など。

まず、東洋医学の古典(『黄帝内経』『素問 陰陽応象大論(5)、五運行大論(67)』『霊枢 百病始生萹(66)』など)では、これらの感情それぞれの過剰によって、

 

影響を受ける臓腑が違う、ということが明確に述べられている。

怒りは肝、喜びは心、思いは脾、悲憂は肺、驚恐は腎、

という風に。

「七情」まとめ 参照

 


・・・ではなぜ、「精神的ストレスで発症、悪化した病」を、どれもこれも即「肝の臓の異常が中心」と考えることがあるのか、という問題。

感情別に、悪影響を受ける五臓が分かれているというのに。


これは結局、各感情の過不足によって、結果的、最終的に起こる現象が「気の動き方」の異常だからだ。

「気の動き方(方向性やスピード)」を指して東洋医学では「気機(きき)」という。


つまり、感情の過不足が起こると、五臓それぞれに悪影響を与えて、最終的には「気機」に異常が起こってくる、ということだ。


具体的に言うと、

怒れば気は上がり、喜べば気は緩み、思えば気は結ぼれ、悲しみ憂えば気は消え、驚き恐れれば気は下がる、


といった具合。

 

『黄帝内経』「素問 挙痛論(39)、刺禁論(52)、繆刺論(63)」「霊枢 邪気蔵府病形(4)、百病始生(66)」など参照


つまり、本来全身を滞りなくスムーズに周流するべき「気」が、上がったり下がったり、部分的に消えたり停滞したり、緩慢になったりと、

 

異常を起こし、結果的に気の流れがスムーズでなくなる、ということを述べている。

その時、気の流れをスムーズに是正するべく頑張る中心が、「肝の臓」なのであり、その肝の臓の働きが追い付かなくなってるから、

症状がとれない、という風に考えるのである。

だから、その細かい説明を端折って、

「精神的ストレスで悪化、発症する病=肝の臓の病変」

という風に考えることがあるワケだ。

 

・・・しかし、まだ問題は残る。

 

次回に続く。

 

 

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(社)北辰会関東支部6月定例会

2011.06.27

昨日、6月26日の日曜日は、高田馬場にある日本医学柔整鍼灸専門学校(略して日本医専)にて行われた、(社)北辰会関東支部、定例勉強会に参加してきました!!

今回は、初めて使わせていただく会場で、しかも鍼灸学校です。

過去にも、北辰会関東支部が勉強会に鍼灸学校をお借りしたことはあったんですが、今回の日本医専はまったくの初めてです。

しかも今年度は、今回を皮切りに、3回ほど貸していただく予定になっている学校です。

日本医専の、何人かの先生の御好意で今回、お借り出来ることになりました。(感謝合掌)

当日は北辰会とは別に、学校説明会も開催されるということで、学校の事務の方や、教員の方々には、色々と気を使わせてしまいましたが、

結果的には大きな問題なく、勉強会を終われたんじゃないかと思います。

・・・さて、内容ですが、午前中、臨床コースは支部学術副部長、川田浩之先生による「臨床各論 眩暈(めまい)」

基礎コースは三上孝先生による「臓腑経絡学 脾・胃」でした。

僕は臨床コースの方に参加させていただきましたが、やっぱ基本てのは何よりも大事で、その基本的な知識の一つ一つの意味と、

それぞれの繋がりがなぜそうなるのか、まできっちりおさえておくことが大事だと再確認しました。

午後イチは実技「背候診(はいこうしん)」です。

僕も臨床コースでひと班担当させていただきましたが、皆さんヤル気のある、素直な先生方で、大変指導しやすかったです。

坂口憲二似の先生もおられ、ひときわ輝いていました。(笑)

