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胞衣について、その2~お産と「胞衣」にまつわる症状~

2013.02.20

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こんばんは、下里です




またまた、寒い日が続きますね!冬に逆戻りしてしまった??!と、思うくらいに


でもでも、やっぱり患者さんのお体や御様子を拝見していると、「春」ですね




風邪などひかないように気を付けて、本格的な春を迎えたいです!



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さて、前回に続き胞衣についてその1 胞衣についての話題です。


現代中医学的に、胞衣について注目した症状というのは、あるのでしょうか。



『症状による 中医診断と治療 下巻』には、「胞衣不下(胎盤遺残・胎盤残留)」という項目があります。




これは、「息胞」ともいわれ、胎児が分娩した後に胞衣が長時間残留することを指します。




※ちなみに、次のページには「悪露(おろ)不下」とあります。悪露とは、通常産褥(出産後に母体が元に戻るまでの期間。分娩後6~8週間)中に排出され、胎盤・卵膜剥離面からの出血や分泌物がメインです。胞衣とは、排出される内容もタイミングも異なります。



「長時間」といいますが、そもそも、胎盤・卵膜・臍帯といったものはいつ、どれくらいの時間をかけ排出されるものでしょうか。



こちらは中医学的な資料というのがみつけられなかったため現代医学の分類を参考にしますと、




タイミングとしては「分娩」は「子宮の開口・胎児の娩出・後産」の3つに分類され、この後産期=「分娩第3期」に体の外へ出ていくことになります。



初産婦では15~30分、経産婦では10~20分が平均タイムです。



胎盤が剥離しその下に血の塊ができ、もろもろが後産期陣痛によって子宮の入り口まで運ばれ、排出されます。


この時間が長引くと、出血量が増えるため、お産の現場では医療者の手で排出を助けます。





なお、通常のお産で見られる出血はペットボトル、1本分の500ml未満。それ以上は、異常出血となります。



出血が増えれば、お母さんの命にかかわります。胞衣は、きちっと、スムーズに排出されないといけないものなのです。


それが行われない「胞衣不下」は、現代医学的に見ても危険な状態です。




中でも母体と「根」のような組織=絨毛でつながっている胎盤はしっかり剥離してもらわねばなりません。



絨毛ができる場所が子宮に深く食い込みすぎる「胎盤癒着」などは、発生頻度は0.01~0.02%をまれなものの、全妊婦死亡の約3%を占める原因となっており、重要な疾患です。




では胞衣に関する症状「胞衣不下」を現代中医学的に見た場合、原因には何があるのでしょうか。



『症状による 中医診断と治療 下巻』によれば、「胞衣不下」の原因としては気虚・血オ・寒凝などがあげられます。


<来週につづく>


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