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2011.06.05
こんばんは、森岡です(^_^)
前回までのお話・・・
原発問題(その1)
原発問題(その2)
原発問題(その3)
原発問題(その4)
原発問題(その5)
原発問題(その6)
原発問題(その7)
原発問題(その8)
原発問題(その9)
原発問題(その10)
原発問題(その11)
原発問題(その12)
続き行きます!!
一号機に続き、二号機、三号機のメルトダウン。
海水注入問題。
そして、ゴールデンウィーク明けから急激に減ってしまったボランティアにより、
復興作業に大幅な遅れを来している被災地各地。
大震災、大津波の残した爪痕はまだまだ深いようです・・・
さて、
メディアで連日のように耳にする、放射線量を示す値Sv(シーベルト)。
しかし、実は報道を聞くに当たり、少し注意しなくてはならない点があります。
今日はその話から始めます。
先日、一号機内の配管周辺から湯気が立ち上っているところの放射線量を測定した結果、
毎時4000mSv(ミリシーベルト)だった。
という発表がありました。
これは、実はかなりの高値であります。
まぁ、どのくらい危険な値かというのは後々お話しするとしまして、注目してほしいのは、
”毎時”
という言葉です。
テレビなどを見ていると、「本日の新宿区の放射線量は○○μSv」だとか、
CTスキャン一回の被曝量が「△△mSv」だとか、
ニュースキャスターや専門家の先生方が説明している光景を目にします。
そして、それをもとに「これは危ない値だ」とか「安心してよい値」だとか喧々諤々しています。
でも、中には大きな間違いを堂々と話してしまっている方もいらっしゃっています。
それは、その基準としている放射線量が
”単純なSvのみ”
を基準として話しているのか、
もしくは、
”毎時Sv(もしくはSv毎時)”
を基準として話しているのかにより大きく違ってきます。
”単純なSvのみ”の場合、それは「ある期間(一回)に被曝した量の合計」を意味します。
つまり、レントゲン一回撮っていくつとか、飛行機乗ってどこそこまで行ったらいくつかなどという、
一回の被曝における単純な総量を示しています。
それに対し、”毎時Sv(もしくはSv毎時)”は「一時間に被曝した量の合計」を意味します。
つまり、一時間同じ放射線量に連続暴露するということです。
これは大きな違いです。
放射線は”体に蓄積する”という恐ろしい特徴を持っております。
従って、一回に受ける単純な総量に”時間”という軸が加わると、その被曝量は膨大な量となることがあります。
放射線に汚染されれば、その地域は一定の間、放射線が存在し続けます。
ですから、その場にいるということは連続的に放射線を被曝しつづけることになります。
ということは、「単純な一回被曝量の値」を基準にして、
現在、自分たちの生きている空間に存在している”時間”を勘案せずに、
人体への影響が安全とか危険とかの話をするのは全く比較にならないのです。
まぁ、簡単に言えば
「レントゲン一回が○○μSvという低い値で、現在、東京の大気中に漂っているのがそれより低い△△μSvという値だから安全です。」
という言い方は、全然お門違いですよってことです。
だって、低い値でも連続的に被曝していればどんどん蓄積していき、
いつの間にかレントゲンより高い値になっちゃうことだってあるんですから。
ですから、報道されている値が時間の経過と無関係な”単純なSv”なのか、
時間経過が大いにかかわる”毎時Sv”なのかは大きな問題となってきます。
次回に続く。
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