・・・ところで、手相診断というものがあるぐらい、「手」というのは、一人一人個性があります。

だから、実技指導の時は、講師の先生とまったく同じ感覚をその場で受講生が持つ、ということは、土台限界がある、と思っています。

しかしながら、背中一つ触るにしても、その触り方にやはり「基本」というものが存在します。

コレ(基本)を徹底的に理解、練習、実践することで、先輩たちと「ある程度」いや、「かなりの部分」、感覚を共有することが出来るようになります。

こういった練習会で得るべきことというのは、「基本的な型」を徹底的に踏まえ直し、かつ発展への手がかりを一つでも掴むことなんじゃないかと思います。

そして最後は本部副学術部長である油谷真空先生による「弁証問診(べんしょうもんしん)」でした。

北辰会方式では、初診時、1~2時間、詳細な問診をします。

これは、単なる雑談をしている訳ではもちろんなく、西洋医学的な問診をしている訳でもなく、東洋医学的な「証(しょう)」を立てるために、

目的意識を持って、東洋医学的な診断の材料になる情報をキャッチしているのです。

それのことを「証を弁(わきま)えるための問診」だから「弁証問診」と言います。

また、「問診」というのは、初診時、まだ不安で、医者に対して半信半疑状態の患者さんとの、大切なコミュニケーションの場でもあります。

患者さんがおっしゃる情報を、東洋医学的に理論的にとらえ直す、という作業をしつつ、患者さんの緊張をほぐし、安心して鍼を受ける準備を整える、という意味もあります。

・・・まあ、最後に油谷先生が恥ずかしそうにおっしゃった、

「弁証問診にはダジャレが大事!」

という言葉に、弁証問診のすべてが集約されていると思います。(笑)

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東京衛生学園「治療体験実習」その後

2011.06.17

この4月から、大森にあります、東京衛生学園の学生さんが、「治療体験実習」ということで、続々と清明院にお見えになっております。

去年は1年で5人しか見えなかったんだけど(苦笑)、今年度は現時点ですでに8人!

予約も入れると10人は確実に超えそうです。(感謝)

いや~、今年の衛生学園、イイね!イイ!!

(笑・・・去年がダメだったという訳ではないですよ!去年見えた学生さん達も大変礼儀正しい、真面目な学生さんでした。)

東京衛生学園HP 

この企画は、以前にもこのブログにて紹介しましたが、今年度で2年目です。

2011年度 鍼灸学校との関わり 参照

去年、2010年度は、初めてということもあってか、そんなにたくさんは見えなかったんですが、今年度は、しょっぱなから何故か伸びが違います。

大変、ありがたいことです。(感謝合掌)

気を引き締めてやらせていただきたいと思います。

・・・まあ、去年と同じく、期限は12月までらしいので、今年は何人来るか、どんな出会いがあるか、楽しみであります。

たとえ鍼灸学生さんであっても、治療費を学校から出してもらっているにしても(笑)、治療に関して、清明院は一切妥協しません。

一般の患者さん達と同じように、いつも通り問診し、体表観察し、鍼をし、養生指導をするのみです。

そこで学生さんが何を感じ、今後にどう活かすか、それは人それぞれだろうし、分かりませんが、清明院としてはまったくの「不動心」にて、

ことにあたるのみであります。

こうやって、学校教育の一環として、臨床家が「臨床で」直接学生と関わらせていただく、ということは非常に大事だと思います。

カリキュラムの一環として、そういう機会を設けている衛生学園の先生方には、本当に頭が下がります。

他校の学生でも、意識の高い学生は、自分の健康ため、また、勉強も兼ねて、自腹を切って治療に通っている人も少なくありません。

しかし、学生の中には、経済的、時間的問題で、治療に来たくても来れない人も多いことと思います。

そういう学生さんにとって、この企画は大変ありがたいのではないでしょうか。

今後の「一期一会」に、期待しております。


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「電気かけて欲しいんですけど・・・」

2011.06.10

ちょっと前に訪れた、肩こりを訴える新患さん(女性)。

インターネットで、御自宅の近所にある清明院の存在を知ったらしい。

初診の予約の電話の時から、何やら不穏な様子・・・。

(なぜか、ややケンカ腰な印象。)

