東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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患者さんの声(30代男性 多発性円形脱毛症)

2015.10.11

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「患者さんの声」をいただきましたので紹介します。

(さらに…)

患者さんの声(30代女性 前置胎盤、再生不良性貧血)

2015.10.03

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「患者さんの声」をいただきましたので紹介します。

(さらに…)

「尺膚診」について 10

2015.09.20

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これまでのお話

 


「尺膚診(しゃくふしん)」について 
「尺膚診」について 2                     
「尺膚診」について 3          
「尺膚診」について 4

「尺膚診」について 5   
「尺膚診」について 6

「尺膚診」について 7
「尺膚診」について 8 
「尺膚診」について 9      
      参照

 


では続きいきます!

 

 

◆『黄帝内経素問』脉要精微論(17)における尺膚診の記載

 


さて、黄帝内経の中には、まだ尺膚診に関する記載があります。

 


本日紹介しますのは、素問の17篇目、脉要精微論(みゃくようせいびろん)でございます。

 


この篇名の由来なんですが、ここでは、黄帝と岐伯が、診察の方法について問答しています。

 


その中で、特に脈診と望診の重要性を強調しているので、”脉要精微論”という名前がついているそうです。

 

(分かったような分かんないような説明ですネ。。。(苦笑))

 


そして、僕が知る、黄帝内経の中の尺膚診の記載は、これが最後ですね。

 


他にもあるよ!という方がいらっしゃいましたら、ぜひ教えてください。

 


一緒に、勉強しましょう。(笑)

 



 

まあともかく、ここに、

尺内兩傍.則季脇也.


尺外以候腎.

尺裏以候腹.

と、出てきます。

 


簡単に訳せば、

尺の内側で、脇の部分の状態が分かるよー

尺の外側で、腎の状態が分かるよー

尺の深い部分で、腹の状態が分かるよー

という意味なんですが、ちょっとややこしいのは、この部分の”尺”の意味なんです。

 


これの解説として、

手首の脈の、脈診の部位について述べているのでアール!

という説と、

いやいや、尺膚診(前腕)について述べているのでアール!

という説があり、北辰会では後者の説の方を参考にしています。

(まあ、後者の説の方が有力なようなんですがネ。)

 


この説は、多紀元簡(1754?-1810)という人物の『素問識』という本の中に、いくつかの根拠とともに出てきます。

 


しかし、黄帝内経に注釈を入れた、有名な王冰(7世紀)という人の注なんかでは、

この尺は”尺沢(しゃくたく 肘にある経穴)”という意味でアール!

と書かれてあったり、明代の有名な医家である張景岳なんかは、

この尺は手首の脈のことでアール!

と言ってみたり、諸説紛々なわけです。

 


そこで重要になるのが、我々は臨床家な訳ですから、実際に現場で使ってみて、確かに妥当性が高い方を採用すりゃあいい、という、蓮風先生の言う”臨床古典学”的スタンスなのです。

 


ある古典を金科玉条視したり、教条主義に陥るのではなく、あくまでも臨床と合うものを採用する。実際に病める患者さんを前にして、真実使えるモノを採用する。

 


これでいいのです。

 


大体からして、『黄帝内経』というのは、まず第一に医学書なんであって、文学や考古学の研究材料じゃないのです。

(もちろん、そういう側面もあるけどネ。)

 

そういう考え方でこの部分を読み、実践で使ってみた結果、この記載の意味としては、前腕の各部位を、人体の各部位と対応させて、

 

診察、治療に組み込んでいく考え方を採用した、というワケなのです。

 

続く

 

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「尺膚診」について 9

2015.09.19

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これまでのお話

 


「尺膚診(しゃくふしん)」について 
「尺膚診」について 2                     
「尺膚診」について 3          
「尺膚診」について 4

「尺膚診」について 5   
「尺膚診」について 6
「尺膚診」について 7
「尺膚診」について 8  
       参照

 

では続きいきます!

 

 

◆『黄帝内経』に繰り返し出てくる、皮膚観察の重要性 その2

 


