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こんばんは、森岡です(^_^)

今日はひょんなことから高校の友人の仕事場に同行することになりました。
彼は高校からの旧友で、親友と言って寡言のない男です。

高校卒業後、某有名大学に進学し、そのまま某有名会社に就職し、営業をやっておりましたが、

「自分のやりたいことではない」と思い、お兄さんがやっている内装業の代表取締役になり、

経営面を一手に担っている熱い男です。


毎年、年越しに会っていたのですが、去年は会えなかったので、久しぶりに今日会いました。


しかし、午後から現場に行かなければならないとのこと。

積もる話もあったので、話をしながら材料買出しに付き合って、そのままなぜか現場へ（笑）



そこで、彼は塗装のはげた桟を塗り直しながら、その作業を見ている僕に、

友　「痛いところに鍼打って、電気流すみたいな治療って最近やらないの？」

と。

（彼は僕が鍼灸師駆け出しのころからの理解者で、たびたび”痛いところに沢山打つ鍼”をやっていたことがありました。）


僕　「局所治療ってことかな？　　必要ならやるよ。　ただ、最近はあんまりしないかな。」


友　「なんで？」


僕　「今、○○（友人の名前）がやってることと一緒だよ。」


友　「なるほど！！」



どういうことかと言うと、

彼ははげた塗装を塗り直したものの、

その場所から一歩引いて全体を見渡した時に、塗り直したところが逆に部屋全体の色と比べ浮いてしまっていました。


つまり、

局所ばかりいじっていても、全体との調和がとれていなければ不具合が生じる

ということです。


だから、僕がやっている鍼灸治療は、この

「全体の調和」

と言うことに重きを置いているんだよと説明しました。


また、局所治療をするなら術者がそれをどのような意味で、どのような位置付けで行っているかを明確にしておく必要があるとも。


妙に納得していた彼・・・。


局所を治療することで全体の調和が取れることもあるし、全体の調和を目指した結果局所が調うこともある。

自分がどのような目的でそこに治療をしているのか。

これが明確な治療が「正しく効く鍼灸」の一つの条件なんじゃないでしょうか・・・。