実際に来てみると、カルテ記入の時から、問診中も、しきりに、これ見よがしにイライラしている様子。

(ため息をついたり、首をボキボキ鳴らしたり・・・。全然こっちの目を見ないでテキトーな受け答え・・・。)

さすがの僕も、こりゃあイカンなあ、と思って、

「あのー、あなたが受けたい鍼って、どんな鍼ですか?」

と聞いてみた。


すると、

「あのおー、鍼灸師ってー、触れば何でも分かるんじゃないんですかあー?なんでこんなに色々聞かれなきゃいけないんですかあー?」

「肩の凝ってるところに鍼して電気かけて欲しいだけなんですけどおー。」

とのこと。

(苦笑・・・それなら最初の電話の段階で聞いてくれればよかったのにネ。でも、うちのHPには、山ほど治療の説明がしてあるのにナー・・・。(泣))


・・・まあでも、僕もその昔、勤務時代には、やっていました。

そういう治療。

そういう治療にも、確かにニーズがある、それを楽しみに来る患者さんもいる、ということは重々承知しております。

ですのでここは極めて冷静に、

「あーそうですかー・・・。残念ながら清明院ではそういう治療はやっていません。今度はよくお調べになって、あらかじめそういうところを探してから行かれたらいかがですか?何なら紹介も出来ますが・・・。」

と、お話させていただきました。


するとその患者さんはやや食い気味に、

「ではそうします・・。」

とおっしゃって、さっさと帰っていかれました。

自分にゃ自分の持ち場がある。

 


残念だけど、自分が世の中の全患者さんを治せるわけではない。

 


救えるわけではない。

 


医療人としては、自分と御縁のあった患者さんに、自分がなし得る、最大限の医療を表現させていただくのみ。

 


清明院というのは、僕自身がそれを「思いっきり」するために、僕自身が作った、大切な「場」なんです。

 


技術的には、やろうと思えば、鍼して電気かけて、出来ないことはないかもしれない。

 


事実、昔はやってたわけだし。

 


でも今は、この信念、曲げられません。

・・・なに?ビジネスチャンスを逃したって?

頑固者?

不器用?

理想家?

ドリーマー??

かっかっか(笑) 

・・・これでよいのです。

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「忙殺(ぼうさつ)」という言葉

2011.06.07

「忙殺(ぼうさつ)」という言葉・・・。

聞いたことある方も多いと思います。

な~んか、やーな響きですねえコレね・・・。

要はこれ、忙し過ぎ、という意味なんですが、毎日患者さんを診ていると、まさに「忙殺」されている患者さんが多くいらっしゃいます。

いくら若くたって、朝起きた瞬間から夜寝る瞬間まで働いて、土日も何かしてたら、体に不調が起こって当たり前です。

それも、僕のように、好きと思えることをやっているならまだしも、嫌いな仕事を、嫌いな同僚や上司や後輩とやっているとなれば、

肉体、精神ともに、あっという間にボロボロになりますよ・・・。

コレ、当たり前です。

初診の問診の際、まずそのことを患者さん本人がキチッと理解するまでに、けっこうな時間を要することがあります。(苦笑)

・・・まあ、そういう人は自分の体力や精神力を過信している面があると思います。

また、あきらめモードになってしまっている面もあるかと思います。

人間は自然の子供。

東京のど真ん中の、この不自然極まりない環境に置かれ、そこで1日中パソコン作業やら人間関係のイザコザやら、不自然なことばっかやってたら、

そりゃ病気になりまっせ。

まず、今自分が置かれている環境が、自分自身のキャパオーバーになってないか、よくよく点検、理解しておく必要があります。

そこに冷静で確かな認識が持てるだけでも、だいぶ違うのです。

自分自身で選択してきた時間です。

自分自身で選択してきた環境です。

だから、自分自身でいくらでも管理出来るはずです。

どうにもならない、ということなどないのです。

どうにもならない、は思いこみです。

あきらめちゃあいけません。

一度きりの人生、「忙殺」されずに、楽に生きましょう。

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患者さまの声(30代男性:突発性難聴、花粉症)

2011.04.05

「患者さんの声」をいただきましたので、紹介します!!