また、霊枢の47篇目、本蔵萹には、

肺は大腸に合し、大腸は外は皮に応じています。

とか、

腎は三焦、膀胱に合し、三焦、膀胱、湊理、毫毛に応じています。

とか、

肺は皮と関係が深く、皮が厚い者は大腸が厚く、皮が薄い者は大腸が薄く、皮が緩み胴回りが太いのは大腸も大きく長い、

皮が引き締まっている者は大腸も引き締まって短い、皮が滑らかな者は大腸も滑らかで通りがよい、

皮と肉がしっくりと付いていないものは大腸も通りが悪い。

とか、

心は脈と関係が深く、皮が厚い者は脈も厚く、脈が厚い者は小腸が厚く、皮が薄い者は脈が薄く、脈が薄い者は小腸薄く、

皮が緩い者は脈も緩く、脈が緩い者は小腸も大きく長い、皮が薄い者で脈が小さい者は小腸も小さく短い、

諸々の陽経脈が皆多く曲がっている者の小腸は通りが悪い。

とか、

腎は骨と関係が深く、皮が厚くきめが細かい者は三焦、膀胱も厚く、皮が薄くきめが粗い者は三焦、膀胱も薄く、

皮膚が粗い者は三焦、膀胱は緩み、皮が引き締まって体毛が無い者は三焦、膀胱も引き締まり、

体毛がつややかでまばらな者は三焦膀胱は伸びやかで、体毛が薄い者は三焦、膀胱の気は滞ります。

と、書いてあります。

 


因みにこの”本蔵萹”の意味ですが、

”人の臓腑と体表面の関係性を論じ、その上で、人の健康の根本は内蔵にあり、外形はその枝葉である”

という意味だそうです。

 


ここでは、宣明五気篇や九鍼論とは違って、肺の臓以外の臓腑(大腸、小腸、心、腎、三焦、膀胱)と、皮膚との関係についても言及されています。

「大腸」って何ですか?(その6)
「小腸」って何ですか?(その5)
「心」って何ですか?(その7)
「腎」って何ですか?(その11)
「膀胱」って何ですか?(その5)
「三焦」って何ですか?(その12)    参照

 


このように、皮膚と臓腑の関係は深い、ただ、それぞれの臓腑が、皮膚とどう関わるのかが微妙に違う、ここはそれぞれ、キチッと理解しておくべきだろうと思います。

 

このように、黄帝内経の中には、皮膚の観察の重要性が繰り返し説かれております。

 

その中で、とりわけ前腕部分の皮膚の状況をうかがうのが”尺膚診”と名付けられ、診察法の中に位置づけられた、というワケですね。

 

続く

 

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「尺膚診」について 8

2015.09.18

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これまでのお話

 


「尺膚診(しゃくふしん)」について 
「尺膚診」について 2                     
「尺膚診」について 3          
「尺膚診」について 4
「尺膚診」について 5   
「尺膚診」について 6
「尺膚診」について 7   
参照

 

では続きいきます!

 

◆『黄帝内経』に繰り返し出てくる、皮膚観察の重要性

 


東洋医学には、「表をもって裏を知る」という考え方があります。

 

表面をよく観察することで、中の状態をうかがう。

 

これは『管子』の地數篇なんかにも出て来ますし、『黄帝内経素問』の5篇目、”陰陽応象大論”にも明記してありますし、

『黄帝内経 霊枢』
の中の75篇目、”刺節真邪篇”なんかにも、例え話を用いて示してあります。

(管子について、まだ書いていなかったようなので、後ほど書きましょう。てっきり書いたと思っていた。。。(*’ω’*))

「表を以て裏を知る」 参照

 


・・・まあ、この考え方からすれば、皮膚表面の異常をうかがえば、身体の中の状態が分かる、ということになるわけです。

 

そして、その具体例は、黄帝内経の中の諸篇にもチョイチョイ記載してあります。

 

例えば素問の23篇目、”宣明五気篇(せんめいごきへん)”と、霊枢の78篇目、”九鍼論(きゅうしんろん)”なんかには、

五臓の主(つかさど)る所として、心は脈、肺は皮、肝は筋、脾は肉、腎は骨、これを五主という。

と述べてあり、ここでは肺の臓と皮膚の関与を明記しています。

「肺」って何ですか?(その12) 
「衛気」って何ですか? その9  参照

 

因みにこの宣明五気篇というタイトルは、

”五臓の気について明らかにする篇”

という意味なんだそうです。 

(そのまんまだねー)

 


九鍼論の意味は、

”九鍼について論じる篇”

という意味です。

(こっちもそのまんまー)

 

もちろん、皮膚の状態から、肺の臓「以外の」臓腑の状態をうかがうことも可能なんですが、肺の臓と皮膚とが密接にかかわる、

ということについて、どういう意味なのか理解しておくことは、非常に重要なことだと思います。

 

続く

 

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牛蒡茶の効能

2015.06.30

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今日、腎透析中の患者さんがこんなことを言いました。

「先生、牛蒡茶(ごぼうちゃ)を飲むようにしたら便通が調子いいです!」

と。

・・・ほほー。

牛蒡茶というのは、ちょっと前に

”牛蒡茶若返りダイエット”

