東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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「手術しなければ治りません」

2012.04.25

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たまに、患者さんから聞きます。


「病院で、あなたの病気は手術しなければ治りません。と言われたので、手術しました。でもそれから、色々な症状が出て来ました。

病院の先生は、これらの症状と手術とは関係ないと言いますが、どう考えても手術の直後から出てきた症状ばかりなんです・・・。」

あるいは、

「病院に勧められて、手術したけど、余計にひどくなってしまいました・・・。」

という訴え。


・・・あるんですよね~、コレ。


手術をしようか迷っておられる方は、是非とも信頼できる先生にかかり、慎重に慎重を期して、お決めになるべきだと強く思うゆえんです。



なおここで、カン違いして欲しくないのは、だからと言って、僕は外科手術を否定している訳でも、このような見解を述べる医師を批判したいワケでもありません。


手術以外の選択肢もある場合があるよ、そしてそのことは、医師すらも知らない事があるんだよ、という話です。






西洋医学の考え方からすれば、これは当然の回答なんだと思います。


手術はうまくいったけど、命がなくなってしまった、手術はうまくいったけど、様々な症状が出てしまった。


しかし、「手術そのもの」は絶対にうまくいったんだ、という発想になぜなるかと言ったら、西洋医学の「人体観」がそうさせるからです。



西洋医学における人体の全体に対するとらえ方というのは、「部分(細胞や原子)」の集合体、です。


正常に機能しなくなった「部分」はとってしまえばよい、機能しにくい「部分」は機能しやすく作り変えちゃえばいい、という、極めて分かりやすい発想です。



ある意味、人間を機械のように見ている面があります。


だからその、「壊れた部分」が綺麗にとれたかどうか、「不具合を起こしていた部分」が正常な体裁に戻ったかどうか、がことさらに問題視され、

手術自体が、手術した局所と全体との微妙なバランスを”どう崩したか”についてはそこまで問われません。



もし手術後に命を失った場合でも、それは「合併症」により亡くなった、ということで、手術とは関係ない、あったとしても仕方ない、てか説明済みだし、という解釈です。



では、東洋医学における全体観はどうかというと、東洋医学における人体の全体は心も含めた「一つ」の完全体。


「心身一如(しんしんいちにょ)」という人体観です。


人体そのものを自然現象として、完成されたものとしてとらえます。


だから、どんな些細な「部分」であれ、「部分」は「全体」と関係あり、「全体」は「部分」と関係あり、しかもその関係は極めて密接、となるんです。


だから、手術の後に起こってきた諸症状と、手術との因果関係についても、「ある」と考える方が我々にとってはむしろ”自然”なのです。


この方が、多くの患者さんの認識と、一致するのではないでしょうか?


普通に考えて、人間は機械じゃないんだしねえ。



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この記事に関するコメント

“「手術しなければ治りません」” への2件のフィードバック

  1. 渋谷区の鍼灸師 より:

    毎晩楽しみに拝見させていただいてます。
    いつも思うのですが、先生のブログは我々東洋医学をする者誰もが思っていることを、誰にでもわかりやすく文章化するのが非常に上手ですよね。
    「誰にでもわかる東洋医学」的な一般の方向けの本は多く世に出てますが、実際はどれも一般の方が読んだらチンプンカンプン必至。。。。。
    いつか先生の「誰にでもわかる東洋医学」が出版されること信じてます。笑
    これからも更新楽しみにしています。

  2. いんちょう より:

    > 毎晩楽しみに拝見させていただいてます。
    >
    渋谷区の鍼灸師さん
    初めまして。コメントありがとうございます。
    > いつも思うのですが、先生のブログは我々東洋医学をする者誰もが思っていることを、誰にでもわかりやすく文章化するのが非常に上手ですよね。
    ありがとうございます。そうおっしゃっていただけると、書いている甲斐がります。
    > 「誰にでもわかる東洋医学」的な一般の方向けの本は多く世に出てますが、実際はどれも一般の方が読んだらチンプンカンプン必至。。。。。
    同感です。(苦笑)
    > いつか先生の「誰にでもわかる東洋医学」が出版されること信じてます。笑
    > これからも更新楽しみにしています。
    いやいや、その予定はないですが、このブログの内容が、一人でも多くの人に伝わるといいな、とは思っております。

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