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こんばんは、下里です
先週はからりといいお天気が続きましたが、今週はうす曇りの空も多く、梅雨シーズンを感じます!
自転車に必須の雨具といえば、上下セットになった「かっぱ」!
わたしは蒸れにくい登山用品を愛用しているのですが、長く使っているのでそろそろメンテナンスが必要です
本格的な梅雨の前に、防水スプレーを購入して備えたいと思います!
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今日は「高齢妊娠」がテーマです。
不妊治療に携わらせていただいていると、高齢での「妊娠」のハードルの高さに取り組むことが多くなりますが、
出産までを含め、一般的にどのような年齢的リスクがあるかについてご紹介したいと思います。
◆妊娠における「高齢」とは?
そもそも何歳から「高齢」なのでしょうか?
日本産婦人科婦人科学会では、「35歳以上の初産婦」を「高年初産婦」と定義しています。
経産婦については特に定義がないようです。
ただし、いわゆる「高齢妊娠」はおよそ35歳以上の妊婦さんを指し、年齢的な理由からおこるさまざまなリスクをかんがみ「要注意妊婦」とされます。
◆リスクについて
まず、妊娠成立ともかかわってくる問題として、児の染色体異常の問題があります。
その他代表的なものを、それぞれ妊娠の期間ごとにわけますと
・妊娠初期
流産、胞状奇胎
妊娠糖尿病・糖尿病合併妊娠(~中・後期)
・妊娠中期~後期
妊娠高血圧症候群
・分娩
遅延分娩(軟産道強靭や微弱陣痛)
・産婦
弛緩出血
などです。
また、産後も子育て中の体力的な大変さ、というのはよく耳にするところです。
◆染色体異常と流産
女性の体は持って生まれた卵子とともに一生を生きていくため、年齢とともに卵子も年を重ねる、
つまり老化が起こります。
また、常に新しい精子を作り続ける仕組みをもった男性においても、加齢とともに精子の質が変わっていきます。
すると、男女双方、加齢とともに受精卵に染色体異常が起こる確率が上がります。
染色体異常が起こると、そもそも妊娠が成立しなかったり、流産の確立が上がります。
染色体異常のみならず、卵・児に生きていく上で深刻なトラブルがある場合、流産につながるものと言われます。
せっかく妊娠したのに、赤ちゃんを失ってしまう可能性が高まるのです。
日本では受精卵そのものの染色体異常の検査はしませんので、高度生殖医療を受けていても、染色体異常が起こる可能性は同じくあります。
また、近年の生殖医療の発達・市販の妊娠検査薬の精度のUP,不妊治療の広がりにより、
妊娠検査で陽性反応はでるが、妊娠5週程度で胎嚢の確認には至らず流産してしまう、「化学流産」
が流産として認識され、「赤ちゃんを失う」場面と出会う機会が増えてしまっているといわれます。
従来であればお母さんが着床(妊娠)したことにもそれが継続できなかったことにも気付かず、たとえば「少し生理が遅れたかな?」くらいの認識であったようなケースも「流産」と認識され、悲しみを生み出している場合があります。
では染色体異常のリスクが加齢によりどのくらい高まるか?についてですが
「母体年齢別にみた妊卵の染色体異常率」という研究では、30~36歳で19%のところ、37~41歳で46%
とされます。
◆ダウン症について
日本では、ダウン症の児の出生率は1000人に一人とも、7~800人に一人ともいわれます。
さまざまな染色体異常の中でも、特に発生頻度が高いために、注目され研究されています。
(→何が言いたいかというと、たまたま代表的なため目立つのがダウン症の話題なのであって、「高齢出産=ダウン症のリスクが高まる」という言い方が個人的にひっかかるのです。。。)
母体年齢別に見たダウン症の発生頻度については、1987年のH.S.Cuckleの研究によれば
25歳で1,352人に一人のところ、
40歳では112人に一人と
約10倍のデータが出ています。
高齢妊娠において、出生前診断や、もし子どもに障がいがあった場合の対応について考えることは、
時によってそうでない場合よりもシビアにならざるを得ないこともあると思います。
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今の学校教育の現場がどうかはわかりませんが、自分が10代の時の保健体育における性教育は、一般的な妊娠出産機構に関する知識と
避妊については、予期せぬ妊娠や性病の問題と絡めて保健体育ないし道徳的な観点から授業があった程度であったように思いますが、
こういった
生き方、進路が女性も男性も多様化する中で、「子作り」についてはライフプランに深くかかわってくることです
時間は待ってはくれないので
知識を得る機会
そして、
「自分はどうしたいか?」
もっというならパートナーと「自分たちはどうしたいか?」
考える機会が早めにあってほしいですし、社会的に環境を整える必要があると思います。(つづく)
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