なんつって、例によって女性誌なんかで紹介されて、少しばかり話題になったことがあります。

これは、牛蒡をささがきにして、乾煎りして煮出したものです。

食品としてよく使う、牛蒡の根っこの部分は、生薬名では牛蒡根(ごぼうこん)と呼ばれ、その効能は

「祛风热,消肿毒治风毒面肿(風熱邪をとって、腫れや毒、特に顔の腫れをとる)」

ということになっております。

発汗させたり、利尿させることで、毒素を排出したりします。

漢方薬では牛蒡の種の方がポピュラーで、

”牛蒡子(ごぼうし)”

と呼んで、風邪や熱邪や湿痰をとったり、大小便の出が悪い時などに、よく用います。

五臓で言うと肺と胃に作用し、邪気を発散したり、冷やし、降す作用も持っています。

病気で言えば咽痛とか乳腺炎、皮膚炎なんかに応用されます。

(もちろん、本気でそういったものを治すなら自己判断ではなく、東洋医学のプロに処方してもらいましょうね。)

 

参考 『中医臨床のための中薬学』


思いがけず、治療のヒントになりました。


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6月(一社)北辰会エキスパートコース

2015.06.23

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6.23(日)は、大阪で行われた、(一社)北辰会エキスパートコースに参加してきました!

この日の午前中は実技訓練。

すでに開業している先生同士で、鍼をし合います。

東洋医学は、触り方、診立て方、説明の仕方、全てにその先生の個性が出ます。

僕はそれでいいと思っています。

ただもちろん、「基本」を徹底的に踏まえた上で、自分がやっていることを同業者や患者さんに分かりやすく説明できるなら、ですけどね。

これも出来ずに、個性云々、なんて言ったって、そんなんはダメです。

結局まあ、自分が心からそうだと思えてない、自分が見えてないようなことを、見様見真似の範疇でやった鍼では効かないからです。

それを再認識しました。

また、実際に毎日鍼をしている先生方が、私の鍼を受けた感想など、非常に参考になりましたね。

午後一は蓮風先生による実技披露

「古代鍼を中心に」

でした。

鍼の技術はもちろん、モデル患者さんにも本気で接する、非常に蓮風先生らしい実技披露だと思いました。

鍼をするのに、よそ行きとか、うちわ向けとか、そんなんないんです。

常に真剣、治す気で、鍼するんです。

治療家としてのレベルが上がってくるほど、そうあるべきだなんて思わなくても、そうなってしまう、というのがよく分かりました。

午後2コマ目は奥村裕一学術部長による講義

「江戸期鍼灸諸流派における膏の原・肓の原ー膈膜・募原・心包・三焦との関わりー」

です。

非常にいい講義だったのですが、レベルが高く、細かい部分が僕的にまだ消化しきれていませんので、後ほどまとめて書こうと思います。

奥村先生はこのテーマで、今年、東京で行われる日本伝統鍼灸学会にて口演発表なさいます。

http://jtams.com/43-tokyo/?page_id=474

実はこの学会では、私も2日に渡って、学生セミナーを担当します。

藤本蓮風先生も実技披露しに見えます。

神戸の原元氣先生も症例を発表するそうです。

清明院の初代副院長である、松木宣嘉も、研究発表をしに来るそうです。

この学会に関しては、後ほどまた1記事書こうと思っていますが、見逃せませんよー!!

そして最後は森洋平先生による講義

「近代日本鍼灸史」

です。

今回は北辰会も大きく影響を受けた、昭和初期から日本に起こった流派である

「澤田流」

という流派の考え方に関しての講義でした。

澤田流の創始者である澤田健先生は、このブログにも何度か登場しています。

印象的な一節
皮膚と腎臓    参照

まあー、非常にハイレベルであり、内容盛りだくさんな1日でしたね。

これを機に、また、勉強します。

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「四逆散」というお薬 7

2015.06.14

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これまでのお話

 

「四逆散」というお薬
「四逆散」というお薬 2  
「四逆散」というお薬 3

「四逆散」というお薬 4
「四逆散」というお薬 5
「四逆散」というお薬 6    参照

 

 

さて本日も、また別の先生のご見解をみてみましょう。

 


今日は荒木性次(あらきしょうじ 1896-1973)先生です。

 

因みに号は荒木卜庵(あらきぼくあん)先生とも言います。

(この呼び名の方が有名かもしれません。)

この先生も、昭和を生きた、非常に有名な先生です。

 


実は私は、この先生の流れをくんだ先生と、ちょっとしたご縁がありまして、今ではその先生の漢方薬局に、清明院の患者さんをよく紹介させていただく間柄だったりします。(笑)

 

また、僕が尊敬している鍼の先輩も、この先生の薫陶を受けた先生から『傷寒論』の基本を学んだそうです。

 

そんなワケで、やや遠いけど、不思議な御縁を感じる荒木先生の『方術説話』に、このように書いてあります。

 