30代 男性 

症状:突発性難聴による聴覚障害、花粉症


ある朝目が覚めると、耳がくぐもった感じでした。

何の前触れもなく、突然です。

中耳炎にでもなったかな?と、軽い気持ちで耳鼻科に行ってみました。

ところが検査してみると、鼓膜に異常はなく、いわゆる「突発性難聴(とっぱつせいなんちょう)」ではないかとのお話。

耳の奥の「うずまき」が機能不全とのことで、症例は多いが原因がわかっていない病気だそうです。

とりあえず、有効とされているステロイド剤や、血行を良くするビタミン剤、むくみをとる利尿剤などを処方され、様子をみることになりました。

薬は多少は効くようでしたが、完治するまでには至らず、このままステロイドを飲み続けるのもどうかと思い、妻の勧めで清明院を訪ねました。

まずは問診。

今回の症状についてだけでなく、生活や体質なども詳しく聞かれました。

そして鍼。

驚いたのは、耳とは程遠い、手の脇に1本だけ打ったことです。

感触は、ほとんど分からない程度でした。

「耳の近くや、全身にある『耳のつぼ』に何本も打つ(そして痛い)」という先入観を、見事に覆されました。

施術が終わってみると、症状は変わらないものの、肩や背中が明らかに柔らかくなっています。

症状に直接対処するのではなく、全身の総合的な流れ(と、いうのかな?)を整えることで、結果として改善されるということなのかなぁ、と感じました。

そして、週1~2回ペースで通うこと約1ヶ月。

症状は徐々に改善され、いつのまにか普通に聞こえるようになっていました。

突発性難聴は、定着してしまうと戻らない可能性が高く、とにかく早い対処が必要といわれています。

ギリギリのタイミングで清明院に出会い、無事完治することができ、本当に良かったと思います。


なお余談ですが、毎年悩まされている花粉症が今年は出ないことと、妙に食欲が出てやや太ってしまったこと(苦笑)がオマケとしてありました。


【清明院からのコメント】

本患者さんは、実は大変頭脳明晰な方でして、さすがにシンプルに要約して、この医学の特色、経過を述べて下さいました。(笑)

非常によくまとまった文章を書いて下さり、Sさん、ありがとうございます!!<m(__)m>

本患者さんが述べて下さったように、「突発性難聴(とっぱつせいなんちょう)」という病気は、近年特に多い割に、

西洋医学の耳鼻科の先生方も手を焼いておられる病気の一つではないかと思います。

しかもそれが東洋医学、鍼灸でよくなることがある、という事実が、あまり知られてはいません。

つまり、耳が聞こえない、聞こえにくいという不安、不具合を抱えて、耳鼻科の薬で治療してもよくならずにさまよっている患者さんが多い疾患だ、ということです。

中には完全に聞こえなくなってしまう方もおられますし、鍼灸サイドから考えても、発症してから時間が経ってしまったものほど治りが悪いように思います。

この患者さんの場合も、もともと奥様が清明院の患者さんであり、早い段階で奥様の方からご相談いただいたため、

早期に着手することが出来た、ラッキーな症例だったと言えます。

「肝欝気滞(かんうつきたい)>腎虚(じんきょ)」と証を立て、治療を始めると、1回目から効果が表れ、約1カ月後、7回の治療で、ほぼ症状は消失しております。

今回このように「患者さんの声」を書いていただいたことで、同じ病に苦しむ一人でも多くの患者さんが救われるきっかけになれば、と思います。

また、もともとお持ちであった花粉症も改善されているという事実も、注目に値すると思います。

これは我々東洋医学の立場からすれば、この方の生活習慣、体質的な弱点を意識し、全体のアンバランスを是正しながら、

今回の依頼内容である「耳の聞こえにくさ」を治療する、という我々にとって「普通の」方法を取った結果であります。

こういうことが出来るのが、東洋医学なのではないかと思います。

 