「四逆(四肢逆冷)する者には3通りあります。

1つ目は表面の陽気が弱っているもの、

2つ目は陽気が内(裏)に籠っちゃって外に伸びないもの、

3つ目は表裏の中間につっかえて、陽気が伸びないものです。

四逆散の場合は3つ目のパターンです。」

と述べ(1パターン加えた!)、そして、その籠った熱のことを”少陰の熱”と表現し、

「それ(少陰の熱)が肺に影響すれば、そこに水気が集まり咳となり、心に影響すれば動悸、肺腎両方に影響すれば小便不利、

腹中に影響すれば腹痛になり、腸中に影響すれば下痢となり、もともと腸の動きが悪い人であれば渋り腹になる。」

と述べています。

 


そして、上記のような診立てで、四逆散を使って、効果がイマイチの場合に、四逆散にさらにどんな生薬を加えたらいいかについても、丁寧に解説してくれております。

 

そして最後に、

「本章は少陰病血虚裏熱より四逆を生じたものの治し方を述べた章です。」

と締めくくっています。

 


なるほど、「表と裏の間に」籠る、ね。

 


裏に籠る、というのとはニュアンスが明確に違うのです。

(起こる現象も違う。)

 

咳や動悸など、上に出たり、下痢や腹痛、渋り腹など、下に出たりすることの、上手い説明になっていると思います。

 

そして”少陰の熱”とか、”少陰病血虚裏熱”という表現、これもサラッと言うけど、奥の深い説明だと思います。

 


他の先生のように、肝鬱+湿邪、とか、肝鬱+水邪とか脾胃の虚、とかで説明するのではなく、あくまでも

”熱(通じなくなった陽気)がどこに影響するか、そして、そこに集まる水気”

で論じる。

 


一つの立派なお立場だと思います。

 


・・・いやー、みんなスゲエなー (゜o゜)

 

「四逆散」というお薬 8  に続く

 

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患者さんの声(0歳男児 アトピー性皮膚炎)

2015.06.04

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「患者さんの声」をいただきましたので紹介します。

(さらに…)

患者さんの声(50代女性 口腔扁平苔癬 イボ、ホクロの急激な増加、疲労倦怠感など)

2015.04.19

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「患者さんの声」をいただきましたので紹介します。


50代女性 専業主婦

【症状】

口腔扁平苔癬 イボ ホクロの急激な増加、疲労倦怠感など


がん検診の時に「コウクウヘンペイタイセン」という聞いたこともない病気が見つかり、口腔がんになることもあると診断されました。

検査をした病院では治療法はなく、経過観察となりました。

その頃の体の疲労感は酷いもので、夕方になるとだるさで起きていられないほどでした。

そのまま思いあぐねて1年が過ぎ、途方に暮れている時、家族が鍼灸学校に入学し、その鍼灸学校の先生から、

清明院を紹介していただきました。

治療を始めて3か月ごろから疲労感が軽くなり、それに伴って「ヘンペイタイセン」も小さくなり、半年過ぎたころには、

一部を除いてきれいに治ってきました。

それから1年間は症状が消えたり、少し現れたりの根気の要る治療でしたが、今ではすっかり良くなって、安心している状態です。

まるで、新しい身体と取り替えたのではないかと思うぐらい体の状態は良くなりました。

先生には感謝しています。


【清明院からのコメント】

この方が罹られた「口腔扁平苔癬」という病気は、口の中に慢性の難治性の炎症がおこる病気で、様々な原因が考えられておりますが、


今のところ原因不明の疾患です。


この方も病院から言われたように、まれにガン化することもあり、注意が必要な疾患でもあります。

治療は対症療法しかなく、根治は難しいと言われ、いわゆる”お手上げ状態”になることも少なくないようです。

しかし清明院では、東洋医学の考え方に則って、こういう難病にも対応することが出来ます。

初診時、入念な問診、体表観察から、「心肝気鬱>腎虚、血虚」と証を立て、治療を開始すると、初回の治療後、

少し苔癬が薄くなったことを実感され、その後も治療を継続され、上記のような良好な経過となりました。

この方は清明院から御自宅が遠く、県外から1時間以上かかっての通院でしたが、根気よく定期的に治療に通ってくださり、

このようにいい結果が得られたことは、こちらとしても大変うれしく思います。

この方の言うように、鍼治療を定期的に継続することで、人間の体というのは、まるで「取り替えたかのように」良性の変化を見せることはよくあります。

この方と同じ病気や症状でお困りの方、また、持病に対する西洋医学の治療が、頭打ちやお手上げ状態になっている方、

 

是非とも東洋医学、伝統鍼灸を試してください。

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