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要約力

2011.02.02

以前から思っていることがある。

あらゆる場面における、「要約力」の重要性だ。

近年、(社)北辰会で講師をやらせてもらうようになってから、さらに思うようになった。

膨大な患者さんの情報を、要約してコンパクトに頭の中におさえておかなかったら、すぐに頭がパンクしてしまう。

また、難しい症例に出くわしたとき、要約して分かりやすく先輩に質問しないと、欲しい答えが得られない。

患者さんに問診する時もそうだ。

つまり「要約力」は「質問力」、すなわち「問診力」であり、これは「臨床能力」から、「講義力」にも繋がる。

・・・また現代は、超情報化社会である。

欲しい情報が、テレビやインターネットですぐに簡単に手に入る。

ということは情報の「量」と「質」の問題が大きい、ということだ。

日々、頭の中の情報量はどんどん増えていき、またどんどん忘れ去られていく訳だが、

重要なのはその中のどれが大事で、どれがそうでないか選別し、得たい情報をコンパクトに要約して頭の中に持っておくことだ。

そうすれば、いざという時にその膨大な情報量を加減して出したり引いたり、自由自在なはずだ。

「要約力」は、訓練すれば身に付くと思う。

(個人差はあるとは思うが。)

ではどういう訓練があるかというと、例えば文章を書くことだ。

僕もこのブログをほぼ毎日書いて1年以上、「要約力の訓練」になっていることを、すごく実感している。

またあるいは、その知識について自分よりも知っている人物と会話するなんていうのもイイと思う。

・・・まーしかし、あせりは禁物。(笑)

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最後の医療

2011.01.20

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今日、以前からご家族皆さんを診させていただいている、とある患者さんに頼まれて、そのご家族の一人で、かなり重篤な疾患を患っておられる患者さんのお宅に往診に行きました。

 


患者さんはまだ30代ですが、病は末期。

 


聞くと入院先の病院からは、

「もうやりようがないから」

と言われて、自宅に帰されたとのこと。

 


西洋医学的には、やれるだけのことはやったということです。

 


もうこれ以上病院にいても、手の施しようがないから、家に帰りましょう、ということです。

 


病院からは、残念だけど、処置をしない患者さんを置いておくことは出来ない、

 


次の患者さんのためにベッドを開けなくてはいけない、だからすぐに家に帰って下さいと、ハッキリ言われたそうです。

 


ちなみに、病院でのキツイキツイ処置の数々をもってしても、いい傾向を見せたことはあまりなかったようです。


・・・そういう状況の患者さんに、東洋医学はなにか出来るのかというと、出来ます。

 


僕はこれまで何度も、そういう患者さんを診てきています。

 


いつもこのブログでも書いているように、鍼で「気」を動かし、「陰陽の調和」をはかるのが東洋医学。

 


「陰陽の不調和」”病気”なんだから、患者さんがどのような状況であっても、そこに「陰陽の不調和」を見い出すことが出来て、何か処置をして、

 

それの「調和がとれたこと」をキャッチすることが出来れば、東洋医学的には治療成立です。

 


ある意味、いかなる状況でも、お手上げ状態はないのです。

(ただ状況によっては、外科的な手法や点滴や投薬の方が早い状況もある、というだけのことです。)

今日の往診時、患者さんはうまく喋ることが出来ないため、問診はほとんど不能。

 


それでも、

呼吸が苦しい。

全身が痛いが、特に耳が猛烈に痛い、圧迫感を感じる。

尿、便が出ない。

ものが食べられない。

苦しくて横になれない。

など、御家族からこれまで~現在の状況を伺い、ほぼ体表観察のみで治療に入る。

・・・即座に変化が出る。


呼吸がしやすくなった。

耳の痛みが消えた。

横になれるようになった。


・・・これ、わずか数十分の間での出来事。

横で一部始終を見ていた、その患者さんの奥様の、一瞬見せた安堵の顔が忘れられない。

これまで色々バカにされたりしながらも、東洋医学をやってきて、本当に良かったナーと思った瞬間だった。

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